1 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 05:53:08.62 ID:nmagKlMN.net
梨子「またやっちゃった……」
梨子「はぁ……」
梨子「一人でするのもいいけど、やっぱりさみしいよ……」
梨子「彼女、欲しいなぁ……」
梨子「でもどうやったらできるんだろ…わかんないや……誰に聞いても教えて貰えないし……」
梨子「お母さんに聞いたら、すごく怒られたし……」
梨子「はぁ……」
3 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 05:56:33.32 ID:nmagKlMN.net
千歌宅
千歌「それでねー!ふふふ!」
梨子「あ、そうだ…曲、出来たから見せに来たんだった」
千歌「おっとっと!忘れてた~!どう?どう?どんな感じ!?」
梨子「えっとね……これで聴いて」
千歌「ふんふん……」
梨子(……)
千歌「~♩」
梨子(千歌ちゃん……かわいい……)
梨子(いけない……むずむずしてきちゃった……)
梨子(うう……) 4 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 06:01:48.50 ID:nmagKlMN.net
千歌「……ふぅ」
梨子「どうだった?」
千歌「……さいっこうだよ!!すごいよ!!やっぱり梨子ちゃんはすごいよ!」
梨子「よかった……それじゃ、今度集まったら歌詞を考えよっか」
千歌「オッケー!」
梨子「じゃあ今日はこれで……」
千歌「えーっ!もうちょっとゆっくりして行ってもいいのに!」
梨子「でも、迷惑じゃ……」
千歌「そーんなことないよ!梨子ちゃんともっともっと色々喋りたいもーん!まだ知り合って間も無いんだから!」
梨子「……うん」
千歌「やっぱりね、仲を深めるにはゆっくりおしゃべりするのが一番だよ!……それに、梨子ちゃん帰ったら、お客さんの相手するの手伝わされるし……」
梨子「わかった、じゃあもう少しだけ……」
千歌「よしっ!……じゃ、ちょっとジュースのおかわり持ってくるね、待ってて」
梨子「……」 6 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 06:05:18.71 ID:nmagKlMN.net
梨子(どうしよう……もう、我慢できないよお……早く帰らないと、早く帰らないと……うう…)
梨子(……)
梨子(……千歌ちゃんの、ベッド…)
梨子(……)
ボスッ
梨子(……)スゥゥゥゥ
梨子(いい匂い……)
梨子(……)
梨子(……んっ……んっ…)クチュクチュ
梨子(……ダメ……ダメだってば…私……)クチュクチュ
梨子(……)クチュクチュ
ガラッ
千歌「た~だいま………って……えっ……?」
梨子「あっ……」 8 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 06:10:36.26 ID:nmagKlMN.net
千歌「えっ……?何してるの、梨子ちゃん?」
梨子「あ、あ、あ……」
千歌「えっと、えっ……」
梨子「う、う……」
千歌「ど、どうしたの?」
梨子「……」
千歌「あー…その……」
千歌(えっ……今のって……オナ……ニー…だよね?)
千歌(なんで私の部屋で突然、梨子ちゃん……?)
千歌(う、でも、どうしよ……なんて言ったら……) 9 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 06:12:00.87 ID:nmagKlMN.net
梨子「ごめん、帰るね」
千歌「あっ、ちょっと!」
梨子「ごめん」
千歌「……」
梨子「……お邪魔しました。また明日ね」
千歌(……)
千歌(……やっちゃったぁ)
千歌(わたし、ほんと気遣い下手くそだ……ダメだ……)
千歌(……とにかく、黙っておいてあげよう) 10 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 06:15:56.76 ID:nmagKlMN.net
次の日
梨子「おはよう」
曜「おはよう!梨子ちゃん」
千歌「おはよう」
梨子「……」
千歌(う……気まずい……)
曜「今日は一限数学だよぉ」
千歌「そ、そうだね」
曜「あ~あ、早く練習したいなぁ。……そうだ!今度から朝練、やるってのはどうかな?」
千歌「朝練!うん、いいね!……起きられるかちょっと心配だけど……」
曜「梨子ちゃんは!?」
梨子「あ、うん……いいと思う」
曜「よし!じゃあ早速明日からやろう!」
千歌(うう~……やっぱりなんだか気まずい……曜ちゃんが居てくれて何とかやってるけど……) 11 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 06:19:27.92 ID:nmagKlMN.net
……
曜「それじゃ、梨子ちゃん、千歌ちゃん、また明日!」
千歌「うん、またね!」
梨子「また明日!」
千歌(来ちゃった……ふたり下校タイム……)
梨子「……」
千歌(な、なにを話せば……)
梨子「……」
千歌(……昨日のことは、触れずに……えーっと、えーっと…)
梨子「千歌ちゃん」
千歌「!」
梨子「……ごめんね、昨日……」
千歌(うっ!梨子ちゃんから来た!)
