京子「二人で過ごすクリスマス」

1 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 21:23:54.86 ID:C4QdqQYJ0


京子「結衣、クリスマスはどうするの？」

結衣「ん～、何も考えてない」

結衣「あかりたちには聞いたのか？」

京子「あかりとちなつちゃんはさくっちゃんとひまっちゃんと一緒にパーティーするんだって」

結衣「そっか…」

京子「ねえ結衣。私たちも綾乃と千歳誘って一緒にパーティーしようよ」

結衣「お、いいな」

京子「うん。じゃあ綾乃と千歳に聞いて来る」

結衣「私も行くよ」




2 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 21:25:43.51 ID:C4QdqQYJ0


綾乃「ねぇ千歳」

千歳「どうしたん？綾乃ちゃん」

綾乃「クリスマスだけど……その…」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

千歳「ああ、歳納さんと一緒に過ごしたいん？」

綾乃「ち、違うわよ！」

京子「だーれだ？」ﾑｷﾞｭ

綾乃「へ？……って、と、とと、としのーきょーこ！急に後ろから」

千歳「あはは…」ﾄﾞｸﾄﾞｸ


3 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 21:28:39.14 ID:C4QdqQYJ0


京子「なに話してるの？」

綾乃「な、何でもないわよ」

千歳「なに言ってんの、綾乃ちゃん」

千歳「歳納さん、あんな、綾乃ちゃんは歳納さんと…」

綾乃「千歳！」

京子「二人とも予定無いんだったら、一緒にクリスマスパーティーしようよ」

綾乃「へ？急にどうしたのよ」

結衣「京子とクリスマスについて話してたんだけど、せっかくだし綾乃と千歳も誘おうってなってね」

結衣「だからさ、良かったら二人とも、私の家で一緒に過ごそうよ」


5 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 21:30:31.56 ID:C4QdqQYJ0


千歳「うん、いいよ。なんや楽しみやなぁ。なぁ綾乃ちゃん」

綾乃「しょ、しょうがないわね……仕方ないから、一緒にいてあげても…」

京子「綾乃～」ｷﾞｭｳ

綾乃「な、なな、何するのよ！」

京子「クリスマスの日待ってるね」

綾乃「はわわ…///」

千歳「」ﾊﾞﾀﾝ

結衣「ちとせー！」


6 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 21:33:04.40 ID:C4QdqQYJ0


～クリスマス当日～

綾乃「よし！準備もできたしプレゼントも用意したし後は…」

綾乃（私の心、今日だけは素直になって…）

綾乃「プレゼント渡せるかな……」

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ

綾乃「ん？千歳からだわ」

ﾋﾟｯ

千歳『綾乃ちゃんごめんな、急にどうしても外せん用事ができてもうてな、悪いけど今日は行かれへんわ』


7 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 21:35:18.21 ID:C4QdqQYJ0


綾乃「そう…仕方ないわね。船見さんには私から伝えとくから」

千歳『ほんまごめんな。助かるわ』

綾乃「ううん、仕方ないですもの」

千歳『綾乃ちゃん頑張るんやで。今日こそ歳納さんに…』

綾乃「ちょ、何言ってるのよ！」

千歳『綾乃ちゃん、もう行かなあかんから、切るな。頑張ってな』

ﾋﾟｯ

綾乃「はぁ…仕方ないわね、私一人でも…」


8 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 21:37:57.62 ID:C4QdqQYJ0


―――
――


～結衣のマンション前～

京子「ちょっと早かったかな…」

京子「まぁいいや。少しくらいは結衣の手伝いもしてやらんとな」

京子「あれ？あそこにいるのは…」


綾乃（はぁ…何だか緊張してたわ…）

綾乃「けど…せっかくのクリスマスだもの。頑張らないとね」

綾乃「ファイトファイトファイファイビーチよ！」


9 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 21:41:50.97 ID:C4QdqQYJ0


京子「あーやの」ﾋｮｲ


綾乃「うわー！」

綾乃「と、としのーきょーこ、び、びっくりさせないでよね」

京子「相変わらず綾乃は面白いなぁ」

綾乃「あなたって人は…もう…」

京子「それよりどうしたの？まだ時間あるけど」

綾乃「船見さん一人に準備させるのも悪いから、私も手伝おうと思ってね」

京子「綾乃って真面目なんだね」

綾乃「べ、別に普通よ。そういう歳納京子は？」

京子「私も同じ」

綾乃「そう……いいとこあるじゃない」ﾎﾞｿ


12 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 21:44:28.27 ID:C4QdqQYJ0


