1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 00:17:09.99
ID:xEQkoIVJ0 撫子「いや、いいよ」
撫子「だって、私の彼女バレするの嫌だもん」
櫻子「でも、それじゃーねーちゃん達出番無いよ?」
櫻子「原作で10数ページしかないじゃん」
櫻子「まあ私はゆるゆり原作で出番たくさんあるから構わないんだけどね」
撫子「確かに、大室家が終わって私達の出番がなくなってその内忘れ去られる」
花子「そんなのさびしいし」
櫻子「でしょ?だからこの櫻子様のいうことを聞くのだー」
花子「櫻子のいうこと聞くのはシャクだけど正論だからしかたないし」
撫子「というわけで、大室家の短編SS始まります」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 00:17:49.06
ID:xEQkoIVJ0 第一話 花子「撫子お姉ちゃん、一緒に寝て」撫子「ん?どうした」
花子「どうもしてないし、一緒に寝て欲しいだけだし」
撫子「そっか、おいで花子」
花子「うん」トコトコ
花子「ん」ギュ
撫子「さっき見たホラー映画が怖かった?」
花子「そ、そんなことないし」
撫子「花子はまだお子ちゃまなんだね」ヨシヨシ
花子「う、ちがうし」 5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 00:18:26.82
ID:xEQkoIVJ0 3時間前
リビング
櫻子「この前、あかりちゃんと話してたときホラー映画の話になってさ」
櫻子「これ、借りてきた」
らせん
撫子「あっ、これずいぶん前に見たことある」
花子「こわいの?」
撫子「けっこうこわいよ」
櫻子「ん~花子は怖くて見れないのかな~?」
花子「そんなことないし!」
花子「櫻子と違って大人だから怖くなんかないし」 6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 00:18:59.21
ID:xEQkoIVJ0 花子「(呪いのビデオ不気味で怖い)」ブルブル
櫻子「!花子~、怖いのかな~?」
櫻子「お姉ちゃんのところにおいで~」
花子「櫻子のところにはいかない」
花子「撫子お姉ちゃん」ガシ
撫子「いいよ。一緒に見ようね」
櫻子「ちぇ~たのしくないー」
櫻子「それにしても、ブラウン管のテレビってところに時代を感じるな~」
撫子・花子「(櫻子が珍しく難しい言葉を使った!)」 7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 00:19:33.83
ID:xEQkoIVJ0 クライマックス
花子「い、井戸の中に貞子が」ガクガク
撫子「大丈夫だよ」ヨシヨシ
櫻子「……」←結構怖がってる
櫻子「ねーちゃん、これで貞子の呪いはとけたの?」
撫子「うん、そうだよ」ニヤリ
落ち テレビから貞子が出てくる
花子・櫻子「きゃああああああああああ」
撫子「ヒッ(やっぱり何度見てもこのシーンは怖い)」
終わり
櫻子「ね、ねーちゃん騙したな!?」
撫子「だって、ほら、ネタバレってよくないじゃん」
櫻子「うるせー」
花子「……」ブルブル
撫子「大丈夫?花子?」
花子「うん」 8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 00:20:06.73
ID:xEQkoIVJ0 花子寝室
花子「さっき見た映画、怖かったし」
花子「一人でいたら貞子がでてくるかも」ブルブル
花子「怖いけど、お姉ちゃんの部屋まで行こう」
現在に戻る
撫子寝室
撫子「でも、花子、どうして櫻子の部屋に行かなかったの?」
撫子「あっちの方が近いんじゃない?」
花子「それはね」 9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 00:20:41.03
ID:xEQkoIVJ0 5分前
櫻子寝室
ガチャ
櫻子「くかーくかー」Zzzz
花子「のんきに寝てるし」
花子「まあいいし」ズ
櫻子「このー」
花子「!……寝言だし」
櫻子「このーおっぱい大魔神~!」ギュー
花子「いたいいたい!!」 10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 00:21:15.21
ID:xEQkoIVJ0 撫子寝室
花子「ってことがあったし」
撫子「それで、こっちに来たんだね」
花子「うん」
花子「撫子お姉ちゃんは、櫻子と違って寝相悪くないし」
撫子「そうだね、じゃあ今日は一緒に寝よう」
花子「ん」ギュ
撫子「よしよし」ナデナデ
10分後
花子「スピースピー」
撫子「(花子寝たのね……)」
撫子「(実は私も怖かったなんて言えない)」
撫子「(櫻子は、ああいうの大丈夫なのかしら)」 11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 00:21:48.47
ID:xEQkoIVJ0 櫻子サイド
櫻子「ん~ん~」
櫻子「ん?うちのテレビ、液晶じゃなかったっけ?」
櫻子「なんで昔のブラウン管のテレビが?」
テレビ「ブワンッ」
櫻子「!!」
櫻子「勝手についた!」
櫻子「井戸が映った!」
櫻子「コードを抜けば」
ブチ
櫻子「消えない、どうしよう」
櫻子「(これは、やばい、らせんと同じ展開)」
テレビ「貞子「うぅ~」」
櫻子「く、くるな~!」 13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 00:22:22.65
ID:xEQkoIVJ0 櫻子「(体が動かない!)」
テレビ貞子「うぅ~」
櫻子「(やばい、でてきてる)」
貞子「あぁ~」
櫻子「ひぃい、助けてねーちゃん!」
バッ!