梨子「……わたし……変な子でごめんね」
千歌「……」 12 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 06:24:45.22 ID:nmagKlMN.net
千歌「……」
梨子「……昨日のこと、誰にも言わないでね」
千歌「……うん」
梨子「……私……女の子が好きなの。……変だよね」
千歌(ああ~……やっぱり……)
梨子「……昔から、ずっとこうなの……お母さんにも、心配されてて……」
千歌「……」
梨子「前の学校でも……こんなことがあって、……それが、ちょっと問題を起こしちゃって、転校することななっちゃったの……家族みんなに迷惑かけちゃった……」
千歌「…」
梨子「……でも私、何にも変われなかった……こっちに来ても……また……」
千歌「梨子ちゃん……」
梨子「わたし、やっぱり、おかしいよね……ごめんね、千歌ちゃん……」
千歌「……梨子ちゃん!」
ギュッ
梨子「!」
千歌「ほーら!!」
梨子「……!」 14 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 06:29:27.41 ID:nmagKlMN.net
千歌「そんなの私、何とも思わないよ!……梨子ちゃんがどんな子でも!」
梨子「千歌ちゃん……」
千歌「わたし……梨子ちゃんに会えて、本当に良かった……ほんとにそう思ってるんだから!」
梨子「……ありがとう」
千歌「だから、心配しないで!……梨子ちゃん、大丈夫だよ……大丈夫……」
梨子「ありがとう、千歌ちゃん……ありがとう……」
千歌「ふふふ」
梨子「わたしも、千歌ちゃんに会えて……転校先が、千歌ちゃんのいる学校で、本当によかった……ありがとう」
千歌「ほら、泣かないで!……大丈夫だよ」
梨子「……ありがとう、ありがとう…」 15 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 06:31:30.30 ID:nmagKlMN.net
………翌日
千歌「おはよう!梨子ちゃん」
梨子「おはよう」
千歌「へへーん!時間バッチリ!さっ!行こ!初朝練だぁ!」
梨子「……うん!行こっか」 17 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 06:33:30.53 ID:nmagKlMN.net
千歌(はぁ~良かった、何とかなった)
千歌(それにしても、あの日の梨子ちゃん……私で……してた、ってことだよね)
千歌(……なんだか、今度は別の意味で、ドキドキしちゃうよ……)
千歌(うう~!困った!困った!どうしよう!)
千歌(……ま、いっか!気にしない、気にしない!) 18 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 06:36:40.17 ID:nmagKlMN.net
キーンコーンカーンコーン……
千歌「おひるやすみだ~!朝練もしたから、お腹すいたよぉ、早くたべよ~っ!」
曜「へへへ、私も……」
千歌「梨子ちゃんもこっちで一緒にたべよー!」
梨子「うん!」 19 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 06:42:02.91 ID:nmagKlMN.net
千歌「ごちそうさま~」
曜「はぁ~……」
千歌「よし、おひるやすみは勧誘、勧誘!いくよ二人とも!」
曜「おーっ」
梨子「うん」
千歌「えーっと……じゃあ今日も一年の教室に……うーん、同じやり方でいいのかな」
曜「今度は3人バラバラで行ったらどうかな?ちょっと変えてみたら成果も違うかも」
千歌「そうだね!じゃあ今日は一人ずつ!手分けしていこう!」
梨子「うん!」
千歌「では、解散ー!わたしは外見てくるねー!」
曜「それじゃ、私は1階担当でー!」
梨子「……じゃあ、私は2階で」
梨子「……」 21 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 06:43:21.06 ID:nmagKlMN.net
梨子(……1人になっちゃった)
梨子(……ってことは……前から考えてた……アレが……)
梨子(……ダメだってば)
梨子(さすがに、それは……それだけは……)
梨子(……)
梨子(……でも、我慢出来ない……一回だけ……) 24 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 06:46:38.02 ID:nmagKlMN.net
トイレ
クチュ……クチュ……
梨子(あっ、あっ……)
梨子(きもちいい……)
梨子(千歌ちゃんの使った、おはし……まだ、千歌ちゃんの、よだれが残ってて……)
梨子(千歌ちゃんが、私の、あそこを、舐めてる…)
梨子(あっ、あっ……)クチュクチュ 25 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 06:47:10.32 ID:nmagKlMN.net
梨子(んっ!!んんっ……)ビクンッ
梨子(……はぁーっ…はぁ……)
梨子(………)
梨子(………これっきりだよ…)
梨子(…最低だ、わたし…) 26 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 06:50:09.62 ID:nmagKlMN.net
梨子(千歌ちゃんが帰ってくる前に戻しておかなくちゃ……)
千歌「あっ!どうだった~?」
梨子「うっ!」
千歌「私はダメだったよ、うう……」
梨子(まずいよ……チャンスを逃した……)
千歌「梨子ちゃんは?」
梨子「わ、わたしも……特に、いい反応はなかった、かな……」
千歌「はぁ~っ……しょうがないね…」
梨子(……本当は、トイレでいただけなんだけど……)
梨子(うう、ごめんね……明日からは頑張るから……) 27 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 06:52:01.49 ID:nmagKlMN.net
翌日……
梨子「んんっ……ん!!」クチュクチュ
梨子(はぁ、はぁっ、はぁ)
梨子(今度は、お昼休みに、時間作るように……)
梨子(食べるのより、早く……)クチュクチュ
梨子(んんっ、んっ……)クチュクチュ 29 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 06:54:37.20 ID:nmagKlMN.net
昼休み
千歌「いっただきまーす!ぱくっ!」
梨子(わたしがさっき使ったおはしで、千歌ちゃんが……)
梨子(ふふ、ふっ、ふふふ)ゾクゾク
千歌「どしたの?」
梨子「えっ、いや、なんでも……」
千歌「そういえば昨日さー!」
梨子(……もうしないって誓ったのに)
梨子(……病気なのかな、わたし…)
梨子(今日でもうおしまい!……二度と、しないぞ……) 32 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 06:58:26.40 ID:nmagKlMN.net
翌日、桜内家
梨子(はぁっ!はぁ、はぁ!千歌ちゃん、千歌ちゃん!)クチュクチュ
梨子(……んんっ!!!)ビクンビクン
梨子「はぁ、はぁ……」
梨子(最近、ますますひどいや……)
梨子(今日は、千歌ちゃんのペンでしちゃったし……)
梨子(家に帰っても、オナニーばっかり……)
梨子(このままじゃ、また……転校しなくちゃいけなく……)
梨子(やだっ!やっと、スクールアイドル……わたしのやりたいこと、見つけられたのに…!)