綾乃「そうだわ、今日、千歳が来れないみたいなのよ」

京子「えー、残念だな」

綾乃「どうしても外せない用事があるみたいなの」

京子「そっか…仕方ないね」

京子「そろそろ、結衣の家に行こうか？」

綾乃「そうね。身体も冷えてきたしね…」

京子「綾乃寒いの？」

綾乃「え？…まぁ」

京子「ほら」ｽｯ


13 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 21:46:42.99 ID:C4QdqQYJ0


綾乃「ん？どうしたの？」

京子「もう。こうするの」ｷﾞｭ

綾乃「ふえ…」

京子「私の手あったかいでしょ？」

綾乃「そ、そそそ…///」

京子「どうしたの？顔真っ赤じゃん」

綾乃「う、うるさい！」

京子「綾乃って急に怒りだすんだから、変な子だよね」


14 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 21:49:53.35 ID:C4QdqQYJ0


綾乃「そ、それはあなたが…」

京子「もしかして嫌だった？」ｼｭﾝ

綾乃「い、嫌じゃない……かも///」

綾乃（そんな顔されたら、私…）

京子「綾乃が困った」ﾆﾔﾆﾔ

綾乃「な…！」

京子「早く結衣のとこ行こうぜ」

綾乃「待ちなさい！歳納京子」


15 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 21:52:02.17 ID:C4QdqQYJ0


～結衣宅～

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

ｼｰﾝ

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

京子「あれ？いないのかな」

ｶﾞﾁｬ

京子「開いてる…」

ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

京子「ん？いるんだ」

京子「おーい！ゆいー！」


17 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 21:54:05.99 ID:C4QdqQYJ0


結衣「京子か？悪い今日は駄目になった」

京子「どうしたの？」

結衣「まりちゃんが風邪ひいて、今日は誰も見る人がいないから今から私が行くことになった」

京子「そっか…早く行ってあげなよ」

結衣「悪いな京子、綾乃もごめんね」

綾乃「ううん、大丈夫よ。船見さんも気を付けてね」

結衣「ありがとう。今度必ず埋め合わせするから」

京子「いいよ、気にしなくて。それじゃな」


19 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 21:58:01.42 ID:C4QdqQYJ0


―――
――――

京子「結衣も大変だなぁ」ﾃｸﾃｸ

綾乃「そうね」ﾃｸﾃｸ

京子「……」ﾃｸﾃｸ

綾乃「……」ﾃｸﾃｸ

綾乃（今日はもう駄目ね…せめて、プレゼントだけでも…）

綾乃「と、歳納京子」

京子「ん？」

綾乃「ううん。何でもない…」

京子「変な綾乃だな」

綾乃（私のバカー！）

綾乃「あ…あの…」

綾乃（やっぱり駄目だ！）


20 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 22:02:00.06 ID:C4QdqQYJ0


綾乃「…今日はもう帰りましょうか？」

綾乃（何言ってるのよ私！）

京子「帰るの？」

綾乃「え？だって……」

京子「二人でもいいじゃん！一緒に遊ぼうよ」

綾乃「歳納京子…」

京子「それとも、綾乃は私と二人じゃいや？」ｳﾙｳﾙ

綾乃「///」ﾄﾞｷｯ

綾乃「しょ、しょうがないわね！今日は特別よ」

京子「やった！」

綾乃（そんな顔されたら、私…）


21 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 22:06:27.24 ID:C4QdqQYJ0


