1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 19:00:21.83
ID:bBWTFkd60 真「亜美、話って何?」
亜美「あっ来たねまこちん、それじゃ早速だけど本題に入るよん」
真「うん…」
亜美「今日学校で彼氏がいるかって話になってさ…真美が強がって彼氏くらいいるもんって言っちゃって…」
真「なるほど…それで?」
亜美「明日ってまこちんオフだったよね?」
真「うん…そうだけど」
亜美「1日だけ真美の彼氏になってあげてよ」
真「えっ…」
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 19:03:17.85
ID:bBWTFkd60 亜美「昨日の夜さ、真美結構悩んでてさ…」
真「いやいや…彼氏って…」
亜美「頼むよまこちん、最近は自殺の練習されられたりっていじめも過激化してるっしょ?」
真「いやいじめって…そんなことくらいでそうはならないでしょ」
亜美「でも万が一そうなったら?」
真「う…わかったよ」
亜美「さっすがまこちん!そんじゃ今日中に真美をデートに誘っておいてね」
真「えっボクが誘うの?」
亜美「当たり前っしょ、まこちんは彼氏さんなんだから」
真「はあ…わかったよ」 4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 19:06:17.63
ID:bBWTFkd60 亜美「んじゃよろしく、あっ後さ、亜美が友達連れて明日のデート監視するんでよろしく→」
真「ええっ!?そこまでするの?」
亜美「だってデートしてるとこ見せれば信じざるを得ないっしょ?」
真「たしかに…」
亜美「あっそれと明日はなるべく男っぽい格好してきてね」
真「まあそうなるよね…了解」
亜美「悪いねまこちん、それじゃよろしく頼むよ→」 5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 19:09:18.59
ID:bBWTFkd60 真「あっねえ、亜美…接し方はいつもどおりでいいのかな?」
亜美「んー…王子様モード全開のまこちんで1日いてくれればいいよ」
真「そっか…わかった」
亜美「話が早くて助かるよ→そんじゃよろしくね」
真「はいはい…それじゃボクはもう行くね」
亜美「うん、あっデート誘うの忘れないでね」
真「わかってるよ…それじゃ」
ガチャッバタンッ
亜美(…まあほんとはそんな話してないんですけど…真美、亜美にできるのはこれくらいだけど頑張ってね) 7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 19:12:20.41
ID:bBWTFkd60 事務所
真(とりあえず事務所に戻ってきたけど…真美はいるかな?)
やよい「あっおかえりなさい!真さん」
真「ただいまやよい…真美いる?」
やよい「あっ真美なら向こうで貴音さんとゲームしてますよ」
真「そっか、ありがと」スタスタ 8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 19:15:17.73
ID:bBWTFkd60 真美「お姫ちんそっちいったよ」ピコピコ
貴音「面妖な…あっ…すみません真美、やられてしまいました」ピコピコ
真美「どんまいお姫ちん、今回はもうちょっとだったね」
真「お楽しみのところ悪いけど…ちょっといいかな?」
真美「あっまこちんおかえり、どしたの?」
真「ちょっと2人で話したいんだけどいいかな?」
真美「うん、わかった」
貴音「真美、もう少しゲームを借りていてもよろしいでしょうか?」
真美「いいよ→そんじゃ真美はちょっと行ってくるから」
貴音「はい、わかりました」
真「ごめんね邪魔しちゃって…それじゃ向こうの会議室で」
真美「うん」 9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 19:18:18.34
ID:bBWTFkd60 会議室
真美「それで話って何?」
真「あのさ…明日ってオフだったよね?」
真美「うん」
真「…その、ボクとデートしない?」
真美「えっ!?でででででーと?」
真「うん…」ドキドキ
真美「あっその…いいよ」ドキドキ 10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 19:21:18.65
ID:bBWTFkd60 真「ありがと…それじゃ10時に事務所前で待ち合わせでいいかな?」
真美「わかった///」
真「えっと…話はそれだけ」
真美「そっか…」
真「それじゃ戻ろっか」
真美「うん…」 12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 19:24:18.22
ID:bBWTFkd60 事務所
小鳥「あら真ちゃん、真美ちゃん、どこ行ってたの?」
真「ああちょっと散歩に…」
小鳥「あら、そうだったの」
真「はい」
小鳥「さっき伊織ちゃんがゴージャスセレブプリン買ってきたって言ってたから貰ってきたら?」
真「えっほんとですか!それじゃちょっと貰ってきます」タッタッタ
真美「……」
小鳥「どうかしたの真美ちゃん?」
真美「えっ!?な、何でもないよ→…真美も貰ってくるね!」タッタッタ
小鳥「ええ…」 14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 19:27:17.81
ID:bBWTFkd60 真「いーおりっボクにもゴージャスセレブプリン頂戴」
伊織「えっいやよ」
真「なんでだよ!」
伊織「このプリンは可愛い女の子しか食べちゃいけないのよ」
真「ボクだって可愛い女の子だよ!」
伊織「えっ…」
真「……」ジワッ
