5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/13(日) 23:44:06.37
ID:UWrkqz570 照、咲、床に座って本を読んでいる
照「……」ペラッ
咲「……」ペラッ
照「……」パタン
咲「……」ペラッ
照「…読み終わった」
咲「……」ペラッ
照「……」
咲「……」ペラッ
照「読み終わった」
咲「うん。聞こえてるよ」
照「……」
咲「……」ペラッ
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/13(日) 23:50:00.27
ID:UWrkqz570 照「…咲は何読んでるの?」
咲「お姉ちゃんが読んでたのの上巻だよ」
照「あぁ、そう」
咲「うん」
照「……」
咲「……」ペラッ
照「……」
咲「……」ペラッ 10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/13(日) 23:52:54.91
ID:UWrkqz570 照「…咲、その体勢つらくない?」
咲「え?別に…」
照「背もたれになってあげる」ギュッ
咲「!?ど、どうしたの急に!」
照「寄っかかるものがあった方が楽かなって」
咲「大丈夫だよー。ずっとこれで読んでたし」
照「遠慮しなくていい」
咲「で、でも、自由に読んでた方が楽だし」スルッ
照「あっ…」
咲「お姉ちゃんは好きなことをすればいいと思うよ」 14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/14(月) 00:00:03.24
ID:UWrkqz570 照「……」
咲「……」ペラッ
照「……」
咲「……」ペラッ
照「……」ギュッ
咲「!?だ、だからいいってー!」
照「好きなことしてるだけだから」
咲「…私に後ろから抱きついて身動きを取れなくすることが?」
照「説明的だね」
咲「はぐらかさないでよぉ」
照「だって、前からじゃ咲の読書の邪魔しちゃうでしょ?」
咲「そ、そうだ読書!」
照「?」
咲「お姉ちゃんも読書してればいいでしょ!」 17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/14(月) 00:05:35.49
ID:XJ46m9Vf0 照「だから、読み終わったって」
咲「本なら他にもいっぱいあるよ」
照「読み終わって、すぐ次の本を読みたくない」
咲「うぅ…それは分かるけど」
照「ね?余韻に浸りたい」
咲「うん」
照「でも、なにもしないのも寂しい」
咲「はぁ…」
照「そんなときに咲の丸まった背中が!」
咲「えー…」
照「抱きつかずにはいられないな!」
咲「……」 22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/14(月) 00:12:13.13
ID:XJ46m9Vf0 照「…というわけなんですが」
咲「どうして敬語なの…」
照「いや、なんか…」
咲「…分かったよ」
照「え?」
咲「え、っと、私もそういう気持ちになるときあるし…」
照「抱きつかずにはいられないな?」
咲「ううん、余韻」
照「ですよね」
咲「そういうときに、私に触れたいって思ってくれたなら…」
照「なら?」
咲「嬉しい…なって」
照「!!」ギュッ
咲「うぐっ」 24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/14(月) 00:19:25.47
ID:XJ46m9Vf0 照「浸る浸る、すごく浸る!余韻に」ギゥウウッ
咲「く、苦しい…!」
照「あぁ、ごめん」パッ
咲「うん…えっと、読書の邪魔はしないでね?」
照「分かった」
咲「……」ペラッ
照「……」
咲「……」ペラッ
照「……」
咲「…ふぁ」
照「!!」
咲「っくしゅん」
照「寒い?」
咲「ううん。大丈夫」 27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/14(月) 00:26:46.79
ID:XJ46m9Vf0 照「……」
咲「……」ペラッ
照「……」
咲「……」ペラッ
照「…咲、読むの遅くない?」
咲「えっ」
照「次のページ、はやく」
咲「あっ、読んでたの?」
照「うん」
咲「お姉ちゃんは1回読んでるから速いんだよー」
照「そうかもしれないけど…」 31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/14(月) 00:34:13.95
ID:XJ46m9Vf0 咲「そうだよー」