綾乃「それで、どうするの？」

京子「そうだな…せっかくだしパーっとしようか」

京子「まずはゲーセン行って、その後昼ご飯食べて、カラオケ行って買い物してと…」

京子「なんだかこれはこれで楽しくなってきたぞ！」

綾乃（これって、デートじゃない！）

京子「よーし！綾乃、行くぞー！」ﾆｷﾞ

綾乃「ちょ！て、手ー！」


24 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 22:09:23.30 ID:C4QdqQYJ0


～ゲーセン～

京子「今日は結構人がいるな…」

綾乃「わ、私こういう所あまり…」

京子「もしかして綾乃ゲーセン初めて？」

綾乃「だ、だって、私こういうのあまり興味が…」

京子「それなら、私が教えてあげる」

京子「記念すべき初体験だね」ﾆｺ

綾乃「へ、変な言い方しないでよ！」

京子「また怒った」

綾乃「それはあなたが…って何回目よ、このやりとり…」

京子「綾乃」ｽｯ

綾乃「な、なによ」

京子「今日は人が多いから迷子にならないように、手…繋ご？」


25 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 22:10:50.38 ID:C4QdqQYJ0


綾乃「つ…繋ぐって…」

京子「もう、じれったいな」ﾆｷﾞ

綾乃「と、歳納京子///」

京子「これで大丈夫だね。行こ、綾乃」

綾乃「///」


26 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 22:14:23.78 ID:C4QdqQYJ0


～プライズコーナー～

京子「何かいいのないかなぁ…」ｷｮﾛｷｮﾛ

京子「綾乃は何か気になるのある？」

綾乃「……」ｼﾞｰ

京子「綾乃？」

綾乃「へ？な、何でもないわ。行きましょ」

京子「ふーむ…クラゲ三姉妹のストラップか…」

京子「綾乃、これほしいの？」


27 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 22:18:49.18 ID:C4QdqQYJ0


綾乃「べ、別に…だって私…」

京子「ちょっと待っててね」

ｳｲｰﾝ　ｺﾛ　ﾎﾟｽ

京子「はい」

綾乃「いいの？」

京子「うん！ちょっとしたプレゼント」

綾乃「あ、ありがとう」

綾乃（えへへ。歳納京子からのプレゼント…）


28 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 22:22:25.65 ID:C4QdqQYJ0


京子「見て見て綾乃」

綾乃「どうしたの？」

京子「それ実は私も持ってるんだ」ﾁﾗ

京子「お揃いだね」ﾆｺ

綾乃「お、お揃い…」ｶｧｱ

京子「うん！」



京子「よし次はプリクラだ！」

綾乃「えええ！そ、それは…」

京子「行くよ！」ｸﾞｲ

綾乃「ちょ、待って…」


29 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 22:26:37.54 ID:C4QdqQYJ0


～プリクラコーナー～

京子「綾乃、笑いなよ」

綾乃「いや、だって」

京子「もう…」ｷﾞｭｳ

綾乃「ちょ…///」

―――
――――

綾乃「と、歳納京子…許さないんだから…」

京子「えー、いいの撮れたからいいじゃん」

京子「はい、綾乃の分」

綾乃（と、歳納京子が笑って、可愛い…）

綾乃「…ありがと」ﾎﾞｿ

京子「そろそろお腹もすいてきたし、お昼食べに行こっか？」

綾乃「しょうがないわね」


30 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 22:30:28.79 ID:C4QdqQYJ0


～ファミレス～

ｺﾞﾁｭｳﾓﾝｵｳｶｶﾞｲｼﾏｽ

京子「う～ん…私は和風ハンバーグにしよう。綾乃は？」

綾乃「私は、パスタで」

ｶｼｺﾏﾘﾏｼﾀｰ

綾乃（うぅ、緊張する…）

京子「おなかすいたなー、まだかなー」ｿﾜｿﾜ

ｵﾏﾀｾｼﾏｼﾀ

京子「おおう！美味そう！」

ﾓｸﾞﾓｸﾞ

京子「うめえ！」


32 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 22:35:36.03 ID:C4QdqQYJ0