梨子(……やだよ…やだよ……うう……)
梨子(なのに、なんでやめられないの……なんで……)
梨子(バカッ……わたしのバカッ……) 35 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 07:04:04.37 ID:nmagKlMN.net
翌日……
千歌「もう帰っちゃうの?」
梨子「うん、宿題もあるし……」
千歌「そうだ!わたしもあるんだ……じゃあ、またね」
梨子「うん」
千歌「わからなかったら、窓越しに聞くかもしれないから、よろしくね!」
梨子「あはは、それじゃ……」
バタン
梨子(はぁっ、はぁっ、はぁっ)
梨子(……やった!盗んできちゃった……千歌ちゃんの、パンツ……)
梨子(今日はこれで、ふふふ……ふふ……) 38 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 07:06:35.09 ID:nmagKlMN.net
梨子(タンスから一枚だけ……!明日、こっそり返しに……)
梨子(はやくこれで、はやく!はやく、もう我慢できない!)
タタタタッ
梨子(はやく自分の部屋に!)
バタンッ
梨子「はぁ、はぁ、はぁ」
スーーーッ……
梨子「はぁ、はぁ……」
梨子「えへ、えへへへ……」
梨子「んっ、んっ……」クチュクチュ……
梨子「ん!んんっ!」クチュクチュ 39 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 07:09:13.30 ID:nmagKlMN.net
梨子(もうだめだ)
梨子(わたしなんて死んだほうがいい)
梨子(最悪だ、本当に最悪……)
梨子(なんでやめられないんだろ……なんで……)
梨子(病院……に行けばいいの?これって……)
梨子(でも行っちゃったらいよいよおしまいなんじゃ……)
梨子(また転校……?いや!そんなのいや!)
梨子(いやだ、いやだ、いやだ……)
梨子(うっ、うう……うっ……) 40 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 07:11:53.68 ID:nmagKlMN.net
さらに数日後……
千歌「~~♩」
梨子(千歌ちゃんの筆箱の中のペン……)
梨子(あれも、これも、全部……私の「使用済み」、だ…)
梨子(ってことはいち、に…さん……あれは3回、あれは4回使ったから……)
梨子(……もう全部で14回……)
梨子(……どうか、バレませんように……神様、お願いします……) 41 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 07:16:26.15 ID:nmagKlMN.net
梨子(でも今日は千歌ちゃんのパンツで登校してる……)
梨子(ふふふ、おそろいだね、千歌ちゃん……)
梨子(……これをタンスにもどしたら、千歌ちゃんら、私が使ったパンツを履いて……)
梨子(ふふ、ふふふふふ)
梨子(………)
梨子(うっ、うっ、う……)
梨子「う、う……」ボロボロ
「……!?」
梨子(……)ボロボロ
千歌「……!?」
梨子「うぐっ、ひっく……」
千歌「どうしたの!?梨子ちゃん!」
梨子(ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい)
梨子(ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい)
ダッ
千歌「梨子ちゃん!」
千歌(……また何かあったのかな?)
曜「………」 42 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 07:17:59.12 ID:nmagKlMN.net
梨子「はぁ、はぁっ……」
梨子「うっ………」
梨子「……」
梨子「はぁ……はぁ…」
梨子「うっ……」 46 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 07:23:19.62 ID:nmagKlMN.net
私は千歌ちゃんの、ありとあらゆる持ち物を盗んで、使って、返した。
盗んで、使って、返した。
何度も何度も、千歌ちゃんのペンでオナニーをした
千歌ちゃんの下着を盗んでオナニーした
千歌ちゃんの使ったタオルの匂いでオナニーした 48 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 07:27:56.31 ID:nmagKlMN.net
千歌ちゃんの歯ブラシを舐めまわした
千歌ちゃんのお弁当に私のあそこから出た汁を混ぜた
千歌ちゃんの着替えを何十回も盗撮した
最近はもう千歌ちゃんの夢しか見ない
千歌ちゃんの夢しか見ない
千歌ちゃんは夢の中で私に好きなことをさせてくれる
キスでも、セックスでも、なんでもしてくれる
私はもうおしまいだ
おしまいだ 51 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 07:36:46.23 ID:nmagKlMN.net
数日後……
梨子(…んっんんんっ!)クチュクチュ
梨子(あっ)
梨子(…あああんっ、んあ……)クチュ 52 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 07:37:26.27 ID:nmagKlMN.net
