1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 02:33:31.50
ID:oKiF9AKoO 仕事終わりの土曜日の夕方
ボクの部屋に遊びにきた雪歩は、いつもよりハイテンション
「このヌイグルミ可愛いね!」
「ボクには似合わないんだろうけどね」
「そんなことないよ!」
だと良いけどね
「真ちゃんもとっても可愛いんだから!」
雪歩くらいだよ
そう言ってくれるのは
※ガチ百合を書きます
それ系が苦手な方は回れ右なの!
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 02:38:36.00
ID:oKiF9AKoO 「テキトーに寛いでてよ。飲み物持ってくるから」
「うん、ありがとう」
「日本茶でいい?」
「日本茶がいい!」
「リョーカイ」
「えへへー」
なんだか寒いと思ったら、外は雪が降り始めてた
積もらないといいけど 5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 02:47:15.98
ID:oKiF9AKoO テーブルの上のホットミルクと日本茶
そこから立ち昇る湯気と同じくらい白い、雪歩の肌
羨ましいよ、まったく
同じ女としてね
「このお茶美味しいね」
「そう?喜んでくれて良かった」
無邪気な顔でお茶の香りを楽しんでいる雪歩
可愛いなぁ、やっぱり 6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 02:50:17.57
ID:oKiF9AKoO 「最近詩を書いてる?」
「え?う、うん、一応…」
「見せて?」
「ダメ!」
「なんでだよー」
「恥ずかしいからダメ!」
いつも通りのやり取り
まぁ、ホントに見せられたらボクの方が恥ずかしくなりそうだけどね 7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 02:56:01.44
ID:oKiF9AKoO 「最近、詩の感じが変わっちゃったから…」
「そうなの?どんなふうに?」
「えっと…何て言えばいいのかなぁ」
「デスメタルっぽくなったとか?」
「違うよー」
見てみたいけどね
獣の如く死と欲望と憎悪を叫ぶ雪歩を 8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 03:00:49.29
ID:oKiF9AKoO 「うーんと…年頃っぽくなった、かなぁ?」
「何の年頃?」
「そういう年頃、だよ」
ひょっとして恋愛系?
でも、もともとそういう詩ばっか書いてそうだよなぁ
「そうじゃなくて…ちょっとだけ…」
「ちょっとだけ?」
「エッチな感じの詩…」
「…そうなんだ」
えっと…
ボクは何て返せばいいの? 9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 03:05:02.59
ID:oKiF9AKoO マズい
なんだか微妙な空気だ
雪歩は顔を真っ赤にして俯いてるし
「お、音楽でもかけよっか」
「…うん」
ガツーンと景気のいいロックでも聞いて、空気を変えなきゃ
ボクはCDラックから一枚のアルバムを取り出し、ステレオにセットした 12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 03:10:20.16
ID:oKiF9AKoO 「…なんていう人?」
「Hoobastankってバンド」
「そうなんだ…」
…効果なし
ここはボクの軽妙なトークで!
と思ってはみたものの、ちっとも言葉が出てこない
うーん
まいったな… 13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 03:14:03.71
ID:oKiF9AKoO 「ねぇ、真ちゃん?」
「えっ?ど、どうしたの?」
なぜかテンパるボク
「真ちゃんは…興味ある?」
「何に?」
「だからそのぅ…エッチなことに」
「な、ないよ!ないない!!」
さらにテンパるボク
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 03:20:11.46
ID:oKiF9AKoO 「真ちゃん、ウソついてる」
「ホントだよ!ってか、なんでそう思うの?」
「顔真っ赤だもん」
やっぱり?
熱くなってるのは分かってたんだよねー
…って、感心してる場合じゃないし!
「ボ、ボクは…そういうのはあんまり…」
「ううん。真ちゃんも年頃の女の子だもん」
それはそうだけどさ 15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 03:23:53.74
ID:oKiF9AKoO 「みんなが通る道だと思うなぁ」
「う、うん…」
「だから、恥ずかしがらなくても大丈夫だよ!」
「あ、ありがと」
なぜか慰めてる雪歩
素直にお礼を言ってるボク
なんだよ!