伊織「えっ!?ちょ、冗談よ、ほらあげるから」(まじ泣きするとは思わなかったわ…) 15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 19:30:17.83
ID:bBWTFkd60 真美「いおりーん真美にもゴージャスセレブプリン頂戴…ってまこちんどしたの?」
真「あっいや…目にゴミが入っただけだよ」グスッ
真美「そっか…」
伊織「それじゃあんたにもあげるわ」スッ
真美「サンキューいおりん」
律子「伊織ーちょっといいかしら」
伊織「何かしら?」
律子「明日はレッスン休みね、急用ができちゃったの」
伊織「あらそう、別にセルフレッスンでもよかったけど」
律子「そう、それじゃそれでいいわ」
伊織「…なんか適当ね」
律子「ごめんなさい、最近色々あってね」
伊織「まあいいけど…」 16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 19:33:26.18
ID:bBWTFkd60 真「それじゃボクは先帰るね、伊織、プリンごちそうさま」
伊織「別にいいわよ」
真美「おつかれまこちん」
律子「お疲れ様、真」
ガチャッバタンッ 17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 19:36:18.96
ID:bBWTFkd60 菊地家
真「はあ…明日はどうしようかな…とりあえず男っぽい服は…前の撮影で貰ったやつ着てこうかな」
プルルルルルル
真「あれ、誰だろ」
ピッ
真『もしもし』
亜美『あっもしもしまこちん?』
真『ああ亜美か、何か用?』
亜美『ちゃんとデートには誘った?』
真『うん、誘ったけど』
亜美『そっか、それと準備は順調ですかな?』
真『えっああ…今から準備するとこだけど』 18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 19:39:18.48
ID:bBWTFkd60 亜美『ちゃんとデートプラン立てといてね、まあその場のノリでもいいけどさ』
真『うん、ある程度は考えておくよ』
亜美『そっか、それじゃ明日は頼んだよまこちん』
真『まかせてよ、それじゃまたね』
亜美『またね→』
ピッ
真「さて…とりあえずある程度デートプラン考えておくかな」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 19:42:20.25
ID:bBWTFkd60 双海家
真美「ただいま→」
亜美「あっおかえり真美」
真美「ただいま亜美→」
亜美「なんかいいことあった?」
真美「えっ別に…」
亜美「なんか嬉しそうだけど」
真美「そ、そうかな…」
亜美「まあいいけどさ…明日はオフだっけ?」
真美「うん」 20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 19:45:19.38
ID:bBWTFkd60 亜美「そんじゃ亜美と遊び行こうよ」
真美「ごめん、明日は用事あるんだ」
亜美「そっかー、残念ですなあ」(まあ知ってたけど)
真美「また今度遊び行こ」
亜美「うん、そだね…んで真美はどこ行くのかな?」
真美「えっ!?そ、それは…秘密」
亜美「なんでなんでー?今まではそういう時教えてくれてたじゃん」
真美「秘密って言ったら秘密なの!」
亜美「わかったわかった…後さ、顔真っ赤だよ?」
真美「えっ…あ///」 21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 19:48:18.31
ID:bBWTFkd60 亜美「熱でもあるの?」
真美「な、ないよ…」
亜美「そっか…まあいいや、んじゃ亜美はお風呂先入るね」スタスタ
真美「うん…」
真美(まこちん…なんで急にデートしようなんて言ったのかな///)
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 19:51:19.58
ID:bBWTFkd60 翌日
真美(1時間も早く来ちゃった…)
真「あれ、真美?」
真美「あっまこちん…早いね」
真「あはは、早く真美に会いたくなっちゃってさ…気が付いたら家を出ていたんだ」
真美「そ、そっか///」
真「それじゃあ行こうか、今日はボクがエスコートするよ」ギュッ
真美「うん///」
――――――――――――――――――――――――
亜美「早いなーやっぱ1時間前くらいから張っておいて正解だったね」
亜美「それにしても…いきなり恋人繋ぎとはやりますなまこちん」 23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 19:54:19.77
ID:bBWTFkd60 繁華街
真「さてと…それじゃまずは服でも見ようか」
真美「うん…」
真「あれ、嫌だったかな?」
真美「ううん、そんなことないよ」
真「そっか…」スッ
真美「っ!?」ドキッ
真「…髪に糸くずがついてたからさ」
真美「あ、ありがと///」
真「それじゃ行こうか」
真美「うん///」 25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 19:57:19.69
ID:bBWTFkd60 洋服店
真「あっこれとか真美に似合いそうだね」
真美「えっそうかな?」
真「うん、可愛い真美にぴったりの服だと思うよ」
真美「えっ!?あ、ありがと///」
真「それじゃ試着してみる?」
真美「うん…」
真(さて、それじゃボクもフリフリの服を…って今日は彼氏役だからだめか) 30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 20:00:23.04
ID:bBWTFkd60 真美「まこちん、どうかな?」
真「うん、すごく似合ってるよ」
真美「そっか///」
真「真美、着替え終わったらちょっとそれ貸して」
真美「うん、いいけど…」
