15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 16:04:04.71 ID:RuMN1pam0
ちょっとずつ溶けていく仕様で最初はプールで小学生中学生みたいにはしゃぐあわあわだけどだんだんと生地が薄くなっていって
気づいたら危うい格好になっていて(淡たんの水着はタンキニがいいです)この、ね、肩にかける紐の部分が溶けきってポロリってなって
人も集まってきてあわあわして早く上がろうとするも混雑しすぎて上手くでられなくて
気づいたらもう布なんてなかったかのような状態になってあがるに和了れない状態になって
なるべく流れるプールでおっぱいとおまんまんを隠しながらあわあわするんだけど次第に泣きだして
そこにてるてるが颯爽と淡の水着を持って現れて割りと空いてるところに誘導してそこで着替えさせて
最初は「宮永先輩素敵!抱いて!」になるんだけど冷静になってからどうしてこの水着を宮永先輩が持っていたのかってなって
問い詰められちゃうけど怒ってる淡の顔も可愛いねって言いながらパシャリ
そんな照淡が見たい
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 16:05:34.00 ID:cu/QIDCq0
>>15
いいぞはよ 18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 16:09:23.34
ID:3q31smLCO 淡「あ、あの、先輩」
照「……なんだ」
淡「あ、ありがとうございました。その、助けてくれて……」
照「……後輩があんなことになっていたんだ、助けるのは当たり前だろ」
淡「そ、それでも!……嬉しかったです。水着が無くなった時、誰よりも先に気付いて、助けてくれて……。嬉しかったです。私のことなんて、眼中にないんだって思ってましたから」 20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 16:11:30.32
ID:3q31smLCO 照「……私は」
照「私はいつもお前のことを見ている」
淡「!」
照「……立てるか、菫たちのところに戻るぞ」
淡「は、はひ」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 16:23:51.44
ID:3q31smLCO 淡「あ、あの」
照「……なんだ」
淡「ご、ごめんなさいっ……安心したら、腰抜けちゃって、その……」
照「……ほら」
淡「え?せ、先輩?」
照「立てないなら仕方がないだろ。背負ってやるから……乗れ」
淡「え、うぇええ!?ななな、そそ、そんなご無礼なっ!」
照「早く乗れ」
淡「あ、あわわわ……」 24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 16:31:30.68
ID:3q31smLCO 照「……もういい。勝手にさせてもらうぞ」
淡「へ……?なっ、せ、せんぱっ、なな、何を!?」
照「勝手にさせてもらうと言っただろ」
淡「わ、分かりました!言うこと聞きますからその抱き方だけはやめてください!」
照「……最初からそう言え。ほら、分かったなら早く乗れ」
淡「し、シツレイします……」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 16:45:44.63
ID:3q31smLCO 淡(あぁ、なんでこんなことに……先輩におんぶされるなんて、そんな……うぅ、どうしたんだ私、なんでこんなにもドキドキして……)
照「とりあえず、菫たちに合流してからホテルに向かうぞ」
淡「ふぇ!?ほほ、ホテル!?」 30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 16:48:02.79
ID:3q31smLCO 淡「ふぇ!?ほほ、ホテル!?」
照「そんな格好でうろついておく訳にもいかないだろ。ちゃんとした服に着替えるためにも一旦戻る」
淡「あっ、そっか……そ、そうですよね、はは……」
淡(一体私は何を想像して……)
照「具合が悪いなら休んでいろ。あんなことがあったんだ、無理はするな」
淡「はい、分かりました……」 34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 16:56:33.38
ID:3q31smLCO 淡(先輩、優しいな……いつもはこんな風に接してくれないのに……)
照「……」
淡(先輩の背中、あったかい……髪もいい匂いがして、すごく安心する……でも、心臓はどきどきうるさくて……)
淡(やだ、私、こんな格好で、こんなにも先輩と密着して……心臓の音、絶対に聞かれてる……。どうしよう、どきどきしてるの絶対にばれてるよぉ……) 35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 17:03:11.05
ID:3q31smLCO 照「……淡」
淡「は、ははひ!」
照「大丈夫か。息が荒くなってきてる。……この態勢が辛いなら」
淡「だ、大丈夫です!大丈夫ですから、その……心配しないでください」
照「……そうか。我慢出来なくなったら言えよ。すぐにでも降ろすから」
淡「はい……ありがとうございます……」 39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 17:18:01.61
ID:3q31smLCO 淡(どうしよう……体が熱い……頭もぼーっとしてきて……先輩が近くて……)
淡(どうしたんだ私……なんでこんなことになってるの……私ってこんなにも惚れやすい性格だったっけ……?)
