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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/13(火) 11:18:47.18 ID:lVSxox3EO
・花子
最近巷で話題の天才怪盗。赤い背広と長い髪が印象的。
先の先まで計算して、狙った獲物は逃さない(というのは自称で、結構とりこぼす)。盗むものには実はそこまで執着がなく、盗み出す行為そのものに美学を感じており、盗み出した宝が海に落ちようが気にしない。
基本的な社会ルールはちゃんと守るし、容姿端麗で常識的である。無駄な殺生はせず、無銭飲食などの軽犯罪も起こさない。実は未来と同じくらい拳銃の腕がたつ。
二人の姉も怪盗をやっており、誰が一番の怪盗かを盗み出した宝で張り合って決めているらしい。
憧れはルパン三世。
・未来
中折れ帽子のリボルバー使い。早打ち0.3秒(いっぱい練習した)。花子への信頼が厚く、いつも楽しんで泥棒をやっている。花子を狙う危険は全部未来が先に撃ち落す。銃を撃つときは「ばきゅーん!」と言う。
花子の相棒になりたくて頑張っている。花子はもう立派に相棒だと思っているが、「相棒として恥ずかしくないように」とか「相棒として釣り合うように」という固い信念を持っている。
ココアシガレットをよく咥えている。ライターで焦がすとカラメル化しておいしいらしい。
憧れはもちろん次元大介。
・こころ
斬鉄剣という仕込み刀を扱う和服の侍。本名は小川ここえもん、らしいがたぶん嘘である。みんなはこころと呼んでいる。
「こころ、頼むし」と言われると「おりゃー」という気の抜けた掛け声とともにあらゆるものをぶった斬る。いわく「刀は心で振るんだよー」とのこと。斬った後は「またつまらぬものを切っちゃったよー……」と哀愁めく。
未来との信頼関係が非常に厚い。未来に降りかかるトラップも全部斬ってあげる。
憧れは石川五ェ門。
・楓
花子一味でも一番不思議な雰囲気の女の子。大きなおっぱいで花子を骨抜きにする妖艶な子。
時には花子たちと手を組み、時にはお宝を横取りしちゃうこともあるが花子はメロメロなので逆らえない。お金や宝石への執着がすごい。
峰不二子が憧れ。
・みさき
あいしーぴーおーに入っている刑事。花子を捕まえるために毎日頑張っている。でも毎回ちょろまかされる。たまにいいところまでいって花子にワッパをかけるも、花子に色仕掛けでドキッとさせられてる間に逃げられたりする。でもめげない。
憧れは銭型警部。
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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/30(月) 17:25:08.47 ID:JxUSEnW0o
私たち四人の距離が離れだしたのは、夏休みが終わったくらいからだった。
「もう受験だし、みんなで遊ぶのも控えないとね」
この時の撫子の言葉には、確かに同意していた。夏は受験の天王山、しかしその夏休みになってもまだ割り切れず、受験勉強という名目で集まってはいつものように遊んでいた私たち。
あまり良いことをしていないとはわかっていながらも、特に私や美穂は、残り少なくなる高校生活を前にもっとたくさんの思い出を作りたくて仕方なかった。
口火を切ったのは撫子だが、藍も撫子と同じ気持ちだったことだろう。それでも私たちの無理に付き合ってくれていた彼女たちには、感謝しなければいけない。
美穂はどちらかといえば私サイドの子だと思っていたが、撫子の言葉があってから一番ストイックになったのは彼女だった。
もともと本気を出せばすごい子だというのは知っていたが、撫子や藍をも驚かせる集中力、そしてそれに見合った結果をたたき出す彼女を見て、「三人が私に付き合ってくれていたのかもしれない」と静かに思うようになった。
撫子も藍も美穂も四年生の大学を目指していた。私は県内の製菓学校に行こうと思っていたから、勉強なんて勉強は三人に比べたらやっているうちに入らず、むしろバイトが多くなった。ケーキ屋でのバイトをするほうが勉強をするよりも進路に近い行動だったからだ。
今となっては、その時の行動に後悔している。テスト勉強という名目でもよかったから、みんなと一緒に勉強する時間を作っておけばよかった。問題集と戦っているみんなを、傍で見ているだけでもよかった。
時が過ぎるにつれ、試験までの時が近づくにつれ、私たち……いや、私と三人の距離は離れていったような気がする。気がするというのは、もちろん普段の授業中は一緒だし、休み時間も、お昼を食べる時も一緒だったからだ。
それでも自分だけが離れていく気がしたのは、みんなと同じことをしていなかったからだろう。違う道を歩むことになるという意識の芽は、ここでひっそりと顔を覗かせていたのかもしれない。
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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/08(日) 03:26:22.05
ID:o9F61wBGo撫子「どのコップにしようかな……」
撫子「……これでいいか」とくとく
