1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 00:07:16.77
ID:BBej/MzcO 短編をいくつか 2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 00:09:06.17
ID:BBej/MzcO
京子「ゆ~い~?」ゴロゴロ
結衣「な~に~?」ゴローン
京子「明日は、何の日でしょうか~?」
結衣「明日?明日……明日は……」ウーン
結衣「肉の日?」
京子「なんでだよっ!!」
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 00:10:30.51
ID:BBej/MzcO
京子「肉の日ってなんだよっ!?」
結衣「え?近所のスーパーの……」
京子「あぁ、たしかに……って確かに肉の日だけどさぁ!こんな勿体振っといて『肉の日』な訳無いだろ!」
結衣「わかってるって……ちょっとボケただけだろう?」フフフ
京子「な、なんだよ……結衣は真顔でボケるから、マジで言ってんのかわかんないんだよ……」ハァー
結衣「明日って言ったら……あれだろ?」
京子「そうだよ、アレだよ」
結衣「……肉の日」
京子「もう結衣なんて知らないっ!!」ブワッ
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 00:11:17.29
ID:BBej/MzcO
結衣「わーっ!ちょ、ちょっと待て!急に拗ねんなよ!冗談だって、冗談!」アセアセ
京子「……」グスン
結衣「明日は……バレンタインデーだな!」
京子「わかってるんじゃん……」
結衣「そりゃ明日が何の日か、知らない方がおかしいだろ」
京子「そう……明日はバレンタインデーです……」ドヨーン
結衣「もう、機嫌直せよ」
京子「明日は!バレンタインデーでしゅっ!」
結衣「あ、噛んだ」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 00:12:17.62
ID:BBej/MzcO
京子「さぁ!早速チョコを作るのだーっ!」アッハッハー
結衣「なんでだよ」
京子「え、なんでだよって……私にくれるチョコとか……作るでしょ?」
結衣「えー……」
京子「おい、ちょっと待てぃ!!」オイコラ
結衣「なんだよ」
京子「作れよ!?これでも私、お前の彼女だよ!?チョコ渡すべきだろ!?」
結衣「けど、一緒に暮らしてるとさぁ、『手作り』ってのもなぁ……」
京子「ま……マジかこんちくしょう……」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 00:13:02.19
ID:BBej/MzcO
結衣「いつものラムレーズンじゃダメ?」
京子「いやダメだろ……バレンタインデーにラムレーズンって……なんだよ……」
結衣「じゃあ、2個食べていいから」
京子「数の問題じゃあないし!」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 00:15:12.70
ID:BBej/MzcO
京子「なんだよなんだよ……結衣は……結衣はもう私のことなんて……好きじゃないんだ……!」ウルウル
京子「一緒に暮らしだしたから、私のことなんてどーでもよくなったんだっ!!」ブワッ
結衣「お、おい……別にそんなこと言ってな――」
京子「言ってるよっ!!」ポロポロ
京子「私のこと……好きじゃないって……そう言ってるよ……!」ポロポロ
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 00:17:00.18
ID:BBej/MzcO
結衣「な、なぁ京子、一旦落ち着いて……」
京子「もう、結衣なんて知らんっ!」
京子「もう寝てやるっ!!」プイッ
結衣「寝るって……一緒に?」
京子「あ……ち、違うしっ!今日は私、こっちで寝るから!」
結衣「……」
京子「もう謝ったって、遅いんだからねっ!!」プンプン
京子「……おやすみっ!!」フンッ
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 00:18:18.95
ID:BBej/MzcO
結衣「……怒ってても『おやすみ』はちゃんと言ってくれるんだな……」クスッ
結衣「はぁー……人をからかうのも楽じゃないなぁ……」
結衣「……おやすみ、京子」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 00:19:59.21
ID:BBej/MzcO
…………………
チュンチュン…チュンチュンチュン…
京子「ぐー……ぐー……」
京子「……んはっ!」パッチリ
京子「は、早寝早起きしてしまったぁ……」
京子「んあー……」ノビー
京子「……ん?あれは……?」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 00:20:43.46
ID:BBej/MzcO
『Dear 京子』
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 00:21:54.74
ID:BBej/MzcO
京子「何これ……?」
京子「かわいい包装の上に、しっかりリボンまでしてあるし……」
結衣「……もう起きてたのか」
京子「ゆ、結衣!」
結衣「おはよう、京子」ニコッ
京子「お、おはよう……」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 00:23:15.30
