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向日葵「さくひま、ひまさく」櫻子「短篇集だよPart8」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 03:07:26.63 ID:feZQWxp40


①:向日葵「もういい加減にして!」櫻子「え?」

向日葵「もういい加減にして!」ガタッ

櫻子「え?向日葵?」

向日葵「最近のあなたの相手は・・・・さすがに疲れますわ」

櫻子「・・・え?」

向日葵「先月から・・・・櫻子がこういう風になるとは思いませんでしたわ!」

櫻子「え?え?」

向日葵「ねぇ?櫻子・・・最近のあなたの行動を思い返してみて・・・」

櫻子「・・・・」






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2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 03:09:04.46 ID:feZQWxp40


櫻子「!!」

櫻子「あ・・・・あぁ・・・」



櫻子「わ、わたし・・・」

向日葵「気づいてくれました?」



3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 03:11:10.09 ID:feZQWxp40


櫻子「わ、わたしね、キャラソンの『365コ』にちなんで、365回やるのが普通だと思ってたの」

櫻子「でも、それは冷静になって考えると・・・変だよね」ウルウル

櫻子「ご、ごめんねぇ・・・ひぃまわりぃー」ポロポロ

向日葵「ほら、泣かないで」

チュ

向日葵「・・・・だから、キスは1日50回までにしましょうね?」

櫻子「うん、わかった//」



4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 03:12:52.33 ID:feZQWxp40


先生「あ、あなた達!授業中ですよ!?」

ちなつ「∵」

あかり「え、えーと・・・」

あかり「さくひま、ひまさく短編集、はっじまるよ~」



5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 03:14:32.63 ID:feZQWxp40


②:向日葵「2期のキャラソンが発売されましたわ♪」櫻子「9月19日だね♪」

向日葵「これを見なさい!櫻子!」

櫻子「なに?この紙?」

向日葵「9月18日のオリコンランキング・・・14位が私のキャラソン・・・15位が櫻子のキャラソン!!」

向日葵「ふふ♪私の勝ちのようですわね!」



6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 03:16:25.97 ID:feZQWxp40


櫻子「なんだと!」

櫻子「ぐぬぬぬぬぬ!」

櫻子「って発売日前日じゃないか!こんなのノーカウントだよ!19日は!19日のデータは!?」


向日葵「」ギクッ

向日葵「そこに気付くとは・・・さすがにやりますわね・・・これですわ!」

バーン


櫻子「へぇ~」ニヤニヤ

向日葵「・・・19日は18位が櫻子のキャラソンで19位が私のキャラソンですわ」

櫻子「ほほー」ニヤニヤ



7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 03:18:56.38 ID:feZQWxp40





向日葵「でも!20日のオリコンはこれですわ!」

ババーン

櫻子「な、なななななな!!」



8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 03:20:38.92 ID:feZQWxp40


向日葵「私が29位・・・櫻子は30位ですわ」

向日葵「あららー?18日は私の勝ち、20日も私の勝ち・・・私の方が売れてるようですわねー♪」

櫻子「ぐぐぐぐぐ!」

櫻子「まだ、まだわかんねーし!19日では、私の勝ちだし!」


櫻子「そもそも向日葵には負けないもんえね!」

向日葵「なんですって!!」


櫻子「ぎぎぎぎぎ!!」バチバチバチ
向日葵「ぐぐぐぐぬ!」バチバチバチ



10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 03:22:44.21 ID:feZQWxp40


綾乃「というかこれって・・・まさか同じ売上?」

千歳「二人とも順位が並んでて・・・仲良しで羨ましいわ~」



向日葵「良くないですわ!」
櫻子「良くないもん!」



11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 03:24:29.95 ID:feZQWxp40


③:櫻子「向日葵~宿題教えて~」向日葵「はいはい」

向日葵「ここは・・・こうやって・・・解くんですわよ」

櫻子「ほら♪新しい下敷き!ひまわり柄で綺麗!うらやましいだろー♪」

向日葵「はぁ~・・・今日の数学の授業は、櫻子が当たる番だから教えてあげてますのに」

櫻子「うむ!ごくろう♪」

向日葵「」イラッ


バキッ


櫻子「ぼ、暴力反対~」



12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 03:26:11.06 ID:feZQWxp40


向日葵「ほら、次はここですわよ」

櫻子「・・・えーと、こう?」

向日葵「・・・・・せ、正解ですわ!さすが櫻子♪」

櫻子「へへ~ん♪このくらい楽勝だし!」

向日葵(教えた所を理解してれると何だか嬉しいですわね♪)