曜「……梨子ちゃん?」
梨子(えっ)
曜「何してるの……?毎日、トイレで……」
梨子「……」
曜「出てきて」
梨子「……」 54 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 07:39:29.02 ID:nmagKlMN.net
曜「……何してたの?」
梨子「なにも……」
曜「千歌ちゃんのペン、盗んだでしょ」
梨子「そんな、なんのこと……」
曜「ポケットに入ってるのはなに?」
梨子「なにも無いよ」
曜「嘘つかないで!!出して!」
梨子「何もないよ!」
バッ
梨子「きゃっ!!」
曜「……やっぱり」
梨子「あ、あ、あ……」 55 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 07:41:35.48 ID:nmagKlMN.net
曜「……最近、変だとおもって、梨子ちゃんのこと、ずっと見てたの」
梨子「えっ…」
曜「そしたら、千歌ちゃんがいなくなる時、決まって梨子ちゃんは千歌ちゃんの席に行って……」
梨子「あああ……」
曜「何かを、取り出してた」
梨子「あ、あ……」
曜「……このペン、濡れてる……」
梨子「違うの、違うの、違うの…」 57 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 07:44:44.72 ID:nmagKlMN.net
曜「……梨子ちゃん」
梨子「違うの、違うの……」
曜「……ごめんね、気づいてあげられなくて」
梨子「……!」
曜「……この前、泣いてたのも……それなんだね?」
梨子「……う、あああ…」
曜「……ごめんね」
梨子「曜ちゃんは悪くない、悪いのは、全部私!全部……」
曜「……梨子ちゃんは、優しい子だって、私は知ってる」
梨子「……」
曜「ごめんね……」
梨子「ううう……」 59 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 07:50:44.90 ID:nmagKlMN.net
梨子「でもお願い!!千歌ちゃんには……千歌ちゃんにだけはこのこと、言わないで!!」
曜「……」
梨子「お願い!曜ちゃん!!お願い……」
曜「また、2人でゆっくり話そっか」
梨子「……」
曜「私、たぶん……梨子ちゃんのこと、まだちゃんと知れてないから。……色々、話さなきゃ…ね?」
梨子「……ごめんね」
曜「……休み時間終わっちゃうよ。……先に行ってるから、落ち着いたら戻ってきて」
梨子「……」 62 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 07:59:38.15 ID:nmagKlMN.net
そして渡辺家
曜「梨子ちゃん」
梨子「……」
曜「……梨子ちゃんは、千歌ちゃんのことが好きなんだね」
梨子「……わからないよ。大好きなんだけど、こんなの普通じゃないし……」
曜「梨子ちゃんは、女の子が好きなの?」
梨子「……うん」
曜「女の子なら誰でも?」
梨子「誰でも……じゃないよ」
曜「……じゃあ、私は?」
梨子「……え?」
曜「私のこと、どう思う?」 65 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 08:02:23.91 ID:nmagKlMN.net
梨子「曜ちゃんは、大切な、友達で……」
曜「女の子として!」
梨子「……友達だよ」
曜「……」
梨子「違うよ!曜ちゃんのこと、大好きだよ!曜ちゃんも、かわいいし……でも、それとは別で……」
曜「じゃあ、もしもだよ」
梨子「?」
曜「私が梨子ちゃんに……胸を触らせてあげる、っていったら……梨子ちゃんは、どうする?」
梨子「……えっ、えっ」
曜「どうする?」
梨子「……」 70 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 08:04:22.81 ID:nmagKlMN.net
曜「……いいよ?」
梨子「……」
曜「ほんとに」
梨子「……」
ムニュッ……
曜「んっ……」
梨子(柔らかい……)
曜「……どうかな?」
梨子「曜ちゃん」
曜「どう?」
梨子「……もっと触っていい?」
曜「……いいよ」 73 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 08:08:17.61 ID:nmagKlMN.net
ムニュ、ムニュ……
梨子(すごい、柔らかい…、すごい……自分以外の女の子のおっぱい、初めて触った……)
梨子(曜ちゃん、私よりおっきい……すごい……)
曜「どう?」
梨子「……うん」
曜「ねぇ、服の上からじゃなくても、いいよ?」
梨子「えっ」
曜「ほら…」ヌギッ
プルン
梨子「わぁ……」
曜「……いいよ?」
梨子「うん」
ムニュ……
曜「んっ…」
梨子「……やわらかい……」 75 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 08:11:53.58 ID:nmagKlMN.net
梨子(手に吸い付くみたい、もっと、ずっと触ってたい!もっと!)
ムニュムニュムニュムニュ……
曜(んっ!……梨子ちゃん、激しい…)
梨子(すごい、おっぱいってすごい、きもちいい……!もっと、もっと!)