日曜の昼。
今日は大室家にお客さんが来ている。妹の花子の友だち……未来ちゃん、こころちゃん、そして最近よく遊びに来るようになったみさきちゃんの三人だ。
特にやることもないため、私はお客さんをもてなす用のお菓子を皿に用意している。
プッキーやドーナツの乗ったそれと、4つのグラスとオレンジジュース。大室家ではこれが定番だ。
両手が塞がっているので、部屋の外から妹を呼ぶ。
撫子「花子ー? あけてー」
花子「あっ、撫子おねえちゃん」ガチャ
未来「おじゃましてまーす!」
こころ「やっほー」ふりふり
撫子「やっほー……ほら、お菓子持ってきたよ」
花子「わぁ、ありがとう」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/09(火) 22:08:06.18
ID:UwVXGigV0楓「できたのー!」
櫻子「おー上手じゃん!」ぱちぱち
楓「あとはひらがな書くだけなの!」
櫻子「何にする?」
楓「んー……とりあえず “あいうえお” にしておくの。後で書き変えられるようになってるの!」
櫻子「器用だなー楓は。よし、じゃあ向日葵に使ってみるか」
楓「了解なの!」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/08(月) 21:14:32.16
ID:GsNDuEoO0撫子「櫻子ー、そろそろ起きな。遅刻するよ」ガチャ
櫻子「んー……」もぞもぞ
撫子「ほら早くしないと、ご飯食べる時間無くなっちゃうよ」
櫻子「寒いよぉ……」
撫子「ひま子待たせちゃ悪いでしょ、ほら起きて」ばさっ
櫻子「うおおおお寒い~~~……!」
櫻子「だっ、だめっ! 寒すぎ!」はしっ
撫子「うわっ! ちょ、ちょっと! 抱きつくな!」
櫻子「だって寒いんだもん! 毛布返して!」
撫子「返したらまた寝ちゃうでしょうが……早く支度しな」
櫻子「お願い、私を連れ去って……洗面所まで……///」ぎゅっ
撫子「何そのセリフ……わかったよもう。よっこらせ」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/02(火) 20:07:21.33
ID:fagsr2H20櫻子「ねーちゃん寒い~……」ガチャ
撫子「ちょっ、ノックしてよ」
櫻子「寒い~寒すぎ! 今日も一緒に寝ていい?」
撫子「もう……まあいいけどさ」
花子「撫子ねーちゃん……」ガチャ
撫子「あれ、花子も?」
花子「昨日よりももっと寒くなった気がするし……一緒に寝て欲しいし」
撫子「いいよいいよ。三人で寝よっか」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/23(火) 20:34:12.40
ID:P1/+EThu0ピンポーン
向日葵「誰かしら……はーい」ガラガラ
「お邪魔しま~す♪」ずかずか
「ちょっとめぐみ押さないで……」
「だって早くしないと撫子に見つかっちゃうよ……!」
向日葵「えっ、えっ!? 誰ですの!?」
「ちょっとごめんね、すぐにわけを離すから今は大きな声を出さないで……」
向日葵「もがっ!」ばたばた
「ちょっと! これじゃあ強盗みたいじゃない……」
「落ち着いて話ができるお部屋はどこかしら?勝手に探すけどごめんなさいね」すたすた
向日葵(なんなんですの一体~~~!!)
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以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/06(火) 23:08:38.34
ID:Dlp/yVkF0 みさき「今日は8月7日」
みさき「そして、花子の誕生日」
みさき「って、何ライバルの事を考えているのよ!みさきと花子はライバルなのに!」
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以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/26(火) 17:42:07.01
ID:XwcSWpMp0 七森大学
撫子「えーと、私の番号、私の番号は」
撫子「あった!」
撫子「あとはめぐみだけだ」
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以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/06(木) 00:42:20.08
ID:bLFT42FT0
どうも、はじめまして。園川めぐみです。女子高生やってます。
って、自己紹介って言っても、それくらいしか言うことがないなあ。別に特別な事情を抱えてるわけでもないし、普通ですよ、フツー。
そんな一般庶民のあたしなんだけど、最近ちょっと悩みがあったりするんです。
ああ、いやいや、そんな大層な問題じゃないから。あんまり身構えず、少しだけ聞いていってほしいな。
頼むよー…………ね?
……うん、ありがと。それじゃ話すね。
その問題っていうのは、あたしの友達の話なんだけど──────
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