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ほむら「助けてマミ!」 マミ「……」

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 23:01:48.76 ID:YBZA8gvU0


ほむら「暇だわ…」

さやか「~♪」スタスタ

ほむら「美樹さやか?」

ほむら(そういえば今日はエイプリルフールだったわね)

ほむら「いいことを思いついたわ」ファサ

ほむら「美樹さやか」

さやか「ん?どうしたの転校生、まさかさやかちゃんに告白でもしにきちゃいましたか!?いやーモテる女は辛いねぇー!」

ほむら「その通りよ」

さやか「そーかそーか…って…へ?本当に…?」

ほむら「えぇ、私は貴女が世界で一番好きよ、愛しているわ美樹さやか…いえ、さやか…」





25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 23:09:24.93 ID:YBZA8gvU0


さやか「本当なの?」

ほむら「えぇ、本当よ?」

さやか「実は私も転校生…いや、ほむらのこと、転校してきてからずっと見てたんだよね…」

ほむら「そうだったの…」

さやか「うん、あたし不器用だからさ、見つめることしかできなかったんだけど、まさかほむらの方からアプローチしてくれるとは思わなかったよ」

ほむら「私も勇気を振り絞ったのよ?」

ほむら(ドッキリのため…だけどね)



27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 23:15:19.18 ID:YBZA8gvU0


さやか「あたしね…実はほむらの事が…好きで好きで…」 ダキッ

さやか「愛しています…!」

ほむら「さやか…」

ほむら(ま…まさかここまでのことになるとは思わなかったわ…)

「ほむらちゃん…?」

ほむら「!?」

まどか「ほむらちゃんがさやかちゃんと…?」



31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 23:22:08.33 ID:YBZA8gvU0


さやか「どうしたの?ほむら…」

まどか「ほむらちゃんとさやかちゃんが…?」

さやか「…えぇっ!?ま…まどか…!?」 ガバッ

ほむら(まずいことになってしまったわね…)

まどか「ほむらちゃん…」

ほむら「どうしたの…?まどか…」

まどか「ほむらちゃんは…私のことを愛してるんじゃなかったの…?あの時言ってくれたのは嘘だったの…?」

ほむら「嘘じゃないわ…」

さやか「ならあたしの事はどうなのよ…今ほむらはあたしのことを世界で一番愛してるって言ったじゃないか…!」



33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 23:29:11.29 ID:YBZA8gvU0


ほむら「そ…それは…」

まどか「ひどい…ひどいよほむらちゃん…だって私は二番目以下だったってことだよね…?」

さやか「まどかには悪いけどほむらはあたしが一番なんだよね?」

ほむら「そういうわけでも…」

さやか「ならどういうことなのよ…ほむらは今、あたしを愛してるって言ったばかりじゃん!」

まどか「ほむらちゃん…ごめんね…今はちょっと…」

ほむら「ま…まどか…!」

まどか「本当にごめん…今は一人にさせて…」 タタタタッ

ほむら「まどかぁっ!」



37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 23:40:54.73 ID:YBZA8gvU0


さやか「…あたしが原因とはいえ…なんだか変な気分にさせちゃったね…ごめん…ほむら…」

ほむら「いえ…私が悪かったのよ…」

ほむら(私がエイプリルフールとはいえこんなことをしてしまったから…)

さやか「あたしもごめん…ほむらのこと、まどかに渡したくなくてついムキになって…」

ほむら「…貴女は悪くないわ」

さやか「でも…それにまどかとこんな変な別れかたするのはあたしも嫌だから…」

ほむら「私も嫌に決まってるじゃない…まどかのことが心配よ…」

さやか「今はごめん…放課後に三人で話し合ってみようよ」

ほむら「そうね…まどかには私から言っておくわ」

さやか「わかった…さっきまどかに挑発じみた事しちゃったからね…お願いするよ」



39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 23:47:54.60 ID:YBZA8gvU0


ほむら「ねぇ、まどか」

まどか「ごめんほむらちゃん…今は…」

ほむら「今じゃなくていいの…放課後に話がしたいの…」

まどか「放課後…?」

ほむら「そう、放課後よ」

まどか「わかった、放課後ね」

ほむら「えぇ、お願いね」

まどか「うん」



40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 23:53:46.02 ID:YBZA8gvU0


放課後

まどか「ねぇほむらちゃん…」

ほむら「なに?まどか」

まどか「ほむらちゃんは私のことは本当に好きなの…?」

ほむら「本当よ…愛しているわ」

さやか「じゃああたしのことはどうなのよ…」

ほむら(あんなこと言って、まどかにも見られてしまっているし…今更エイプリルフールだから、なんて言えないわ…)

ほむら「もちろん好きに決まってるじゃない」

ほむら(こうなったらこのまま押し通すしかないわ…!)