バッ
曜「!」
チュウ、チュウ……
曜「あっ……それは……」
梨子(曜ちゃんのおっぱい、吸ってる……わたし、曜ちゃんの…)
曜「んんっ……ダメ、梨子ちゃん……」 77 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 08:16:02.62 ID:nmagKlMN.net
曜(梨子ちゃんは、きっと……こうして欲しかったんだ)
曜(女の子の体を、触りたくて触りたくて……)
曜(その欲求が、満たされなくて、別の方を向いちゃっていたんだ…)
曜(私が千歌ちゃんの代わりになるかは、わからないけど……)
曜(それでも、もう千歌ちゃんの持ち物が、あんな風にされないなら……)
曜(もう、梨子ちゃんが、あんなにも悩まなくても良くなるなら……)
曜(みんなのためなら、私の体くらい、いくらでも……触っていいから……)
曜(……それに、案外こういうの、嫌いじゃないかもしれないし…) 81 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 08:20:37.49 ID:nmagKlMN.net
梨子「曜ちゃんっ、曜ちゃん、曜ちゃん!」
ギシッギシッ
曜「あっ、あっ、あっ……んっ!」
梨子「だいすき、だいすき……」チュッ、チュッ
曜「…んっ」
曜(気がついたら、いつの間にかもう、完全にセックスだ、これ……)
曜(私の初めて、どんな人かな?って思ってたけど……)
曜(まさか、女の子だったなんてね……これは予想してなかった…)
曜(事情が事情……仕方ないか) 82 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 08:21:34.81 ID:nmagKlMN.net
梨子「曜ちゃん!曜ちゃん!……」
曜(それにしても激しすぎっ……よっぽど、溜まってたんだろうなぁ……)
梨子「大好き……曜ちゃん……大好き……」
曜(……梨子ちゃん、嬉しそう…)
曜(こんな顔見せられたら、こっちもやめられなくなっちゃうに決まってるよ……あーあ……) 84 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 08:26:50.87 ID:nmagKlMN.net
あれ以来、梨子ちゃんは千歌ちゃんの持ち物に手を出すことは無くなった
オナニーもかなり回数が減ったらしい
それに、梨子ちゃんは前よりもよく笑うようになった
それでも……気を抜くと梨子ちゃんはまた千歌ちゃんの持ち物を盗んでしまいそうになるみたいだ
私が、梨子ちゃんの性欲を発散させてあげないといけない
だから、梨子ちゃんと私はほぼ毎日セックスしている
私は体力には自信があるけと、それでも梨子ちゃんが満足するほどまでやるとクタクタになる
だけど、梨子ちゃんは幸せそうだ
千歌ちゃんも、これで幸せなんだ
私も、幸せなんだ
たぶん 85 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 08:30:46.28 ID:nmagKlMN.net
梨子「曜ちゃん、今なら千歌ちゃんいないよ。ちゅーしよ?」
曜「うん」
梨子「んっ……」チュッ…
曜「んん……」レロッ……
チュッチュッ……
それでも外出時に我慢できないときは、こんな風にキスをすることにしている
大体これでおさまっていたのだけど……
最近は回数も増えてるし、むしろ、梨子ちゃんが余計に興奮しているようにも見える…… 86 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 08:34:02.89 ID:nmagKlMN.net
梨子「曜ちゃんと一緒にお風呂に入りたい」
曜「うん、いいよ」
梨子「日曜日は曜ちゃんと一日中セックスしたい」
曜「わかった、いいよ」
梨子「曜ちゃん?今すぐ来て。我慢できない」
曜「すぐいくよ」 89 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 08:36:53.28 ID:nmagKlMN.net
あれから何週間も過ぎた
交わる回数は日に日に増えて行く
セックスも、何度も何度もしないとダメになってきた
梨子ちゃんは、どう見ても……明らかに悪化していた
私は間違っていたのかもしれない
でももう、取り返しがつかない
千歌ちゃんのためにも、梨子ちゃんのためにも
このまま続けるしかない 161 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/22(金) 00:13:24.25 ID:+UCHndxk.net
梨子「曜ちゃん」
曜「わっ」
梨子「……」モゾモゾ
曜「ちょ、ちょっと、どこ触ってるの」
梨子「大丈夫だよ、今なら誰も居ないし……」
曜「学校ではそういうことしないって約束したでしょ、どうしてもっていうなら、キスならしてあげるから」
梨子「キスじゃ足りないよ……」
曜「こらっ、ダメだってば……見られたらどうするの」
梨子「はぁ、はぁっ………曜ちゃん、曜ちゃん……だいすき……だいすき……」
曜「はいはい」ナデナデ
曜(梨子ちゃん、最近、性欲の波が激しいなぁ……今日は特にひどいや…)
曜(昨日はまだ落ち着いてたのに、これじゃ生活にも相当支障が……) 163 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/22(金) 00:17:35.82 ID:+UCHndxk.net
曜「梨子ちゃん……あのね、落ち着いて聞いて。怒らないでね」
梨子「なに?」
曜「……やっぱり、一回お医者さんに診てもらった方がいいと思う」
梨子「お医者さんに……?ダメだよ、そんなの、絶対ダメ」
曜「どうして?」
梨子「……もし病気だって言われたら……もう、ここにも居られなくなっちゃう。そんなの嫌だよ」
曜「昔のこと思い出してるの?…その……東京にいた頃のこと……」