ボクが何したっていうんだよ! 16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 03:26:55.99
ID:oKiF9AKoO 「…真ちゃん?」
「な、何?」
「隣に座りたいなぁ」
「な、何で?」
「えへへ、何となく」
雪歩の目が潤んでるように見えるのは…
うん!きっと気のせいだ!
そうに決まってる! 17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 03:32:01.90
ID:oKiF9AKoO 「お邪魔しまーす」
まだ何も答えてないのに、ボクの右隣に座り直した雪歩
スカートの裾からは細い脚がチラリと…
って、いやいやいや!
ボクたち女同士だし!
何もヤラシくなんかないじゃないか!
「えへへー、近いね」
何で手を握ってるんだよ雪歩! 20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 03:34:39.93
ID:oKiF9AKoO 「あ、あの…雪歩?」
「なぁに?」
「手?」
「テ?」
「いや、だから…手?」
「誰の手?」
「ボクの手」
「あったかいね、えへへ」
そうじゃない…
そうじゃないんだ雪歩… 22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 03:39:30.07
ID:oKiF9AKoO 「ねぇ、真ちゃん?」
「…今度は何?」
「お顔見せて?」
「…なんで?」
「だって…ずっと向こう向いてるんだもん」
「…持ってるマンガの数を数えてるんだよ」
「125冊だよ?」
「なんで雪歩が知ってんの!?」
「こっち向いたぁ。えへへー、嘘だよー」
小悪魔だよ…
ボクの隣に小悪魔がいるよ… 23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 03:47:59.41
ID:oKiF9AKoO 「髪伸びたね」
「…うん」
ダメだ
雪歩の目を見れない…
「どこまで伸ばすの?」
「まだわかんない」
「真ちゃん、サイドポニーなんかも似合いそう」
「亜美や真美みたいな?」
「もう少し下で束ねる感じかなぁ」
そう言ってボクの髪を手で束ねた雪歩
「ほら!やっぱり可愛いよぅ!」
ボク、馴れてないんだよなぁ…
"可愛い"って言葉に 25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 03:52:13.00
ID:oKiF9AKoO そんなボクの感情を見透かしたように
「真ちゃん可愛い」
を連呼してる雪歩
誰がどう見ても雪歩の方が可愛いと思うけどなぁ
性格もちゃんと女の子だし
ボクに無いものを全部持ってる感じかな?
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 04:00:38.12
ID:oKiF9AKoO 流れてくる音楽はバラードに変わった
The reason
ボクは完璧な人間じゃない いろいろな過ちを犯したけれど やっと生きる理由を見つけた
それが君なんだ
って内容の名バラード
普段ならメロディーに浸れるんだろうけど…
いまはこの"妙な雰囲気"を加速させてしまってる
その証拠に…
雪歩を頭をもたれかけてきた
ボクの右肩に 29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 04:04:31.62
ID:oKiF9AKoO 「いい曲だね」
「うん…」
「恋人同士で聴きたい?」
「そりゃあ、いつかはね」
「…ふーん」
なぜ拗ねるんだい、雪歩?
「私は、また真ちゃんと聴きたいなぁ」
「じ、じゃあ今度きたときにもかけるよ」
「…ふーん」
なんでボクが女心について悩まなきゃならないんだよ! 30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 04:08:31.65
ID:oKiF9AKoO 「怒った」
「へ?」
「私が」
「そ、そうなの?」
「うん、怒った。ご立腹だよ」
「ご、ごめん」
「…」
「…」
なんなんだコレ? 32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 04:12:00.10 ID:WTOF1sFc0
この2人のデキてる感は異常
すごくいけないことしてる気がしてドキドキする 33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 04:12:54.45
ID:oKiF9AKoO 「えっと…どうすればいいのかな?」
「自分で考えて下さい」
「…」
「…チュー」
「へ?」
「早く考えて下さい」
「あ、うん…」
「…」
「…」
チューって言ったよね?