綾乃「……」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

京子「む…」ｼﾞｰ

綾乃「…ん？」

綾乃「な、何よ？」

京子「綾乃、あーん」ｽｯ

綾乃「え？えええ？」

京子「あーん」

綾乃「ちょ、歳納京子」

京子「もう、早く！」

綾乃「あ、あーん///」


33 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 22:40:53.72 ID:C4QdqQYJ0


京子「美味しい？」

綾乃「え、ええ///」

京子「次は私の番ね」

京子「綾乃」ｱｰﾝ

綾乃「あ、ああ、あーん」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

ﾍﾟﾁｬ

京子「もう、どこに当ててんのさ」ﾌｷﾌｷ

綾乃「ごめんなさい」ｼｭﾝ


34 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 22:45:14.93 ID:C4QdqQYJ0


京子「ほら、もう一回」ｱｰﾝ

綾乃（こ、今度こそ）

綾乃「あーん」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

ﾊﾟｸ

京子「うんうん」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

綾乃（死ぬかと思ったわ）

京子「何だかデートっぽくなってきたね」

綾乃「そ、そんな、で、デデデ、デートだなんて」ｶｧｱ

京子「綾乃、顔真っ赤だ」ｸｽ

京子「お腹も膨れた事だし次はカラオケだな」


35 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 22:50:00.24 ID:C4QdqQYJ0


～カラオケ～

京子「綾乃、一緒に歌おうぜ」

綾乃「しょうがないわね」

―――
――
－


京子「いっぱい歌ったね」

綾乃「ほとんどあなたばっかりじゃな」

京子「てへ」

綾乃「…ほんとしょうがないわね」

京子「綾乃、手」ｽ

綾乃「うん…」ﾆｷﾞ

綾乃（何だか私、素直になれてきた気がするわ）

京子「クリスマスだしケーキ食べに行こうよ」

綾乃「そうね。せっかくですものね」


36 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 22:57:11.51 ID:C4QdqQYJ0


～ケーキ屋前～

京子「おお！どれも美味そうだ！」

綾乃（今ならこのプレゼント渡せそうな気がする…）

京子「……」ｼﾞｰ

綾乃「どうかした？」

京子（四時か…）ﾁﾗ

綾乃「入らないの？」

京子「ねえ綾乃…」

綾乃「なに？」

京子「綾乃はケーキ作れる？」

綾乃「え？突然どうしたの？」


37 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 23:04:03.64 ID:C4QdqQYJ0


京子「いいから」

綾乃「ま、まぁ…少しくらいなら…」

京子「じゃあ今から私の家で作ろう！」

綾乃「また突然…一体どうしたって言うのよ」

京子「やっぱり、私…ケーキは皆で食べたいなって…」

綾乃（歳納京子…）

京子「へんかな？」

綾乃「いいえ…いいとこあるじゃない。それなら急ぎましょ」

京子「あやのー」ﾊﾟｧ

京子「綾乃最高！」ﾀﾞｷ

綾乃「ちょ！急ぐんでしょ」ｶｧｱ


41 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 23:08:35.99 ID:C4QdqQYJ0


～京子宅～

京子「綾乃上がって」

綾乃「お邪魔します」

綾乃（ここが歳納京子のお家…）

京子「まずは何からすればいい？」

綾乃「そうね……順に説明していくわ」


42 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 23:11:26.05 ID:C4QdqQYJ0


綾乃「歳納京子、その薄力粉をふるいにかけて…」


綾乃「歳納京子、卵に少しずつグラニュー糖を加えながらハンドミキサーで…


綾乃「歳納京子、そのケーキ型にバターを…」


綾乃「歳納京子、生クリームを…」


綾乃「歳納京子、焼けたスポンジは粗熱をとってから…」

・
・
・


43 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 23:14:43.87 ID:C4QdqQYJ0


