1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 00:56:06.07 ID:NYPOpsNEo
京子「ちなつちゃーん、劇の台本書いて見ない!?」
9月も半ばに入り、夏休みボケも少しずつ抜けて来て、本格的に秋めいて来た今日この頃。
一足先に部室に着いた私が、今日のお茶は緑茶と麦茶どっちにしようかなんて考えていると、
京子先輩がそんなことを叫びながら慌ただしく部室の戸を開けた。
ちなつ「なんですか、藪から棒に」
あまりにも唐突な問いかけに、私はびっくりして手に持っていた湯のみを落としそうになり、
京子先輩に非難の視線を向ける。
京子「ああ、ごめん、あのね……」
京子先輩は特段悪びれた様子もなく、ゆっくりと私の正面に腰を下ろした。
余程急いで走って来たのか、ぜいぜいと息を切らしている。
ちなつ「そんなに慌てて、よっぽど重要な要件なんですか? 今のって」
京子「いや、結衣とどっちが早く部室に着くか競争してたんだけど、結衣がのってこなくて……」
それじゃ勝負になってないじゃないですか、という突っ込みを飲み込んで、私は立ち上がってお茶を取りに行く。
今の話のとおりなら、すぐに結衣先輩も部室に着くはずだ。
時間もなさそうなので、取り敢えず麦茶の容器を持って部屋に戻る。
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1 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/08(金) 20:30:03.00 ID:b9L3NlrG0
ちなつちゃんには、ずっと前から後悔していることがあったようでした。
あかりとちなつちゃんがお付き合いを始める前も、始めてからも、それは同じことだったみたいです。
あかりは気にしてはいないと思っていたけれど、ちなつちゃんが何かを気にしている、ということだけは、ずっと気にしていたのかもしれません。
(結衣先輩のことを知りたいなんて言って、暴走しなければ)
(他の人との本番の練習台だなんて言わなければ)
(あんな風にあかりちゃんの初めてを奪わなければ)
(あかりちゃんは私に対しても、もっと躊躇せずにいられたかもしれないのに)
(私たちの関係が違っていて、言いたいことをもっと言い合える関係になれたかもしれないのに)
そのわだかまりを解いてあかりたちが仲を深める日は、思ったよりも突然にやってきました。
(···こんな、何番煎じなんだろうかという感じのSSです。R-18要素が入りますが、それでもよろしければどうぞ)
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2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/20(火) 20:10:36.01 ID:PDBogsDzo
暑いのが苦手な私にとって、秋は本当に過ごしやすい季節。
どこか切ない空気を含んだ風がすうっと流れて、まるで私の気持ちを代弁してくれてるみたい。
かさかさと乾いた音を立てて滑っていく枯れ葉達。
寒い冬を必死に堪えて、暖かい春には眠い目をこすりながら、慌てて咲いて。
咲き誇れる時間は短くても、精一杯「ここにいるよ」って主張して、花粉を飛ばして。
来年咲き誇るであろう子供達のために、少しでも元気を絞り出して、絞り出して。
精一杯頑張ったら、「あとはよろしくね」って、地面に落ちて休むの。
今の姿は、いっぱい頑張った証。
だから私は、枯れた花でも美しいと思う。
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/31(月) 19:15:24.34 ID:PisuKbHbo
春。
せっかくの入学式だというのに、町は白銀一色に染められていて、
はぁ、と吐いた息は白く曇ったと思うと、次の瞬間には儚くも消えていく。
仕舞われないままのマフラーを首にまいて家の外に出ると、
桜色のもふもふを揺らしながら一人佇む、少女の姿が目に入った。
あかりは少女にフリフリと手を振りながら「おはよ、ちなつちゃん」と挨拶すると、
少女もそれに答えるようにして「おはよう、あかりちゃん」と挨拶を返してくれる。
こうして二人きりで登校するようになったのは、いつ頃からだったか。
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 14:04:05.43 ID:NmqbUnKQo
5/16に投稿した以下SSの続きを書きました。
お付き合い頂ければ幸いです。
【ゆるゆり】ちなつ「クラスに可哀想な子がいる」
http://lilymate.blog.fc2.com/blog-entry-4504.html
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 14:07:04.78 ID:NmqbUnKQo
気が付くと、ちなつは自室のベッドの上だった。
部屋の掛け時計は、10時前。
ちなつ「・・・げ」
ちなつ「やば、完全に遅刻!
あぁんもう、なんで誰も起こしてくれないのよ~!」
急いで飛び起きたが、窓の外は真っ暗だ。
ちなつ「・・・夜?
あれ? 私なんで寝てなんか・・・」
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1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/14(土) 17:06:12.32
ID:MyLzmyjn0 ~ちなつ宅~
ピンポーン
ともこ「はーい」
ともこ「あら?あかりちゃん」
あかり「えへへ…こんにちは」ペコリ
ともこ「あかりちゃん~」ナデナデ
あかり「ちなつちゃんいますか?」
ともこ「ちょっと待っててね」
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1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/01(日) 16:34:49.44
ID:5ZGJZ1Kk0 京子「あかりー新しいミラクるんの同人誌書いたんだ」
あかり「ホント?どんなの?」
京子「ふっふっふっ…今回は特別にあかりを読者第一号にしてやろう」
あかり「わーい!京子ちゃんありがとう!」
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1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/03(日) 16:28:28.04
ID:5PyuUuKN0 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ちなつ「あかりちゃん、キスしよ」
あかり「ええええ!!」
あかり「ちょ、ち・・・ちなつちゃん、あ・・・ん~・・・」
ミーン ミーン ミーン
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ちなつ(あの日以降、あかりちゃんの泣き顔にゾクゾクするようになったわたし)
ちなつ(また見たいな・・・)
ちなつ「そうと決まれば行動あるのみ!チーナ頑張っちゃいますよ」
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1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/27(日) 20:22:58.69
ID:xsOORsf60 あかり「そう?」
ちなつ「さわっていい?」サワサワ
あかり「くすぐったいよぉ」
ちなつ「じっとしてて、あかりちゃん」ムニムニ
あかり「ち、ちなつちゃーん」
ちなつ「細くてきれいな指だね」
あかり「ちなつちゃんの指もきれいだよぉ」
ちなつ「あかりちゃん静かにしてて、集中したいの」プニプニ
あかり「ええ~っ!」ガーン
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1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/16(月) 20:05:15.12
ID:QoMWBo2A0 ~赤座家~
ちなつ「ごめんね、今日もいろいろ相談に乗ってくれて」
あかり「ううん、全然大丈夫だよぉ」
あかり「また相談したくなったら我慢せずに話してね」
ちなつ「うん、ありがと」
ちなつ(あかりちゃん、やっぱりやさしいなあ)
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