梨子「……」 165 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/22(金) 00:25:25.12 ID:+UCHndxk.net
曜「よく聞いて。もし梨子ちゃんが何かの病気だったたら、それこそ早く治療しないと……」
梨子「治療?……大丈夫だよ……ほら、最近はオナニーもあんまりしなくなったし……このまま上手くいけばなんとか……」
曜「……よくなってないよ。オナニーは減ったかもしれないけど、前よりも私とこんなことしてる時間が伸びてるし……」
梨子「とにかく、病院はダメだよ、また転校することに……」
曜「ちがうよ、逆だよ。このまま放っておくと……いつか、絶対よくないことが起きる。そうなるのが一番危ないの」
梨子「……」
曜「……治療って言っても、入院するほどじゃないと思うし……もし嫌なら、病気のこと、誰にも話さないようにしたら、今まで通り学校にも来れるし、練習だって今までどおり……」
梨子「病気じゃないよ」
曜「……」 167 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/22(金) 00:35:03.47 ID:+UCHndxk.net
梨子「なんで、なんで……?私だって、好きでこんなふうに産まれてきたわけじゃないよ」
梨子「普通の女の子みたいに、男の子にドキドキして、恋して、幸せに生きたかったのに」
梨子「なのになんで私だけ、私だけ、みんなと違うの」
曜「梨子ちゃん」
梨子「私が何をしたの、ひどいよ、こんなの……ひどいよ……」
曜「私は、そんなつもりで言ったんじゃ……」
梨子「生まれて初めて、こんな私のこと、受け入れてくれたのが、曜ちゃんなのに……」
梨子「みんな、きもちわるい、きもちわるいって言ってきたのに、曜ちゃんだけは……」
梨子「曜ちゃんのことが大好きだから、こうやって毎日曜ちゃんと一緒にいたいのに……」
梨子「本当は全部、病気のせいで、私の気持ちが嘘だって言うの……?そんなの、やだよ……」
曜「……そうじゃないよ、ちがう」
梨子「私は、誰も好きになっちゃダメなの……?」
曜「違うよ、そんなことない」
梨子「曜ちゃん、お願い、もうそんなこと言わないで」
梨子「私、曜ちゃんが居なくなったら、もうどうしたらいいのかわからないよ、もう、そんなの、生きていけないよ」
曜(……梨子ちゃん、混乱してる) 170 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/22(金) 00:42:31.63 ID:+UCHndxk.net
曜「聞いて。いまの梨子ちゃんの問題は、同性愛とか、そういうのじゃないの。……性欲の問題」
梨子「性欲?私は、曜ちゃんが大好きだから曜ちゃんに毎日会いたいの!!……もし曜ちゃんが男の人だったら……私が毎日会いたがっても不思議じゃないでしょ!」
曜「……」
梨子「別問題じゃない!……私が、女の子しか好きになれないから……レズだから……そうやって、私のこと……異常だって……!」
曜「……違うよ。そんなんじゃないよ」
梨子「……はぁ、はぁ……」
曜「……梨子ちゃんが悪いなんて、そんなこと、一度も考えたことないよ」
梨子「……」
曜「おねがい、信じて……おねがい」
梨子「……」
曜「……落ちついて、ね」 175 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/22(金) 00:49:35.05 ID:+UCHndxk.net
曜「……梨子ちゃんがレズだから、ってのは全く関係なくて、さ……やっぱり、恋人同士でも、毎日会って、毎日……セックスってのは、多すぎるって、そう言いたいの」
梨子「……曜ちゃんは、私とエッチなことするの嫌なの?」
曜「嫌じゃない……本当だよ?でも、梨子ちゃんのために、やりすぎは良くないって思ってるの」
梨子「どうして?」
曜「学校でこんなことしてたら、いつか問題になるからだよ……私が嫌とか、そう言うのじゃなくて」
梨子「曜ちゃん、私のこと好きだよね?」
曜「うん、大好きだよ」
梨子「……本当に?」
曜「うん」 176 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/22(金) 00:53:56.07 ID:+UCHndxk.net
梨子「本当に、一番好き?」
曜「うん、一番」
梨子「……本当に?」
曜「本当だってば」
梨子「……信じるよ」
曜「うん」
梨子「……ウソついちゃ、やだよ?」
曜「……本当だよ、ウソなんかついてない」
梨子「……わかった」
曜「……」
梨子「……ごめんね、曜ちゃん、いつも……本当に、私のために……ごめんね……」
曜「謝らないでよ、私たち、恋人どうしなんだから」
梨子「……恋人?」
曜「そうだよ、変かな?お互い、一番好き同士なんだもん……恋人だよ」
梨子「……曜ちゃん、私の彼女に……」
曜「あはは……もうとっくに、なってるよ」
梨子「……ありがとう」
曜「……お互い様だってば…」 180 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/22(金) 00:59:50.38 ID:+UCHndxk.net
梨子「……私、曜ちゃんにひどいこと言っちゃった、ごめんね、ごめんね」
曜「……うん、大丈夫だよ、私は大丈夫」
梨子「でも、病院のことは、もう少しだけ考えさせて……もう少しだけ、様子を見てから……お願い」
曜「…」
梨子「こんど曜ちゃんに行けって言われたら、絶対に行くから……だから、今日は待って……」
曜「……わかった、でも、ちゃんと考えといてね」
梨子「……うん」
曜「それじゃあ、今日はこの辺で……」
梨子「曜ちゃん」
曜「なに?」
梨子「……今日、家行ってもいい?」
曜「……」
梨子「お願い……」
曜「……今日だけ、ね……ああ…さっき約束したもんね……」
梨子「いい?」