櫻子「うぅ~夢か~」
櫻子「あの映画の影響だ……」
櫻子「怖い、一人で寝られない」 14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 00:22:53.97
ID:xEQkoIVJ0 撫子寝室
花子「うみゃー」ゴシゴシ
花子「トイレに行きたくなったし」
撫子「スースー」
花子「撫子お姉ちゃんはもう寝てるから一人で行くしか無いし」
トタ、トコトコ
花子「心細い」
ガチャ
??「うわあああ」
花子「きゃあああ」 15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 00:23:24.52
ID:xEQkoIVJ0 櫻子「なんだ!花子か、びっくりした!」
撫子「んーどうしたの?」
撫子「なんだ櫻子。どうしたの?」
櫻子「花子がいきなり飛び出てきて驚いたんだよ~」ブー
撫子「そうじゃなくて、何でこの部屋に来たの?」
櫻子「こ、」
撫子「こ?」
櫻子「怖くなんかないもん!」
撫子「そ、じゃあ自分の寝室で寝なさい」
櫻子「怖かったんです、ごめんなさい」
撫子「素直でよろしい」ニヤ 16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 00:23:55.52
ID:xEQkoIVJ0 撫子「ところで花子?どうしたの?」
花子「トイレに行きたいんだけど怖くていけないし」
撫子「そう、じゃあお姉ちゃんが連れて行ってあげる」
撫子「花子は櫻子と違って素直でいいね」
櫻子「ま、花子がどうしても付いて行って欲しいっていうんなら、お姉ちゃんがついていかないこともないけどー?」
花子「撫子お姉ちゃんが連れてってくれるから必要ないし」
撫子「櫻子は一人で待ってなさい」
櫻子「まって、ごめんなさい、私も行きますー」
撫子「そ(私も一人でトイレにいけなかったなんて言えない……)」 17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 00:24:26.40
ID:xEQkoIVJ0 再び撫子寝室
花子・櫻子・撫子「(3人だとさすがにキツイわね)」
撫子「私が布団敷いて下で寝るから2人でベッド使いなさい」
花子「やだー私撫子お姉ちゃんと寝たいー」
櫻子「なにをー!」
櫻子「私もねーちゃんと寝たいー」
花子「私の!」
櫻子「私の!」
撫子「分かったよ、じゃあ3人で寝よう」
花子・櫻子「やったー!」
撫子「でも、ベッドだときついから下に2つ布団敷こう」 18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 00:24:57.18
ID:xEQkoIVJ0 撫子「じゃあおやすみ、花子・櫻子」
櫻子「おやすみねーちゃん」
花子「おやすみ、撫子お姉ちゃん」ギュ
撫子「(花子はまだしも、櫻子もまだまだお子様なんてね、ふふ)」
撫子「(なんだかんだ、私達っていい姉妹だね)」
第一話 終わり 20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 00:26:30.96
ID:xEQkoIVJ0 第二話 撫子が櫻子の服を着たがらない理由
櫻子「ねーちゃん、この服着てみて」
撫子「絶対嫌」
櫻子「なんで?胸のサイズ私と変わらなくてフィットするから?」
撫子「櫻子、それ自爆」
櫻子「は!(゜Σ゜;)」
撫子「それに」
櫻子「?」
撫子「貧乳はステータスだ!」
櫻子「そうだったのかー!」
花子「(花子も多分絶望的だけど)」
花子「(ステータスならよかったし!)」
第二話END 22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 00:28:25.80
ID:xEQkoIVJ0 第三話 櫻子の体操服の秘密
向日葵「櫻子~いますか」
撫子「あっ、ひま子櫻子今外出中」
向日葵「そうですか」
撫子「あっ、でもすぐ帰ってくるって」
撫子「ひま子、あがってく?」
向日葵「そうしますわ」
櫻子「ひまわりじゃん!家間違えた?」
向日葵「撫子さんに外であって」
櫻子「そっか、それよりこの服着てみるー?もういらないから向日葵にあげる~」
向日葵「え、遠慮しときますわ(櫻子の服は胸周りがきつくて)」
櫻子「ええい、着ろー!」
向日葵「ちょっ」
服 ビヨーンビヨーン
撫子「……」 23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 00:29:07.72
ID:xEQkoIVJ0 撫子「(なんだろう……このデジャブ)」
~~~~~~~~~~~~~~~~
花子「これ胸の周りがダボダボだし」
撫子「きっとボールでもいれて遊んでたんでしょ」
櫻子「ちがうわい!」
~~~~~~~~~~~~~~~~
撫子・花子「ハッ」ポンッ
撫子「櫻子の体操服があんなになってたのは」
花子「そういうことだったのか」 24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 00:33:19.48
ID:xEQkoIVJ0 第四話 撫子さんの姉妹フェチ
撫子「これが櫻子から貰った花子の服」コッソリ
撫子「くんかくんか」
撫子「うん櫻子と花子の匂いが染み付いてる」
撫子「いい匂い」クンクン
花子「(撫子お姉ちゃん……)」
花子「ねぇ櫻子ちょっと来くるし」
櫻子「ん?」
花子「撫子お姉ちゃんが」ヒソヒソ
櫻子「な!?」
花子「シッ!バレるし」
櫻子「(ねーちゃん!)」
櫻子「(そんなにその服が着たかったのか!)」
花子「(たぶん櫻子は勘違いしてるし)」 25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 00:37:40.34
ID:xEQkoIVJ0 後日 花子学校で
花子「ってことがあったし」
こころ「それって、お姉さん変態なんじゃない?」
花子「えっ!?」
花子「撫子お姉ちゃんが変態?」
家
花子「(お姉ちゃんが変態だと思いたくない)」
花子「(思い切って聞いてみるし)」 26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 00:38:32.37
ID:xEQkoIVJ0 花子「撫子お姉ちゃん」
撫子「うん?」
花子「なんで、昨日花子の服の匂い嗅いでたの?」
撫子「はっ!(バレてた)」カァ
花子「しかも、櫻子と私の匂いで喜んでたし」
撫子「それはね(この際正直に)」
撫子「なんだか、櫻子と花子の匂いかぐと落ち着くから」
撫子「自分と同じ匂いがするからかな」
花子「そうなんだ」
撫子「うん、変かな?」
花子「大丈夫、撫子お姉ちゃんは変態じゃないし」
撫子「(そこまで思われてたのか!)」
第四話 END 27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 00:43:20.92
ID:xEQkoIVJ0 第五話 主役は誰?