真「ありがとう」
真美「それじゃ着替えてくるね」
真「うん」 33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 20:03:18.98
ID:bBWTFkd60 真美「おまたせ、はい」スッ
真「ありがとう、それじゃちょっと待っててもらっていいかな?」
真美「うん、わかった」
真「ごめんね、すぐ戻るから」タッタッタ 35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 20:06:19.56
ID:bBWTFkd60 数分後
真「おまたせ」
真美「ううん」
真「はい、これ…プレゼント」スッ
真美「えっ!?これって…さっきの服?」
真「うん」
真美「でもこれ結構高かったんじゃ…」
真「そんなことないよ…それに、真美が喜んでくれるならこれくらい安いものさ」
真美「ありがと///」
真「どういたしまして…それじゃ次のところ行こうか」ギュッ
真美「うん///」 36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 20:09:19.65
ID:bBWTFkd60 ――――――――――――――――――――――
亜美「おー結構順調みたいだね…時間は…そろそろお昼か」
亜美「……」ピッ
春香『もしもし亜美?』
亜美『はるるん二等兵、目標がそろそろ向かうから準備よろしく』
春香『何そのノリ…まあとりあえず準備しておくね』
亜美『うん、あっリボンはずしといてね』
春香『えっなんで?』
亜美『いや2人にばれないようにするためだよ』
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 20:12:18.39
ID:bBWTFkd60 春香『でも変装ちゃんとしたよ?』
亜美『リボン付いてなければそのままでもはるるんってわかんないっしょ』
春香『…なんかひどくない?』
亜美『まあまあ、そんじゃちゃんとはずしといてね』
春香『はあ…わかったよ』
亜美『んじゃ健闘を祈る、ばれたらすぐ逃げてね』
春香『了解』
ピッ
亜美「んっふっふ~、折角だし亜美も楽しませてもらうよ真美」 38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 20:15:18.50
ID:bBWTFkd60 ―――――――――――――――――――――――――
真「さて、それじゃ次は…」
真美「ねえ、まこちん…」
真「ん、どうしたの?」
真美「そろそろお昼どこかで食べない?」
真「あっもうそんな時間か…真美といると楽しくて時間が早くすぎちゃうね」
真美「そっか///」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 20:18:19.17
ID:bBWTFkd60 真「さてと…それじゃどこで食べよっか」
真美「うーん…」
春香「そこのお二人さん、ちょっといいですか?」
真「あっはい、何ですか?」
春香「ここのレストラン、カップルの方は7.2割引きなんですよ、どうですか?」(よかった…ばれてないみたい)
真「7.2割引き!?そんな割引きしてくれるんですか?」
春香「はい」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 20:21:18.44
ID:bBWTFkd60 真「真美、ここでいいかな?」
真美「うん、いいよ」
春香「あっでもその代わりラブラブファンシージュースを必ずオーダーしてもらうことになりますが」
真「えっ…」
真美「…いいよ、まこちん///」
真「そっか…それじゃお願いします」
春香「ありがとうございまーす」
真「それじゃ入ろうか、真美」スタスタ
真美「うん///」スタスタ
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 20:24:18.98
ID:bBWTFkd60 春香「……」ピッ
亜美『はるるん二等兵、ミッション成功した?』
春香『うん、無事成功したよ』
亜美『そっかー、協力感謝する』
春香『いいよ別に、私も面白そうだったから手伝っただけだし』
亜美『でも助かったよ→そんじゃ後は自由にしていいから』
春香『わかった、それじゃ』
亜美『うん、ばいばーい』
ピッ
春香「折角だから2人の様子を観察してようかな」 44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 20:27:22.40
ID:bBWTFkd60 レストラン
真(なんでカップル席ボク達しかいないんだよ…これじゃ晒しものじゃないか)
真美「あっその…なんか恥ずかしいね///」
真「えっああ…まあ気にしないようにしようか」
真美「まこちんは何にする?」
真「うーん…スパゲッティでいいかな」
真美「そっか…それじゃ真美はオムライスにするね」
真「うん、飲み物は…さっき言ってたやつでいいか」
真美「そだね…」 45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 20:30:19.37
ID:bBWTFkd60 真「すみませーん」
店員「はい」
真「注文いいですか?」
店員「どうぞ」
真「スパゲッティとオムライスとラブラブファンシージュース1つずつで」
店員「かしこまりました」
真(…考えてみたらラブラブファンシージュースってどんなネーミングセンスしてるんだろ)
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 20:33:21.09
ID:bBWTFkd60 数分後
店員「おまたせいたしました」
真「ありがとうございます」
真美「それじゃ食べよ」
真「うん、そうだね」
真美「……」モグモグ
真「……」モグモグ