淡(ついさっき助けられるまでは、先輩のことをこんな風に意識してなかったのに……) 41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 17:24:11.59
ID:3q31smLCO 淡(私にとって先輩は、中学の時からの憧れで、目標で……先輩に一度でもいいから会ってみたくて頑張って白糸台に入学して、先輩に認められたくて、先輩に私のことを見つめて欲しくて麻雀もいっぱい頑張って……)
淡(あれ……ってことは私、昔からずっと先輩のことが……)
淡「う、うそ……うそうそ。そんな、そんなことって……」
照「大星?」
淡「……!」 45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 17:35:15.61
ID:3q31smLCO 照「……降ろすぞ、大星」
淡「ふぇっ?あっ……」
照「顔が真っ赤だ……体温も高い……熱が出ている可能性がある。何かの病気かもしれない。すぐにホテルまで戻るぞ」
淡「あ、あっ、だ、大丈夫です先輩、わ、私、元気で、ひゃっ!?」
照「すまない。辛いかもしれないが、しっかり掴まっていてくれ」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 17:39:16.94
ID:3q31smLCO 淡「ちょ、せ、せんぱ、きゃあ!?」
~~~~~~~~~~~~~~~~
照「降ろすぞ、淡」
淡(せ、先輩にお姫様抱っこされてるとこ、み、みんなに見られた……) 49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 17:50:15.14
ID:3q31smLCO 照「飲み物取ってくるから、待ってろ」
淡「は、はひ……」
淡(ここ、先輩の部屋だよね……?先輩の部屋で、先輩と二人きり……)
淡「……きゅう」
照「っ!大丈夫か淡!?」
淡「ひゃあ!?だだ、大丈夫です心配しないでください!?」
淡「……へ?い、今、名前で……」 51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 17:59:00.16
ID:3q31smLCO 照「!……大星、水だ。飲め」
淡「えっ、あ、ありがとうございます……え、えと、名前、なんで言い直し」
照「飲め」
淡「わ、分かりました……」
淡(さっき、絶対に下の名前で呼んでくれた、よね……) 54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 18:04:43.88
ID:3q31smLCO 照「……」
淡(あ、明らかに目線外してる……顔もちょっとだけ、赤くなってるような……)
淡「あ、あの、先輩」
照「他に何かして欲しいことはないか?」
淡「へ?あ、えっと、何も無いです」
照「そうか。なら私はもう戻る。ちゃんと寝ていろよ」 57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 18:14:39.04
ID:3q31smLCO 淡「は、はい……って、えっ?」
照「……私の携帯、置いておくから何かあったら菫に連絡を入れろよ」
淡「……え?えっ?」
淡(足早に先輩は部屋から出て行ってしまった)
淡(まさかの展開に思考が追い付かない私。一人だけになった部屋はとても静かだった) 59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 18:21:19.01
ID:3q31smLCO 淡「居なくなるとか、そんなことって……」
淡(散々優しくしておいて、急にいなくなるなんて……)
淡(うそ、やだ。そんなの、やだ。なんで、先輩、いなくなるんですか。こういう時って、一緒に居てくれるのが常識でしょ、どうして、なんで……) 63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 18:35:15.91
ID:3q31smLCO 淡「……ばか」
淡「……先輩の、ばか」
淡「……ひぐっ、先輩なんて、嫌いです……ぐずっ、思わせぶりで、なんですかそれ……」
淡「ばかみたいなのは、私じゃないですか……他の子にも優しくするんですか、私だけじゃないんですか……」
淡「えぐっ、先輩のばかぁ……!」 67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 18:42:56.79
ID:3q31smLCO 淡(涙が止まらなかった)
淡(どうしようもなく悲しくて、寂しくて……)
淡(切ない。切ないです、先輩。いじわるしてるなら、帰ってきてください。下の名前で呼んだことも訊きません。先輩にしてほしいこと、たくさんあります。だから、だから……!)