櫻子「大室家の主役って誰なんだろう?」
花子「当然、花子だし!」
櫻子「いやいや、一番目立ってるのはこの櫻子様だぞ~」
花子「櫻子は、本編で目立ってるから主役張る必要ないし」
櫻子「なんだと~」
櫻子「ねーちゃん!花子と私どっちが主役?」
撫子「う~ん……」
撫子「私かな」
第五話 END 30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 00:49:21.96
ID:xEQkoIVJ0 第六話 奇妙な姉妹関係
花子「撫子お姉ちゃん、宿題でわからないことがあるんだけど」
撫子「なに?ちょっと見せてみて」
櫻子「……」
花子「撫子お姉ちゃん、今日の料理なんだけど」
撫子「うん、新しいレシピだね」
櫻子「……」
花子「櫻子、花子の牛乳勝手に飲んだでしょ?」
櫻子「なんで、花子は私のことお姉ちゃんって言わないで、櫻子ってよぶんだ~!」ウガー
花子「だって、櫻子は尊敬するに当たらないし」
櫻子「なにを~私だって、小学生の宿題ぐらいできるぞ~」
花子「それ、自慢にならないし」
第六話 END 32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 00:55:29.38
ID:xEQkoIVJ0 第七話 お姉ちゃんと呼ばせてやる
櫻子「くそ~なんとか花子に櫻子お姉ちゃんって呼ばせてやる~」
櫻子「でもどうすれば……」
櫻子「そうだ!花子に尊敬される姉になればいいんだ!」
櫻子「でも、どうすれば尊敬されるんだ?」??
撫子「櫻子、宿題するから出ていってくれない?」
櫻子「これだ!」
櫻子「これは、これは撫子様、どうかこの櫻子めにも宿題をさせて頂けないでしょうか?」
撫子「いいけど、どうしたの櫻子?大丈夫熱でもあるの?自ら宿題をするなんて」
櫻子「マジで心配された!」 34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 01:00:45.30
ID:xEQkoIVJ0 櫻子「さぁ宿題~宿題~」^^
櫻子「(うぅ~わからないー退屈になってきたー)」
櫻子「(っていうかこれ、花子に宿題してる場面見せなきゃ意味無いじゃん!)」
櫻子「よっと」トコトコ
撫子「?」
花子の部屋
櫻子「花子~ちょっとおいで~」
花子「何か用があるのかし」
櫻子「いやーなんにも用はないんだけどねーちょっとちょっと」手招き
花子「櫻子、なに企んでるし」
花子「やだ、行かないし」 36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 01:07:32.26
ID:xEQkoIVJ0 櫻子「くそぅー宿題してるとこ見てくれないんじゃ意味が無い」
櫻子「花子のやつめ~もういいや、花子のプリン食ってやるー」
撫子「さっきからどうしたの櫻子?」
櫻子「花子に櫻子お姉ちゃんって呼ばせたい」
撫子「それは無理だね」
櫻子「即答!?」
撫子「今だってそうやって花子のプリン食べてんじゃん」
撫子「花子に嫌がることやってるからお姉ちゃんって呼んでくれないんだよ」
櫻子「確かに!」
撫子「あと、そういうバカなとこ」
櫻子「バカじゃない!」 39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 01:17:16.88
ID:xEQkoIVJ0 櫻子「とりあえず、花子のプリン食べちゃったのは悪いから買ってき直すよ」
撫子「(でも、なんだかんだ、櫻子って思いやりがあるんだよね)」
花子「あれ?花子の取っておいたプリンがないし!」
花子「櫻子が食べたし!」
櫻子「ごめんごめん、でもほら新しいの買ってきたから」
花子「それは!花子の好きなデラックスプリンジェラード!」
櫻子「100円で3個入りのプリンとは味が違うぞ~」
花子「でも、櫻子のことだからそれも自分の分だし」
櫻子「はい!あげる」
花子「!!」 40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 01:18:12.78
ID:xEQkoIVJ0 櫻子「その代わり、ありがとうございます櫻子お姉ちゃんって言って」
花子「あ、ありがとうございます。櫻子、お、お姉ちゃん//」
櫻子「うーんいいねぇ、もう一回!」
花子「くどいし!櫻子」バッ
櫻子「あっ」ベチャ
花子「ご、ごめん」
櫻子「いいっていいって、もう一回買ってくるよ」
第七話 END 44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 01:22:37.29
ID:xEQkoIVJ0 第八話 花子の気持ち
撫子「花子?今のは花子が悪いよ」
花子「うん」
撫子「それに、本当は櫻子のことお姉ちゃんって呼びたいんでしょ?」
花子「なんで気づいてるの?」
撫子「お姉ちゃんだもん、見てれば分かるよ」
花子「なんだか物心ついた頃から、櫻子のこと櫻子って呼んでたから」
花子「お姉ちゃんって呼ぶの恥ずかしくて」
撫子「だんだん慣れていけばいいと思うよ」
花子「うん、帰ってきたらちゃんと謝って、それで」
花子「櫻子のこと、お姉ちゃんって呼んでみる」
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 01:34:08.93
ID:xEQkoIVJ0 櫻子「ふんふんふ~ん」
櫻子「いつもなら、怒ってるとこだったけど」
櫻子「今日の櫻子様は、とことん花子に甘く奮発しちゃうぞ~」
櫻子「すみませーん、デラックスプリンジェラードくださーい」
店員「はい(この子さっきも来た。何個食べるんだろ)」
櫻子「(あ、どうせならねーちゃんの分と私の分も買っていこ)」
櫻子「3つくださーい。あっカップでください」
店員「わかりました(本当に何個食べるんだ!)」
櫻子「ふんふんふ~ん」