曜「いいよ」
梨子「やった!……曜ちゃん!……大好き」
曜「……はいはい」 183 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/22(金) 01:05:28.80 ID:+UCHndxk.net
梨子「手、つないで行こ……」
曜「えっ」
梨子「だって、恋人どうしだもん……変かな?」
曜「……いや、そういえば、手、繋いだことなかったなー、って……」
梨子「いっつもはあんなに……触れてるのにね」
曜「もー、そういうこと言うとムードぶち壊しだよ」
梨子「えへへ」
ギュッ
曜「……」
梨子「……曜ちゃん」
曜「んー……?」
梨子「大好きだよ」
曜「……私も」
梨子「曜ちゃん、曜ちゃん」
曜「もーっ、何回呼ぶの」
梨子「呼びたいだけ呼ぶの、いいでしょ?」
曜「はいはい、どうぞ……」
梨子「曜ちゃーん」
曜「……」
梨子「大好き」
曜「……」
梨子「曜ちゃん、曜ちゃん……曜ちゃん…」 186 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/22(金) 01:08:32.70 ID:+UCHndxk.net
ギシッギシッ
梨子「あっ、あっ……曜ちゃん、曜ちゃん、すき、すき」
曜「……んっ、んっ……」
梨子「すき、だいすき、だいすきっ」
クチュ クチュ
曜「……」
梨子「すき…」
曜(やめて)
梨子「だいすき」
曜(やめて)
梨子「だいすき!!」
曜(ウソだ!!!!) 190 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/22(金) 01:17:10.53 ID:+UCHndxk.net
曜(大好き、大好きって、梨子ちゃん、自分を騙してる……)
曜(私のことが一番大好きって、本当は……嘘だ)
曜(わかってるよ……梨子ちゃんは、千歌ちゃんのことが、一番好きなの、わかってる……私なんかじゃない)
曜(千歌ちゃんのものは何度も盗んだけど、私のものには、何にも興味なかったもんね……)
曜(それに、今でも気を抜くと、千歌ちゃんの物に目をつけてる……)
曜(初めからそうだったんだ)
曜(そんなの、分かりきってたことだった)
曜(梨子ちゃんにとって、私なんか千歌ちゃんの代わりのでしかない)
曜(その事から、梨子ちゃんは目を背けようとしてる……何度も、何度も、わたしの名前を呼んで……大好き大好きって、言って……)
曜(自分に嘘をついてる……嘘を……)
曜(そして多分、私も……) 193 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/22(金) 01:28:54.11 ID:+UCHndxk.net
曜(私も、本当は、千歌ちゃんのことが……)
曜(千歌ちゃんのことが、一番好きなんだ)
曜(梨子ちゃんが二番ってわけじゃない、そうじゃなくて、千歌ちゃんはずっと、ずっと……私の中の、一番だから……)
曜(私は、千歌ちゃんを守りたくて……)
曜(恋人なんて言って、梨子ちゃんを騙してるんだ…)
曜(そして、自分もそのことから、目を背けてる……)
曜(お互い、千歌ちゃんが一番って気持ちを隠してる)
曜(怖いんだ、梨子ちゃんは、そのことに気がついてるから)
曜(だからさっきも、あんなにしつこく聞いてきたんだ、『私のこと、一番好き?』って……)
曜(あれは質問じゃなかった。梨子ちゃんは、私が嘘をついてることも多分、わかってる)
曜(……ただ、嘘でもいいから、少しでも安心したかったんだ……)
曜(怖がっているんだ、梨子ちゃんは)
曜(そして、私も……怖がってる)
曜(本当は初めから、お互いの顔なんて、ちっとも見てなかったんだ)
曜(梨子ちゃんは、私の身体に千歌ちゃんを重ねていた)
曜(そして、私も……梨子ちゃんじゃなくて、いつも、千歌ちゃんのことを考えて……)
曜(こんなの、恋人じゃない、間違ってる)
曜(だけど、怖い)
曜(嘘だって、信じたくないんだ)
曜(だから離れられない、騙し合ってる)
曜(私は何をしているんだろう)
曜(こんなの……こんなの……変だよ)
曜(おかしいよ、絶対に……おかしいよ…) 197 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/22(金) 01:43:31.76 ID:+UCHndxk.net
梨子「……曜…ちゃん……」
曜「……」
梨子「大好き……」
曜「……」
梨子「だいすきだよ……だいすき……」
梨子「うっ、うっ……う…」
曜(でも……)
曜(それでも私は……梨子ちゃんを……)
曜(この子をたすけてあげられるのは、私しかいない……)
曜(私しか、いないんだ……)
曜(ずっと、寂しかったんだよ、梨子ちゃんは……ずっと……)
曜(なりたくてこんな風に産まれて来たんじゃないって、梨子ちゃん、言ってた…)
曜(私には、その気持ちが分かるなんて、傲慢なこと言えないけど……)
曜(それでも、私が想像できる以上に、ずっとずっと……苦しかったんだ……寂しかったんだよ……)
曜(たとえ嘘でも、騙し合いでも……梨子ちゃんがこれが『本当だ』って一瞬でも信じてる間、幸せなら…)
曜(……私は、それでいい)
曜(私には、それしかできない)
曜(私には……) 201 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/22(金) 01:53:01.28 ID:+UCHndxk.net
梨子「曜ちゃん」
曜「……」
梨子「どうして曜ちゃんは、そんなにやさしいの……」
曜「……優しくなんかないよ」
梨子「ううん。私が見てきた中で、一番……やさしい……」
曜「……本当に?」
梨子「…うん、一番……誰よりもずっと……こんなに、やさしい子が、この世にいるなんて……今でも信じられないくらい……本当に……」
曜「……ありがとう」
梨子「……」
曜「ありがとう……ありがとう、梨子ちゃん」