真美「あのさ…まこちん、ジュース先飲んでいいかな?」
真「あっ…うん」(案の定ハート型のストローだよ…しかもピンク色してるし…体に悪そうだなあ) 47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 20:36:16.83
ID:bBWTFkd60 真美「……」ゴクゴク
真「…どう、おいしい?」
真美「あっ結構おいしいよ」
真「えっほんとに!?それじゃボクも」ゴクゴク
真美(あっこれって間接キスだよね…)ドキドキ
真「あっほんとだ、結構いけるね」
真美「うん…」ドキドキ
真「どうかした?」
真美「ううん…何でもないよ」
真「そっか…あっ真美のオムライス一口貰ってもいいかな?」
真美「うん…」
真「それじゃいただきま…あっそうだ…ボクに食べさせてくれないかな?」
真美「えっ!?」 50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 20:39:18.11
ID:bBWTFkd60 真「いやじゃなければお願いしたいんだけど…いいかな?」
真美「うん…それじゃはい、あーん」スッ
真「あーん」パクッ
真「あっおいしいね」モグモグ
真美「そっか///」
真「それじゃお返しにボクのも…はい、あーん」スッ
真美「あ、あーん」パクッ
真美「おいしい///」
真「よかった」ニコッ
真美「///」
真(…なんかあそこの学生の集団に睨まれてる気がする…気にしないでおこう) 51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 20:42:18.51
ID:bBWTFkd60 真美「な、なんか周りに人がいないとちょっと恥ずかしいね///」
真「えっ…あ、そうだね」
真美「まこちんは平気そうだけど…」
真「いや、結構恥ずかしいかな」
真美「そっか…」
真「でもボクの目には真美以外映らないよ…他のものが霞んでしまうくらい真美が可愛くてさ」
真美「えっ!?」ドキッ
真「あはは、今日は真美とデートできてよかったよ」
真美「ま、真美もよかった///」
真「それじゃ残り早く食べちゃおうか」
真美「うん///」 53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 20:45:18.31
ID:bBWTFkd60 ―――――――――――――――――――
亜美「…いい感じにいちゃつき始めたね、後でこのネタで真美のことからかおっと」
春香「そんなことしたらかわいそうだよ…」
亜美「いやいやーそんなことないっしょ」
春香「そんなことあるって…それより亜美も私と同じ考えだったなんて」
亜美「はるるんも同じこと考えてるとは思わなかったよ」
春香「それよりこの後はどうするの?」
亜美「まだまだ仕掛けるよん、オフ潰してまで尾行してきたんだし」
春香「そっか…あまりやりすぎない程度でね」
亜美「わかってるよ→」 54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 20:48:18.62
ID:bBWTFkd60 ――――――――――――――――――――
真「ごちそうさまでしたっと」
真美「ごちそうさま」
真「それじゃ次の場所行こうか」
真美「うん」 55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 20:51:20.27
ID:bBWTFkd60 千早「あら…あれは真美と真?」
千早「2人で食事でもしてたのかしら…このレストランから出てきたわよね」
千早「カップル割引…今はこういうお店もあるのね」
千早「どのくらい割引されるのかしら…7.2割引?」
千早「……」イラッ
ガチャッ
イラッシャイマセー テンチョウハドコ! オ、オキャクサマコマリマス! イイカラテンチョウヲダシナサイ! 56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 20:54:18.66
ID:bBWTFkd60 ―――――――――――――――――――――
亜美「さて、そろそろ次のプランに移りますか」
春香「次は何するの?」
亜美「まあまあ…ちょっと着いてきてよ」
春香「うん…」
美希「あ、やっときたの」
響「やっと自分達の出番だな」
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 20:57:18.10
ID:bBWTFkd60 春香「…誰?」
美希「むうーひどいの春香」
春香「その声…美希なの?」
美希「うん、そうだよ」
亜美「おーミキミキ大佐にひびきん少尉、いい仕上がりではないか」
響「…なんで美希は大佐なのに自分は少尉なんだ?」
亜美「えっなんとなく?」
響「…自分帰っていいか?」
亜美「だめだよひびきん、それに完璧なひびきんなら次の作戦も余裕だよね?」
春香「そうだよ響ちゃん、私なんて二等兵だよ?」
響「なんか納得いかないけどわかったぞ…」
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 21:00:19.12
ID:bBWTFkd60 美希「それで亜美、報酬のおにぎり百個はちゃんと貰えるんだよね?」
亜美「うん、いおりんに渡しておいたから後で受け取ってね」
美希「わかったのー」
春香「それより2人とも…そんな髪の毛ボサボサで厚化粧してどうしたの?」
響「亜美にこうしろって言われたんだ」
美希「ねえ亜美、ミキ達は何すればいいの?」
亜美「んーとね、ミキミキとひびきんには不良の役をやってもらおうと思って」
響「不良?」
亜美「うん、亜美の予想ではそろそろ真美が1人になる…と思うからそこを見計らって適当に絡んできてよ」
美希「わかったのー」