櫻子「さてと、カップにしたのには理由があるんだよねー」
櫻子「コーンだと安定しないからできないけど」
櫻子「カップなら上のジェラード部分にスプーンを使って」
@@@
@花子へ@
@ @
@@@
櫻子「ちょっとしたメッセージ入でー」 48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 01:41:06.97
ID:xEQkoIVJ0
家
櫻子「ただいま~」
花子「櫻子、さっきはごめんなさい」
撫子「花子?」
花子「うん」
櫻子「いいってことよ~」
花子「それと、買い直してくれてありがとう、お姉ちゃん//」
櫻子「……」キュン
パサ
花子・撫子「あっ」
櫻子「あっ」 49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 01:46:06.70
ID:xEQkoIVJ0 櫻子「でも、大丈夫!さっきはコーンだったけど、今度はカップだから」
@@@ @@@ @@@
@花子へ@ @ @@ @
@ @ @ @@ @
@@@ @@@ @@@
撫子「ホントだ!櫻子にしてはうまい機転がきいたね」
撫子「しかも3つある。私にも買ってきてくれたの?」
櫻子「うん!」
撫子「ありがと櫻子」
花子「あっ花子の名前書いてある」
櫻子「ありがとう、お姉ちゃん//」
櫻子「うう~花子のやつー可愛すぎるぞーもうー」ダキ
花子「あがが、苦しい」
花子「やっぱり、櫻子は櫻子だし……」
第八話 END 51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 01:50:52.35
ID:xEQkoIVJ0 第九話 植物+子
楓「お姉ちゃん、撫子さんにひま子って呼ばれてるよね」
向日葵「そうですわね」
向日葵「あそこのうち、みんな名前に植物に関するものに子供の子をつけてますわね」
向日葵「撫子さん、櫻子、花子」
楓「つまり、お姉ちゃんは、大室家の家族同然ってこと?」
向日葵「そういわれると照れくさいですわね」
楓「楓、撫子さんに楓ってそのまま呼ばれるんだけど」
向日葵「そうでしたっけ?」
楓「うん」ションボリ
向日葵「確かに楓子って言ってるの聞いたことありませんわね」
ピンポーン
櫻子「ひまわりーいるー?遊べー」
向日葵「ちょうど、櫻子が来ましたわ、確かめに行ってみましょう」 52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 01:59:17.99
ID:xEQkoIVJ0 大室家
櫻子「楓も連れてきたの?」
楓「おじゃまでしたか?」ショボン
櫻子「そんなことないよーむしろひまわりより楓ちゃんの方が好きー」
櫻子「ひまわりといるといらいらするからねー」
向日葵「じゃあ、毎度毎度呼ばないでくださいまし」ムッ
楓「櫻子お姉ちゃんも楓のこと、楓子って呼んでくれないの?」
櫻子「へっ?なんの話?」
向日葵「楓、どうも楓子って呼ばれたいらしいですわ」
櫻子「えっなんで?」
向日葵「だって、大室家の姉妹ってみんな植物+子でしょ?」
櫻子「!!確かに」←今気づいた
向日葵「それで、私も撫子さんにひま子って呼ばれてるから、楓だけそう呼ばれないのが悲しいそうですわ」
楓「うん」ションボリ 53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 02:05:44.13
ID:xEQkoIVJ0 櫻子「大丈夫だ、私が呼んであげるよ、かえで子」
楓「//」ぱぁー
櫻子「かえで子、かえで子、あれ?かえで子って言いづらいね」
楓「……」ションボリ
櫻子「分かった、なんかいいの考えよう」
花子「なんの話してるし」
櫻子「楓のあだ名だよー」
櫻子「うちの姉妹の名前ってみんな植物+子じゃん?」
櫻子「ひまわりもねーちゃんにひま子って呼ばれてて」
櫻子「楓だけ、子がつかないから可哀想だなって話してたんだよ」
花子「(花子の名前だけ、花+子で適当なのは、ここでは出さないでおくし)」
花子「確かし、でも楓子って言いづらいし」
櫻子「そうなんだよなー」 55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 02:16:14.97
ID:xEQkoIVJ0 撫子「ただいまー」
櫻子「あっねーちゃん帰ってきた」
撫子「あらいらっしゃい、ひま子にかえ むぐっ」
櫻子「ねーちゃん、楓のこと楓って呼ばないで」
撫子「はっ?楓は楓でしょ?」
楓「……」シュン
向日葵「実は…」
撫子「そういうこと。確かに、楓だけ子つけてなかったね」
撫子「ごめんなさい」ゲザァ
楓「撫子お姉ちゃん!頭を上げて!」
撫子「でも一回呼んだ呼び名って結構変えるの難しいよね」
撫子「ごめんね。楓」
楓「いいの!撫子お姉ちゃん無理して、呼ばなくて」 57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 02:22:41.93
ID:xEQkoIVJ0 花子「撫子お姉ちゃん!花子はがんばって櫻子のこと、お姉ちゃんって呼んでるし!」
撫子「!!そうだね。私も頑張らないとね」
撫子「楓……子」
楓「//」パァ
撫子「楓子!」ダキ
楓「撫子お姉ちゃん!」
撫子「楓子!かえで子!かえれ子!」
撫子「あっ噛んじゃった//」
櫻子「楓子ってなんか呼びづらいよね」
向日葵「やはり、名前がネックなんですわね」
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 02:23:46.94
ID:xEQkoIVJ0
撫子「楓……楓は英語でメイプル……」
撫子「メイ子ってのはどう?」
櫻子「おお!さすがねーちゃん!」
櫻子「メイ子!メイコ!姪っ子!」
向日葵「姪っ子って、楓、もう完全に大室家の家族になっちゃいましたわ」
楓「やったー」
こうして楓は、姪っ子となりました
