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御坂「佐天さん……」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/04(火) 22:34:05.00 ID:QaCgT89J0


 ベッドの中心から放射状に広がるシーツの皺。
 その元は、制服の胸元だけをはだけ、スカートの奥に右手を滑り込ませた少女――美琴だった。

「はっ、んっ、んくっ、んぅっ……佐天さ……ふむぅっ」

 仰向けになった身体は甘い声と熱い吐息を背景に、不規則に震えている。

「ふぁ、んんっ、んぅ……」

 右手だけ、なのがもどかしいかったのか。
 胸元の左手が、厚みに乏しい胸を覆う下着を無理やり上にずらし、露になった桃色の突起を転がし始めた。





2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/04(火) 22:34:46.43 ID:QaCgT89J0


「んんんっ」

 ぴくんっ、と美琴が顎を上げる。
 この数週間、何度も何度も繰り返した行為だ。
 身体は容易に快感を返答し、また身体はさらに快楽を求める。
 だが今日はそれ以上に、彼女を燃え上がらせる一要因があった。

「んんんっ、ふうん、んんっ、ちゅうっ、んんぁ」

 口元。
 彩りは少なく簡素なハンカチ。
 橙色のシミがついたそれは、つい先ほど涙子に手渡された、涙子のものだ。



3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/04(火) 22:35:34.95 ID:QaCgT89J0


 下校途中に偶然出会い、不意の遭遇にしどろもどろになりながら誘った喫茶店は、いつも行く場所ではなかったゆえに、その混在具合は予想していない。
 涙子に動揺を悟られないことだけを意識してオレンジジュース傾けたところで、別の客に肘があたってしまう。そして震える指先はコップを把持してくれなかった。
 驚き、失態、動揺。
 中途半端な感情に引っ張られて動けない中、軽くこぼれたオレンジジュースを、苦笑しながら吹いてくれたのは彼女だった。

「ふぁんっ、佐天さん、佐天さん……んんんんっ」

 洗濯して返す、とハンカチは半分無理やり預かった。
 涙子が今日使ったハンカチだ。
 香りは移る。
 だがそれ以上に、ハンカチを、普通どう使うか?



4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/04(火) 22:35:53.12 ID:QaCgT89J0


「あっ、あっ、あっ、ああんっ、わ、わたし、こんな……いやらし……!」

 じゅるり、じゅるり、と、香りと、そしてしみこんでいるであろう彼女の汗を吸う。
 こんな風に使っているなんて、彼女が知ったらどう思うだろうか。
 軽蔑か。
 それとも嫌悪か。
 涙子から、蔑みの視線を浴びせられる。
 そんな状況を想像して、美琴の目じりに涙が浮かび、

「~~~っ!」 

 同時に、背筋をゾクゾクとした何かが駆け上がった。



9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/04(火) 22:55:38.95 ID:QaCgT89J0


「ふぁっ、あっ、あっ、あっ、あっ」

 身体を駆けた痺れは本能的な衝動を生み出し、それが命ずるままに指が踊る。
 徐々にかたくなっていく乳房の先端を、羽毛を摘むかのごとく柔らかく指先が擽り、スカートの奥に差し込まれた右手は、赤子の頬を撫でるかのようにゆるゆるとクリトリスを撫でた。
 快楽に霞んでいく美琴の瞳。
 そんな彼女の頭の中で、幻想の涙子が言葉をなげかけてくる。

『うわぁ、なにやってんですか御坂さん。私のハンカチ、そんな風に使うなんて……』

「ぷふぅん……じゅる、んんっ、ああっ、佐天さ……あっ、あっ、る、涙子さん、ごめ、ごめんなさい……」

 想像の中の――しかし今の光景が知られたらきっと彼女が言うであろう言葉に、美琴は言いようのない昂ぶりを覚えた。



12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/04(火) 23:04:07.87 ID:QaCgT89J0


『謝ってるわりには指、はやくなってませんか? そんななのに、ほんとに申し訳なく思ってるんですか?』

「あっ、いやぁ……、ふぁ、そんな、言わないで……」

 甘い屈服感を帯びた謝罪と粘液の音が部屋の響き渡る。
 肌蹴た胸元と、押し上げたブラジャー。その間に挟まれ、薄いながらも形を歪ませた乳房は、傍目に見てもいやらしく、艶かしい。
 乳首をクリクリと弄ぶ手つきは、すでにその行為に慣れていることを示している。
 そして、美琴の口から漏れるあえぎと、上の空のような謝罪の言葉もまた、言いなれた響きがあった。

「あっ、あうんっ、ひぅっ、あああっ」

 仰向けになり、おぼろげな瞳が天井を映す。
 しかしそれは本当に映しているだけでしかない。
 いま、美琴の頭の中で像を結んでいるのは、こうしてベッドに転がって自慰をする己を、絶対的上位から見下ろす涙子の姿だ。
 そう、それは、もう何度も何度も、想像してきた姿だった。