櫻子(たまには褒められるのもいいかも・・・あくまでも!たまになんだからね!)



14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 03:29:35.17 ID:feZQWxp40


向日葵「次は・・・・」

櫻子「ふむふむ」カキカキ


向日葵「あら?」

櫻子「どうだー!」

向日葵「正解ですわ♪やっぱり櫻子はやればできる子ですわね♪」

櫻子「ふふーん、このまま向日葵を勉強でも追い抜いてやるもんね♪」



15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 03:31:14.44 ID:feZQWxp40


向日葵「ふふ、それは気をつけないといけませんわね♪」

櫻子「ほら、早く次を教えて!」」


向日葵「ここはこうでー」

櫻子「ふむふむ・・・」



17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 03:32:59.95 ID:feZQWxp40


あかり「あれれ?なんかクラスの空気が甘い気がするよ!?」

向日葵「ふふふふ♪」

櫻子「えへへへへ♪」


ちなつ「幼馴染なんて滅びてしまえーーーーーーー」ダダダダダダ

あかり「ち、ちなつちゃん!?」



20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 03:35:13.90 ID:feZQWxp40


④:櫻子「歌詞カード?」向日葵「!!」

櫻子「ゆるゆり♪♪の歌詞カードが落ちてる」

櫻子「あっ、向日葵の歌詞カードか・・・」

櫻子「すぐ売り切れちゃったけど、予約してたから買えたんだよね~」

櫻子「あっ、向日葵とは小さい頃からの付き合いだから、買ってあげただけなんだからね!」

向日葵「そんなに強く言わなくても、わかってますわ」

向日葵「ちなみに私も腐れ縁だから買いましたわよ、もちろん」



21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 03:38:15.20 ID:feZQWxp40


櫻子「そういえばさー、向日葵の歌で」

向日葵「なんですの?」


櫻子「『いっぱい!いっしょに!いたい!』ってあるじゃん・・・あれ誰と一緒にいたいの?」

向日葵「ちょ、ちょっと!それを私に聞くんですの!?」


櫻子「だって、誰だかわかんないし」

向日葵「あ・・・あのね・・・櫻子?その・・・あれは・・・」



22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 03:40:06.29 ID:feZQWxp40


櫻子「やっぱり、ちなつちゃん?」

櫻子「それともあかりちゃん、あっ、そういえばさ、この前アニメで歳納先輩と二人っきりで本屋にいたよね・・・すげーいい雰囲気でさ」

櫻子「あっそっかー、杉浦先輩?いつも優しく生徒会の仕事教えてくれるしねー」

櫻子「それとも船見先輩かな?向日葵好きそうだよねー、あの人」


向日葵「櫻子!?」ガタッ


櫻子「いきなり立ち上がって何?」

向日葵「どうかしましたの?今のは船見先輩に対する侮辱に聞こえましたよ?櫻子」

櫻子「」ムスー



24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 03:43:40.11 ID:feZQWxp40


向日葵「ほら、言わないと・・・私にもわかりませんわ・・・」

向日葵「それに・・・そんな膨れた櫻子見たくありませんわ」


櫻子「イライラするの」

向日葵「え?」

櫻子「向日葵のキャラソンが誰宛てなのか・・・考えるだけでイライラするの!」

櫻子「夜も眠れないの!だから余計イライラして!誰なんだよ!教えろよ!向日葵!!!!」


ダキッ


櫻子「向日葵!?」

向日葵「まったく・・・仕方ありませんわね」

櫻子「仕方なくなんかないもん!」

櫻子「私にとっては重要問題なの!」



25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 03:45:35.18 ID:feZQWxp40


向日葵「・・・あなたですわ」

櫻子「へ?」

向日葵「だから・・・櫻子・・・あなたですのよ」

櫻子「え?あっ・・・うん//」

向日葵「まったく・・・そういう発想はなかったんですの?//」

櫻子「えへへ//・・・そっかー・・・私かー//」


向日葵「ところで、あなたの歌詞でも好きって単語が山のようにでてきますわね♪」

櫻子「・・・・・え?」

向日葵「誰の事かしら?」ゴゴゴゴゴ



26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 03:47:14.48 ID:feZQWxp40


櫻子「いや、普通にお菓子のことだし」

向日葵「・・・・え?」

櫻子「・・・・」

向日葵「・・・」

櫻子「・・・・」ピコーン

櫻子「あれれー?向日葵さん?何でそんなに怒ってたのかしらー?」



27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 03:50:24.73 ID:feZQWxp40


向日葵「い、いえ・・・私は別に・・・はぁ~・・・どうせお菓子とかそんな事だろうと」

櫻子「ふふーん」ニヤニヤ

向日葵「な、なによ」

櫻子「もしかして、や・き・も・ち?」

バキッ



櫻子「なぜだー」

向日葵「うるさい!」



向日葵「まったくなんで私がヤキモキしないといけませんのよ//」ボソッ