ID:BBej/MzcO
京子「これは……」
結衣「あぁそれ?チョコだよ、チョコ」
結衣「大切な人のために、内緒でちょっと前に作っておいてバレンタインデーに渡そうとしたらさ……からかい過ぎて前日に怒らせちゃってさぁ……」ハハハッ
結衣「まだ怒ってるかもしれないけど……」
結衣「受けとってくれるかな……京子……」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 00:24:47.14
ID:BBej/MzcO
京子「ゆ……ゆいぃ……」ポロポロ
京子「……っ!!」
ビリビリッカパッ……ガブッ
京子「んぐ……んぐ……」ポロポロ
京子「うん……うまひ……っ!」ブワッ
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 00:25:54.49
ID:BBej/MzcO
結衣「ははっ……朝からそんなにチョコがっついたら、鼻血出すぞ?」
京子「おいひい……おいひぃょ……ゆい……」ポロポロ
結衣「そりゃどーも」ニコニコ
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 00:27:24.31
ID:BBej/MzcO
京子「……な、なんで前日あんなこと言ったんだよーっ!」ゴシゴシ
結衣「京子をからかうのは、私のライフワークだからね」
京子「もう、本当に怒ってたんだからなっ!」プンプン
結衣「ごめんごめん、そのチョコでチャラにしてよ」
京子「やーだねー!こんな少しのチョコで許してやるもんかっ!」
結衣「な、なんだとっ」
京子「……だからこれからもずっと、私のためだけにチョコを作ってよ……///」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 00:29:01.33
ID:BBej/MzcO
結衣「……それで許してもらえるなら、いくらでも」
京子「私のためだけだからねっ!///」
結衣「わかってるって……京子のためだけだ」
京子「ち、チョコだけじゃダメ!色んなこと全部、私だけのためだからね!///」
結衣「わかってる……って、夕飯だけは当番制だからお前も作るんだけどな」
京子「……ちっ……」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 00:31:32.95
ID:BBej/MzcO
…………………
京子「しっかしこのチョコうめぇな」モグモグ
結衣「おい、もっと味わって食えよ」
京子「けど……これ、なんか変わった味だよね……?」
結衣「さて、何の味でしょうか?」クスクス
京子「うーん……はっ!!」ピコーン
ダダダダッ……
結衣「おい、どこ行くんだよ……」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 00:33:03.64
ID:BBej/MzcO
……ダダダダッ
京子「この味は、これだーっ!!」ババーン
結衣「わざわざ冷凍庫から持ってくんなよ」
京子「ラムレーズン味ー!!」
京子「さっすが結衣!私のことわかってるー!」モグモグ
結衣「チョコ食うのかアイス食うのか、どっちかにしろよ……」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 00:35:17.46
ID:BBej/MzcO
京子「ごっちそーさま!」
結衣「朝からチョコとアイス完食とか、お腹壊しても知らないよ?」
京子「大丈夫だって!それよりさ……」
結衣「ん?」
京子「このチョコ、いつ作ったのさ?」
結衣「ああ、京子にバレないように……ちょっと前から、京子が寝付いた後に……」
京子「わざわざ私に隠れてコソコソ……?」
結衣「一緒に暮らしてるとさ、なんだかこういう行事って投げやりになりそうじゃん?」
結衣「だから、京子に見つからないように作って、サプライズにして、ちょっとでも新鮮味をさ……」
京子「もう……ありがと、結衣///」
結衣「どういたしまして」フフフッ
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 00:37:26.69
ID:BBej/MzcO
結衣「……で、京子は私にないの?チョコとかさ」
京子「へっ!?あ、ああ、無くないよっ!?無くない……」アセアセ
結衣「……無いんだな?」
京子「ゆ、結衣がバレンタインデーにくれたんだから、私はホワイトデーにお返しするもんだろっ!?」
結衣「お前も女だろ」
京子「うぅ……」
結衣「せっかく夜なべして、京子のためだけにチョコ作ったっていうのになぁ……あーあ……」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 00:39:23.83
ID:BBej/MzcO
京子「ま、まだバレンタインデーは始まったばかりだろ!まだ時間はたっぷりある!」
京子「今から……そうだ、頭からチョコを被って『私を食べて!』ってやれば……」ブツブツ
結衣「それは部屋が汚れるってレベルじゃねーからやめろ」
京子「それじゃ……おっぱいにチョコ塗って『私を食べて!』ってやれば……!」ブツブツ
結衣「それも部屋が……いや、それはいいかもしれないな」
京子「いいのかよっ!?」
おしまい
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 00:41:03.98
ID:BBej/MzcO 結京同棲中でバレンタイン
結衣ちゃんは各行事を大切にしそう