第九話 END
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 02:33:12.15
ID:xEQkoIVJ0
第十話 向日葵と花子の櫻子争奪戦
櫻子「さー今日もひまわりの家にいくかなー」
花子「櫻子?また、向日葵お姉ちゃんと遊ぶの?」
櫻子「勉強教えてもらうの!」
花子「行かないで、今日は花子と遊ぼ、お姉ちゃん」
櫻子「くぅ~たまに花子がお姉ちゃんっていうようになってから、可愛すぎる~」
櫻子「そ~れ」スリスリ
花子「//」
向日葵「櫻子ー?約束の時間ですわよー」 62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 02:38:06.13
ID:xEQkoIVJ0 櫻子「じゃあ行ってくるー」
花子「」ガシッ
花子「行かないで」ウルウル
櫻子「くそぅー反則だろそれは!」
櫻子「花子!じゃあうちで勉強会するならいい?」
花子「それならまだ許せるし」
向日葵「櫻子ー?」
櫻子「ひまわりー今日やっぱりうちに来てー」
向日葵「まあ、いいですわーじゃあそっちに行きますからねー」
向日葵「おじゃまします」
櫻子「やぁーひまわり」
花子「」ガシッ
向日葵「まあ、どうしたんですの?」
櫻子「見ての通りだよ、花子が離れなくてさー」 63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 02:48:00.17
ID:xEQkoIVJ0 櫻子「ひまわり上がっていいよ」
花子「」ジロッ
櫻子「ちょっと、花子どいてくれない?」
花子「やだし!」
櫻子「トイレに行きたいんで退いてくれないでしょうか花子様」
花子「トイレならしかたないし」
リビング
撫子「あっひま子」
向日葵「こんにちわ撫子さん」
花子「」ジー
向日葵「なんですの?」
花子「ひま姉、最近櫻子を独り占めし過ぎだし」
向日葵「家では一緒なんですからいいじゃありませんの」
花子「そう言ったらひま姉は学校で一緒だし、家帰って来ても最近ひま姉のとこ行っちゃうし」
撫子「」ジー 64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 02:55:35.74
ID:xEQkoIVJ0 撫子「(珍しい、花子が櫻子と一緒にいるひま子に嫉妬してるなんて)」
撫子「(これはこれで、おもしろいから観察してみよう)」ジー
花子「最近、櫻子のことお姉ちゃんって呼ぶようになったし」
向日葵「なんですのそれ?今までは、むしろそれほど親しくなかったってことじゃありませんの?」
花子「ムッ でも、今の櫻子は、花子がお姉ちゃんって呼ぶとデレデレになるし」
向日葵「じゃあ、どっちの方が櫻子に好かれているか櫻子に決めてもらいましょう」
花子「そんなの妹の花子に決まってるし」
向日葵「言っておきますけど、付き合いはわたくしの方が長いですからね」 66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 02:59:15.70
ID:xEQkoIVJ0 櫻子「ふーすっきりしたー」
花子「お姉ちゃん!」
向日葵「櫻子!」
花子「花子とひま姉どっちが好き」向日葵「わたくしと花子ちゃんどっちが好きですの?」
櫻子「えっ?」
櫻子「そんなのこっちに決まってんじゃん」 68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 03:05:22.93
ID:xEQkoIVJ0 花子「やったぁ~お姉ちゃん!」
向日葵「そんな!櫻子!もう今日は宿題の手伝いしてあげませんわ!」
櫻子「えぇー!」
撫子「(思ったより修羅場になった)」ジー
櫻子「じゃあ、ひまわりが好きー」
花子「えっ」ガーン
櫻子「ていうか、ひまわり私のこと嫌いなんじゃないのかよー」
向日葵「なっ、そんなわけないですわ。むしろ好きですわ!」ハッ
向日葵「」カァ//
櫻子「えっ?そうなの?」(鈍感)
櫻子「でも、私ひまわりのことすきじゃないー」
向日葵「な、なんでですの?」ガーン
櫻子「だって、おっぱいなんだもん!」 70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 03:10:38.58
ID:xEQkoIVJ0 花子「そうだよ、櫻子はおっぱいの小さい花子が好きなの!」
撫子「(ああ、なんて哀れな戦い、これぞ大室家の血)」
櫻子「おっぱい禁止!」
花子「おっぱいは禁止!」
向日葵「な、撫子さん!助けてください!」
撫子「(ここでひま子を助けなかったら、ひま子が可哀想。でも、おっぱいは禁止すべき)」
撫子「(おっぱいか、ひま子か、おっぱいか、ひま子か)」
撫子「ひま子……」
撫子「おっぱいは禁止」
向日葵「撫子さんまで!」
向日葵「ひどいですわ!」 73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 03:16:54.05
ID:xEQkoIVJ0 撫子「ごめんね。ひま子、こればっかりは譲れないわ」
向日葵「好きで大きいわけじゃありませんのに~!」
撫子「ていうか、最初の話っておっぱい関係ないでしょ?」
櫻子「えっ?最初の話ってなに?」
撫子「花子が、向日葵ばっかり櫻子と遊んでてずるいっていう話」
櫻子「えっそんな話してたの?まったく最近の花子は甘えん坊だなぁあ」グリグリ
花子「ふふ」
撫子「じゃあ、こうすればいいんじゃないの?」
花子「どうするし?」
撫子「3人で遊ぶ」
花子「ハッ!」
向日葵「確かに、そうすれば問題ないですわね」 74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 03:20:31.63
ID:xEQkoIVJ0 撫子「花子、ひま子にいうことあるんじゃない?」
