1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/23(日) 03:25:59.19
ID:ADR5UM7ZO ヴィヴィオ「ナニしてたの?」 7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/23(日) 03:33:21.94
ID:ADR5UM7ZO フェイト「なにもしてないよ!」
ヴィヴィオ「なにも?」
フェイト「うん!なにも!」
ヴィヴィオ「へたれ」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/23(日) 03:41:01.96
ID:ADR5UM7ZO フェイト「ヘタレ!?」
ヴィヴィオ「うん、ヘタレ」
フェイト「だ、誰にそんな言葉を!?」
ヴィヴィオ「なのはママ」
フェイト「な、なのは!?」
ヴィヴィオ「よく言ってるよ、『フェイトちゃんはヘタレ』って」 16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/23(日) 03:47:38.98
ID:ADR5UM7ZO フェイト「そんな……酷いよなのは」
ヴィヴィオ「落ち込みモード?」
フェイト「だって……」
ヴィヴィオ「はぁ……、ホントになのはママのこと好きなんだね」
フェイト「そりゃ、もう、だって、あんなに可愛くて、あんなに優しくて、あんなにキレイで……」
ヴィヴィオ「まあ、全面的に同意しますけど」 17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/23(日) 03:52:45.29
ID:ADR5UM7ZO フェイト「だよね!」
ヴィヴィオ「でも、フェイトママがヘタレなのも事実」
フェイト「うっ」
ヴィヴィオ「そんなに好きなら告白ぐらい……」
フェイト「したよ」 19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/23(日) 03:58:13.42
ID:ADR5UM7ZO ヴィヴィオ「い、いつですか!?」
フェイト「昔、なのはが墜ちたときに、ちゃんと」
ヴィヴィオ「いや、でも、それなら……」
フェイト「一緒に生きていたいって、なのはの居ない世界に意味なんて無いって」
ヴィヴィオ「それは……告白というか……」 20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/23(日) 04:02:54.97
ID:ADR5UM7ZO フェイト「でも、それが私の嘘偽りのない本当の気持ちだから」
ヴィヴィオ「まあ、フェイトママ的にはそうなんでしょうが……」
フェイト「うん、そうだよ、なのはが居てくれて、笑ってくれているのが私の幸せなんだよ」
ヴィヴィオ「はい……」 22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/23(日) 04:07:34.83
ID:ADR5UM7ZO フェイト「だからヴィヴィオには感謝してるよ……」
ヴィヴィオ「私?」
フェイト「うん、ヴィヴィオと一緒にいると、なのはが本当に幸せそうに笑うんだ」
ヴィヴィオ「そ、そうなのですか?」
フェイト「そうなんだよ、だから、ヴィヴィオが居てくれて、一緒に暮らしてくれて、本当に感謝している」 25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/23(日) 04:14:04.84
ID:ADR5UM7ZO ヴィヴィオ「ど、どういたしまして……って、ちがーう!」
フェイト「え?なにが?」
ヴィヴィオ「そういう意味じゃなくてですね……」
フェイト「でも本当のことだよ?なのはが幸せそうに笑うと、私も本当に幸せで……」
ヴィヴィオ「それは、わかりました」
フェイト「はい」
ヴィヴィオ「でも、そういう意味の告白じゃなくて……」 26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/23(日) 04:19:18.34
ID:ADR5UM7ZO フェイト「え?」
ヴィヴィオ「その……恋と言いますか……愛と言いますか……///」
フェイト「な、な……///」
ヴィヴィオ「なんでフェイトママが恥ずかしがるの!?」
フェイト「いや、だって……///」 27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/23(日) 04:24:33.35
ID:ADR5UM7ZO ヴィヴィオ「普通はさっきのセリフの方が十分恥ずかしいです!」
フェイト「そ、そう?」
ヴィヴィオ「そうです!」
フェイト「でも、いや、なのはが幸せそうなら……」
ヴィヴィオ「まだ言いますか?」
フェイト「だって本当の……」 30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/23(日) 04:30:48.84
ID:ADR5UM7ZO ヴィヴィオ「それはさっき聞きました!」
フェイト「うぅ……」
ヴィヴィオ「その……なのはママが幸せそうだから、フェイトママは私に感謝してるんだよね?」
フェイト「う、うん、でも、一人の人間としてヴィヴィオのことは本当に好きだよ?」
ヴィヴィオ「ありがとうございます、なら、私も言います、私もフェイトママには感謝しています」
フェイト「わ、私に?」 31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/23(日) 04:38:18.85
ID:ADR5UM7ZO ヴィヴィオ「フェイトママは気付いてないかもしれないけど、フェイトママと居るときが、なのはママ一番幸せそうなんだよ?」
フェイト「そ、そう?」
ヴィヴィオ「フェイトママに会えないときは寂しそうだし、航海に行くと心配してばっかだし、帰ってくる日が近づくとはしゃぎ回るし」
フェイト「本当に!?」
ヴィヴィオ「なんでそれに気付かないの!?なのはママを一番幸せにできるのはフェイトママなんだよ!?」 32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/23(日) 04:43:48.90
ID:ADR5UM7ZO その日の夜
ヴィヴィオ「それでは、私は朝練もあるので先に寝ます」
なのは「うん、おやすみ」
フェイト「お、おやすみ」
ヴィヴィオ「おやすみなさい」 33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/23(日) 04:46:53.22
ID:ADR5UM7ZO なのは「ふぅ……フェイトちゃん、ヴィヴィオとなにかあった?」
フェイト「え、な、なにも……」
なのは「もう、責めてる訳じゃないんだから」
フェイト「ごめんなさい」