続きまして……
櫻子「か、会心の出来だ……」ハァハァ
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 00:41:53.84
ID:BBej/MzcO
櫻子「さぁ!食え!!」エッヘン
向日葵「な、なんで胸の形したチョコを持ってくるんですのよっ!!///」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 00:42:57.60
ID:BBej/MzcO
櫻子「タイトルは……『向日葵のおっぱいチョコ』!」キリッ
向日葵「しかもこれ、私のおっぱいですのっ!?///」
櫻子「乳首のところには向日葵の種をトッピング!これこそ匠の心憎い演出!」
向日葵「死にくされですわっ!!」ドゴッ
櫻子「ぶほぉっ!!」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 00:44:06.51
ID:BBej/MzcO
向日葵「もう……櫻子がバレンタインデーにチョコをくれるって言うから期待してましたのに……///」
櫻子「せ……せっかくこの櫻子様が向日葵のためにチョコを作ってやったのに……」ボロッ
向日葵「だったらもっとちゃんとしたのを作りなさいよっ!!」
櫻子「だから、ちゃんとしたのを作ったんだよ!これ、向日葵のおっぱいを忠実に再現したんだぞ!?」
向日葵「忠実にって……これ、どうやって作りましたの……?」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 00:45:50.51
ID:BBej/MzcO
櫻子「長年に渡って向日葵のおっぱいを揉んできた私の感覚と、楓の精確なおっぱい報告を元に、型を一から作ってだな……」クドクド
向日葵「楓っ!!」
楓「櫻子お姉ちゃんの、並々ならないおっぱいへの情熱に負けたの……」
櫻子「私にまさかこんな才能があったとは思わなかったよ……原型師になれるんじゃね?」
向日葵「その熱意をなんで勉学に向けられないんでしょう……」
櫻子「ちなみに、乳首を種にしたのは楓な」
向日葵「匠ぃーっ!!」
楓「ちょっとした子供心なの」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 00:47:29.61
ID:BBej/MzcO
向日葵「私の胸だって聞かされたら……なおさら食べられませんわ……」
櫻子「でも、せっかく作ったんだしさぁ……」
向日葵「作った人が、自分で処理したらいいんじゃなくて?」
櫻子「へ?……あぁ、私はもういいよ」
向日葵「もう?」
櫻子「あっ……///」
向日葵「もういいって……既に何個か食べてましたの?」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 00:48:50.42
ID:BBej/MzcO
櫻子「そりゃあ、完璧な造形に近づけるために……作っては舐め、作っては舐め……///」
向日葵「舐めって……なんでそこで顔を赤らめますのよ……?」
楓「櫻子お姉ちゃんは、自分が作ったおっぱいチョコがあまりにリアルだったから、舐めながらエッチなことしてたの」
櫻子「お、おい!楓っ!///」
向日葵「はぁっ!?///」
楓「その時の音声が、こちらなの」カチリ
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 00:49:53.21
ID:BBej/MzcO
櫻子『うーん……形がいまいち……』
櫻子『向日葵のおっぱいはもっと柔らかくて、あったかい感じなんだよなぁ……』
櫻子『……』
櫻子『……ぺろり』
櫻子『あ……向日葵のおっぱい……甘いよぉ……』
櫻子『おいちぃ……おいちぃ……』チュパチュパ
櫻子『あんっ……ひ、向日葵ぃ……あっ!///』
カチリ
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 00:49:57.25 ID:fm+fOOAT0
音声wwww 47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 00:51:18.88
ID:BBej/MzcO
櫻子「……///」
向日葵「……///」カァー
楓「このテープは、向日葵お姉ちゃんにあげるの」
向日葵「何やってますのよ……///」
櫻子「……///」
向日葵「何やってますのよ!!///」
櫻子「だって……しょうがないだろっ!おっぱいばっかり作ってたら……変な気持ちになってきて……それで……///」
向日葵「あなたって子は……本当に……///」
プチッ
向日葵「言ってもらえば……私の胸くらい……///」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 00:52:59.45
ID:BBej/MzcO
プチッ…プチッ…
櫻子「へ……?向日葵……何を……」
ボロンッ
向日葵「はい、櫻子……念願の『おっぱい』ですわよ……///」
櫻子「は、はああああっ!?」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 00:55:22.35
ID:BBej/MzcO
櫻子「おま、な、何やってんだよ!?いきなりおっぱいさらけ出して……///」
向日葵「だから、私の胸のことを考えて、おな……オナニー……してたんでしょ?///」
向日葵「せっかくのバレンタインですから……今日くらい、私の胸を好きにしていただいてかまいませんわよ……?///」