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 21:03:19.19
ID:bBWTFkd60 春香「本当にわかったの美希?」
美希「うん」
響「自分もわかったぞ、それじゃ美希、近くで待機してような」
美希「はーい」
亜美「2人とも健闘を祈るよ、あっばれたら逃げてね」
響「了解だぞ」 62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 21:06:21.75
ID:bBWTFkd60 ―――――――――――――――――――――――――
真「あっ真美、あそこにクレープ屋があるよ」
真美「ほんとだ、それじゃ一緒に食べよ」
真「うん、それじゃボクが買ってくるよ…真美は何がいい?」
真美「ありがと、じゃあチョコバナナでお願い」
真「了解、それじゃちょっと行ってくるね」タッタッタ 63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 21:09:19.35
ID:bBWTFkd60 ―――――――――――――――――――――――――
響「おっ亜美の言った通り真美が1人になったぞ」
美希「それじゃ作戦開始なの」
響「……」スタスタ
美希「……」スタスタ
真美「……」
響「……」ドンッ
真美「きゃっ」
響「痛っ」
美希「あっ大丈夫?」
響「いや大丈夫じゃないさー、自分骨折れちゃったかもしれないぞ」 64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 21:12:19.07
ID:bBWTFkd60 美希「えっほんとに!?ねえあなた、どうしてくれるの?」
真美「えっ…だってそっちからぶつかってきて…」
響「なんだ自分が悪いのか?」
美希「最低なの」
真美「ご、ごめんなさい」
響「謝られても困るさー、自分すごく腕痛いぞ」
美希「これは慰謝料払ってもらわないとかな?」
真美「……」ビクビク
響「あはは、なんか震えてるぞ」
美希「あれ、もしかしてウチらにびびってんの?」
真美(なんで…真美、悪くないのに…) 65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 21:15:19.31
ID:bBWTFkd60 響「でもちゃんと慰謝料払ってもらわないとな?」
美希「そうだね、この落とし前はきっちり付けてほしいな」
真「すみません、ちょっといいですか?」
真美「あっまこちん…」
響「なんだ?もしかして彼氏か?」
美希「あれ、結構イケメンさんなの」
真「ボクの連れが何かしてしまったのなら謝ります、でもさっきの発言からして悪いのはそちらですよね?」
響「え、自分が悪いのか?」
美希「むしろこっちが被害者なの、ぶつかって最初はこっちのせいにされてたまったもんじゃないの」
真「ぶつかっただけで怪我をするとは思えませんよ」 67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 21:18:18.79
ID:bBWTFkd60 響「自分体がちょっと弱いんだ」
美希「そうなの、それなのに悪いのはこっちなのかな?」
真「…あまり調子に乗るなよ?こっちも穏便に済ませたいからわざわざ優しく対応してあげたのにさ」
響「それじゃ慰謝料払うさー」
美希「あっそうだ!そんな子よりウチらと遊ばない?」
真「はあ…最後に1回だけ言います、このまま手を引いていただけませんか?でないとこっちも我慢の限界だ」パキポキ
響「…行くぞ」スタスタ
美希「わかったの」スタスタ
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 21:21:18.67
ID:bBWTFkd60 真「…行ったか、真美、大丈夫?」
真美「あっ…うん」
真「ごめん…一緒に買いにいけばよかったね」
真美「ううん…大丈夫だから」
真「…真美」ギュウ
真美「あ…」
真「ごめん…本当に…不安にさせちゃってごめん」
真美「ううん…それに…さっきのまこちん、かっこよかった///」
真「あはは、そっか…それじゃはい、これ」スッ
真美「ありがと」 70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 21:24:19.57
ID:bBWTFkd60 真「ボクはストロベリーにしたんだ」パクッ
真美「そうなんだ」パクッ
真「あっおいしいね…クレープなんて結構久々に食べたかも」モグモグ
真美「真美も普段はあまり食べないかな」モグモグ
真「…ちょっと交換しない?」
真美「えっ!?あ…うん///」
真「それじゃ一口貰うね」パクッ
真美「ま、真美も貰うね」パクッ 71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 21:27:18.92
ID:bBWTFkd60 真「おっチョコバナナも意外と美味しいな」
真美「ストロベリーも美味しいよ///」
真「そっか、もう少し貰っていい?」
真美「うん…」
真「ボクのももう少し食べていいよ」パクッ
真美「ありがと///」パクッ 72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 21:30:19.21
ID:bBWTFkd60 ―――――――――――――――――――――――――
美希「ミッション完了なのー」
響「はあ…疲れたぞ」
亜美「お疲れ2人とも、でももうちょっといけたんじゃない?」
春香「お疲れ様…結構すごい演技だったね」
響「ありがとうだぞ、でもあれ以上やってたら真にボコボコにされてたさー」
美希「たしかにあの時の真クンかなり怖かったの…」
亜美「そっかー…でもまこちん女の子には手を出さないんじゃない?」
響「いや、あれ以上言ったら出してたと思うぞ…」
美希「かなり手震わせてたもんね…」