淡「ひぐっ、ぐず……」 68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 18:49:03.89
ID:3q31smLCO 淡(ふと目に入った先輩の携帯)
淡(私はすがるようにそれを手に取る)
淡「せんぱい……」
淡(心の中から抜け落ちた先輩の存在を探して、名残を求めて)
淡「ひぐっ、せんぱい……」
淡(ここは先輩が使ってた部屋。これは先輩が使ってたベッド。先輩が使ってた……) 73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 19:01:06.01
ID:3q31smLCO 淡「ん、んぅ……すぅ、すぅ……先輩の匂い……いっぱい……」
淡(携帯をぎゅっと握り締め、枕に顔をうずめて……あぁ、私なにやってるんだろう……こんな、こと、虚しいだけなのに……)
淡(でも、すごく落ち着く……先輩がそこにいるみたいで、すごく、すごくどきどきする……)
淡「くん、くん……くんくん……あぁ、これ、すごいよぉ……せんぱい、せんぱい……」 74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 19:06:26.54
ID:3q31smLCO 照「……」
淡「せんぱい……ん、んぅっ……てるせんぱぁい……あっ、ここっ……ふあっ……」
照「……」
ガタン!
照「っ!?」
淡「ふぇっ!?」 77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 19:09:16.71
ID:3q31smLCO 照「……!」
淡「て、てる、せん、ぱい……」
照「……す、すまん」
淡「きゃああああ--っ!!??」 78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 19:16:55.16
ID:3q31smLCO
~~~~~~~~~~~~~~
淡(最悪だ最悪だ最悪だ最悪だ最悪だ最悪だ最悪だ最悪だ最……)
照「お、大星。その、なんだ。気にするな。私は何も見ていない」
淡「あうぅ……うあぁあ……」
照「な、泣くな大星。泣いたら幸せが逃げる」
淡「私の幸せなんて、ひぐっ、もうどこにもありませんよぉ……えうぅぅ……」 81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 19:23:50.89
ID:3q31smLCO 照「お、大星……」
淡「……先輩のせいです。先輩が、ひぐっ、急にいなくなるから。先輩が最初から居てくれればっ、くずっ、私の、私のあんなとこ、見られずに済んだのにぃ……」
照「……ご、ごめんなさい」
淡「どうして戻ってくるんですかぁ……なんで、勝手にいなくなったくせにっ、戻ってくるんですかぁ……」 84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 19:33:33.55
ID:3q31smLCO 照「大星のことが心配になって……」
淡「なんですかそれ……心配してくれるなら最初から一緒にいてくれたら良かったじゃないですか……あのタイミングでいなくなるとかマジでありえないです……」
照「な、名前のことを追及されて……恥ずかしくなった。その、反省してる」
淡「なんなんですかその可愛い理由……ばか、先輩のばか」 86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 19:39:46.38
ID:3q31smLCO 淡「……先輩」
照「……なんだ」
淡「……私が、その、ああいうことしてるの見て、どう思いましたか」
照「……」
淡「……気持ち悪かった、ですか」
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 19:44:47.47
ID:3q31smLCO 照「そんなことは」
淡「本当のことを言ってください!嘘つかないでください!……これ以上私に、優しくしないでください……」
照「……」
淡「私、嬉しかったです。普段、麻雀と読者以外何も興味を示さない先輩が、あんなにも私に優しくしてくれて。あんなにもっ……私のことだけを見つめてくれて」 92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 19:53:02.70
ID:3q31smLCO 淡「特別なんだって、思いました。先輩にとって、私は特別だって……でも、違うんですよね。私の勘違いなんですよね」
照「!」
淡「私にとって先輩は特別でも、先輩にとって私はそうじゃないんですよね……?私は何十人といる興味の無い後輩のうちの一人なんですよね……?」
照「違う!」
淡「じゃあ、証明してください」 93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 19:58:50.98
ID:3q31smLCO 淡「先輩にとって私が特別だってこと、証明してください。貴女の優しさが私のだけのものであると、ここに誓ってください」
照「おお、ほし……」
淡「嫌です。その名前で呼ばないでください」
淡「貴女だけの私の名前で呼んでください」
淡「照、先輩……」 97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 20:07:35.48
ID:3q31smLCO 照「……淡」
淡「!」
照「言っただろ、私はいつもお前のことを見ていると」
照「私は嘘が嫌いだ。嘘は絶対につかない。そして、自分が興味の無いことには一切の労力も払わない」
照「……そんな私が、必死になってお前を助けたんだ。息を切らしてここまで運んできたんだ」
照「……これ以上に言葉はいるか、淡」 101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 20:17:06.23
ID:3q31smLCO 淡「……そんな凛とした顔でカッコいいこと言われても、私分かりません」
照「なっ」
淡「もっと分かりやすい言葉で言ってくれないと……ふふ、分かりません」
照「……っ」
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 20:29:09.25
ID:3q31smLCO 淡「まあでも、間違えて下の名前で呼んじゃったくらいで逃げ出しちゃうような先輩には、これくらいが限」
照「淡」
淡「っ!?せ、せんぱっ」
照「目を瞑りなさい」
淡「は、はひ……」
淡(おお、押し倒されるなんて……や、やばい、ちょっと煽り過ぎちゃったかも……) 109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 20:40:28.66
ID:3q31smLCO 淡(あ、あわわわ……どど、どうしよどうしよ、私初めてなのに、ここ、このまま先輩に……!?)