櫻子「あ……あばばばばばば……」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 00:57:07.42
ID:BBej/MzcO
楓「あまりの超展開に櫻子お姉ちゃんが壊れたの!」アセアセ
向日葵「おっぱいチョコは作るくせに、リアルおっぱいには弱かったんですのっ!?」
櫻子「ひ……ひひひ……」
向日葵「櫻子……?」
櫻子「ひ……ひまっぱああああい!!」ガシッ
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 00:59:10.48
ID:BBej/MzcO
向日葵「きゃあっ!」
櫻子「うおーっ!ひまっぱい揉ませろーっ!嗅がせろーっ!!吸わせろーっ!!!」モギモギ
向日葵「さ、櫻子!まずは落ち着きなさい!///」アセアセ
櫻子「楓っ!うちの台所に残りのチョコがあるから、片っ端から湯煎して溶かして持ってこーい!」
楓「了解なのっ!」ビシッ
向日葵「ちょ、楓も……戻ってきなさい!!こらっ、楓!!///」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 01:01:43.07
ID:BBej/MzcO
楓「……はい、チョコ持ってきたの!」
櫻子「おっ、刷毛まで用意してきたなんて、さすが楓は気が利くな!」
向日葵「はぁんっ……胸ばかり弄られたらぁ……っ///」
櫻子「このチョコをこうやって……」ヌリヌリ
向日葵「ひゃっ……熱っ!熱いですわっ!」
櫻子「ぬりぬりぬーりー……っと」ペタペタ
向日葵「刷毛がっ……くすぐったい……んっ///」
櫻子「うわぁ……テッカテカでエロい……///」
向日葵「あなたがやったんでしょうが……///」カァー
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 01:03:21.59
ID:BBej/MzcO
…………………
櫻子「よし!向日葵の生おっぱいチョコ、かんせ~いっ!!」
向日葵「何が『完成』なもんですかっ!!早く綺麗になさいっ!!」
櫻子「はぁー……このハリ、ツヤ、形……まさにパーフェクト……」ウットリ
向日葵「もう、ウットリしてないでっ!楓も、濡れ布巾をお願いしますわ」
楓「これからがいい所なんだから、もうちょっと待つの……」ジーッ
向日葵「楓……その片手に持ったデジカメは何かしら……?」アセアセ
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 01:05:09.17
ID:BBej/MzcO
櫻子「よしっ、じゃあ実食いっきまーす!」ガバッ
向日葵「えっ!?このチョコを食べるんですの!?」ビクッ
櫻子「ったりめーだ!これは、向日葵から私へのバレンタインチョコってことで……」
向日葵「あなたへのチョコはもう用意してありますわよっ!しかもこれは、あなたが作ったチョコじゃありませんの!」
櫻子「まぁ、細かいことは言いっこなしってことで……じゃ、いっただっきま~す!」ハムチュ
向日葵「ひゃっ……さ、さくらこぉ……!///」
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 01:05:33.66 ID:fm+fOOAT0
楓wwwww 61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 01:07:46.92
ID:BBej/MzcO
楓「これは凄いの……!」カシャッ
楓「うわぁ……えっちいの……///」カシャッ
楓「お姉ちゃんたち、イキっぱなしで顔とかグチャグチャ……」カシャッカシャッ
楓「櫻子お姉ちゃん、そこはチョコ塗ってない……って聞いてないの」カシャッ
楓「これは動画も残しておいた方がいいの」ピッ…ジー
楓「写真も動画も、高く売れそうなの……!」カシャカシャッ、ジー
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 01:08:55.65 ID:wXUGOvqv0
オイコラw 63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 01:09:20.44
ID:BBej/MzcO
…………………
櫻子「……」ゲザァ
向日葵「……///」ムスッ
楓「ま、まぁ……櫻子お姉ちゃんも謝ってるし、許してあげてほしいの……」
向日葵「謝って済む問題じゃあありませんわっ!///」キーッ
櫻子「……けど『弄っていい』って許可したのは向日葵……」
向日葵「なにか言いまして……?」ゴゴゴ
櫻子「すんませんした……」ゲザァ
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 01:11:37.49
ID:BBej/MzcO
向日葵「いくら私が許可したからって、急にあんなことを……///」
向日葵「あんなことをされたら、誰だって怒りますわっ!」プンプン
櫻子「ごめんなさい……」シュン
向日葵「もう、あんなことはしないって……誓います?」
櫻子「断じてしないと……神に誓います……」
向日葵「……もう、調子いいんですから///」
コトッ
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 01:12:34.49
ID:BBej/MzcO
櫻子「ん?……何この箱……?」
向日葵「ほ、本当は、あんなことされた後であげる気なんてさらさらありませんでしたけど……勿体ないですし……///」