14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/04(火) 23:11:54.95 ID:QaCgT89J0


『言わないで? 違うでしょう御坂さん。それに涙子さんって、なんですか? 謝るくらいなら、もっときちんとした言葉遣いがあるでしょ?』

「はあっ、あふぁ、あっ、ごめんなさいっ、ああっ、る、涙子さまぁっ」

 椅子に腰掛け、脚を組み、含み笑いのまま、見下ろしてくる“涙子”の声。
 口の端から涎をこぼしながら、そしてスカートの奥から粘液をこぼしながら、美琴が従属の言葉を紡ぐ。

『そんなトロトロの顔で言っても謝意なんて感じられませんよ。ほら、まだ私のハンカチねぶってる』

「これは、んんっ、だって……」

『躾のなってない雌猫なんですね、御坂さんは』

 ニヤニヤと笑いながら、“涙子”が組んでいた脚を、ゆっくりと組み替える。
 その一瞬、両ふとももの間から、涙子のスカートの、その奥が見えた。



17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/04(火) 23:18:23.57 ID:QaCgT89J0


「ああっ!」

 カクン、と美琴の腰が跳ねる。
 時折飾利に向けて冗談のようにやってみせる妖艶な仕草と、一緒に遊ぶ中で不意に見えた下着を、美琴は覚えていた。目に焼き付けていた。

「あっ、はあっ、うううんっ、ああっ、気持ちいっ、あっ、あはぁっ!」

 きっと軽蔑される。絶対軽蔑される。
 そう思うほど、美琴の背筋には背徳に痺れが駆け上がった。
 非難され、唾棄され、頬を叩かれる。
 そんな自分と、それを為してくる涙子を思うだけど、美琴は下腹部に熱を感じずにはいられなかった。

 
 



19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/04(火) 23:25:11.99 ID:QaCgT89J0


『はぁ……学園都市の第3位がこんな変態だったなんて。私、御坂さんに憧れてた部分もあったんですけどね』

「ああっ、やあっ、んっ、んんーっ!」

 浮いた腰はそのままに、美琴の右手はさらに動く。
 陰唇を指の腹でこねまわし、思い出したかのように、クリトリスを指先が弾いた。
 その一挙一動に応じて粘液はトクトクと漏れ出し、粘液が漏れるに従って、指の動きはまたすべらかになっていく。

『もしかしてアレですか? 能力者って、やっぱり普通とは違うから能力使えるんですかね? ……だったら私、レベル0でよかったな、って、』

 “涙子”が言葉をきり、

『思いますよ』

 想像の中で、彼女の指が美琴の乳首を思い切り摘み上げた。



20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/04(火) 23:28:37.96 ID:QaCgT89J0


「あひっ、あっ、強い、あっ、強いです、ああっ」

 もちろんそれは現実ではない。
 現実は、自分自身の指で乳首を抓り上げたのだ。
 だが。
 涙子のハンカチを咥え。
 涙子の香りを汗を胸いっぱいに吸い込み。
 涙子の声と眼差しを持ち前の明晰な頭脳で再現した美琴にとって。
 その指は涙子のものだった。与えられた刺激は涙子に依るものだった。

「ああっ、あっ、はあっ、ぅんっ、くっ、ぁあんっ」

 そしてその身にもたらされる快楽は、涙子から与えられたものだった。



21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/04(火) 23:29:02.31 ID:SrxKaOss0


佐天さんえろい…


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/04(火) 23:29:45.62 ID:mcG6jol/0


ふうむ


23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/04(火) 23:35:15.19 ID:QaCgT89J0


「「あっ、あっ、あっ! だ、だめっ! もうだめですっ、んんっ!」

 カクカクと、いまだ浮き上がったままの美琴の腰が、上下に動く。

『駄目? なにが駄目なんですか? そんなに腰振っちゃって』

「あんっ! あっ、ああっ、あぅんっ! そ、それはっ」

 美琴はそこで一度口ごもった。
 しかしそれは、恥じらいゆえに、ではない。
 この後の自分の言葉を、より自虐的にするためだった。

「んっ、んくっ、もうっ、ああっ、もう!」

『もう、なんですか?』

 んくっ、と美琴は唾を飲んだ。
 涙子の香りが、喉を下っていく。
 そして美琴は言う。

「もうっ、イきそうです! イっちゃいますっ!」



26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/04(火) 23:41:02.33 ID:QaCgT89J0


『へぇ、そうなんですか? それで? 御坂さんは、それを私に言ってどうしようって言うんです?」

「あぁんっ、あっ、そ、それはっ」

『それは?』

「あっ、あっ、うぅんっ、くあっ、はぁっ」

『なんですか? 喘いでるだけじゃわかりませんよ?』

「そ、それはぁっ」

『はい、それは?』

 美琴は、“涙子”を見た。
 少なくとも淫心に溶けた美琴には、そこにいると想像している“涙子”を、快楽に溶けた瞳で、媚のある視線で、ねだるような笑みで。



29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/04(火) 23:47:53.63 ID:QaCgT89J0