淡「せせ、先輩?あの、その、こ、こういうことをするにはまだ早すぎるというか、えと、色々と段階を飛ばしているというか……!」
照「……淡」
淡「は、はひっ!」
照「私だけのものに、なって」
淡「!?」 110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 20:42:17.14 ID:cu/QIDCq0
キマシ 111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 20:44:27.75 ID:oJP1y4Wr0
また木間市に塔が立つのか 115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 20:52:31.08
ID:3q31smLCO 照「私だけの貴女を見せて」
淡「せ、せんぱっ、ひうっ!?ななな、ど、どこ触って……ひゃあっ……!?」
照「言葉に出来ないことは、体で教えるから」
淡「っ~~~!だ、だめっ、だめです先輩!これ以上は!」
照「どうして?誘ってきたのは淡」
淡「誘ってませんから!?ちょっといじわるしたかっただけで、その……」 119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 21:02:22.87
ID:3q31smLCO 照「私も淡にいじわるしたい」
淡「ご、ごめんなさい先輩!謝りますから、もうやめ……ひ、ゃっ……!?」
淡(み、耳っ、舐められ……)
淡「あ、あぁっ……ぁ……せ、せんぱっ……!」
照「……」
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 21:10:16.21
ID:3q31smLCO 淡(体、ぞくぞくするっ……私、先輩に、照先輩にこんなこと……)
淡「ふあぁ……だ、だめ、ダメです先輩っ……こ、こんなっ、私たち、まだぁ……!」
照「ん、ちゅ……淡、あの時、こういうこと想像してたんでしょ……?」
淡「やぁぁ……喋っちゃ、だめです……!」
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 21:17:40.03
ID:3q31smLCO 照「私の枕に顔をうずめて……携帯を握り締めながら……こういうこと」
淡「ん、ぁ、や、やめて、言わないでっ……せんぱい……!」
照「切なそうに声出しながら、先輩、先輩って……ねえ、淡の中で私は何をしていたの?淡は私にどんなことされてたの?」
淡「そ、そこっ、だめっ、~~~っ!」
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 21:30:11.72 ID:tP3BLFS50
誰か薄い本描かないかなー(チラッ 133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 21:34:04.58
ID:3q31smLCO 照「ふふ、淡、可愛い……撫でてるだけなのに、もうこんなに……」
淡「な、何も言わないで、ふぁっ……」
照「……ねえ、淡。最後までしていい?」
淡「だ、だめっ、ダメです先輩……!私たち、まだちゃんと好きも言い合ってないのに、気持ちも確かめてないのに、こ、こんなっ、こんなの……!」 135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 21:40:28.21
ID:3q31smLCO 照「気持ちを確かめる……淡、こっち向いて」
淡「へっ?」
照「好き」
淡「んっ……!?」
淡(う、うそ。私、先輩と、キス……)
照「ん、んっ……」
淡(先輩の、柔らかくて、ふわふわしてて……) 138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 21:46:15.64
ID:3q31smLCO 照「んっ……ふは。……淡、私のこと好き?」
淡「好き、です……照先輩……ずっとずっと、好きでした……中学のときから、ずっと……」
照「それじゃあ、最後まで」
淡「ふあっ!?だ、だからなんでそうなるんですか!?」
照「?」 142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 21:52:30.53
ID:3q31smLCO 淡「順番が明らかにおかしいんです!なな、なんでいきなり押し倒されて最後までするんですか!?普通こういうのはきちんと順序を踏んでっ」
照「気持ちを伝えて欲しいって言ったのは淡」
淡「わ、私は好きの一言だけで良かったんです!こんなことして欲しいなんて思ってません!」
照「気持ち良さそうにしてたのに?」
淡「それとこれとは別の話です!」 144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 21:58:06.87
ID:3q31smLCO 淡「はぁ、はぁ、はぁ……」
淡(やっと止まってくれた……ペースを握られたら最後まで行くのは麻雀と一緒だ……もう絶対に油断しちゃダメだ……)
淡「ま、まずですね、先輩は常識が無さ過ぎます!」
照「……?」