櫻子「まさか……チョコ……?」
向日葵「よ、用意はしてあるって、さっき言いましたわよねっ!///」
櫻子「……けど、もうチョコはお腹いっぱい……」ゲプッ
向日葵「また何か言いまして……?」ゴゴゴ…
櫻子「わー、向日葵からのチョコうれしいなー!」ビクビク
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 01:14:22.01
ID:BBej/MzcO
櫻子「しっかし……えらく綺麗に包装してんな……」ビリビリ
向日葵「まぁ、櫻子へのチョコですから……それくらいして当然ですわ……///」
櫻子「さーて、中身は……」カパッ
櫻子「……こ、これは……!」ゴクリ
向日葵「『櫻子のおっぱいチョコ』ですわっ!」ニコッ
おしまい
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 01:16:00.70
ID:BBej/MzcO 向日葵さんはドMってことで一つ……
楓一人勝ち
オチは特に意味はないです
続きまして……
西垣「貴女を呼ぶ声は風にさらわれて」 71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 01:16:29.25 ID:wXUGOvqv0
櫻子のおっぱいチョコ……板状か?
乙 73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 01:17:44.56 ID:n/sVHOti0
板チョコと思ったのは俺だけじゃなかったようだな 74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 01:18:14.48
ID:BBej/MzcO
~放課後、とある教室~
♪~ ♪♪~
ガララッ
西垣「おっ、待っててくれたのか……」
りせ「……」コクリ
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 01:19:32.66
ID:BBej/MzcO
西垣「そうかそうか……で、今歌ってたよな?」
りせ「………///」ブンブン
西垣「そんな顔を真っ赤にさせて否定したって、あんな綺麗な歌声を私が聞き間違えるわけがないだろう?」フフッ
りせ「…………?///」
西垣「ああ……みんなに聞かせてやれないのが悔やまれるくらい、綺麗な声をしてるよ……松本は」
りせ「……!///」カァー
西垣「嘘やお世辞じゃあない、本当のことだよ」フフッ
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 01:21:31.29
ID:BBej/MzcO
…………………
西垣「……そういえば、もうすぐバレンタインデーだな」
りせ『奈々さんは、誰かにチョコをあげる予定はないんですか?』
西垣「何だ……自分のことを『予定』に入れてないところに悪意を感じるな……」
りせ『だって、奈々さんからバレンタインデーにチョコをもらった経験なんて、一度もありませんから……』クスクス
西垣「分かってて言ってるんだろ……あいにく、毎年私は貰う側だからな」
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 01:22:37.13
ID:BBej/MzcO
西垣「そういう松本こそ、誰かにチョコをあげる予定はないのか?」
りせ『私は……生徒会のみんなにあげるくらいでしょうか……』
西垣「ちょ、私の分は……?」
りせ『ふふっ、あるに決まってるじゃありませんか……もしかして、ちょっと妬きました?』クスクス
西垣「こ、こら、大人をからかうんじゃない……///」
りせ『はーい』ニコニコ
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 01:23:56.31
ID:BBej/MzcO
西垣「しかし……お前は、その……」
りせ「?」
西垣「……私が毎年たくさんチョコを貰ってるのを見て、妬いたりしないのか?」
りせ『……まぁ、私と違って奈々さんはモテモテですから……そういうところはちょっと羨ましいなって思いますけど』
りせ『他の子に貰ってるからって、嫉妬したりはしませんよ?』
西垣「ふ、ふーん……」
りせ『だって、奈々さんは私からのチョコを一番喜んでくれるって……自信がありますから』
西垣「……///」
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 01:25:45.36
ID:BBej/MzcO
西垣「……クラスの友達とかにはあげないのか?友チョコとかって、若い子に流行っているんだろう?」
りせ『もう、奈々さんだって十分若いじゃないですか』クスッ
りせ『それに……』
西垣「それに?」
りせ『……クラスの子とは、そんなに仲良くありませんし……』
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 01:28:19.85
ID:BBej/MzcO
西垣「また、そんなことを言って……」
西垣「一教師としても、恋人としても、今の発言は気になるなぁー……」
りせ『だって私……みんなと上手くおしゃべりできないし……きっと気味悪がられてるから……』シュン
西垣「……まったく、とんだ生徒会長様だこと」
ギュッ
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 01:28:38.46 ID:ueaKDO9m0