花子「ご、ごめんなさい。ひま姉」
向日葵「こっちも言い過ぎましたわ」
向日葵「私は花子ちゃんのことも好きですわ」
撫子「そして私も」
, :.:.:.-:.:.:.....、
,..ィ'~:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
ィ'´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
. ,イ.:.:.r',ニ、、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: おっぱい禁止してすみませんでした
ム-宀― 、、ミ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ノ
. 〃, ' ヾ!:.:.:./ヘイトイilllll
f ヽヽ .!/´ |llllllllllllll
i f .i , 、 l.ハ .|ヽ, .l、`~;ィ''"
l| | l. i i||.}ノ,ノ`-、 }-'´
. ゞi、||__レル'レ' ヽ ,,,._ ノ
`゙^ =- '´  ̄ `´
向日葵「撫子さん、顔上げてくださいまし、怒ってないですわ(撫子さん土下座が好きなんですの?)」 77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 03:29:04.55
ID:xEQkoIVJ0 櫻子「じゃあ、ひまわり宿題写させてー」
向日葵「また、ですの?ていうか、櫻子あなたからは謝罪が無いんですけど」
櫻子「だって、ひまわりがおっぱいなのは事実なんだもん」
櫻子「このおっぱい大魔神」オッパイ ワシズカミ
向日葵「なんですのー?」
花子「お姉ちゃんー」ダキ
撫子「すみませんでした」ゲザァ
めぐみ「撫子ー?来たよー?いるー?」
めぐみ「なんだこれ?」
まさにカオス
第十話 END 78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 03:35:05.38
ID:xEQkoIVJ0 第十一話 撫子さんの彼女
撫子「ああ、めぐみ。遅かったじゃない。さ、上がって」
めぐみ「おじゃましま~す」
撫子「じゃあ、私達は、上行くから。まだアンタたちここにいる?」
櫻子・向日葵「ギャース」
花子「お姉ちゃん、うふふ」
撫子「って、もう聞こえてないか」
撫子「じゃあ、行こう部屋に」
めぐみ「うん!」
撫子の部屋
めぐみ「あれ、なんだったの?」
撫子「妹達、騒がしいでしょ?」
めぐみ「うん」
撫子「ふふ」 80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 03:42:16.52
ID:xEQkoIVJ0
撫子「下は騒がしいけど、ここなら二人っきりだよ、妹達はこの部屋に入って来ないし」
めぐみ「撫子」ダキッ
撫子「めぐみは本当に学校にいるときとキャラが違うね」
めぐみ「撫子も、学校にいるときは何であんなに素っ気ないの?」
撫子「だって、私達の関係がバレるとまずいでしょ」
撫子「しかも、以外とめぐみのこといじめるのも楽しいし」
めぐみ「撫子、ひどいよ、ふふ」
撫子「でも、めぐみいじられてるときもまんざらじゃない顔してるけど」
めぐみ「えへへ、バレてた?」 82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 03:50:00.60
ID:xEQkoIVJ0 撫子「めぐみ今日の服可愛いね」
めぐみ「撫子のために気合入れてきたからね」
めぐみ「それで遅くなっちゃった」ヘヘ
撫子「私は、普段着でごめんね」
めぐみ「いいよ、私、撫子の黒っぽいTシャツだけの服結構好きだよ」
めぐみ「撫子のクールっぽさが出てる」
めぐみ「私、最初に撫子に会った時、結構怖かった。無愛想な顔だったから」
撫子「悪かったね」
めぐみ「ううん、でも、話していくうちに、クールなのに、可愛いとこあるなって」
めぐみ「そのギャップに惚れたんだと思う。ギャップ萌えってやつ?」
撫子「照れるからやめて//」 84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 03:57:56.59
ID:xEQkoIVJ0 めぐみ「でも、かわいい服も似合うと思うよ」
めぐみ「クローゼットあけていい?」
撫子「うん」
めぐみ「撫子ってあんまりスカート持ってないよね?」
撫子「だって、スカートとか履く柄じゃないし」
めぐみ「えー似合うと思うんだけどなー」
めぐみ「今度一緒に買いに行こうよ」
撫子「……分かった」
めぐみ「それにしてもホント撫子って学校にいるときと、二人っきりのときって性格が違うよね」
めぐみ「なんかしおらしいっていうか、ほら、学校にいるときは、撫子が会話とかリードするけど」
めぐみ「二人っきりのときは、私がリードしてるくらいじゃん」
撫子「なんでだろうね。なんかめぐみといると、不思議と落ち着くっていうか」
撫子「あまりしゃべらなくても心地よいっていうか、なんだか恥ずかしいね//」 87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 04:07:31.34
ID:xEQkoIVJ0 めぐみ「撫子、そういうところも好きだよ//」
撫子「そういうことは、頻繁にいうことじゃないよ」
めぐみ「えー撫子も言ってよー」
撫子「……好き//」
めぐみ「」チュッ
撫子「こ、こら、今日は、妹達もいるんだから//」
ダッタッダッタッダッタ
撫子「!離れて」グイ
めぐみ「えっ!?」
バーン
櫻子「ねーちゃん、また私の服の匂い嗅いだな!」
撫子「櫻子!ノックぐらいしなさい」ドコッ
櫻子「いってぇー殴ることないじゃん!妹の服の匂い嗅ぐ変態姉め!もういいや、ひまわりのとこ行ってくるー花子連れて行ってきてやるー」