春香「私も真が本気で怒ってるところはあまり見たことないけど、あれは本気で怒ってたよね」 73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 21:33:18.60
ID:bBWTFkd60 亜美「んーそういうもんか、まあ2人とも協力感謝するよ→」
響「いや、自分も役に立てて何よりだぞ」
美希「それじゃミキ家に帰ってシャワー浴びてくるの…おにぎりはでこちゃんに言えばくれるんだよね?」
亜美「うん、あっでも亜美が言ってたって言わないでね?」
美希「わかったの、それじゃ皆またね」
春香「うん、またね美希」
響「あっ自分も家に帰るさー」
美希「それじゃ一緒に帰ろ、響」
響「うん!」
亜美「2人ともお疲れちゃーん」 74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 21:36:17.96
ID:bBWTFkd60 ―――――――――――――――――――――――――
真「美味しかったね、クレープ」
真美「うん///」(まこちんと間接キスしちゃった…パパがキスしたら子供産まれるって言ってたけど間接キスだから平気だ
よね///)
真「それじゃあ次の場所行こうか」ギュッ
真美「あっ…うん///」 75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 21:39:22.67
ID:bBWTFkd60 ―――――――――――――――――――――――――
亜美「さて、それじゃラストプラン行ってみよう」
春香「あれ、もうラスト?」
亜美「亜美達の手助けはこれ以上いらないかなって」
春香「そっか…それで何するの?」
亜美「まあまあ…とりあえず連絡取るから待ってて」
春香「うん…」 77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 21:42:20.66
ID:bBWTFkd60 亜美「……」ピッ
小鳥『もしもし亜美ちゃん!準備は万全よ!』
亜美『さすがだねピヨちゃん、そんじゃ手筈どおり頼むよん』
小鳥『ええ、まかせておいて!』
亜美『そんじゃよろしくね』ピッ
春香「小鳥さんと電話してたの?」
亜美「うん、最後はピヨちゃんにおまかせしたよ→」
春香「なんか不安なんだけど…」
亜美「へーきへーき、一応何するかは教えてもらったし」
春香「そっか…」
亜美「んじゃ見失わないようにしないと」
春香「そうだね」 78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 21:45:19.53
ID:bBWTFkd60 ―――――――――――――――――――――――
真「あれ、あそこで何かやってるのかな?」
真美「うん…なんかカップルの人が結構いるね」
真「そうだね…何してるんだろ」
真美「…ベストカップルコンテスト?って書いてあるけど」
真「なるほど…ちょっと行ってみようか」
真美「えっ!?でも…真美達女の子同士だし…」
真「平気だよ、今のボクは男のなりしてるし…」
真美「まこちんってそういうのあんま好きじゃなかったよね?」
真「あはは、そうだね…でも真美とならカップルに間違われても問題ないよ…むしろ嬉しいかな」ニコッ
真美「あ、ありがと///」
真「さて、それじゃ行ってみよう」
真美「うん」 79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 21:48:17.79
ID:bBWTFkd60 小鳥『さーカップルの皆さんどんどん参加して行ってください、なんと全問正解したカップルには夢の国二泊三日のチケット
が贈呈されますよー』
真「すみません、参加したいんですけど」
小鳥「あっはい、ルールは簡単です、カップルのお二人にそれぞれ5問質問するので全問正解したら景品ゲットですよ」
真「わかりました」
小鳥「それじゃまずは彼氏さんに1問目、彼女さんの利き手はどっち?」
真「左利きです」
小鳥「彼女さんあってますか?」
真美「うん…」
小鳥「はい、では正解です!2問目は彼女さんに質問、彼氏さんの年齢は?」
真美「17歳です」
小鳥「彼氏さんあってますか?」
真「はい」 80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 21:51:20.19
ID:bBWTFkd60 小鳥「正解です!それじゃどんどんいきましょう、3問目彼氏さんに聞きます、彼女さんの趣味は?」
真「メールとゲームです」
小鳥「彼女さんあってますか?」
真美「うん」
小鳥「すごいですね!それじゃ次、4問目彼女さんに聞きます、彼氏さんとのファーストキスはいつですか?」
真美「えっ!?…ええと、まだです」
小鳥「彼氏さん本当ですか?」
真「えっあ、はい」
小鳥「初々しいですねーそれじゃ次、5問目彼氏さんに聞きます、彼女さんを好きになった理由は?」
真「ええと…いつもは元気いっぱいなのに時折見せる色っぽい仕草とかにすごくドキドキして…後は、ボクに対して優しく接
してくれたり…後はもうすごく可愛いところですね」
真美「///」 81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 21:54:20.52
ID:bBWTFkd60 小鳥「彼氏さんすごい!大体のカップルはここで詰まっちゃうんです、それじゃ次、6問目彼女さんに聞きます、彼氏さんの
好きな体の1部はどこですか?」
真美「えっ!?ええっと…腕です」
小鳥「理由は?」
真美「いつも真美のこと守ってくれたり…抱きしめてくれたりする腕が…好きです///」
小鳥「彼氏さんはこれを聞いてどう思いましたか?」
真「えっと…すごく嬉しいですね///」
小鳥「ありがとうございました、それじゃ次、7問目彼氏さんに聞きます、彼女さんの1番魅力的な体の1部はどこですか?
