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紬「ケンカのあとは」澪

1 :けいおんSS 2016/07/01(金) 20:03:08.31 ID:jyPtHX+80


律「そうあせんなくてもいいと思うけど」

紬「でも…でも…」

律「…えーっと、付き合い始めてどれくらいになるんだっけ?」

紬「6ヶ月と12日」

律(即答かよ…)

紬「こんなにたってるのに…それなのにわたしたちまだ…」

律「半年かあ…」

紬「半年と12日!」

律「わかってるわかってる」

紬「わかってない! りっちゃんはわたしと澪ちゃんの12日間の重みをわかってないわ!」

律「ごめんごめん…わるかったわるかった」





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紬「カチューシャ、前髪を上げて。」

1 :けいおんSS 2015/07/01(水) 22:04:54.44 ID:CuC+Dd1t0







すっかり忘れたと思っててもさ。
からだが覚えたことって、一生忘れないと思うんだ。









2 :けいおんSS 2015/07/01(水) 22:06:25.35 ID:CuC+Dd1t0


-高校一年生、夏。-


右、左、右、左…と二つの太ももが交互に回転するたび、ぴりぴりと刺激が走り、重だるさが蓄積していって、動きが鈍くなっていく。

体重をかけるために腰をあげて全身姿勢をとった。
回転が少しだけ加速する。
上がった顎をクッと引きなおす。
額から頬を伝って顎まで、汗の雫が流れていくのがわかった。

頭がくらくらする。
大きく吸い込んだ息が肺いっぱいにたまり、直ちに吐き出される。
はじめ、足のリズムに合わせて繰り返していた呼吸は、次第に乱れてめちゃくちゃになった。

生ぬるい風が伸び気味の前髪を揺らした。
視界を遮られる。
軽く首を振って前髪をかき分けると、開いたその隙間から夕日が射し込んだ。





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紬「角砂糖6個分」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/19(木) 19:18:50.35 ID:KCLXteJu0


意外と寒い。
もう一枚重ねてくれたよかったかしら。

ぎゅっと抱きしめられる。

「唯の真似」

「寒いね」

澪ちゃんはうんうんと深く頷く。

「でも歩きにくいから、こうしよ」

腕を組んで歩く。
ここは駅前で、周りの人から注目される。
私は気にしないし、澪ちゃんも気にするようすはない。





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澪「ムギとハーブ」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/07(土) 22:20:35.62 ID:hMA0sjmd0


最初の異変はムギから少し変わった匂いがしたことだ。
私がいつものようにさわちゃん達に玩具にされてムギに慰めてもらった時、知らない匂いがした。

ムギはいつだっていい匂いがするけど、それとは違う鼻にスッとくる匂い。
香水でも変えたのかなと思ったけど、異変はそれだけじゃなかった。

部活が終わった後、用事があるからと言って1人でどこかへ消えてしまうことが度々あった。
私達と一緒に帰ることをあんなの楽しみにしてたムギにしては変だ。

心配が半分。
好奇心が半分。

ある日のこと。
「用事がある」と言ったムギを追うため、私は律と唯に「私も用事がある」と言ったんだ。





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澪「君がくれたゴールデンチョコパン」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01(月) 23:25:42.99 ID:lpZlYRAI0


あのとき、私を慰めてくれたのがムギだった。





私はハズレくじをひきやすい……と感じることが多い。
それは、文化祭で転けてみんなにパンツを見られてしまったことであったり。
合宿でまず練習しようと言ったら、ムギに裏切られてしまったことであったり。

後から考えてみれば、それほど酷いハズレではない。
でも、その時々で自分の不幸を呪う。
良く言えば繊細。悪く言えば豆腐メンタル。
明るい律と一緒にいても変わらなかった私の性格……。

だから、今回みたいに、一人だけ別のクラスになったときも酷く落ち込んだ。
ほとんどのみんなが同じクラスなのに、私だけ他のクラスなんていくらなんでも酷いじゃないか。
和がいてくれたのが救いだけど、救いはそれくらいしかなかった。





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澪「ぐっすりおやすみ、ムギ……」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/17(月) 23:50:35.42 ID:2PTd8RrA0


澪(今日は私の家でムギと勉強会)

澪(律も誘ったけど、案の定断られた)

澪(さて、そろそろムギが持ってきてくれたケーキを食べようか……あれ、ムギ?)