バタン
めぐみ「えっ今の、どういうこと?」 89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 04:14:22.33
ID:xEQkoIVJ0 撫子「気にしないで……」
めぐみ「撫子、まさか!」
撫子「(最悪だ……普通の人から見たらただの変態だと思われる)」
めぐみ「私と同じ家族匂いフェチだったとは!」
撫子「(同族の変態がいたー!)」
めぐみ「お母さんの匂いとかいいわよね~、なんか落ち着くっていうか」
撫子「そうそう、なんか家族の匂いって落ち着くのよね!」
めぐみ「お父さんの枕の加齢臭とかも別の味を出してていいよね!」
撫子「えっ」
めぐみ「えっよくない?」
撫子「(私以上の変態がいたー!)」 91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 04:25:06.96
ID:xEQkoIVJ0 めぐみ「でも、撫子の匂いも好きだよ」クンクン
撫子「や、やめてよ、まだお風呂入ってないんだから臭いって//」
めぐみ「私の匂いも嗅いでいいよ」
撫子「クンクン」
撫子「いい匂い」
めぐみ「撫子!」
めぐみ「んっ撫子、好き、すき」ドサッ
撫子「ちょっいきなり」
めぐみ「撫子!」クンカクンカ
めぐみ「いい匂い!」
撫子「(って匂い嗅ぐだけか)でも、お風呂入ってないからやめてー」
第十一話 END 93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 04:27:20.14
ID:xEQkoIVJ0 未公開の11話は撫子さんの彼女バレだと予想
逆に彼女バレしないからこそこういう妄想ができていいなと思う
さて、後2話ぐらいで終わらせようと思う
高校生組の話1話と大室家ほのぼのを書くつもり 94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 04:29:06.30 ID:GRtjwtym0
頑張れ!
④ 98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 04:36:49.09
ID:xEQkoIVJ0 第十二話 あのときの裏の心境
藍「あっおいしそう」
撫子「藍も一ついる?」
藍「いいの?あっでもちょっと待って」
藍「今手にマーカーついてて…手洗ってくる」
撫子「いいよ、はい」
藍「食べさせてくれるんだ、ありがとー撫子」
藍「おいしー」
めぐみ「(撫子、藍には学校で優しくして)」
めぐみ「(藍もまんざらじゃない感じで)」
めぐみ「(撫子、藍のことも好きなのかな)」
めぐみ「(ここは、ちょっとカマをかけて)」
めぐみ「えーちょっとずるい、私にもひとつちょうだいー」
撫子「(学校でいちゃいちゃしてたらバレる)」
パァン
めぐみ「いたぁ!?(撫子、やっぱり学校だと性格違う!)」 100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 04:43:51.34
ID:xEQkoIVJ0 めぐみ「ひ、ひどい撫子」
撫子「(ちょっとやりすぎちゃったかな)」
撫子「うそうそ、めぐみも口開けて」
めぐみ「えっ!?」ドキ
めぐみ「め、珍しいね!撫子がこんな…(学校でやさしくしてくれるなんて)」
撫子「いいから(それ以上、言うなよ)」
めぐみ「じゃあ、お言葉に甘えて(ここは素直に甘えてもいいんだよね)」
めぐみ「あー…(だって、藍にもやってたんだし、なにも不自然じゃない)」
めぐみ「んっ」
サッ
めぐみ「あれっ!?」
めぐみ「(やっぱり、学校だとサディストだ!)」ジッ
撫子「うそうそ(ふふ、やっぱり学校ではからかうのが面白いね)」
撫子「はい、あーん(もういっかい)」
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 04:50:07.54
ID:xEQkoIVJ0 めぐみ「あー…んっ」
サッ
めぐみ「また!?(もう、撫子ったら私をからかって)」
美穂「あーなんか楽しそうなことしてる~」
撫子「美穂(厄介なのがきたなー)」
美穂「私これがいいな」
撫子「あ!(私の好きなチョコ味が)」
美穂「撫子はチョコ味が特にお気に入りなんだよねー」
撫子「……(美穂は結構するどいから、私達の関係にも気づく可能性がある…)」
藍「そうなの?」
美穂「んーそのくらい見てればわかるよぉ」
めぐみ「(美穂もまさか撫子のこと好きなの?)」
美穂「ほらっチョコ味ばっか食べてるじゃない」
めぐみ「あ 本当だ(私でも知らなかったことなのに!)」
藍「すごい観察力」 103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 04:55:37.00
ID:xEQkoIVJ0 美穂「てなわけで」
美穂「はいっ食べさせてくださいって言ってみて」
撫子「はぁ?(美穂は本物のどSだ。私みたいな仮面サディストじゃない)」
美穂「ほらほら」
撫子「だから私のことからかっても面白く無いってば…(からかうなら、めぐみにしなさいよ。でもあまり仲良くなられても困るけど)」
美穂「あー恥ずかしがってる。かわいいー」
めぐみ「(いや、美穂は、ただ単に遊んでるだけだ)」
美穂「しょうがないなぁ。はいあげる」
撫子「んっ」むぐ
美穂「おいしー?」
撫子「……はい」
めぐみ「美穂 強いなぁ」 105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 05:03:58.48
ID:xEQkoIVJ0 夜 10:00
撫子「そろそろかな」
prrrr
撫子「はい」
めぐみ「撫子ー」
撫子「うん」
めぐみ「バイトつかれたー」
撫子「お疲れ様」
めぐみ「やっぱり、学校と2人のときじゃ全然違う」ブー
撫子「ふふ、だって、バレるわけにはいかないから」