奈々さん呼びいいよね…… 88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 01:30:58.98
ID:BBej/MzcO
りせ『あっ……後ろから抱きつくなんて……卑怯です……///』
西垣「……なぁ、松本」
りせ『はい……』
西垣「私な、最近になって『なんで私は、松本の声が聞こえるんだろう』って考えることが増えたんだ……」
りせ『……』
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 01:32:55.21
ID:BBej/MzcO
西垣「親御さんと私……それくらいにしか、松本の声は届かない」
西垣「それは……どう考えたっておかしな話だろう?」
西垣「特に私はこの学校で初めて松本と出会った時、松本の声が全く聞き取れなかったんだ……」
西垣「なのに、今はこうして綺麗な歌声だって聞くことができる……」
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 01:34:47.80
ID:BBej/MzcO
西垣「……私が初めて松本とちゃんと会話した日のこと……覚えてるか?」
りせ『……』コクッ
りせ『貴女から告白された……あの雨の日……』
西垣「あの時から突然なんて……私は偶然にしちゃ出来過ぎてると思ってる」
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 01:36:08.79
ID:BBej/MzcO
西垣「あの日、私と松本が気持ちを通じ合わせることが出来たから……私が松本の心を開いたから、お前の声が聞こえるようになったんじゃないかなぁ……」
西垣「だからきっと、クラスや生徒会のやつらとも楽しく会話が出来る時が来ると……私は信じてるんだ」ニコッ
りせ『……』ウルウル
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 01:38:05.91
ID:BBej/MzcO
西垣「このバレンタインを機に、生徒会やクラスのみんなともっと仲良くなってみたらどうだ?」
西垣「もしかしたら……もしかするかもしれんぞ?」フフッ
りせ『……』ポロポロ
りせ『……けど、せっかく奈々さんにだけ聞こえてた私の声が、みんなに筒抜けになっちゃいますよ?』クスクス
西垣「お前にたくさん友達ができるなら……それでもいいさ」
りせ『……ありがとう……奈々さん』ニコッ
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 01:39:33.02
ID:BBej/MzcO
西垣「……あー、けど、お前の綺麗な歌声を独り占めできなくなると思うと……少しもったいないかなぁ」アハハッ
りせ『もう……///』カァー
西垣「だから……今だけは、私だけのためにもっと……聞かせておくれよ……」ギュッ
りせ『……奈々さん……んっ……///』
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 01:40:17.16
ID:BBej/MzcO
チュッ
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 01:42:28.90
ID:BBej/MzcO
りせ『……けど、ここじゃ恥ずかしいから……お家に帰ってから、ね///』
西垣「会長、私我慢できませーん」
りせ『もう……下校時間はとっくに過ぎてるんだから、そんなワガママ言うんじゃないの』メッ
西垣「はーい……じゃ、さっさと帰るか」
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 01:43:31.14
ID:BBej/MzcO
西垣「……なぁ、松本」
りせ『なんですか?奈々さん』
西垣「愛してるよ」
りせ『……知ってます』
西垣「おいおい、そこは……」
りせ『私も、愛してますから』ニコッ
おしまい
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 01:44:16.99 ID:wXUGOvqv0
乙 104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 01:45:03.93
ID:BBej/MzcO キスシーンみすた
奈々さん呼びは、自分で書いといてなんですが破壊力やばい
『雨の日』はいつか書きたいです、いつか
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 01:45:13.46 ID:n/sVHOti0
乙乙 106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 01:46:16.31
ID:BBej/MzcO というわけで、バレンタイン絡み短編3つでした
支援激しく乙
綾ちと、ちなあかはきっと明日かなぁ
ではでは 110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 01:47:51.20 ID:gGr4pihN0
全部乙
明日もやるのか期待 114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 02:02:19.13 ID:uebXkiUe0
乙
短編シリーズ大好きですよ
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