1 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 00:48:50.35
ID:jkfd1lJl0私はきりんが好き
きりんが好き
出会ってからそんな長くは経っていない
最初に見たとき、話したとき思ったのは只の小さな同い年
親戚 同級生 友達
そんなありふれた関係で片付く存在だった
きりん「リョウー、ごはんまだー?」
リョウ「もうちょっとで出来ますよー」
でもいつからだろう、何かが違う
それ以上の何かが私の中に沸き始めた
きりん「いただきまーす!」
リョウ「どうぞー」クスクス
きりん「? どうしたの、リョウ?」
その目も その髪も その唇も きりんのもの全てが愛おしく
リョウ「いいえ、さぁたくさん食べてください!」
自分のものにしてしまいたくなる
2 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 00:49:35.85
ID:jkfd1lJl0 きりんのご飯を頬張る時のほっぺたも
きりんの泣きそうな時の瞳も
きりんの起こっている時の眉間も
きりんの寝ている時の香りも
きりんのお風呂上がりの真っ赤な肌も
きりん「んー…うまーい!!」
リョウ「うふふふっ」ニッコリ
全部欲しい 取られたくない 4 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 00:50:06.91
ID:jkfd1lJl0 ……
食べ終わって、お皿を洗って、
テレビを見ながらそっと一息
そんなところに
きりん「リョウ?私お風呂沸かすね」
リョウ「え?そんないいですよ?」
きりん「いいのいいの!たまには私も役に立ちたいし ウフフッ」
そう言って浴場へ消えていくきりん
リョウ「…」
そんなきりんが見せた笑顔が瞳に焼きついた
なにも汚れを知らないような 無垢で可憐な微笑み 5 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 00:50:40.37
ID:jkfd1lJl0 リョウ「…いけません…こんなこと」
どうやら私は普通ではないらしい
リョウ「はぁ…お布団敷こう……」
親戚、それに重ねて同性の子を好いてしまっている
いけない事と分かっていても やはり好きなものは好きなのだ 簡単に気は変わったりしない
きりん「♪~」
浴場から聞こえてくるきりんの鼻唄 7 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 00:51:05.43
ID:jkfd1lJl0 かわいい
取られたくない
私だけに聴かせて欲しい
リョウ「……」
分かってる、分かってるけど解らない
リョウ「…なんで…なんで私は…」
ぐっと心が暗くなる
リョウ「…なんで女なんだろう」
布団を敷く手が止まる
女は子を産むため 男は産ませるため
相反するモノ同士が惹かれ合う なんだってそう
地球の磁力でさえ反対を求めて引き寄せ合う
同じものは一線を越えない限りは近寄れる
越えれば反発し、離れようとする
異質な存在なのだ 相手は嫌がるだろう
己が欲のために法則も破ってしまう
リョウ「…」
あまりにも身勝手な存在ではないか 8 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 00:51:29.64
ID:jkfd1lJl0 自分の躰を見よ
女性性があふれる豊満な胸
滑らかでハリのある肢体
広く大きく柔らかな臀
しなやかな煌めきのある頭髪
ひとつひとつに手を触れて確かめる
リョウ「…こんなの…」
女らしさで言えばかなりの度合い
同級生でも1番女らしいのに女が好きな女 9 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 00:51:56.86
ID:jkfd1lJl0 ありえない ありえない
きっと何かの間違いだと思いたい
リョウ「きりん…」
しかし身体も心も…きりんを求めていく
リョウ「うぅ…」
胎が疼いてしまう 欲してしまう
必死にお腹を抑える
リョウ「ダメッ…」
きりん『リョウ……だめだよぉ……ひゃぁっ!!』
リョウ『んっ、くちゅ……ぷはっ…」
全てに触りたい 味わってみたい なかせたい
きりん『いやぁ……もうやめてよ……んっ、ちゅ』
リョウ『べろ……くちゅ…ぬちゅ…』
口の中を 歯も 歯茎も 舌も 頬肉も 唇も 10 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 00:52:24.19
ID:jkfd1lJl0 秘部も
胸も
お尻も
脚も
爪先から毛先
きりんの全てに溺れたい
きりん『リョウ……』
リョウ「…ダメッ……」
きりん『リょウ……!』
リョウ「くっ……ううっ」
きりん「りょーおってばぁぁ!!」
はっと我に帰る
リョウ「は、はーい!?」
きりん「お湯張っちゃうけど入浴剤いれるー?」