いや、きっとボクの聞き間違いだよ
アハハ
ハハ… 36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 04:15:24.30
ID:oKiF9AKoO 「チュー?」
「…」
「チューすればいい?」
「…」
「チューする?」
「…」
「チューします!」
「そ、そんなの恥ずかしいよぅ!」
ヒドい!
これはヒドい! 37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 04:21:23.32
ID:oKiF9AKoO 「じゃあ…えっと…おでこに」
「…ふーん」
またかよっ!
ってか、雪歩ってこういうタイプだったんだね…
「ほっぺ?」
「…アーヒルーのれーんしゅー」
…歌い始めちゃったし
「く、くちび…る?」
「きゃー!私、どうしよう!」
ボクもどうしよう… 38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 04:25:08.76
ID:oKiF9AKoO 「雪歩…したことあるの?」
「…ないよ」
「えっと…いいの?」
「…うん。真ちゃん?」
「だって…雪歩怒ってるみたいだし」
「ホントに嫌だったら、無理しなくていいよ?」
「嫌じゃない…かな?」
「うん」
そしてボクらは…
お互いの唇の柔らかさを知った 39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 04:30:37.53
ID:oKiF9AKoO 「何の味がした?」
「え?日本茶?」
「真ちゃんムード無さすぎだよぅ!」
「えぇ!だってさぁ…」
「怒った。今度は割と本気で」
またぁ?
雪歩って意外と尻に敷くタイプなのかな?
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 04:35:20.70
ID:oKiF9AKoO 「今度は何すればいい?」
「…今度は私からしてもいい?」
「何を?」
「…さっきの」
「…」
「嫌…かな?」
「もう怒んない?」
「うん」
「絶対?」
「うん。絶対」
なんかボクの方が甘えてるみたいになってきたんだけど 42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 04:39:44.53
ID:oKiF9AKoO 「じゃあ…えっと、目を閉じて?」
「うん…」
雪歩に言われるがまま
うん、分かってたよ
押しに弱いんだよね、ボク
そして、再び重なる唇
さっきは一瞬だったけど…
長くないか、雪歩?
ってか、長いよね?
なんかチカラ入らなくなってきたんだけど… 43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 04:43:34.46
ID:oKiF9AKoO 「真ちゃん、舌出して?」
囁く雪歩
「へ?へ?」
「ベロ」
また言われるがままのボク
「もっと」
「ひゃい…」
はい、って言ったつもり
自分では
その舌を吸い始めた雪歩
なんかおかしいよね?
これ、絶対おかしいよね!? 45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 04:48:05.24
ID:oKiF9AKoO おかしいと分かっているのに、抵抗できないボク
まったくチカラが入らない
手にも足にも
いや、瞼にはチカラが入ってるかな?
だって、目を開けたら恥ずかしいじゃん?
だから必死になって閉じてた
「…ん」
声帯にもチカラを込めてたんだけどなぁ
どうやら無駄な抵抗だったみたい
出ちゃったもん、声 46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 04:54:17.66
ID:oKiF9AKoO いつの間にかボクの口の中に入ってた雪歩の舌
柔らかいんだよね、これが
ボクの髪を撫でながらキスを続けている雪歩
小さな手がゆっくりとボクの頭を上下する
なんか、考えるチカラも無くなってきちゃったよ
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 04:59:46.15
ID:oKiF9AKoO どれくらいの時間そうしていただろ?
やっと唇を離した雪歩
ゆっくり目を開けたボク
視界がぼやけていて、雪歩がどんな表示なのかよくわからない
「真ちゃん、目が潤んでる」
あぁ、そういうことか
「えへへ、可愛い」
今度は抱きしめられた
雪歩の鼻が首筋に当たってくすぐったい
…くすぐったいだけだからね? 49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 05:04:02.79
ID:oKiF9AKoO 「真ちゃん?」
「何?」
耳元で囁く声がスゴく甘かった
返事をしたボクの声も、たぶん…
「もうやめる?」
「…わかんない。頭がボーっとしてるから」
「…良かった?」
「何が?」
「チュー」
「…うん」
このときボクは、何を期待して頷いたんだろう? 50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 05:10:01.05
ID:oKiF9AKoO ボクから身体を離した雪歩と思いっきり目が合った
それも当たり前か
あれだけジーッと見つめられれば
また目が潤んだきたのが自分でも分かった
だからまた目を閉じた
何かを期待したわけじゃなかった…ハズ
だけど…
もう一度唇の柔らかさを感じたとき、ボクはハッキリと嬉しかったんだ 51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 05:17:55.41
ID:oKiF9AKoO 雪歩の手が、また上下に動く
今度はさっきよりもゆっくり、小さく
頭ではなく、胸の辺りで
何かを我慢するために、雪歩のトレーナーの背中を握りしめた
雪歩の唇はボクの唇から離れ、頬を伝い首筋へと移った
くすぐったくないワケじゃない
だけどそれ以上に…
…いや、やっぱり内緒 54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 05:22:50.07
ID:oKiF9AKoO 「手、入れるね?」
どこに?