櫻子「え?なに?」

向日葵「もう!何でもありませんわ!」



28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 03:52:12.21 ID:feZQWxp40


⑤:撫子「ひま子」ちなつ「ひま子?」

あかり「今日は櫻子ちゃんのお家にお泊りだよぉ~」

ちなつ「櫻子ちゃんのお姉さん・・・なんで『ひま子』なんですか?」

撫子「ああ、これにはわけがあってね・・・」



30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 03:57:13.57 ID:feZQWxp40


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

■昔

櫻子「ひーまーちゃん♪あーそーぼー♪」

向日葵「うん、私もさーちゃんと一緒に遊びたかったの♪」

櫻子「わーい♪ひまちゃんと同じ事考えてたんだーやったー♪」

向日葵「以心伝心だね♪さーちゃん」

櫻子「い・・・・ん?」

向日葵「えーと・・・ずっと一緒って事だよ♪」


櫻子「うん、ひまちゃんとは、ずっとずっと一緒だよー♪」

向日葵「ありがとうさーちゃん♪大好きー」

櫻子「私もひまちゃん大好きだよー♪」


向日葵「えへへ//」

櫻子「えへえへ//」



31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 04:00:21.19 ID:feZQWxp40






向日葵「今日は何して遊ぶ?」

櫻子「そうだ!今日はじゅうだいな問題があって来たんだった!」


向日葵「重大な?」

櫻子「うん!」


向日葵「どんな問題なの?」

櫻子「うん、命に関わる問題なんだ!」



33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 04:03:48.57 ID:feZQWxp40





向日葵「え?さーちゃん死んじゃうの・・・・私・・・さーちゃんが死ぬのは嫌だよ・・・」

向日葵「ふわぁぁぁぁぁぁん」ポロポロ

櫻子「泣かないでひまちゃん・・・ひまちゃんが泣いちゃうと・・・」

櫻子「うわぁぁぁぁぁぁん」ポロポロ

撫子「ど、どうしたの?」



34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 04:05:53.43 ID:feZQWxp40





        ・・・・・


撫子「大丈夫!櫻子は死なないから・・・ね?向日葵ちゃん」

向日葵「さーちゃん・・・死なないの?」

櫻子「私はひまちゃんより長生きするから、安心して!」

向日葵「そうなんだ・・・ありがとう♪さーちゃん」

櫻子「ふふーん♪」



35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 04:08:02.24 ID:feZQWxp40


向日葵「あっ、でも私の方がすこしだけ、さーちゃんより長生きしたいなー」

櫻子「えーなんでー」


向日葵「だって、さーちゃんと1秒でも一緒にいたいもん」

櫻子「私も一緒にいる!ひまちゃんとはずっと一緒だもん」


向日葵「うん、ずっとずっと一緒だよさーちゃん」

櫻子「うん♪」



36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 04:11:09.68 ID:feZQWxp40


向日葵「あれれ?そういえば・・・重要な問題って何?」

櫻子「あっ!そうだった!」


櫻子「ひまちゃん!」


向日葵「なんなのかな?」ドキドキ


櫻子「私たちの子供の名前を決めようよ!」

撫子「・・・・・・は?」

向日葵「・・・・・・!!」

向日葵「そうだね!さーちゃん!私うっかりしてたよ」パァァァァ

櫻子「このうっかりさん♪」

向日葵「えへへ//」



37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 04:15:40.49 ID:feZQWxp40


櫻子「何がいいかなー・・・やっぱり、なんとかZっとか、可愛いかなー」

向日葵「うーん・・そうだ!私たちの名前の一部を使おうよ」

櫻子「おぉー、さすがひまちゃん!」

向日葵「えーと・・・『ひまわり』と『さくらこ』だから・・・」


櫻子「うーん・・・ひまわりさくらこ・・・・ひまわらこ・・・・『ひまわり』でいいんじゃないかな?」

向日葵「それは、私の名前だよ?さーちゃんのうっかりさん♪」

櫻子「えへへーうっかりしちゃったー♪」



38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 04:19:16.10 ID:feZQWxp40


向日葵「うーん、ひまわらこ・・・ひまらこ・・・ひまこ・・・」

櫻子「あー、『ひまこ』がいいー」

向日葵「うん♪『ひまこ』にしよう♪」

櫻子「わーい♪私とひまちゃんの子供の名前だー♪」

向日葵「いつになったら生まれるのかなー♪」ワクワク

櫻子「16歳になったら結婚できるってお姉ちゃんが言ってたから、結婚したらすぐだねー」

向日葵「早く16歳にならないかなー」


櫻子「結婚したら、毎日幸せだよねー」
向日葵「結婚したら、毎日幸せになろうねー」

櫻子「ねー♪」
向日葵「ねー♪」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 04:21:25.00 ID:feZQWxp40