京綾「できたー！」

京子「今は、七時か」ﾁﾗ

京子「そろそろ結衣も帰ってきてるだろ。綾乃、結衣の家に行こう」

綾乃「ええ、急ぎましょう」

京子「綾乃、ちょっと待って！」

綾乃「どうしたの？急がないと…」

ﾁｭ

綾乃「へ…？」

京子「綾乃のほっぺにクリーム付いてた」


45 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 23:18:33.04 ID:C4QdqQYJ0


綾乃「え…え？」

京子「けっこう照れるね///」

綾乃「あう…」

京子「ほら、綾乃、行くよ」

綾乃「と、としのーきょーこ！」

綾乃「よ、よくもやってくれたわね！許さないんだから」

綾乃「ば、罰としてこれ…受け取りなさいよね」ｽｯ

京子「なに？開けていいの？」

綾乃「…」ｺｸ


46 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 23:22:01.67 ID:C4QdqQYJ0


京子「リボン…」

綾乃「あげる……クリスマスプレゼント」

京子「えへへ、綾乃、ありがとう。つけていい？」

綾乃「ええ」

ｽﾁｬ

京子「どう？似合う？」

綾乃「ま、まぁまぁね。……似合ってるわよ」

京子「嬉しいよ、本当にありがとう」

綾乃「それじゃ、行きましょ」

京子「まって！」

綾乃「まだ何かあるの？」


48 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 23:25:23.85 ID:C4QdqQYJ0


京子「綾乃ごめんね。せっかくプレゼントくれたのに私、何も用意してなくて…」

綾乃「……」

綾乃「大丈夫。クラゲ三姉妹、くれたじゃない」

京子「けど、あれじゃ…」

綾乃「ううん。本当にいいの。私凄く嬉しかったから…」

京子「誕生日！」

綾乃「誕生日？」

京子「綾乃に必ずプレゼントする」

綾乃「…うん。待ってるわね」

綾乃（本当は一緒にいられるだけで十分なの…今日は私にとって、一番のクリスマスだったわ）


――――
―――
――


49 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 23:29:17.61 ID:C4QdqQYJ0


～結衣～

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

結衣「はい」ｶﾞﾁｬ

京子「よっ」

結衣「どうしたんだ？」

京子「綾乃と一緒にケーキ作ったの。皆で食べよ」

結衣「京子がケーキを？」

京子「どうした？」

結衣「いや、何でもない。ちゃんと食えるんだろうな？」

京子「あったりまえだろ！綾乃と作ったんだから美味いに決まってる！」

結衣「そうだな……まぁ上がってよ」


50 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 23:32:02.12 ID:C4QdqQYJ0


綾乃「お邪魔します」

結衣「綾乃、今日はごめんね」

綾乃「いいえ、大丈夫よ。それに……」

結衣「ん？」

綾乃「ううん。何でもない」

綾乃（歳納京子と二人で過ごせて幸せだったわ…）

京子「結衣、千歳は九時頃に来れるって」

結衣「そっか、なら皆の布団も用意しないとな」

京子「よろしく！」

綾乃「あなたって人は…」


51 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 23:34:27.94 ID:C4QdqQYJ0


京子「綾乃」

綾乃「なに？」

京子「今日はありがとね。私、綾乃の事もっと好きになった」

綾乃「ちょ、何言ってるのよ///」

京子「次は誕生日、またデートしようよ」

綾乃「しょうがないわね……楽しみにしてるわ」

京子「へへ」

綾乃（誕生日……たのしみだな）

京子「よーし！今日はまだまだ沢山遊ぶぞー！」

京子「ゆいーラムレーズン！」



おわり


52 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 23:35:27.53 ID:h60BzBpn0


乙乙


53 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 23:38:37.65 ID:FvKj1uzh0


乙！


54 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 23:42:17.43 ID:iUcthcff0


乙


55 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 23:43:03.12 ID:jYMoUZu3i


乙