リョウ「あ、お願いしまーす!……」
リョウ「布団…早くしなきゃ…」
呆れたものだ
リョウ「よいしょっと……はぁ…」
下はありえないくらいびっしょりではないか
リョウ「私の変態…馬鹿です…死んじゃえばいいのに……」 11 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 00:52:47.71
ID:jkfd1lJl0 ひょっこりと顔を出すきりん
きりん「リョウ先に入る…って!?顔真っ赤じゃん!」
リョウ「あ、そのこれは………!?」
心臓が跳ね上がる 聞こえてしまうのではないか
きりん「うーん…?熱は無いみたいだね…」
きりんの顔が目の前にある 辺りがきりんの香りで満ちる
きりん「いや…私のおでこが熱いのかな…」
綺麗で可憐な宝石のように輝くきりんの瞳
吐息 私の唇に少し触れるきりんの髪
どうにかなってしまいそうだ
リョウ「あ、はは、受験の事を考えていたら緊張してしまって…」
きりん「ん?そう?風邪とかじゃないの?」
リョウ「ええ、心配いりませんよ?フフ」
早く離れて欲しい 頭が爆発してしまう
心臓が止まってしまう 離れて欲しい
離れないで そばに来て欲しい もっときりんの香りを楽しみたい 瞳を眺めたい
リョウ「あの…じゃあ私が先に入りますね…」
きりん「う、うん…本当に大丈夫?」
リョウ「はい、ご心配させてすみません」 13 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 00:53:47.92
ID:jkfd1lJl0シャワーから立ち込める湯気
リョウ「……」
風呂イスに腰掛け 頭から湯を被る 14 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 00:56:07.52
ID:jkfd1lJl0 うつむき 髪が床に垂れる
髪を伝い 滴り落ち
排水溝へと流れる湯の流れを眺めていた
リョウ「きりん…」
この流れのように流すことはできない
膝に顔を埋める 頭を伝う湯が顔を包み
涙もかすめ取っていく 15 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 00:58:32.98
ID:jkfd1lJl0 きりん「きゃはははは お腹痛いっ!お腹痛いっ!」
居間から聞こえて来る大きなきりんの笑い声
お笑い番組でも見ているのだろうか 愛おしくて頬が少しばかり緩んだ
少し気が楽になった そんな笑顔に何度も救われた
なんども愛おしく思った
リョウ「…ハァ…」
なんども欲した 18 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 01:03:19.26
ID:jkfd1lJl0 ここなら誰も見ていない
リョウ「ごめん…なさい……」
リョウ「ごめんなさい…ごめんなさい………はぁっ……んっ!」
誰にもばれないし知られることもない
リョウ「きりん……きりんっ……!」
リョウ「いいっ…いいよっ……んんっ!!」
きりん「あーっはっはっはっは」
リョウ「ごめん……うぅっ……でも…すきなのっ……ひっ…」 19 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 01:03:58.63
ID:jkfd1lJl0 たとえ
リョウ「くっ……んんっ…ああっ!!」
自分を慰めても 責められることはない
しかし
リョウ「はぁっ……はぁっ………うっ…」
自分が一番己を責めた 自分に嫌気がさした
リョウ「ごめんなさいっ…グスッ……ごめんなさい……」
ふと見下ろすと湯ではない何かで濡れた手
リョウ「……ック ごめんなさい……すき…」
涙も泣き声も秘液も謝罪も全て シャワーに掻き消された 22 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 01:08:54.99
ID:jkfd1lJl0 きりん「んー?リョウ長かったねー」
リョウ「ええ、ちょうどいいお湯だったのでつい」
きりん「ん~…ん~…?」
私を見つめるきりん 眉を歪め首を傾げた
きりん「ねぇ、リョウ?」
リョウ「はい?なんでしょう?」
勘付かれてはいけない いつもの笑顔で返す
きりん「ほんっっっとうにっ!何でもないの?」
リョウ「えっ…?」 23 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 01:12:47.15
ID:jkfd1lJl0 リョウ「それはどういう…」
きりん「いやぁ、だって最近リョウの調子おかしいし……表情暗いよ?」
リョウ「そ、そんなことないですっ!!」
まずかった 顔に出てしまっていた自分を恨んだ
きりん「ううん、絶対おかしいもん…!」
リョウ「え…そんな……」
勘付かれた 終わりだ もうおしまいだ 25 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 01:17:16.59