■今

撫子「というわけで、櫻子が忘れないようにって、私にお願いしたの」

撫子「それで、二人が忘れた頃から『向日葵ちゃん』の事を『ひまこ』って呼ぶ事にしたんだよ」


ちなつ「そっかー・・・二人のお子さんの名前かー」ニヤニヤ

あかり「あ、あかり、ちょっとドキドキしちゃったよぉー」ドキドキ



櫻子「∵」

向日葵「∵」



40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 04:23:03.80 ID:feZQWxp40


⑥:向日葵「なんですの?この封筒」櫻子「役所の紙が入ってる」

向日葵「はぁ~・・・学校に無駄な物を持って来たらいけませんのよ?」

櫻子「はぁ!?無駄なんかじゃねーし!」

向日葵「じゃあ、大切そうに封筒に入れてますが、なんなの?この中身は」

櫻子「婚姻届だよ!将来役に立つだろ!」


向日葵「はぁ!?」

向日葵「仕方ありませんわね、本番のために婚姻届を書く練習をしましょうか?・・・ね?櫻子//」

櫻子「そうだね、たくさん練習しようね?向日葵//」


綾乃「∵」



41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 04:25:17.61 ID:feZQWxp40


⑦:綾乃「実はあなた達付き合ってるでしょ?」櫻子「そんなわけ」向日葵「ねーですわ!」


綾乃「じゃあ、なんで恋人繋ぎをして登校してるのよ?」

櫻子「きょ、今日はその・・・」

向日葵「秋になって・・・その寒くなって」


櫻子「向日葵の手・・・暖かいし//」

向日葵「櫻子の手も・・・暖かいですわ//」


綾乃「そ、そう・・・」



43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 04:28:14.31 ID:feZQWxp40


綾乃「・・・じゃあ、なんでマフラーを恋人巻きって言えばいいのかしら?」

綾乃「一つ長いマフラーを使って、二人巻きしているのよ?」

櫻子「これも寒いからです!」

向日葵「それに!私が吉川さんのマフラー練習の為に長く編みすぎたせいなんです!」



櫻子「でも・・・このマフラーちょっとチクチクする・・・」

向日葵「そう言いながら、マフラーちゃんと巻いてくれてるのね//」

櫻子「もう//向日葵が編んだんだから当たり前じゃん//」


綾乃「とりあえず、学校では見苦しいから外しなさい」



44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 04:31:28.62 ID:feZQWxp40


綾乃「・・・さて・・・なんで二人は抱き合ってるのかしいら?」イライラ

櫻子「だって、杉浦先輩がマフラー外せって言ったから外したんですよ!」

向日葵「今日は寒いから、こうでもしないと風邪を引いてしまいますわ!」


櫻子「・・・向日葵の鼓動が聞こえる//」

向日葵「・・・違う病に掛かってしまいそうですわ・・・そう恋の病に//」

櫻子「私はとっくに掛かってるよ//」

向日葵「ふふ//・・・実は私もなの//」



綾乃「もう、生徒会副会長なんて嫌ーーーーーー!」

千歳「あ、綾乃ちゃん!?」



46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 04:35:47.20 ID:feZQWxp40


⑧:結衣「京子はね・・・」櫻子「向日葵はですね・・・」

結衣「最近、寒くなってきたよね」

櫻子「そうですね、夏なのにおかしいですよね」

結衣「え?」

櫻子「え?」