曜(嘘じゃないよね、梨子ちゃん)
曜(本当に、一番なんだね、誰よりも……)
曜(信じるよ、今度こそ……)
梨子「曜ちゃん」
曜(何でだろう、涙が……)
梨子「大好き」
曜(うん)
曜(私も、大好き) 202 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/22(金) 02:06:57.48 ID:+UCHndxk.net
私は、結局のところ、誰かの役に立てれば、なんでも良かったのかも知れない
自分にやさしくできないから、他人でその足りない気持ちを埋め合わせているのかも知れない
たとえ自分が一番望む方向に行けなかったとしても……誰の幸せのためなら、って考えてしまう
そうしないと、私はきっと、生きていけないんだと思う
皮肉なことに、「助けてあげたい」人間に、私は一番助けて貰っているのだ
自分が役に立てないのが、どんなことよりも、怖い
誰からも必要とされなくなるのが、一番、怖い
……普通だったらこんなこと、やるわけがない
たとえ勢いでも、女の子同士でこんなおかしな関係を作ったりはしないはずだ
なんのことはなく、梨子ちゃんも私も、普通に産まれてくることが出来なかった女の子だった、それだけのことなのだろう
私たちは、普通に産まれてこれなかった女の子なんだ
二人で足りないものを埋め合わせようとして
二人一緒に、普通から遠のいて行くんだ 203 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/22(金) 02:11:41.22 ID:+UCHndxk.net
数日後…
千歌「おはよう!曜ちゃん!」
曜「おはよう~」
梨子「おはよう」
千歌「さあ、今日も頑張るぞーっ!……はぁ、ねむい……授業やだ……」
梨子「どっちなの、もう……」
曜「あはは……」
梨子「ふふふふ…」
千歌「あれ?そんなに面白かった?」
曜「千歌ちゃんらしいやって思っただけ」
千歌「なにそれー、褒めてるの?」
梨子「褒めてるよ」
曜「うん、褒めてる」
千歌「うーん……寝起きだから頭まわんないや……」
曜「……あはは」 207 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/22(金) 02:21:22.35 ID:+UCHndxk.net
梨子「曜ちゃんっ、曜ちゃんっ……」ギシッギシッ
曜「んっ……あっ……」
梨子「曜ちゃんの、おっぱい、やわらかくて、きもちいい、よ、曜ちゃんっ、曜ちゃんっ」
曜「……ストップ」
梨子「……?」
曜「……たまには、私も…名前呼んでみたいな」
梨子「……えへへ……いいよぉ…」
曜「……梨子ちゃん」
梨子「ふふっ」
ギシッ
曜(梨子ちゃん……梨子ちゃん…)
ギシッギシッ
梨子「あはっ、んっ、はっ…!」
曜「んっ、んっ」クチュックチュッ
梨子「んんっ!ん、あっ、ああっ!」
曜「あっ、ああ…あっ」クチュクチュ
梨子「あっ、あぁ、あっ、あっ……」
ギシッギシッ
梨子「んっ、はぁ、はぁ、はあっ…」ビクン ビクン
曜「はぁーっ、はぁーっ」 208 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/22(金) 02:27:29.64 ID:+UCHndxk.net
梨子「はぁーっ……はぁ…曜ちゃんにこんなにされたの、はじめてかも……」
曜「どうだった…?痛くなかった?」
梨子「んーっ…」
曜「……えーっと…」
梨子「……すっごくきもち良かった」
曜「……ほんと?」
梨子「もう一回しよっ、ねっ!もう一回!」
曜「もう一回、ね」
梨子「うん」
曜「いいよ」
梨子「その前に……」
曜「んっ……」チュッ
梨子「んんっ…」レロッ
曜「んっ…はぁ…っ」
梨子「ふふっ……」
曜「…しよっか」
梨子「もう一回、ねっ」
曜「今日は何回でもいいよ」
梨子「ほんと?」
曜「うん」
梨子「曜ちゃん、だいすき!」
ギュッ
曜「ふふっ…」
梨子「うふふ……」 212 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/22(金) 02:41:21.40 ID:+UCHndxk.net
二人とも、何も身に纏わず、何時間も、お互いの敏感な部分や、性器を激しく擦り付け合った
何度も体を捻り、押し付け合い、舐めて、吸って、揉んで、抱いて、撫でて、ときどき見つめ合って
今までで一番激しく、私たちは求め合った
汗だくになっても、何度絶頂を迎えても、懲りずに何度も何度も、二人で重なり合った
向かい合って、やさしく、強く、そのまま抱きしめ合った
お互いの体の柔らかい部分が形を変えて、溶け合った
そのまま、随分と長い間、キスをした
目を閉じると、暗闇の中、本当に二人が、一つになったような気持ちがした
説明出来ないほど気持ちよかった
私はもう、これ以上の幸福は望まなかった
たとえこれが嘘だったとしても
やさしい嘘の中で、私は幸せを見つけたのだった
それで十分すぎる程だった
……それだけで、良かった 215 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/22(金) 02:47:14.57 ID:+UCHndxk.net
曜「すぅ……すぅ……」
梨子(……曜ちゃん、寝ちゃった)
梨子(水泳部もあるもんね、疲れてるよね…)
梨子(……いつもありがとう)
チュッ
曜「ん……」
梨子(大好きだよ、曜ちゃん…)
梨子(……かっこよくて、かわいくて、やさしくて)
梨子(……私の、ヒーロー)
曜「んん…」
梨子(ふふっ)
梨子「おやすみ……」 216 :
名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/07/22(金) 02:48:07.01 ID:+UCHndxk.net
おしまい
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