ID:jkfd1lJl0 立ち上がりじっと睨み付け 一歩ずつ距離を縮めてくるきりん
きりん「……」
リョウ「…ゴクッ…」
それから逃げるように後ずさった
きりん「さては…リョウ…」
背中が壁に触れ 逃げ場がなくなる
リョウ「…ご…ごめ…」
きりんの口が開いた 30 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 01:22:48.13
ID:jkfd1lJl0 きりん「好きな男でも出来たなぁっ!?」
リョウ「………へ?」
きりん「さてはそのことで悩んでるんでしょ?そーなんでしょ!?」
目を輝かせながら問うてきたきりんはとても楽しそうで
リョウ「…ぁ……そ、そうなんです!なんで分かったんですか!?」
きりん「やーっぱりぃー!そりゃリョウの事だもん、あはははっ」
うまく誤魔化せたと思う反面 33 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 01:30:21.07
ID:jkfd1lJl0 きりん「で、で!どんな子なの?やっぱリョウのことだから相当なイケメン君なのかなぁ!?」
リョウ「え、ええ、それはそのっ…えーっと…」
嘘はもともと得意ではない いざつこうとしてもうろたえてしまう
どこまでも使えない自分が恨めしい
きりん「えーっ?聞かせてよーケチぃ…!」
ぶーぶー と駄々を捏ねれても余計に困ると言いたい
リョウ「じ、じゃあ!きりんがお風呂から上がったら全部話します!」
そんなに可愛い顔をされたら困ると
きりん「ホント!?」
リョウ「ええ!約束です!」
きりん「わーいっ!いってきー!」
上手く誤魔化せたと思う反面
リョウ「…いるわけないじゃない……」
自分の気持ちは絶対に届かないと分かった 35 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 01:37:03.37
ID:jkfd1lJl0 聞かせてとせがむきりんに嘘の話をした
嘘に嘘を重ねた
好きなのに こんなに近くにいるのに手はおろか想いさえ届かない
嘘を吐けば吐くほどそれはより強固になる
分かっている 確かに自分に素直になりたい
きりん「へぇ~ 結構おっちょこちょいなんだね」
でもそれ以上に思うのは この笑顔をまだ見ていたい
幸福感と罪悪感が混じって悪寒がした 37 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 01:44:14.49
ID:jkfd1lJl0 でも、実際はこのくらいなのかもしれない
リョウ「はい、その時に手伝ってもらって……」
料理を作り 会話を重ねて笑顔にさせて笑顔になる
それだけでも十分幸せだとは思う
けれど
きりん「はぁ……わたしも1人くらいは付き合っとくべきなのかなぁ……」
それだけは嫌だ
きりんが他の人に 男に 友達に 知り合いに取られてしまう
私にだけ見せて欲しい笑顔が 泣き顔が ふて顏が 39 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 01:47:45.66
ID:jkfd1lJl0 取られたくない
ずっと見ていたい聞いていたい
リョウ「いいお相手だといいですね」
私のものだ 40 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 01:51:26.36
ID:jkfd1lJl0 しばらくして夜中になって 横になっていて
リョウ「……」
きりん「すー……すー…」
安らかな寝息を立て眠るきりん
リョウ「…ちゅっ…」
そっとばれないようにおでこに口づけをした
きりん「ん…んんー……むにゃ…」
起きてしまったと思えばただの唸り 42 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 01:55:11.56
ID:jkfd1lJl0 リョウ「ふふっ…」
顔を塞いでしまっている髪の毛を掻き分け
寝顔をじっと見つめる
うっとりと見つめているだけで時間がゆっくりになる
どんな夢を見ているのかも気になる 夢を見ていないのかもしれない 44 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 02:00:55.16
ID:jkfd1lJl0 街灯の反射光が照らす
暗い部屋の中で輝くきりんの髪 まつげ まゆげ くちびる
リョウ「…ちゅっ…」
まぶたに唇を落としまた思う
なんでこんなに可愛いんだろう なぜこんなに完璧なのだろう
きりん「んん…もうしわけ…さりません……」
リョウ「ぷっ…」
寝言を言い頬を枕に擦り付けるきりんはとても幸せそうで
ずっと見ていたい 時間が永遠に止まってほしい
いつまでも見ていたい そんなことを考えていると段々と自分も眠くなって 46 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 02:05:33.88