47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 04:37:53.06 ID:feZQWxp40


結衣「え、えーと・・・寒くなってくるとさ」

結衣「京子が『寒いから一緒に寝よう結衣~』って一緒の布団に入ってくるんだ」

結衣「そのあと・・・・・・ふふふ//」

結衣「寒いのを理由にしてる京子は可愛いなー」


櫻子「へぇ~」

櫻子「あっ!そういえば、この前」

櫻子「向日葵が『寒いですわー』って夏なのに寒がっていたんですよ」

櫻子「それで、抱きついたら・・・」

櫻子「顔真っ赤になっちゃって・・・・えへえへ//」



48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 04:40:38.30 ID:feZQWxp40


結衣「そ、そうなんだ・・・でも、京子は体温高いから暖かいんだ」

櫻子「いえいえ、向日葵の方がすごいんですよ?」

結衣「どんなふうに?」

櫻子「向日葵は低血圧だから、夏に抱きつくと気持ちいんですよ!」


結衣「それ・・・低血圧関係ないかも・・・」

櫻子「え?」

結衣「でも、夏抱きついても気持ちいいよね」

櫻子「はい!」



49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 04:42:36.63 ID:feZQWxp40


結衣「この前、なんか京子が体をクーラーで冷やして・・・」

結衣「買い物で外に出ていた私をお出迎えしてくれたんだ」

結衣「あの時の京子は体が冷たくて・・・気持ちよかったな・・・ふふふ」


櫻子「そういえば、この前、向日葵がクーラーをガンガンにきかせていて」

櫻子「それで二人マフラーをしたんですよ♪」

櫻子「あれは良かったなー・・・えへへ//」



50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 04:44:16.43 ID:feZQWxp40


結衣「でも、なんだかんだ言って京子は・・・」

櫻子「でもでも!向日葵なんか・・・」

結衣「いやいや、京子の方が・・・・」

櫻子「いえいえ、向日葵の方が・・・・」



結衣「っ」バチバチ

櫻子「ぐぐぐぐぐ」バチバチ



52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 04:45:57.64 ID:feZQWxp40


京子「結衣ー待ったー?」

向日葵「櫻子ーお待たせですわ」


結衣「京子の方が・・・」

櫻子「向日葵の方が・・・」


結衣「絶対に気持ちいいよ!!」
櫻子「絶対に気持ちいいです!」



京子「な、なーーーーーー//」
向日葵「櫻子!?何を言ってますの!?」



53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 04:49:13.94 ID:feZQWxp40


⑨:櫻子「ちなつちゃんと付き合ってるふりをしてみよう!」ちなつ「・・・え?」


櫻子「ちなつちゃん!あかりちゃんから聞いたよ!」

ちなつ「え?何を?」

櫻子「デートの練習やってるんでしょ!」

ちなつ「う、うん・・・」

櫻子「今度は私とデートの練習しない!?」

ちなつ「えー」



櫻子「デートってどんなのか興味があって・・・ね?」

ちなつ「うーん・・・いいよ、じゃあ今度の日曜日は暇?」

櫻子「やったー♪ありがとうちなつちゃん!日曜日は大丈夫♪」

向日葵「今、デートとか聞き捨てなら無い声が聞こえたのですが・・・」

ちなつ(うぅ・・面倒なことにならないようにしないと)