照「このあとの、雨が降ってきて展開が変わるところがはやく読みた…」
咲「うわぁあああ!!!」
照「ど、どうしたの?」
咲「ネタバレやめて!ネタバレ!」
照「あっ…ごめん…」
咲「あーもう!今のでちょっと読めちゃったよ…」
照「ご、ごめんね…悪気はなくて…」
咲「分かってるよ!分かってるけど…」
照「うぅ…」
咲「お姉ちゃんは静かにしてて」
照「本当ごめん…」
咲「ね?」
照「…はい」 33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/14(月) 00:38:42.40
ID:XJ46m9Vf0 咲「……」
照「……」
咲「……」ペラッ
照「…咲」
咲「……」
照「……」
咲「……」ペラッ
照「……」
咲「……」ペラッ
照「…退屈」
咲「……」
照「……」
咲「……」ペラッ 35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/14(月) 00:44:18.18
ID:XJ46m9Vf0 照「……」
咲「……」ペラッ
照「……」
咲「……」ペラッ
照「……」ウトウト
咲「……」
照「……」ウトウト
咲「…?」
照「……」グラッ
咲「!?」
照「」バタン
咲「うぁっ!?」ドサッ
照「!!いたっ」 37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/14(月) 00:49:16.71
ID:XJ46m9Vf0 咲「な、なにが起きたの!?」
照「あっ…寝てた?」
咲「こ、こっちが聞きたいよー」
照「あんまり静かだから…」
咲「……」
照「眠くなった」
咲「もー…」
照「……」
咲「……」
照「えっと、重い」
咲「っ!!ご、ごめんね」
照「いや、いいんだけど」
咲「へ?」 39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/14(月) 00:56:57.91
ID:XJ46m9Vf0 照「こう横に倒れてくれると…」ドサッ
咲「うわぁ!?」
照「楽」ギュッ
咲「うぅ…」
照「…どうかした?」
咲「これじゃあ、読めないよ…」
照「そう?いつも横になって読んでる」
咲「そうだけど…ほ、ほら!」
照「何?」
咲「背もたれの役目果たしてないし!」
照「あ、それは咲に抱きつくための言い訳だから」
咲「えー…」
照「邪魔しないから、続けて」
咲「そんな…」
照「……」 40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/14(月) 01:02:44.86
ID:XJ46m9Vf0 照「……」
咲「……」
照「……」
咲「分かったよ…」
照「うん」
咲「……」
照「……」
咲「……」ペラッ
照「……」
咲「……」
照「……」
咲「……」ペラッ 42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/14(月) 01:03:17.27
ID:XJ46m9Vf0 照「……」
咲「……」
照「……」サワッ
咲「!?」
照「……」サワサワ
咲「じゃ、邪魔しないって!」
照「…静かにはしてる」サワッ
咲「ひゃあ!?どこ触ってるの!」
照「えっ…」
咲「……」 44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/14(月) 01:07:07.36
ID:XJ46m9Vf0 照「…スイッチ?」
咲「なんの!?」
照「咲が読書を止めて、私に迫ってくるスイッチ?」
咲「説明的だね…」
照「あっ…やる気スイッチ?」
咲「……」
照「…ごめんなさい」
咲「…集中できなくなるから」
照「うん」
咲「喋るのも、触るのもダメ」
照「うん…」
咲「ね?」
照「分かった」
咲「うん。ありがとう」 49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/14(月) 01:16:54.45
ID:XJ46m9Vf0 照「…でも、どうしよう…」
咲「?」
照「私の、やる気が…」
咲「…へ?」
照「入っちゃった」ドサッ
咲「!?」
照「だって、咲「ひゃあ!?」って」
咲「え…なに…」
照「可愛すぎ」
咲「そ、そんな…」
照「ん」チュ
咲「んっ…んんっ…」 51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/14(月) 01:21:22.97
ID:XJ46m9Vf0 照「……」プチプチ
咲「あっ…待って…本っ…」
照「そのあと薫が父親の…」
咲「うわぁああああ!!やめてやめて!!」