撫子「美穂なんて洞察力いいんだから、少しでもおかしかったらバレるよ」
めぐみ「そうだね」
めぐみ「ねぇ、撫子……」
撫子「ん?」
めぐみ「本当に好きなのは私だけ?」 106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 05:04:54.55
ID:xEQkoIVJ0 撫子「えっあたりまえじゃん」
めぐみ「そっか、よかった。」
撫子「なんでそんなこと聞くの?」
めぐみ「だって、撫子、藍ちゃんとも仲いいんだもん」
撫子「あれは友だちとしてであって」
めぐみ「でも、あれじゃあ、まるで、藍と付き合ってるみたいだよ」
撫子「そう見える?じゃあ気をつけるよ(逆に藍と付き合ってる疑惑なら、藍の方が否定してくれるから問題ないんだけどなぁ)」
撫子「まあ、めぐみが嫉妬したんなら気をつけるよ」
めぐみ「別に嫉妬してる訳じゃ」
撫子「ふふ、まあどっちでもいいよ」
撫子「私が好きなのは、めぐみ。あなただけだよ」
第十二話 END 108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 05:16:05.97
ID:xEQkoIVJ0 第十三話 大室家の特になにもない日
櫻子「うぅ~寒」ウロウロ
花子「どうしたし、櫻子」
花子「そんな、半袖半ズボンでうろついてたら寒くて風邪引くに決まってるし」
櫻子「なんだか急に寒くなったけど、まだ櫻子様は、夏気分なんだー」
花子「単に夏休みの宿題がまだ終わってないから、夏が終わったことを認めたくないだけだし」
花子「もう、10月に入るってのに、どうして終わってないし!」
花子「ていうか、どうやって、先生に言い訳したし」
櫻子「いやぁ~この天才櫻子にとっては、言い訳なんて次から次へと出てくるし」
櫻子「あるときは、やったけど、来る途中に川に落とした」
櫻子「あるときは、野良犬に持ってかれた」
花子「よくそんな言い訳が通るし」
花子「やっぱり櫻子は櫻子だし、もうお姉ちゃんって呼んであげない」
櫻子「えぇ~なんでよー」
撫子「(花子のデレ期も終わり、また昔のように櫻子と呼ぶようになった)」 110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 05:24:35.01
ID:xEQkoIVJ0 向日葵「櫻子~宿題は終わったんですの~?って、なんですのその寒そうな格好は!」
花子「ひま姉、まだ櫻子夏休みの宿題も終わってないから、夏を終わらせたくないって意地はってるし」
花子「バカだし」
向日葵「まったくね」
向日葵「それより花子ちゃんは偉いね、ちゃんと予習までしてるなんて」
花子「うちの姉妹は、残念なのをのぞいてまじめだし」
櫻子「なに!?残念な子がいるだとー?誰だー?ひまわりだなー?」
向日葵「何を言っているんですの?わたくしは姉妹じゃありませんし」
花子「ひま姉、ちょっとわからないところがあるんだけど教えてくれる?」
向日葵「いいですわよ」
花子「残念なのとは違って頼りになるし!」
撫子「(花子が櫻子から離れたおかげで、ひま子との仲も改善され)」 111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 05:30:02.51
ID:xEQkoIVJ0 楓「花子お姉ちゃん遊びに来たよー」
櫻子「おっめいっ子が来た。いいよーあそぼー」
向日葵「櫻子はその前に宿題ですわ」
花子「楓、花子も予習するから撫子お姉ちゃんと遊んでて」
楓「はーい」
撫子「よしよし、メイ子よく着たね」
撫子「(楓にも大室家流あだ名がつけられ)」 114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 05:35:28.42
ID:xEQkoIVJ0 夜
櫻子「ねーちゃんおやすみー」
花子「おやすみー今日は櫻子お姉ちゃんと一緒に寝るし」
撫子「(ああ、それでも前より櫻子に甘えてるのね)」
櫻子の部屋
撫子「全く、二人とも布団蹴飛ばしちゃって」
櫻子「クカークカー」
花子「スースー」
ファサー
撫子「(そして)」 115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 05:38:19.33
ID:xEQkoIVJ0 撫子「クンカクンカ」
撫子「櫻子と花子の匂いが染み付いた服の匂いはやすらぐわー」
撫子「という一日をおくってました」
めぐみ「いいな!今度、私にも櫻子ちゃんと花子ちゃんクンカさせて」
撫子「絶対嫌」
めぐみ「えっなんで!?」
撫子「姉妹愛」
第十三話 END 116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 05:41:18.49
ID:xEQkoIVJ0 以上でとりあえず終了です
いつも撫子さん&花子様応援スレに張り付いてます
また、ネタがあったら書こうと思います
大室家で一番好きなのは撫子さんなので、もっと撫子さんの魅力が伝わるように書きたいです
支援してくれた方ありがとうございました 117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 05:42:53.71 ID:ZYQDGTgB0
おつおつ 120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 07:10:01.80 ID:rIXWrSVZ0
乙! 122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/28(金) 07:39:06.59 ID:/cABSVKq0
朝までやっていたのか・・・
とても乙!!
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