54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 04:50:56.14 ID:feZQWxp40


櫻子「あっ、私ちなつちゃんと付き合うことにしたから・・・」

ちなつ「・・・・へ?」

向日葵「・・・・え?」

櫻子「だから、ちなつちゃんと今度の日曜日にデートするんだ♪」


向日葵「あ・・・・そ、そうなんですの・・・あれ?あ・・・私トイレに」ポロポロ

ダダダダダダダダ

あかり「向日葵ちゃん!?」

ちなつ「もう!櫻子ちゃん!何であんな事言ったの!」

櫻子「あー・・・うん・・・えーとね・・・」



55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 04:52:41.13 ID:feZQWxp40






かくかくじかじか


ちなつ「えぇ?向日葵ちゃんにヤキモチやいて欲しいから?」

櫻子「この前・・・向日葵に『ヤキモチ?』って言われて・・・調べてみたら・・・」

櫻子「ちげーし!ヤキモチなんかじゃないもん!」

櫻子「それで、向日葵に負けた気がしたから・・・」

櫻子「向日葵のヤキモチも見てみたいかなーって」


あかり「え?あ、あれ?櫻子ちゃんが言っている意味がわからないよぉ」

ちなつ「え、えーと、櫻子ちゃん?えーと、とりあえず、向日葵ちゃんにヤキモチを焼かせたいの?」

櫻子「・・・・うん」



56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 04:54:42.34 ID:feZQWxp40


ちなつ「それなら、最初から言ってよ、あれじゃ向日葵ちゃん傷ついて泣いてるかもしれないよ」

櫻子「・・・・え?」

あかり「櫻子ちゃんはそっぽ向いてたから見えなかったって思うんだけど」

あかり「・・・あのね・・・向日葵ちゃん・・・たぶん泣いてたと思うよ」

ちなつ「ほら、ヤキモチはまた今度ね、早く行って来たほうがいいよ、修復が付く間にね」

櫻子「わかった」


ダダダダダダダダ


ちなつ「ヤキモチはPart9かな・・・」

あかり「え?」

ちなつ「ううん、何でもないよ」



57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 04:57:03.71 ID:feZQWxp40




櫻子「向日葵ーーー!」

向日葵「さくらこぉ?」ポロポロ

櫻子「ごめんね・・・向日葵!私あのね・・・」

向日葵「な、何をしに来たのよぉ・・・早く吉川さんの所に行きなさい・・・私のところじゃなくて」グスグス

櫻子「私は向日葵が心配なの!」

向日葵「恋人がいる櫻子は、心配する必要がありませんわ!これは私の問題ですから・・・」

向日葵「・・・そう、私の気持ちの」



58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 04:58:41.39 ID:feZQWxp40


櫻子「違うもんね!違うもんね!違うもんね!違うもんね!」

櫻子「私!別にちなつちゃんと付き合ってねーし!」

櫻子「勘違いするな!このダメっぱい!」


向日葵「・・・・・・え?」

向日葵「・・・・・でも、あなた・・・・『ちなつちゃんと付き合う』って」


櫻子「あんなの嘘!冗談だし!」

向日葵「言ってもいい嘘と言ったらダメな嘘がありますわ!」

向日葵「そういうのは、あきらかに言ったらダメな嘘ですわ!」


櫻子「うるさい!なんで向日葵がそこまで同様するんだよ!」

櫻子「なんで向日葵がそこまで怒るの!」

向日葵「・・・・・それは・・・」



59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 05:00:15.80 ID:feZQWxp40


櫻子「私は・・・私は・・・好きなの!向日葵が」

櫻子「でもでもでも!向日葵は・・・全然そんな所を見せてくれなくて!」

櫻子「なんなの!私は・・・向日葵に負けたくないの!」


櫻子「だから、その私は!もう何言っていいかわかんないけど」

櫻子「向日葵の事が好きなの!」

櫻子「向日葵!もっと私の事を独占してよ!」

櫻子「なんで、私があかりちゃんと二人っきりで遊んでいても平気なの?」