淡「手を繋いでデートすらしたことが無いカップルはいきなりこんなことおっぱじめないんです!」 145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 21:59:47.59 ID:cu/QIDCq0
順序を説明するあわあわマジうぶ 146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 22:04:37.64 ID:+R7TfOZbP
淡ちゃんによる乙女講義 147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 22:05:54.50
ID:3q31smLCO 照「……淡と手を繋いでデートをしたことが無いから最後までしちゃダメなの?」
淡「そ、そうです。しっかりデートを重ね、互いの気持ちを確認し合ってから最終的にそういうことをするんです」
淡「手を繋ぐのはデートの三回目からだし、キスするのは十回目以降。さささ、最後までするなんて付き合ってから半年は経ってからするものなんです!」
照「そうなのか……」 152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 22:14:21.83
ID:3q31smLCO 淡「そ、それなのに先輩ときたら、ちゃんと付き合うってハッキリしないままここ、こんなことしようとするなんて……!」
淡「さっきのキスだって私、初めてだったのに……あぅぅ、先輩のばか!ばかばかばか!」
照「や、やめて淡、枕で叩かないで」
淡「先輩は初めてのキスにこだわりはないんですか!?夕暮れの観覧車とか、夜明けの砂浜とか!」 155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 22:19:21.71
ID:3q31smLCO 照「私は場所よりも誰とするかの方が大切だと思う。だから、淡と出来て幸せ」
淡「なな、なに急に恥ずかしいこと言ってるんですか!先輩のばか!」
照「枕で叩かないで」
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 22:27:18.13
ID:3q31smLCO 淡「だいたいなんか押し倒されてから先輩のキャラ変わってるし……」
照「今の私が本当の私。素が出てきた。……こっちの方がいいか?淡」
淡「っ!?……そ、そのイケメンボイスと表情やめてください。殴りますよ」
照「先輩に向かって殴るとは、口の聞き方がなってないな……どうやらお仕置きがへぶっ」 163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 22:38:20.57
ID:3q31smLCO 淡「と、に、か、く!分かりましたか!?次変なことしようしたらホントぶっ飛ばしますからね!?」
照「……淡は私のこと嫌いになったの?」
淡「うっ……な、何言い出すんですか、急に」
照「ついさっきまではあんなにも素直で、淡から恥ずかしいこと言い出すくらいだったのに」 167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 22:50:21.74
ID:3q31smLCO 淡「は、恥ずかしいことって……」
照「『先輩にとって私が特別だってこと、証明してください。貴女の優しさが私だけのものであ』へぶっ」
淡「あああ、あれは場の雰囲気に流されただけなんです!せ、先輩が変にカッコいいとこ見せたり優しくしてくるから、そのっ、私も変な気持ちになっちゃっただけです!」 169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 22:57:31.84
ID:3q31smLCO 照(淡の恋愛観は少女漫画遵守だから、演技している私に弱い……なるほど)
淡「もうっ、早くみんなとこ戻りますよ。……あ、あんな部員全員が見てる中でお姫様抱っこして走り出すなんて、ホント信じられませんっ。みんなになんて言い訳するつもりですか」
照「……私にとって、淡は本当のお姫様に……ご、ごめんなさい、枕振りかぶらないで」
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 23:02:37.93
ID:3q31smLCO 照「……ねえ、淡」
淡「……なんですか、先輩」
照「淡は私のこと好きなんだよね」
淡「……言ったじゃないですか、中学生の時から好きだったって」
照「でも、私は中学時代の淡に会ったことがない。どうして好きになれるの?」 174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 23:12:30.28
ID:3q31smLCO 淡「……当時、インターハイ二連覇を成し遂げたチャンプを知らない人がいるわけないじゃないですか」
照「あ、なるほど」
淡「私は先輩に憧れて白糸台に入学したんです。あの全国の舞台で戦い、優勝杯を堂々と掲げた先輩に憧れて。その頃から恋をしていたんです。強くてカッコいい貴女に」」 178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 23:25:15.10
