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梓「ムギ先輩は私のこと好きですか?」

1 : ◆zazfRpqcQg 2014/07/03(木) 01:09:06.40 ID:nDPL8fUg0


 
-梓

ファーストインプレッションは、もったいない先輩…でした。
出るところは出ていて、顔のパーツも整っていて、筆舌しがたいほど綺麗な髪で--。
それなのに太い眉毛のせいで、ちょっと野暮ったい。

他の先輩たちとのやり取りから、優しくて丁寧な人だとは感じていましたが、その程度で。
特に良い印象も悪い印象もありませんでした。

そんなムギ先輩のイメージが変わったのは、軽音部に入ってしばらくしてからのこと。
ある昼休みのことです。





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梓「経線上のアリア」

2 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/05(水) 00:44:44.05 ID:kVbbRwGOo



 公園の砂地に足で引いた陣地をあらそって
 男の子たちがじゃれ合っているのを、このベンチでずっと見てた。

 手出しをしあって突き飛ばしたり転んだりしているくせに、
 けらけらと楽しそうで、
 小さい頃の私はついにあんな風に泥だらけで遊ぶことなかったなって考えたりする。

 成田空港の本屋さんで試しに買ってみた
 ベストセラー恋愛小説の文庫本は、十数ページで飽きてしまった。
 そこに私がいなかったからだ。
 感情移入して泣けるって聞いてたから、
 少しは期待したのに。

 でも感情移入というのも、ああやって土煙を立ててもがいてみて、
 初めて生じる感情なのかもしれない。

 うわ、いま短パンの子が水飲み場の蛇口をふさいで水をかけだした。
 坊主頭の子のシャツが水びたしだ。
 それ反則じゃん、
 って言いたくなるけど言う相手がいなかった。
 そもそもルールがよく分からないのに反則もなにもない。





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唯「今年のバレンタインは」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 00:01:23.67 ID:ssBrC8YZ0


唯「あーずにゃん!はい、バレンタインのチョコレート!」

梓「ど、どうもです」

梓「と言うか一緒に作ったんですから改まって言わなくてもいいです」

唯「えー?バレンタインだよ?そこは言っておかないとー」

梓「そういうものですか・・・」

唯「だからあずにゃんも!」

梓「・・・」

唯「」ジーッ





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紬「うぉんちゅーきす!」菫「えっ、ちょっ、ひゃっ!」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/12(水) 18:28:24.88 ID:EhqVewL20


・菫『ししゅんき!』




紬「漫画を読んでみたい!」

菫「でもお家のルールでry」

紬「漫画買って来て!」

菫「どうなっても知らないよ~……」

紬「そのときは一緒に折檻受けようね!」

菫「それがイヤだって言ってるのにー!!」





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紬「としのせ!」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/01(水) 02:06:26.00 ID:Ca6APJ7r0


紬「あったかくて美味しいわ~」

梓「違います、ムギ先輩」

紬「え」

梓「お蕎麦は啜るんです」

紬「啜る?」

梓「ほら、こうやって」ズズズ

紬「こう?」ズズズ

梓「そうそう。なかなか上手です」

紬「♪」ズズズ

△▽△

梓「ごちそうさまでした」

紬「ごちそうさまでした♪」

梓「じゃあ、そろそろ市場に行きましょうか」

紬「ええ、唯ちゃん達が首を長くして帰りを待っているものね」





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紬「夢オチ?」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/24(火) 23:41:12.42 ID:GJxTAOJL0


紬「梓ちゃん、梓ちゃん」

梓「なんですか?」

紬「梓ちゃんのことが好きです!」

梓「…知ってました」

紬「ねぇ、ねぇ、それで返事は?」

梓「もう、わかってますよね」

紬「それでも梓ちゃんの口から聞きたいの!」

梓「…そうですね」

紬「…うん」

梓「一度しか言わないのでよ~く聞いてください」

紬「…うん」

梓「私はムギ先輩のこと----------





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紬「角砂糖6個分」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/19(木) 19:18:50.35 ID:KCLXteJu0


意外と寒い。
もう一枚重ねてくれたよかったかしら。

ぎゅっと抱きしめられる。

「唯の真似」

「寒いね」

澪ちゃんはうんうんと深く頷く。

「でも歩きにくいから、こうしよ」

腕を組んで歩く。
ここは駅前で、周りの人から注目される。
私は気にしないし、澪ちゃんも気にするようすはない。





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【けいおん】梓「素直になるです」

2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/12(木) 12:58:23.41 ID:ILtPN4Ku0




唯「あずにゃん大好き!」ギュー

梓「私も大好きです!!」ギュー

唯「えええ///」

梓「?」

唯「どうしたの!?急に!///」

梓「私の今年の抱負は素直になる事なんです!」

唯「いやそれはいい事だけどさ///」

梓「だから大好きです唯先輩」ギュー

唯「だめだよぉぉぉ///」バッ

梓「逃げるなですー!」タッタッタッ




律「どうしたんだ?急に」

さわ子「青春ね」フゥ





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梓「大好きっていうなら」唯「大大好きって返すよ」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/11(水) 02:06:30.68 ID:pZlOkJoZi


唯「ララまた明日~♪」
ジャーン

律「久しぶりに合わせたけど中々だな!」

澪「ああ、ドラムが走り過ぎてなきゃな」

律「それがあたしの持ち味だ~い」

澪「欠点や失敗は持ち味とはいわない」

律「ぐっ・・・」

紬「まあまあまあまあ」





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澪「ムギとハーブ」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/07(土) 22:20:35.62 ID:hMA0sjmd0


最初の異変はムギから少し変わった匂いがしたことだ。
私がいつものようにさわちゃん達に玩具にされてムギに慰めてもらった時、知らない匂いがした。

ムギはいつだっていい匂いがするけど、それとは違う鼻にスッとくる匂い。
香水でも変えたのかなと思ったけど、異変はそれだけじゃなかった。

部活が終わった後、用事があるからと言って1人でどこかへ消えてしまうことが度々あった。
私達と一緒に帰ることをあんなの楽しみにしてたムギにしては変だ。

心配が半分。
好奇心が半分。

ある日のこと。
「用事がある」と言ったムギを追うため、私は律と唯に「私も用事がある」と言ったんだ。





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