ID:jkfd1lJl0 うとうとと瞼が重くなる
さぁ、また明日もきりんを見つめて
切なくなって自分を恨んで
死にたくなったときはきりんに癒してもらって
きりん きりん きりん きり ん き り ん
きりん「…リョ…ウ…」
リョウ「!?」
目が覚めた 鐘を耳元で思い切り鳴らされるような 48 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 02:11:13.95
ID:jkfd1lJl0 今きりんはなんと言った
リョウ「あ」
確かに私を呼んだのだろう 夢の中で
きりんの手が私の腕を引こうと伸びてきていた
きりん「…りょ……」
試しに腕を伸ばすと ゆっくりとだがしがみついてくるきりん 50 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 02:18:14.37
ID:jkfd1lJl0 しっかりと握ってくるきりん
リョウ「……くっ…ばかっ……」
手を伸ばしてしまう自分の馬鹿さを呪った
いけない このままじゃまずい こんなに近くにきりんがあるのだから
放してもらわないと困る
きりん「…ョウ……」
今の私を呼んでいるわけではない わかってる
リョウ「…だめ……」
わかっている わかっているけれど
リョウ「…きりん……」
気づけばきりんに覆い被さっていた 53 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 02:24:15.17
ID:jkfd1lJl0 ああ 絶景かな
やはり横顔も愛らしい 頬をぷにぷにしたい
首筋を吸いたい くちびるを指でなぞりたい
リョウ「くぅっ……はぁっ………」
さあ屠れ いっそのこと好き放題に触ってしまえ 舐めてしまえ 吸ってしまえ
リョウ「……」
息を殺して顔を近づけていく 55 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 02:27:43.71
ID:jkfd1lJl0 きりん「んっ……リョウ……」
もうどうにでもなってしまえ
私がきりんを取ってやる 私のきりんなのだ
布団に手をかけた
きりん「…リョ…ウ……あり…がと…」 56 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 02:29:56.30
ID:jkfd1lJl0 はぁ 何をしているんだろう
私はもう十分幸せなんだ
リョウ「……」
じっと寝顔を見つめる
いままでの関係に不満はない
これからも抱くことはない 58 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 02:32:36.37
ID:jkfd1lJl0 私が我慢をすればいいだけなんだ
そうしたら全部解決なんだ
そう、きりんを見守ること
決しておかしな輩は寄らせない
誰にも気付かれないようにきりんを独占していればいい
手を出す必要はない きりんは取られたりしない 59 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 02:37:22.84
ID:jkfd1lJl0 自分の身勝手さは筋金入りだ
ぐっと涙腺が熱くなった
きりんはやはりいつも救ってくれる
天使のようなきりん 天使のような寝顔
そう いつだってそうだ 天使のような微笑みを
明日も見ていたいから
涙が少し溢れたが 同時に笑みも浮かんだ
リョウ「…きりん…だいすきですよ…」 60 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 02:42:15.83
ID:jkfd1lJl0 身を起こし 天井を見上げる
朝になればまた同じ天井見つめて起きて
きりんがテレビを観ていて
きっと素敵な朝日が昇っていて
またきりんと1日を過ごせる 一緒に受かると約束した
高校に入ればもっと一緒にいる時間が増えて
きっと幸せをいっぱいもらえるだろう
大好きなきりん 私だけのきりん
布団に腰掛け またきりんを見つめる
リョウ「幸せです……」
また時間がゆっくりになっていって 61 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 02:42:50.29
ID:jkfd1lJl0 きりん「…リョウ……すき…」 63 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 02:47:27.68
ID:jkfd1lJl0 布団を剥ぎ取って覆いかぶさった
自分の髪留めを外して きりんの目の前に顔を運んだ
きりん「ん?…なに?…リョウ?」
リョウ「ふーっ……ふーっ…」
きりん「リョ…んっ!?」
リョウ「んっ…ふ……」
きりんの口を口で覆った