なんてムードの無いことは言わずに、黙って頷いた
シャツの裾をから入り込んだ手が、上に登ってくる
嫌だなぁ
雪歩は自分のことを
ひんそーでちんちくりん
とか言うけど、ボクの方がだいぶ小さいんだよなぁ
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 05:28:17.17
ID:oKiF9AKoO 「…可愛い」
「…小さいって言いたいんだろ?」
「あ、ゴメン」
…否定しないんだね
まぁ、否定のしようがないんだろうけどさ
「あのさ、真ちゃん?」
「どうしたの?」
「触りづらい、かなぁ?」
「…うん?」
「脱いで貰えると…その…」
助かる?
そう言われて素直に脱げるワケがない 57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 05:32:53.28
ID:oKiF9AKoO 「自分で脱げる?」
「…無理」
「じゃあ…脱がすね?」
「…無理」
「真ちゃん、ワガママだよぅ!」
え?
ボクが悪いの?
だとしたら世の中間違ってるよ!
「脱がします!」
突っ走る雪歩
こんなアグレッシブな雪歩は初めてだよ…
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 05:37:57.07
ID:oKiF9AKoO 言うまでもなく無抵抗なボク
あっと言う間にブラ一枚になった上半身
「いいのかなぁ?」
「…良くないって言ったら?」
「…」
…聞いたボクがバカだったよ
背中に手を回し、ホックを外す雪歩
そしてブラを脱がせ、こう言った
「真ちゃん、手どけて」
どけたら見えちゃうだろ! 59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 05:42:43.93
ID:oKiF9AKoO 「見たいから言ってるんだよぅ!」
…こんな分かり易い逆ギレは初めてだよ
「…じゃあ、こうする」
そう言うと背中に回り、後ろから抱きしめられた
「これなら恥ずかしくないよね?」
「…少しは」
「じゃあ、手どけて?」
観念したボクは、ゆっくりと手を下ろした
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 05:48:48.10
ID:oKiF9AKoO 「…触るね?」
「…うん」
雪歩の指が突起に触れた
しかも両方の
ビクッ、と反応してしまった自分の身体が恥ずかしかった
手の甲を口にあてがい、漏れそうになる声を押しとどめた
雪歩は背中に唇と舌を這わせながら、指使いを続けてる 61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 05:56:32.35
ID:oKiF9AKoO 不意に身体が後ろに倒れて行くのを感じた
驚いて目を開けると、そこには天井
どうやら、雪歩に寝ころばされたみたい
ボクが抗議の声を上げる前に、唇は塞がれていた
その間も、指は動き続けてる
雪歩の唇は顎へ、そして首筋へと位置をずらしていって…
胸の辺りで止まった 63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 06:02:46.64
ID:oKiF9AKoO 「…あ…ン」
自分にそんな声が出せるだなんて、ちょっと意外だったなぁ
胸から全身に広がっていく波を感じながら、ボクはもう抵抗を諦めていた
それくらい…
その…あれだよ…
良かった
気持ちが
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 06:09:48.11
ID:oKiF9AKoO だから
「ジーンズ、いい?」
って言われたときも、すぐに頷いてた
もっと良くなれる気がしたから
ホントは寒いハズなのに、全然寒くない
それぐらい身体が熱くなってたんだろうな、きっと
雪歩の顔が胸の辺りに戻ってきた
舌で乳首を転がしながら、右手は下へ下へと…
「触るよ?」
少しだけ間を置いてから頷いた
考えるフリをしたから 65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 06:15:40.59
ID:oKiF9AKoO 固く閉じた脚の隙間に、雪歩の手が入り込んできた
そして最後の一枚越しに、その部分に触れた
反射的にさらに固く脚を閉じる
だけど雪歩はお構いなしで、指を動かし続けてる
「あ…ん…くぅ…」
勝手にチカラが抜けていく脚
そして、勝手に開いていく脚