照「…読書は諦めて」
咲「うぅ…」
照「…ごめんね」チュ
咲「ん…んっ…」
照「……」ヌガセヌガセ
咲「わ、分かった。本は諦めるから…でも…」
照「でも?」 54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/14(月) 01:26:22.12
ID:XJ46m9Vf0 咲「電気消して…」
照「どうして?」
咲「は、恥ずかしい…」
照「なにが?」
咲「み、見られるのが!」
照「私は見たい」ペロッ
咲「!?」
照「恥ずかしくなんてないよ」サラサラ
咲「まっ…ほ、本当に消してくれないの?」
照「うん」ギュッ
咲「んっ…」
照「咲…」チュ
咲「んっ…」 56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/14(月) 01:31:59.50
ID:XJ46m9Vf0 照「かわいい」チュ…レロッ…
咲「あっ…」
照「んっ…んっ」
咲「眩しい…」
照「え?」
咲「電気点いてるとまぶしいよ…」
照「あー…そっか」
咲「ね?消して?」
照「なにか遮るもの…」
咲「…え?」
照「あ、服でいい?」
咲「え?え?なになに!?」
照「これで、目隠しになる?」ギュッ
咲「うわっ!見えない!」
照「大丈夫そうだね」チュ 57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/14(月) 01:36:19.73
ID:XJ46m9Vf0 咲「ひゃ!?」ビビクン
照「ん…」チュ…チュルッ…
咲「あっ…あっ…待って」
照「…咲、注文多い」
咲「えっ…えぇーごめんね」
照「ううん。咲の言うことはなるべく聞きたい」
咲「今のとこ1個も私の意見通ってないけどね…」
照「なんでも言って」
咲「スルーされた…」
照「……」
咲「え…っと、目隠しをされると何も見えないから…」
照「…感じる?」
咲「違うよ!」
照「えっ…」 59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/14(月) 01:40:39.85
ID:XJ46m9Vf0 咲「そ、その、なにされるか分からなくてびっくりするから…」
照「あぁ」
咲「できれば、電気をほの暗くして…」
照「それなら大丈夫」
咲「えっ」
照「咲の首、細くて綺麗」
咲「へ?///」
照「……」レロッ
咲「!?」 61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/14(月) 01:41:29.39
ID:XJ46m9Vf0 照「首から肩のラインが、女の子らしくて好き」サラッ
咲「な、なにこれ…」
照「鎖骨…大人っぽくなったね」ナデナデ
咲「え…嘘…」
照「脇…はくすぐったがるからやめとく」
咲「実況されるの!?」
照「腕…細すぎ、心配」チュッ
咲「なんだろう…言えば言うほど状況が…」
照「指先…ちょっと硬いね。麻雀のやり過ぎ?」チュパチュパ
咲「うぅ…恥ずかしい…」 62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/14(月) 01:43:38.94
ID:XJ46m9Vf0 照「胸…はあんまり成長してない…」サワッ
咲「ひ、ひどい…」
照「え?咲の胸好きだよ」ナデナデ
咲「うぁっ…」
照「左の方が少しだけ大きくて…」モミモミ
咲「うっ…んっ…」
照「咲の声が可愛いから」ペロッ
咲「んんんっ!」
照「ん…ん…」レロッ…チュッ…
咲「あっ…あっ…」
照「贔屓したくなる」ハムハム
咲「ふぁあっ!」 64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/14(月) 01:45:37.06
ID:XJ46m9Vf0 照「…かわいい」
咲「も…もう…」ハァハァ
照「なに?」
咲「はやく終わらせて…」
照「っ…!」
咲「……」
照「ごめん…」
咲「…え?」
照「そんなに嫌だった…?」
咲「え、ち、違うよ」
照「でもはやく終わってほしいって」
咲「あ、うんはやく終わってほしい」
照「……」シュン 66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/14(月) 01:47:05.45
ID:XJ46m9Vf0 咲「そ!それはその、このままだと…変になりそうで…」
照「っ!///」
咲「だから、はやく、ね?」
照「…やっぱり、目隠し取っていい?」
咲「え」
照「咲の、顔が、見たい」スルッ
咲「うわっまぶしい!」
照「咲」チュ
咲「んっ」
照「咲…さき…」チュ…レロ…