きりん「んんんんんっ!!んん!!」 66 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 02:52:25.13
ID:jkfd1lJl0 リョウ「んん……んーっ……」
舌を突っ込んでやりたいが頑なに口を開いてくれない
きりんの顎を手で思い切り握った
きりん「んーあっ…!?くちゅっ…れろ…」
リョウ「ちゅぷっ…ぬっ…れろっ……」
するとすんなりと舌はきりんの口に入る
脳が溶けそうになる 心臓が破裂してしまう 68 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 02:59:30.47
ID:jkfd1lJl0 涙目になっているきりんはとても妖艶で
きりん「ちゅる…ろわっ……」
嫌がっている表情が 押し返そうと踏ん張る左腕が
リョウ「はむっ……れろん……ぷはぁっ」
きりん「けほっけほっ…」
ああっ かわいい 潤んだ瞳がかわいい
リョウ「ふーっ……ふーっ…」
肩で息をする私に怯えるきりんが
きりん「なっ…なにするの……リョウ…」
声が震えている それはもちろん怖いのだろう
リョウ「ふっ…はぁっ……」 69 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 03:04:05.51
ID:jkfd1lJl0 リョウ「きりん」
きりん「なっ……なに…?」
リョウ「きりんがいけないの」
きりん「えっ…ええっ…?」
リョウ「わたしがもらうから」
リョウ「わたしがぜんぶきりんをもらうから」
きりん「なにっ……リョウ…こわいよ…」
リョウ「だから」
リョウ「きりん、ごめんなさい」
きりん「え?……」 73 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 03:08:22.96
ID:jkfd1lJl0 思い切りしがみついたきりんの体
細くて折れてしまいそうだ
初めて味わうきりんの味
腕を押さえ込んで舌で口をめちゃくちゃにかき回した
リョウ「ぷちゅ……れろ」
きりん「んむっ……くちゅ」
一度やめてまた一度 やめてまた一度
糸を引いて 糸を辿って また糸引いた 75 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 03:12:58.86
ID:jkfd1lJl0 気持ちいい 口の中を舐めているだけなのに
唾液のはずなのに口の蜜は甘くて 頭が痺れるような味がして
きりん「くちゅっ…ぷはっ」
きりんの出した舌を逃さずに吸い付いた
リョウ「ちゅるちゅるっ…ごくっ…っはぁっ…はぁっ…」 78 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 03:18:08.27
ID:jkfd1lJl0 きりん「リョウ…ダメだよぉ……」
怯えて顔を背けるきりん 目に入ったのはさっき口をねじあけた時の赤い跡が残る頬
きりん「ひゃっ!」
キスをしてほっぺたを頬張った 余計に紅くなるように 79 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 03:22:31.57
ID:jkfd1lJl0 そのまま耳に口を離さず運んだ
リョウ「じゅるるるっ じゅれろれろ はむっ」
きりん「ひっ!いやぁ……」
ビクビクと反応するきりん 顔は真っ赤だ
控えめな胸を鷲掴みにした
きりん「ぅあっ!?いた…いやあぁっ……!」 80 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 03:28:59.83
ID:jkfd1lJl0 綿の生地でできたきりんのロングTシャツの寝巻き
その生地越しから触る乳房は小さくて でもとても柔らかい
もう片方の手を使いきりんの口を塞いだ
きりん「んんんっ!!……んっ…ん!!」
つー と舌を耳から首筋へと
リョウ「…ちゅ…ちゅぱ…!」
時折強く吸い付いて 赤い印を残す たくさん残す 81 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 03:34:21.66
ID:jkfd1lJl0 そのまま舌を鎖骨に這わせ
きりん「ふー…ふぐっ……」
リョウ「……ちゅっ」
きりん「ふっ!?んんっー!」
生地の上から乳房に吸い付いた 82 :
◆jXvODAFyfbOf 2015/02/25(水) 03:41:55.50
ID:jkfd1lJl0 手を口から放してもう片方の乳房に
片方は口でもう片方は指でてっぺんを弄ぶ
きりん「いっ……やぁぁっ……」
時折交代しながら舐めて 転がして やがて布がびちゃびちゃになって 84 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 03:50:59.62
ID:jkfd1lJl0 風呂で目に焼き付けた乳頭 もう一度見てみたい