ID:3q31smLCO 淡「入学して麻雀部に入って、初めて先輩を生で見たときのことは今でも忘れられません。ずっと憧れていた人が、好きだった人が目の前にいたんですから」
照「……」
淡「その日から私の目標は先輩に認められること、先輩の世界の一部になること。好きだという気持ちにもきっと拍車がかかっていて……まあ、明確に恋心に気付いたのはついさっきですが……」 179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 23:28:49.02 ID:cu/QIDCq0
あわあわ一途だなぁ 180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 23:29:39.31
ID:3q31smLCO 淡「とにかくっ!もう分かったでしょう!?……私が先輩のこと好きだってことは」
照「ああ、十分過ぎるよ。……ありがとう、淡」
淡「っ……。なんですか、もうっ。そんな顔しないでください……」
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 23:38:00.60
ID:3q31smLCO 照「淡」
淡「は、はいっ」
照「私の淡に対する気持ちは、淡の今までのそれと比べるにはあまりに小さいかもしれない」
照「ただ、それでも。私は淡の隣で歩きたい。共に過ごす中でこの気持ちをもっと大きくしたい。……好きです。私の恋人になってくれますか?」 185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 23:43:46.45
ID:3q31smLCO 淡「っ……!……い、いくらなんでも、ひぐっ、臭すぎますよ先輩……ぐずっ、まるでプロポーズじゃないですか、ばかっ……」
照「体では伝えられなかったんだ。言葉にするしかないだろう?」
淡「あぅぅ……えぐっ、ばか、先輩のばかっ……」
淡「……浮気は許しませんからね」
照「あぁ」 187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 23:48:57.38
ID:3q31smLCO 淡「えっちなこと、無理やりしたら怒りますからね」
照「あ、あぁ」
淡「ちゃんと節度を持ったお付き合いをするんですよ」
照「わ、分かった」
淡「……幸せに、してくださいね」 188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 23:52:55.44
ID:3q31smLCO
照「……勿論だ」
終わり 189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 23:54:39.38 ID:oJP1y4Wr0
えんだああああああああああああ 190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 23:55:25.10 ID:Y9NnIPCp0
乙乙
水着についての種明かしは無しか 193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 00:01:13.59
ID:ykykedrBO 照「……淡、そろそろ戻ろう。みんなも心配してるはずだ」
淡「そうですね……にしてもあの水着、誰の悪戯だったんでしょう。私の水着が無くなったから、代わりに入ってたあれを付けたんですけど……」
照「まったく、そんな陰湿な嫌がらせをする輩がいるとは、見つけたら縛り首にしよう」 194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 00:05:15.95
ID:ykykedrBO 淡「縛り首はやり過ぎだと思いますが、それくらいやって欲しいくらいには恥ずかしがったですね……ん?」
淡「……先輩」
照「……どうした淡」
淡「あの机の上の紙袋からはみ出してるの、なんですか」
照「……私の水着だ」 197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 00:08:50.03
ID:ykykedrBO 淡「……」
照「……」
淡「見せてもらっていいですか?」
照「やめろ、死人が出る」
淡「……見せてもらっていいですよね?」
照「……はい」 198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 00:14:28.33
ID:ykykedrBO
淡「……これ、私の水着ですよね」
淡「……先輩?」
照「……すり替えておいへぶっ!」
今度こそ終わり 200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 00:21:54.28 ID:hRQ83qWsO
乙 201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 00:23:19.41 ID:98A/j16c0
おつ 202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 00:23:20.83 ID:X6qLTiIo0
ええ話や
乙乙
- 関連記事
-