」
真「えっ…ええと…」(これセクハラになるんじゃ…)
小鳥「よーく考えてください!」
真「…そうですね、ふともも、ですかね」
小鳥「ほほう、理由は?」
真「一緒に歩いてる時たまに見えるふともものラインとか最高です」(くそっこんなこと言いたくないけど…)
真美「ま、まこちんっ!?」 82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 21:57:19.98
ID:bBWTFkd60 小鳥「ありがとうございます!それじゃ次、8問目彼女さんに聞きます、彼氏さんに1番触れられたい場所は?」
真「あの、すみません…これ、セクハラですよ」
小鳥「ピヨッこ、これも問題の一環ですよー、ちゃんと答えてください」シラッ
真美「いいよまこちん…えっと…胸…です///」
真「えっ!?」
小鳥「おおっと彼氏さんまだ胸にも触れたことなかったんですね」
真「なっ!?そ、そうですけど…」
小鳥「いいですよ健全なお付き合い、それじゃ次行きましょう!9問目彼氏さん最後の質問、もし彼女さんに瓜二つの人がい
たとします、その時あなたは間違えずに彼女さんを選ぶことができますか?」
真「当たり前じゃないですか」 83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 22:00:22.88
ID:bBWTFkd60 小鳥「おおっ自信満々ですね!それじゃラスト問題!彼女さんに聞きます、彼氏さんが浮気したとしたらどうしますか?」
真美「まこちんはそんなことしないよ」
小鳥「おおっこれはいい回答ですね、それじゃもししてしまったら?」
真美「だからしないって言ってるじゃん」
小鳥「ピ、ピヨ…」
真「はあ…なんか変な問題ばっかだし、舐めてるんですかね?」
小鳥「そ、そんなことないピヨ…それじゃ彼女さんと彼氏さんの絆に免じて景品プレゼントピヨ」
真「あ、ありがとうございます…」
真美「行こ、まこちん」
真「そうだね」
小鳥「ま、またのご参加お待ちしてますよー」
真(二度とするか) 84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 22:03:23.95
ID:bBWTFkd60 小鳥「ピヨ…」
プルルルルル
ピッ
小鳥『もしもし亜美ちゃん…』
亜美『…ピヨちゃんさ、ちょっと調子乗っちゃった感じ?』
小鳥『ごめんなさいピヨ』
亜美『途中まではよかったよ…でも後半は何?アドリブ?』
小鳥『ちょっと気になったといいますか…』
亜美『はあ…報酬はなしね』
小鳥『ピヨッそんな、亜美ちゃん話が違うんじゃ…』
亜美『ちゃんとお仕事できない人に報酬なんてあげませーん』
小鳥『わ、私が悪かったわ!だからお願いします亜美ちゃん!』 85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 22:06:20.85
ID:bBWTFkd60 亜美『んーそんなこと言われてもなあ…真美とまこちんを不愉快にさせた罪は消えないと思うけど』
小鳥『二人にはちゃんと夢の国二泊三日のチケットあげたわよ!あれ本物なのよ!』
亜美『景品あげるのは当然っしょ→、それじゃピヨちゃんの誠意見せてもらっていい?』
小鳥『私こと音無小鳥は亜美様の奴隷です』
亜美『ばいばいピヨちゃん』プツッ
小鳥「ま、待って亜美ちゃん!」ツーツーツー
小鳥「ピヨオオオオオオオオオオオオオオオオオ」
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 22:09:18.52
ID:bBWTFkd60 ―――――――――――――――――――――――――
亜美「はあ…ピヨちゃんにはがっかりだよ」
春香「流石にあれはないね…」
亜美「まあ面白かったしいいや」
春香「えっいいの?」
亜美「うん、そんじゃ亜美は最後まで見届けるけどはるるんはどうする?」
春香「私はそろそろ帰ろうかな、家遠いし」
亜美「あっはるるんは家遠いんだったっけ」
春香「うん、気になるけどもう帰らないと」
亜美「そっか、それじゃまた明日ね」
春香「うん、またね」 87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 22:12:22.91
ID:bBWTFkd60 ―――――――――――――――――――――――――
水瀬邸
ピンポーン
執事「どちらさまでしょうか」
美希「あっミキだけどでこちゃん…じゃなくて伊織さんいますか?」
執事「少々お待ちを…」 88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 22:15:17.93
ID:bBWTFkd60 ガチャッ
伊織「何しにきたのよ」
美希「あっでこちゃん、約束の物頂戴」
伊織「はあ?そんなもの知らないわよ」
美希「おにぎり百個くれるって言ったの」
伊織「私は言った覚えないけど」
美希「でも聞いたの」
伊織「何なのよあんた、私をからかいにきたわけ?」
美希「違うの、ほんとにくれるって聞いたの!」 89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 22:18:18.71
ID:bBWTFkd60 伊織「私はそんなこと言った覚えないわよ…誰から聞いたのよ」
美希「亜美から…あ、これ言っちゃいけないんだった」
伊織「へえ…わかったわ、百個は無理だけど家にあるやつ何個かあげるからそれでいい?」
美希「むうーまあいいの」
伊織「そう、それじゃ上がっていいわよ」
美希「うん、ありがとうなのでこちゃん!」
伊織(覚えてなさい…亜美) 90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 22:21:23.71
ID:bBWTFkd60 ―――――――――――――――――――――――――――
真美「まこちん、今日はありがとね」
真「ん、何が?」
真美「その、デート誘ってくれたこと…」
真「あはは、いいよ気にしなくて、亜美に言われて誘ったんだし」
真美「……え?」 91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 22:24:22.32
ID:bBWTFkd60 真「え?だって真美が学校で彼氏がいるって自慢しちゃったから今日彼氏役にボクが選ばれたんだよね?」
真美「なに…それ…」
真「あれ…」
真美「じゃ、じゃあ…今までのもさ…全部演技だったの?」
真「まあ…そうなるかな」
真美「…っ」ダッ