43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/02(火) 00:00:03.48 ID:0UEw6sUZ0


まどか「でもほむらちゃんはあんなに私のこと愛してるって言ってくれたのに…」

さやか「あたしのことも愛してるって言ってすれたよね?それも世界で一番って」

ほむら「それはそうよ…」

まどか「愛されてるのはわかっよ?でも!さやかちゃんと私、どっちが好きなの!?」

さやか「それはいえてる、どっちが好きか、はっきり答えてもらわないとね」

ほむら「そ…それは…」

まどか「答えてもらわないと…私、素直に喜ぶことなんてできないよ…」



46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/02(火) 00:10:14.87 ID:0UEw6sUZ0


ほむら「ごめんなさい…今は気持ちを整理したいの…ここのお代は私が払うわ」

さやか「そっか…わかった、きっとあたしを選んでくれるって信じてるよ」

まどか「ほむらちゃんならきっと私を選んでくれるよね…?」

ほむら「…いい答えを出せるよう、努力するわ…」

ほむら「お代はここにおいておくわね、おつりは好きなように使いなさい」

まどか「うん…ありがとうほむらちゃん…」

さやか「また明日、待ってるから」




ほむら(逃げるように出ていってしまったわ…あんな空気、耐えられないもの…)



49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/02(火) 00:18:19.27 ID:0UEw6sUZ0


ほむら「とはいったものの…私の中で答えは決まっているのに言いだしにくいわね…」

「あら…?」

ほむら「冗談だったのにまさか美樹さやかが私のことを好いていただなんて…計算外だったわ…」

マミ「貴女…暁美さんよね…?」

ほむら「え…?巴マミ…?」

マミ「一体どうしたの…?そんな深刻な顔をして…」

ほむら(巴マミに出会うなんて…)

マミ「なにか悩み事があるのなら私が聞くわよ?」

ほむら(巴マミにこの事を話すとしても…少し頼りないわね…)



51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/02(火) 00:26:09.26 ID:0UEw6sUZ0


マミ「大丈夫!私は先輩なのよ?だから話してみなさい?」

ほむら「そうね…お願いしようかしら…」

マミ「ありがとう暁美さん!早速私の家に招待するわね?」 パァァ

ほむら「えぇ、お願いするわ」

ほむら(どちらにせよ目立ちたくなかったから家に招待されてよかったわ)

マミ「そこのマンションよ、ちゃんとついてくるのよ?」

ほむら「わかってるわよ、はぐれはしないわ」



52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/02(火) 00:32:42.68 ID:0UEw6sUZ0


マミ宅

マミ「ただいま」

ほむら「お邪魔します」

マミ「なにもない部屋だけどくつろいでいいわよ?」

ほむら「えぇ、そうさせてもらうわ」

マミ「少し待っててちょうだいね」

ほむら「構わないわ」




マミ「はいどうぞ、紅茶とケーキよ、砂糖やミルクはお好みでね」

ほむら「私はストレートでいいわ」



56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/02(火) 00:45:51.71 ID:0UEw6sUZ0


マミ「さて、なにを悩んでいたか、聞かせてもらえないかしら?」

ほむら「えぇ、言いにくいことなのだけれど…」

ほむら「今日はエイプリルフールでしょ?だから冗談のつもりで世界で一番愛してるって言ってみたら…」

ほむら「実はほむらのことが好きで…愛してるだなんて言われて、そこをまどかに見られて…」

マミ「…………」

ほむら「あんなに愛してるって言ってくれたのに…あの時言ってくれたのは嘘だったの…?ってまどかに言われて…」

ほむら「さやかに愛してるだなんて言ったのを見られているし、本人の目の前だからきっぱりと言えずに逃げ出してしまったのよ…」

ほむら「さやかのことは好きよ?でもそれは友達としてであって、まどかに対してのとはまた違った種類の好きなのよ…」

マミ「暁美さん…あのね?」



59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/02(火) 00:54:54.40 ID:0UEw6sUZ0


マミ「私…いえ、私達から言えることはこれだけよ、暁美さん」

ほむら「私…達…?」

ガラッ

まどか「ほむらちゃんドッキリ!」

さやか「だーいせーいこー!」

ほむら「これはどういうこと…?」

マミ「うふふっ、あなたのかわいい悩みも全部録音させてもらったわ!」

ほむら「そ…そんな…」

さやか「いやー、これもさやかちゃんの演技力があってのものですね!」

まどか「マミさんのシナリオもよかったよねー」



62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/02(火) 01:02:49.23 ID:0UEw6sUZ0


ほむら「じゃあこれは…」

杏子「あぁ、エイプリルフールだよ、なぁマミ、ケーキ食ってもいいか?」

マミ「いいわよ、佐倉さん」

杏子「さすがマミ!」

さやか「マミさんの読み通りあたしに声をかけてくれてよかったね、まどか!」

まどか「そうだね、話しかけてくれなかったら計画がダメになっちゃったからね!」

ほむら「はめられたわ…」

杏子「今年はやられたな、来年やりかえすのか?」

ほむら「当然よ…来年はみてなさい…」



64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/02(火) 01:10:43.22 ID:0UEw6sUZ0


さやか「次は誰に仕掛けるか楽しみだー!」

まどか「さやかちゃん…あまり大きな声で言わないほうがいいよ…」

マミ「次は多分ないわね、準備に時間もかかったものね」

杏子「まぁあたしは待機してるだけでケーキ食べられたし、満足だ」

ほむら(恐らく主犯は美樹さやかね…いまにみてなさい…)



―一年後…―

ほむら「美樹さやか…!」 ダキッ

さやか「うわぁっ!?」

三人「ニヤニヤ」





おわり



65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/02(火) 01:12:54.80 ID:YHkpUb4xO



さりげなくまどほむは成立してるのなwだがそれがいい



66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/02(火) 01:15:20.91 ID:Upu2Jyke0


くぅ~乙
なんかこのさやか良かったな



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これはないわ
[ 2013/04/05 03:02 ] [ 編集 ]

何かつまらんなまどマギSSが減った影響か
[ 2013/04/08 21:34 ] [ 編集 ]

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