そう思うときりんを起こして壁に押し付け 腕を頭上に押さえつける が
きりんの目がふわふわしていて 頬が赤く染まっていて 口は少しばかり開いていた
その穴に舌をまた突き刺した きりんはもう諦めてしまったんだろうか
先ほどの抵抗がうそみたいになくなっている
だが
リョウ「ふっ……んっ…ちゅるっ…」
きりん「るぁ…むっ……れろ…」
そんなことはどうだっていい
唾液が溢れて布をさらに濡らした 85 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 03:56:45.49
ID:jkfd1lJl0 唾液が落ちた先 シャツの裾
キスをしながら両手で剥ぎ取った
ピンクの乳頭がぷくりと大きくなっていた
きりん「……ダメぇ、…ひゃあ!?」
リョウ「ちゅっ……ちゅるっ」
すかさず吸いつく 86 :
◆AFMM7tIM/6 2015/02/25(水) 04:01:54.36
ID:jkfd1lJl0 先を弾くたび あっあっ と鳴く
うっとりとしてしまうほど艶やかな喘声
あっ と開いた口にまた舌を挿れて 舐め回す
手は胸を離れ 肋骨 くびれ 腰 腹 そしてさらに下へ
きりん「…ふぐっ!!!」 88 :
◆br1/UAXUcNK1 2015/02/25(水) 04:13:41.38
ID:jkfd1lJl0パンツの中に手が入り ぐしょぐしょな秘部へとさらに手を潜らせる
きりん「ふーっ…むうっ!」
ビクンと跳ねたきりん どうやら溝にたどり着いたようだ
キスも激しくしていく きりんに鳴いてほしい
手を動かし始めた すると面白いほど反応するきりんの身体
リョウ「じゅるっ……れ…ちゅくっ……ごくっ…れろ」
片方の手はきりんの愛撫で忙しい
もう片方を自分の秘部に運んだ
リョウ「……っ!!つぷ……ちゅ」 89 :
◆br1/UAXUcNK1 2015/02/25(水) 04:20:02.65
ID:jkfd1lJl0 高まる鼓動 高まる気持ち
まだ足りないまだ足りない
きりんをもっと知りたい もっと私が知らないきりんを見せて
両手をそれぞれ引き抜き きりんを布団の上に転がした
リョウ「…れろ……ん…ごくっ…っはぁ!」
きりん「はぁっ……はぁっ…」
トロンとしたきりんの目 肩で呼吸をするきりんを尻目に
秘部を隠す布に手をかけた 92 :
◆br1/UAXUcNK1 2015/02/25(水) 04:30:33.53
ID:jkfd1lJl0 全ての布をどかし 糸一つ纏わないきりん
ぜんぶ ぜんぶ私のもの
露わになったそこにそっと舌を触れる
きりん「ひぅ…!…」
甘い喘声が部屋に響いた
もっと もっと聴きたい……
もっと…………
チュンチュン
いつ自分は眠ってしまったんだろう
リョウ「ん… 朝…?」
昨晩あった事をおもいだしてみた
あたり一面散らかして 私ときりんの体液でびちゃびちゃになって… 93 :
◆br1/UAXUcNK1 2015/02/25(水) 04:35:32.26
ID:jkfd1lJl0 頭がいたい クラクラする
リョウ「…夢……だったんだ」
夢だった 散らかった痕跡など何処にもない
布団は一つ きりんがいない時のいつもの寝室
リョウ「……」
夢だった とても過激な夢だった
夢…夢だった? 違う。ひとつだけ証拠があった
リョウ「…私の馬鹿っ……!!」
風呂上がり留めた髪が解け 背中に伸びていた 94 :
◆br1/UAXUcNK1 2015/02/25(水) 04:39:36.62
ID:jkfd1lJl0 リョウ「っ!!きりんっ!!」
きりんがいない
急いで玄関へ向かうと 扉には書き置きが貼ってあった
リョウへ
ありがとう これからは家から通うね
ごはんおいしかったよ 椎名によろしく
きりん
塾の日になっても きりんは現れなかった
第一部 終わり 95 :
◆br1/UAXUcNK1 2015/02/25(水) 04:41:28.24
ID:jkfd1lJl0 くぅ疲
次はきりん視点で始まるSSかくお
メインディッシュは次回までお預けだお
最後眠くてグダッてごめんお んじゃあ寝るお
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ク、クレイジー…ですね…。
仲直りする第二部を希望します‼
あぁ^〜悲しみレズいいんじゃ〜
ほんとこういうのもっと増えてほしい
食べる~(意味深) ふたりドゥビドゥバ
心理描写が素晴らしい
雑誌の短編でも遜色ないくらい
第二部はよ!はよ!はよ!!
続きがあればぜひ読みたい
もっとこんなの増えろ~
良いところで…ッ!
やっちゃいましたねー町子さんw
なんか百合というものを再認識出来たssだった。
あの体格差で襲われたら勝てないよなぁ。
続き期待
いいなあ、二部はよ
幸腹の百合SSやっと来た~
さて、このSS発見から5ヶ月程待ってる訳だが、二部マダー?
おれも待っている
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