真「えっ!?ちょっとどこいくの真美!」 94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 22:27:19.26
ID:bBWTFkd60 亜美「まこちん…」
真「あ、亜美…どういうことだよ…」
亜美「ごめん、昨日言ったこと…嘘だったんだ」
真「え…」
亜美「彼氏の話なんてしてない、亜美がいたずら感覚でやったことなんだよ」
真「…そっか」
亜美「ごめんなさい…」グスッ
真「いいよ…別に…」(くそっそれじゃあさっきボクは…最低じゃないか…あんなこと言って…)
真「……」ダッ
亜美「えっどこいくのまこちん!?」
真「…真美を探してくる」
亜美「…そっか、頼んだよまこちん」 95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 22:30:22.86
ID:bBWTFkd60 真(真美…さっき泣いてたよね…ボクが泣かせたのか…)タッタッタ
真(そういえばなんでボクはこんな必死に真美を探してるんだろう…本当はボクは亜美に騙された被害者なのに…)タッタッタ
真(…答えなんて決まってるじゃないか)タッタッタ
真「真美!」
真美「っ!?」ビクッ
真「待って!」
真美「来ないで!」
真「……」ダキッ
真美「やだっ離してっ!」
真「離さない!絶対に…」 96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 22:33:30.00
ID:bBWTFkd60 真美「なんで…まこちんは亜美に言われて演技しただけなんでしょ!じゃあもういいじゃん!」
真「よくない!たしかに今日のは演技だったかもしれない…でも…全部が全部演技ってわけじゃない!」
真美「え…」
真「今日真美とデートしてさ…やっと…ボクの気持ち、わかったんだ」
真美「……」
真「真美が嬉しそうにしてる時はボクも嬉しかったし…悲しそうにしてる時はボクも悲しくなった…」
真美「…うん」
真「それで…気が付いたんだ…ボクは真美のこと…他の人とは違う意味で好きなんだって」
真美「……」
真「さっきはあんなこと言っちゃってごめん…今更卑怯かもしれないけど…言わせて欲しい…真美が…好きだ」
真美「…まこちん」 98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 22:36:21.73
ID:bBWTFkd60 真「もう絶対に悲しませたくない…真美の悲しそうな顔なんて見たくないんだ」
真美「…それじゃあ…キス…して欲しいな」
真「……」チュッ
真美「……ん」
真「真美…今日は悲しませちゃってごめん…それと…ありがとう」ギュウ
真美「ううん…ねえ、まこちん」
真「…何?」
真美「キス…しちゃったからさ…子供できちゃったね///」
真「…え?」 99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 22:39:20.39
ID:bBWTFkd60 真美「男の子と女の子、どっちが産まれるかなあ…」
真「え…あれ?」
真美「どうかしたのまこちん?もしかして嬉しくない?」
真「あ…いや…えっと…なんで子供が出てくるのかな?」
真美「キスしたら子供ができるんでしょ?」
真「えっ…」(…まさか本当にそう思ってるのか?)
真美「えっ…真美、何かおかしいこと言ってるかな?」
真「えっいや…あのね、真美…これから言うこと、よく聞いてね」
真美「うん…」
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 22:42:19.60
ID:bBWTFkd60 ――――――――――――
―――――――――――
――――――――――
真「…と言うことなんだけど」
真美「///」
真「なんかごめんね…想像してたのと違って」
真美「ううん…本当のこと教えてくれてありがと///」
真「いや…学校で習わなかった?」
真美「習ったけど…パパがそれは嘘だっていうから…」
真「そ、そっか…」(流石にそこはちゃんと教育しとこうよ…) 103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 22:45:20.72
ID:bBWTFkd60 真美「そ、それじゃまこちんのを…真美のに入れれば子供ができるの?///」
真「いやなんでだよ!ボクには付いてないから!」
真美「あっそだよね…ごめん」
真「あ、いや…いいけどさ…」(なんか気まずいな…)
真美「うん…」
真「…あーその、あのさ…真美」
真美「…何?」
真「また今度さ、ちゃんとデートしようか…今日のは本当のボクってよりは演技してた感じになっちゃったからさ」
真美「うん…」
真「折角夢の国のチケットも手に入れたんだし…今度の休みに2人で行こう」
真美「うん!」
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 22:48:20.25
ID:bBWTFkd60 ―――――――――――――――――――――――――
亜美「いやーよかったよかった、追いかけてみればハッピーエンドになってたね」
伊織「何がよかったのかしら?」
亜美「げえっ!?いおりん!」
伊織「よくもでたらめ言ってくれたわね、おかげでこっちは大迷惑よ!」
亜美「いやいやーいおりんならおにぎり百個くらい楽勝っしょ→」
伊織「そういう問題じゃないわよ!」
亜美「ごめんねいおりん、んじゃ亜美は帰るね→」ダッ
伊織「ああっ!?こら待ちなさい亜美!絶対逃がさないんだから!」ダッ
亜美「やーだよ→」
伊織「待てえーーーーーーーー」
END 106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 22:50:29.54 ID:WDgWFwdV0
最高だった
次も楽しみにしてる 107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 22:50:37.24
ID:bBWTFkd60 終わりです。読んでくれた方、支援してくれた方ありがとうございました 108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 22:51:06.91 ID:Nx7K/GIm0
乙 110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 22:56:41.25 ID:I0NuDzLl0
おつ 112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 22:58:54.24 ID:Fbrly9U00
乙
- 関連記事
-