これじゃあ
「もっと…」
って言ってるみたいじゃん! 67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 06:19:32.37
ID:oKiF9AKoO いや、
「じゃあ止める?」
って聞かれたら、たぶん首を横に振ってたんだろうけどさ
漏れる声を隠す気も無くなったボクは、押し寄せてくる波に身を任せきっていた
そして、それを与えてくれる雪歩に
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 06:25:38.90
ID:oKiF9AKoO 下着の中に入ってきた雪歩の手は、冷たかった
というより、ボクの身体が熱くなっていた
特に、その部分が…
「すごい濡れてる」
「…言わなくていいよ」
「あ、ごめんね」
そこで濡れた雪歩の指が、その…
恥ずかしくて言えないけど、たぶん一番気持ちいいであろう突起に触れた
…実際、気持ち良かった
恥ずかしくけどさ 69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 06:30:31.96
ID:oKiF9AKoO 雪歩の手が動くたびに、あまり聞きたくない音がする
どんな音かは言わないけどね?
いや、言えない、の間違いか
動きが速くなるにつれ、何かが弾けそうになっていく
脚は勝手に大きく開かれていて、なぜか腰も勝手に動いている
何なの、これ?
スケベな人みたいじゃん、ボク! 71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 06:35:36.39
ID:oKiF9AKoO 自分がどんな言葉を発してるかも分からなくなってきた
だけど、雪歩の息づかいは聞こえた
左腕でボクを抱きしめながら、荒く息づく雪歩
ボクを気持ちよくしようとしてくれてるんだね?
そう思うと、愛おしいてたまらなくなった
泣きそうになるくらいに
だからボクも、ギュッと抱きしめた
ひょっとしたら痛かったかな?
雪歩が何も言わなかったから、分かんないや 73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 06:43:53.81
ID:oKiF9AKoO 大きくなっていく波
全身に広がっていく波
「ハァ…ん…アァ…雪…歩…雪歩!」
その波が弾けたとき…
身体が浮かんでるような気がしたんだ
プカプカ、プカプカって
そのあとから、音楽が聞こえた
メロディーもリズムも無いけど、あれは確かに音楽だった
それさえも消えたとき、残っていたのは…
愛、なのかな?
ボクにはまだ分からないや 75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 06:55:35.14
ID:oKiF9AKoO 全身を包んで何かが弱くなったから、目を開けてみた
見慣れた天井があった
顔を右に向けてみた
雪歩の笑顔があった
「えへへ…」
ボクよりも疲れてそうな雪歩の頭を、できる限り優しく撫でた
窓の外はもう暗くなっていたけど、ボクらはずっと抱きしめあっていた
ひょっとしたら雪が積もってるかもしれない
白い雪が、ボクらの外側に
だけどボクらは温かかった
横にある笑顔も、そう言っていた
お し ま い 76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 06:57:39.08
ID:oKiF9AKoO 終わりですよ、終わり!
一年以上振りにガチ百合書いたんだけど…
アイマスの百合書くのは恥ずかしかったから、これくらいで勘弁!
読み返してきまーす 77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 06:59:32.34 ID:6cjjX/RP0
乙!次はひびたか頼む… 82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 07:22:11.24 ID:t8iwDCE60
乙だよ
反撃する真ちゃんも見たい
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ふぉぉぉたまらん
血が足りなくなったぞ輸血はよ
hooooooou!たまらんこれはいいゆきまこ
いいぞ~これ
やっぱ雪歩攻め最高やね
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