咲「んっ…んっ…」
照「んっ…んんっ」
咲「あっ…ん…」
照「……んんんっ」ギュゥッッ
咲「んーーー!!」 69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/14(月) 01:51:47.92
ID:XJ46m9Vf0 照「…んっ」
咲「ぷはっ」
照「…咲」
咲「はぁ…はぁ…なに?」
照「好き」
咲「!あっ、ありがとう///」
照「…咲は?」
咲「えっ…えー…っと」
照「言って、ほしい」
咲「わ、私も好き!」 71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/14(月) 01:56:17.68
ID:XJ46m9Vf0 照「…早口」
咲「えー…」
照「もう1回」
咲「む、無理…」
照「聞きたい」
咲「言ったもん…」
照「…分かった」
咲「よかった…」
照「代わりに、もう1回しよ」
咲「お姉ちゃんのことが大好き!」
照「……」
カン! 72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/14(月) 01:57:15.76
ID:XJ46m9Vf0 --------------
-----
咲「あー…どこまで読んだか分かんなくなっちゃった…」
照「どうしたの?」
咲「しおり、挟まないで本閉じちゃってたみたい」
照「あー…あるある」
咲「お姉ちゃんのせいだよ!」
照「ご、ごめんね…」
咲「まぁ、なんとなく読み直せば分かると思うけど…」
照「どの辺まで読んだの?」
咲「えーと…引っ越した後、新しい家に馴染めないなぁ…みたいなとこ」
照「…132ページ?」 73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/14(月) 02:00:34.78
ID:XJ46m9Vf0 咲「えっ」パラパラ
照「……」チラチラ
咲「あ!ぴったりここだ!」
照「よかった」
咲「すごいすごい!どうして分かったの?」
照「1回読んだ本だから」
咲「すごい…じゃ、じゃあ」パラパラ
照「えっ」
咲「森のおじいさんに話しかけられるところは?」
照「……」 75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/14(月) 02:04:37.85
ID:XJ46m9Vf0 咲「…どうしたの?」
照「…分からない」
咲「え?あ、あぁ」
照「ごめん」
咲「ううん!こっちこそごめんね、はしゃいじゃった」
照「いや、実は…」
咲「?」
照「閉じ際にページ数、見てた」
咲「……」
照「格好つけたくて」
咲「なんだぁ…」
照「ごめんね」 77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/14(月) 02:06:01.39
ID:XJ46m9Vf0 咲「ううん、嬉しい」
照「え?なにが?」
咲「うーん、よく見てくれてるんだなぁ…って」
照「…そう?」
咲「ありがとう、お姉ちゃん」
照「う、うん」
照(咲の好感度が上がるポイントが分からない…)
もいっこカン! 83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/14(月) 02:10:30.52
ID:XJ46m9Vf0 終わりです。いっつも同じような話でごめんね。
3点リーダとどもりを多様すると照咲っぽくなるから、みんなも書こうよ! 79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/14(月) 02:08:11.84 ID:oZnEDPWhi
乙! 85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/14(月) 02:11:39.78 ID:ez5ltZxm0
乙
良い姉妹だ 87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/14(月) 02:17:34.41 ID:pV0wafdDi
乙
照咲最高だな
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読書の邪魔とかテルー……
仲良し姉妹だと思ったら
すばらな照咲だった
何でタグに照咲が付いてないし…
タグ付け忘れてました、ご指摘感謝です
この作者の照咲大好き!
照咲の目隠しプレイもっと見たいです
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