なのは「ふふ、もう、別にフェイトちゃんとヴィヴィオだから心配はしないけど」 34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/23(日) 04:51:05.63
ID:ADR5UM7ZO フェイト「でも……」
なのは「二人とも、私のこと大好きだから、離れては行かないでしょ?」
フェイト「なのは、聞いてたの!?」
なのは「え?なにを?」
フェイト「いや、聞いてないなら別に……」
なのは「え~、気になるなぁ~」 36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/23(日) 04:55:55.23
ID:ADR5UM7ZO フェイト「わ、忘れて……」
なのは「やだって言ったら?」
フェイト「うぅ……」
なのは「ふふ……ごめんごめん冗談だよ?」
フェイト「あ……でも……」
なのは「なに?」 37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/23(日) 05:00:09.41
ID:ADR5UM7ZO フェイト「なのはが、私のことヘタレって言ってたって」
なのは「だ、誰に聞いたの?」
フェイト「ヴィヴィオ」
なのは「……そのせい?」
フェイト「……うん、大元は」
なのは「あちゃー……ごめんなさい」 38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/23(日) 05:02:29.93
ID:ADR5UM7ZO フェイト「本当に言ったんだ……」
なのは「う、うん……ヴィヴィオは嘘つくような子じゃないよ?」
フェイト「じゃあ、あれも本当なんだ」
なのは「あ、あれって!?」 40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/23(日) 05:07:27.86
ID:ADR5UM7ZO フェイト「私に会えないときは寂しそうだし、航海に行くと心配してばっかりだし、帰ってくる日が近づくとはしゃぎ回ってるって」
なのは「ヴィヴィオが言ったの?」
フェイト「うん、で、本当なの?」
なのは「あの……その……本当です……///」
フェイト「なのは!」
なのは「にゃ!?」 42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/23(日) 05:11:22.60
ID:ADR5UM7ZO フェイト「なのは、なのはなのは……」
なのは「あの?フェイトちゃん?」
フェイト「……ごめんなさい」
なのは「え?え?なんで謝るの?」
フェイト「ずっと一番近くで、一番見てるつもりだったのに……なのはのこと護るって誓ったはずなのに……」 45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/23(日) 05:16:34.38
ID:ADR5UM7ZO なのは「……そっか」
フェイト「ごめんなさい、なにも気付いてなくて、寂しい想いをさせて、ごめんなさい」
なのは「フェイトちゃん、違うよ、謝るのは私の方だよ」
フェイト「なのは……」
なのは「ごめんね、フェイトちゃん、愛してるよ」 46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/23(日) 05:20:44.01
ID:ADR5UM7ZO フェイト「あ、あいしてる?」
なのは「うん、きっと、愛してる、フェイトちゃんのこと」
フェイト「な、な……///」
なのは「一緒にいれないと寂しいし、一緒に笑えると幸せだし、こんな風に抱き合ってるとドキドキする……フェイトちゃんは?」
フェイト「わ、私は……」 47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/23(日) 05:24:59.33
ID:ADR5UM7ZO なのは「ふふ、言わなくても聞こえてるよ、フェイトちゃんの音」
フェイト「は、恥ずかしいよ、なのは……///」
なのは「あ、また早くなった」
フェイト「……愛してる」
なのは「え?」
フェイト「私も、なのはのこと、愛してる」 49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/23(日) 05:30:04.30
ID:ADR5UM7ZO なのは「うん……うん」
フェイト「言わなくても、全部、わかっちゃってるのかもしれないけど」
なのは「フェイトちゃん……」
フェイト「なのはの幸せが私の幸せだけど……私が、なのはを幸せにしたい」 50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/23(日) 05:33:32.78
ID:ADR5UM7ZO 次の日
フェイト「お、おはよう、ヴィヴィオ」
ヴィヴィオ「……おはようございます」
フェイト「あ、あの……」
ヴィヴィオ「で、昨日の夜はなにしてたの?」
フェイト「え?」 51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/23(日) 05:37:08.74
ID:ADR5UM7ZO ヴィヴィオ「まさか……あれだけ言われて……」
フェイト「そ、そんなことないよ!ちゃんと告白したよ!」
ヴィヴィオ「で、その後は……?」
フェイト「ちゃんと二人っきりで、抱き合って寝たよ!」
ヴィヴィオ「……一言だけいいですか?」
フェイト「え……?はい」
ヴィヴィオ「へたれ」
おわり 55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/23(日) 05:39:43.50
ID:ADR5UM7ZO 副題:フェイトちゃんはヘタレじゃないよ!なのはが大切すぎるだけなんだよ! 52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/23(日) 05:37:55.76 ID:NcalXcaH0
乙! 53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/23(日) 05:38:22.27 ID:Vc5IybRJP
乙 54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/23(日) 05:39:15.09 ID:USVrU2Ow0
乙
子持ちのなのフェイ最高
- 関連記事
-
しかし、ヴィヴィオはまだ気付いていない…同系統のヘタレが自分の嫁になることを
ナニしてないじゃないか!
そりゃヘタレだわ!
なのはさんがもっと強烈な誘い受けしないといけないね(ニッコリ
覇王も意識はするけど手は出せなそうだよな~
そしてなのフェイはもっと大人の関係をだな
覇王とフェイトさんは似たようなヘタレ
そしてヴィヴィオは母親から受け継いだ誘い受けスキルでですね
へたれフェイトさん萌えるわ
コメントの投稿