櫻子「私は向日葵が他の人と二人っきりなんて無理!」

櫻子「でも、向日葵に負けたくなくて・・・負けたくなくて・・・」


櫻子「ごめんね・・・向日葵・・・」ポロポロ

櫻子「最低だよね・・・私・・・向日葵をこんなに傷つけて・・・」ポロポロ



60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 05:02:12.94 ID:feZQWxp40


向日葵「いいえ、それだけ私を好きでいてくれたんでしょ?」

向日葵「嬉しいですわ、櫻子//」

向日葵「そんな櫻子もとっても好きですわよ//」

櫻子「うん♪私もとっても好きだよ!向日葵//」



綾乃「あなた達・・・もう話は終わったかしら?」

櫻子「あっ」

向日葵「杉浦先輩」

綾乃「女子トイレにいつまでいるのよ・・・もう授業とっくに始まってるわよ」

向日葵「すいません、すぐ戻ります」

櫻子「池田先輩もお大事に」



63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 05:04:56.46 ID:feZQWxp40


綾乃「うん、ありがとう」

綾乃「千歳がまた鼻血を噴出して、気絶したから、保健室に連れて行ってたら」

綾乃「女子トイレから声が聞こえてきて・・・あの二人とはね・・・」


綾乃「まったく、二人は素直ね・・・」


綾乃「私も、もうちょっと素直にならないとね・・・」


綾乃「・・・・ね?千歳?」

千歳「うぅぅ・・・・綾乃ちゃんー」



64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 05:06:56.46 ID:feZQWxp40


向日葵「今度の日曜日はデートですわよ!」

櫻子「ふふーん、向日葵に負けないようにオシャレするんだからね!」

向日葵「もう!いつもの調子に戻りましたわね♪」

櫻子「うん、おかげさまで」



65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 05:07:39.63 ID:feZQWxp40




向日葵「・・・・あ、あの//」

櫻子「ん?」

向日葵「あまり、ヤキモチばかりやかないでね・・・さーちゃん//」

櫻子「っ//」

向日葵「わかりました?ほら?さーちゃん?//」

櫻子「向日葵こそ!勘違いさせるようなことするなよ!」

向日葵「むっ・・・向日葵?」


櫻子「ひまちゃんこそ!もっともっと私を好きにさせてやるんだからね//」



向日葵「ふふふ♪頑張ってねさーちゃん」



       終わり



66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 05:08:41.52 ID:feZQWxp40


これにて、終わりになります。
こんな眠い時間まで読んでくださった方が
いらっしゃればありがとうございました!

では、また機会があったらよろしくお願いします。
おやすみひまひまさくひま!



67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 05:14:18.27 ID:pp61Oxh8i


乙!


68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 06:35:43.98 ID:O4JuVxJ60


追い付いたと思ったら終わってた
乙っぱい!



70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 08:21:13.00 ID:GCSlWngqP


いつもながらとても面白かった
乙乙



71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 08:36:53.04 ID:hYlWuE07O


乙!


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今回も安定のクオリティ。糖分の大運動会やー!って絶賛するレベル。
[ 2012/09/23 22:52 ] [ 編集 ]

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