「見ててください……私が、美琴が、涙子様に見られて、いやらしくイっちゃうところを……」

 はぁ、はぁ、と甘く、熱い吐息とともに、美琴は“涙子”に哀願した。
 彼女の左手は、人差し指と親指で、硬く立ち上がった乳首を摘んだまま、停止している。
 彼女の右手は、人差し指と薬指が陰唇に、中指が膣口に、親指がクリトリスに当てられたまま、動きを止めていた。
 その美琴の体躯は。
 ベッドに仰向けになり、背筋を反らせて腰を浮かせ、欲情にまみれた汗を浮かせている。
 それは、“涙子”の言葉を待っている姿勢。
 “涙子”の許可を待っている態度。
 
 ……犬が、主人の命令を待っているようだった。



31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/04(火) 23:55:29.34 ID:QaCgT89J0


 “涙子”が笑い、ふん、と鼻を鳴らす。

『みっともない。とっととイっちゃってください、常盤台の雌猫さん?』

 ぺっ、と“涙子”が、唾を吐きかけた――のを、美琴は、より気持ちよくなれるよう、想像した。

「!!!」

 美琴の秘裂が、ヒクヒク、と蠢き、

「あっ、あっ、あっ、ああっ!」

 一斉に指が動き始めた。
 乳首は強く強く摘み上げられる。
 陰唇が擦られる。膣口が擽られる。クリトリスが弾かれる。
 そして、美琴の舌は、口の中に“吐きかけられた”唾液を、笑みを浮かべながら舌で攪拌した。



33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/04(火) 23:59:59.61 ID:QaCgT89J0


 興奮で粘度の高くなった唾液を、紅い舌が掬い、口の中に取り込む。。
 泡立つほど混ぜてからハンカチに押し付け吸わせ、すぐに自分自身で吸い上げた。
 それを繰り返す。繰り返す。繰り返す。
 乳房の指も。
 股間の指も。
 口内の、舌も。

「あんっ! あっ、ああっ、あぅんっ! あっ、あっ、あっ、あっ」

 美琴の声が高くなる。
 美琴の声が早くなる。
 美琴の声が、大きくなる。
 そして、

「ああっ!?」

 クリっ、と。
 彼女の制御を離れた右手がひとりでに動き、グミのように硬くなったクリトリスを、強く摘んだ。
 それが最後の一押し。

「あっ、だめっ、イクっ! イッちゃうっ、イッちゃうのぉっ! ああっ、あああぁーっ!!」



34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 00:04:25.57 ID:fL2fl9M+0


 両脚をゆるく開き、右手をスカートの奥に突っ込んだまま、美琴は若鮎のような身体を完全に反り返らせ、絶頂した。
 ベッドに接しているのは頭とつま先だけ、という姿勢のまま、ビク、ビクと細かく振るえ、ストップモーション。
 そのまま、数秒。

「あっ、あああっ、あああぁぁぁ……あ……あぁっ……」

 快楽の頂から降りてきた美琴が、全身から力を抜いた。
 背中がベッドに落ち、大きく軋む音がする。



35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 00:12:51.23 ID:fL2fl9M+0


「はぁ……はぁ……はぁ……」

 胸を上下させ、大きく息をつく美琴。

「ん……」

 鮮烈な快楽の余韻を味わいながら、少女は右手をスカートから抜き出し、顔の前にかざした。
 ぬるりと、白くにごった粘液が、細い指に絡んでいる。

「ぁ……」

 美琴の瞳は、再び霞む。
 いま目の前に翳している指は、一瞬のうちに彼女の中で、“涙子”の指に変わっていた。

『私の指、ベトベトなっちゃいました。……ほら、なにしてるんですか雌猫さん。これ、どうすればいいのかって教えましたよね』

「はぁ……はい、涙子さま……」

 緩んだ笑みを浮かべ、美琴が己の口元に指を運んでいった。。
 まだ暖かさの残る、その粘液を。粘液が絡んだ、指を。
 ねろぉ、と唾液まみれの舌が、出迎えていく。
 だが舌が触れる直前、重力に引かれ、指先に集まった蜜がほんの一滴、糸を引いて落ちる。
 それは、美琴の口元にあるハンカチに着地し、ゆっくりと、ゆっくりと、吸収されていった。



36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 00:13:26.79 ID:fL2fl9M+0


おわり! 寝る! 寝るぞ! もう寝かせろ!


37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 00:15:27.39 ID:5i92BqbGP


おつ!よくがんばった 


38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 00:17:08.93 ID:7tYInmCl0


おっつ


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[ 2012/12/05 07:00 ] とあるSS | コメント(3)

なんだこの文章力の高さ……
[ 2012/12/05 20:54 ] [ 編集 ]

クォリティーの高い官能SSだ・・・。
[ 2012/12/06 09:17 ] [ 編集 ]

続きが気になる。
[ 2013/03/07 19:38 ] [ 編集 ]

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