紬「……」ウトウト

澪(眠そう……疲れてるのかな?)

紬「……」ウトウト 

澪(このまま寝ちゃうのかな?)

紬「……!」シャキーン

澪(おっ、目覚めた)

紬「……」ウトウト

澪(……やっぱり眠そうだ)

紬「……zzz」

澪(寝ちゃった……)





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澪「こむゅぎゅけーしょん」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 23:31:12.24 ID:yw7JQl7+0


紬「りっちゃん達ってスキンシップでコミュニケーションをとるよね」

唯「うん」

紬「私も澪ちゃんとあんな風に接してみたいと思って色々試してたの」

唯「ムギちゃん達の様子がおかしかったのはそういうことなんだね」

紬「ええ…」

唯「そっかぁ。でも、それは賢くないかもしれないねー」

紬「…どうして?」

唯「澪ちゃんとりっちゃんの暴力的コミュニケーションはあの二人だから成り立つものだよ」

紬「やっぱり私じゃ駄目ってことかしら…」シュン

唯「そうじゃないよ! あの二人の真似をしても上手くいかないってこと」

紬「?」

唯「ムギちゃんと澪ちゃんの間にはきっと二人にしかできないスキンシップがあると思うんだ」

紬「私と澪ちゃんにしかできないスキンシップ?」

唯「うんうん。そうだよー」





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紬「感謝の気持ちを君に」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/23(金) 19:57:06.53 ID:J5SR7Qv/0


>もくようび!

澪(そろそろ明日の準備をしなきゃ…)

澪(明日は……勤労感謝の日?)

澪(祭日かぁ)

澪(勤労感謝の日…働いてる人に感謝を伝える日だよな)

澪(パパに何かあげようかな……)

澪(……)

澪(そうだ! ムギにも何かしてあげよう)

澪(いつも部活の時間にお茶をいれてくれてるし)

澪(私たちの中で一番働いてるのはムギだもんな)

澪(そうと決まればみんなにメールしよっと)





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澪「ムギはエロい」

1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) 2012/09/16(日) 23:22:00.17 ID:Mq6gCXbAO


百合エロ注意


澪「ムギの青い瞳に見つめられると、わたしのお胸とお股がきゅんってしちゃうの」

澪「ムギの細長い指が鍵盤を叩くのを見ていると、わたしのいやらしい体をキーボードのように演奏されたくなっちゃうの」

澪「たまに私からふざけて後ろからムギの胸を揉んでやると、濡れた声で吐息をもらして私を高ぶらせるの」

澪「調子に乗って私は、次にムギの耳たぶを甘噛みしたり舌で舐めて吸ったりすると、ムギはぴくぴく小刻みに震えるの」

澪「「ムギ、耳が弱いの?これだけで感じてるのか?」って囁いてあげると、ムギは「いや、恥ずかしい…」って消えてしまいそうな声で、でも私の興奮を煽るように顔を耳まで赤くしてイヤイヤするの」




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紬「吸血少女澪ちゃん!」

6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/01(月) 01:16:51.11 ID:wHphEEL90


紬「まろやか?」とは繋がっていません
書き溜めなしなのでゆっくり投下。では、続けます



1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/01(月) 01:12:40.38 ID:wHphEEL90


>部室

ガラッ
澪「あれっ、誰もいないのか……」

澪「…! ソファーに誰か寝てるぞ」

澪「ムギか…」

澪「ふふっ、ぐっすり寝てるみたいだ」

澪「幸せそうな寝顔しちゃって」

紬「むにゃむにゃ……うまい棒を一気に三本も食べちゃ駄目です!!」

澪「」ビクッ

澪「はぅ……どんな夢見てるんだよ」

澪「びっくりして寿命がちょっと縮んだじゃないか」





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