fc2ブログ









ダイヤ「禁断の姉妹愛……?」ルビィ「……」

1 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/(1級) (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/15(木) 21:51:16.87 ID:DRr9Kiz30.net



ダイヤ「……んん……すやすや……」

ルビィ「……」

ルビィ「……お姉ちゃん、寝てる……よね?」

ダイヤ「……」

ルビィ「ルビィね……最近変なんだ」

ルビィ「……ずっと二人で一緒にアイドルごっことかしてたのに、2年前にお姉ちゃんがスクールアイドルしなくなって……一緒に遊んでくれなくなって……寂しかったの」

ルビィ「でも最近お姉ちゃんもAquorsに入って、またお姉ちゃんが笑ってくれるようになって、それから……」

ダイヤ「……」

ルビィ「お姉ちゃんが私のこと見て笑ってくれるとドキッってしたり、お姉ちゃんの匂いがすると胸の奥がキュッってなったり……」

ルビィ「おかしいよね……」

ダイヤ「……」





3 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/15(木) 21:57:45.43 ID:DRr9Kiz30.net


ルビィ「……キス、したい……とか」

ダイヤ「……」

ルビィ「……ごめんなさい、お姉ちゃん」

ルビィ「こんなこといけないよね、家族で、姉妹でこんなの」

ルビィ「……でも、本当に、したいの」

ルビィ「……」

ダイヤ「……」

安価下コンマ偶数で耐える
奇数で我慢できない



4 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ (ワッチョイ 5b74-wJFc) 2016/09/15(木) 21:57:56.97 ID:NwnwwkI30.net


ダイルビいいですわね


11 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/15(木) 22:04:26.83 ID:DRr9Kiz30.net


チュッ

ルビィ「んん……」

ダイヤ「……」

ルビィ「……ごめんなさい」

ダイヤ「……」

ルビィ「……ほら、お姉ちゃん。朝だよ、起きて」

ダイヤ「……」

ルビィ「……ねえ、起きてってば」

ダイヤ「……ルビィ?」

ルビィ「えへへ、ちょっと早く眼が覚めちゃったから、目覚まし変わりにお姉ちゃん起こそうかなって」

ダイヤ「……そう、でしたのね……ありがとう」

ルビィ「えへへっ」

ダイヤ「……」



16 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/15(木) 22:09:27.25 ID:DRr9Kiz30.net


─────

「ルビ……最近……」

ダイヤ(……)

「お姉ちゃ……笑って……」

ダイヤ(夢……?寝ぼけてるだけ……?)

「……キス……」

ダイヤ(キス……?何を言って……?)

チュッ

ダイヤ(……え?)

「……お姉……朝だよ、起きて」

ダイヤ「……ルビィ?」

ダイヤ(夢……ですわよね……?)



20 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/15(木) 22:13:51.13 ID:DRr9Kiz30.net


─────

ダイヤ「……ああああ……あああ~~」

果南「ちょっ、ダイヤ……どうしたの朝から」

ダイヤ「はあああ~~……」

鞠莉「ダイヤー?そんなにタメ息ばっかりついてるとシワが増えるわよー」

ダイヤ「誰がおばさんですか……あああ……」

果南「なんかツッコミにもキレがないね……」

果南「……それで、何かあったの?いや、何かないとこうならないだろうけどさ」



23 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/15(木) 22:20:42.48 ID:DRr9Kiz30.net


ダイヤ「夢の中で……いや夢なのか……そもそもなんでルビィが……」

鞠莉「まるでわかんないわね」

果南「こりゃ重症だなあ……とりあえずルビィちゃんのことみたいだけど……」

果南「……よっと」ギュッ

ダイヤ「…………!?」

鞠莉「……むぅ」

ダイヤ「か、果南さん……!?」

ダイヤ「……ってここは教室?いつの間に!」

果南「えっそこまで重症だったの」



24 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/15(木) 22:27:21.51 ID:DRr9Kiz30.net


鞠莉「……それでダイヤ、ルビィと何かあったの?」

ダイヤ「……そ、それは……そもそもあったのかなかったのかさえ……いや、だって妹に……でも夢だったならまるで私が……」ブツブツ

鞠莉「ああもうじれったい!さっさと話しなさい!全部!everything!」

ダイヤ「……はい」

~~~~~~

果南「ええとつまり、朝ルビィちゃんにキスされたようなされてないような……みたいな?」

鞠莉「聞いた後までじれったい!」

ダイヤ「そんなこと言われましても……もうどうしたらいいか……」



25 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/15(木) 22:34:07.61 ID:DRr9Kiz30.net


果南「と言っても、こんなはっきりしない相談、どうしたものか……」

ダイヤ「ですわよね……」

鞠莉「これがルビィにキスされましたわー!だったら分かりやすいのに」

ダイヤ「……まあ、まさか本当にされるなんてないでしょうし」

ダイヤ「ルビィにキスされる夢を見て、そのままルビィに起こされて寝ぼけたまま混乱してたとか、それ位の事だとは思いますわ……」

鞠莉「……なんかちょっと残念」

ダイヤ「残念って……」

鞠莉「でもダイヤも心なしか残念そうよ」

ダイヤ「……えっ、いやいやそんなことないですわ」



26 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/15(木) 22:38:01.62 ID:DRr9Kiz30.net


ダイヤ「……まあ、お二人に話して幾らかスッキリしましたわ、ありがとうございます」

果南「えっ、本当に話聞いただけだけど、大丈夫?」

ダイヤ「もう大丈夫ですわ。きっと、姉として少々たるんでたのでしょう」

ダイヤ「それじゃ、そろそろホームルームも始まりますし」

ダイヤ「……はぁ」

果南「……大丈夫かなあ」



33 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/15(木) 23:05:30.23 ID:DRr9Kiz30.net


~~~~~~

ルビィ「あっお姉ちゃん!今から帰り?」

ダイヤ「えっ?……ああ、ルビィ、そうですわ。あなたこそこんな時間まで何してたんですの?今日は練習はないでしょう?」

ルビィ「えっと、自主連を……お姉ちゃんと一緒に帰りたくて……」

ダイヤ「っ!?な、なにを言ってるのですか!」

ルビィ「……イヤだった?」

ダイヤ「あっ、いえそういうことではなくて……ごめんなさい」

ダイヤ「……一緒に帰りましょうか」

ルビィ「うんっ!」

ルビィ「……お姉ちゃん、手繋いで」

ダイヤ「っ!!?」



34 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/15(木) 23:11:50.08 ID:DRr9Kiz30.net


ダイヤ「な、なっ、っ、何を言ってるのですかあ!」

ルビィ「ピギィ!ご、ごめんなさいお姉ちゃん……イヤだよね……こんなダメな妹となんて」

ダイヤ「あっ……いえ、そういう訳じゃなくて、ああもう!」

ダイヤ(朝の事が頭から離れないい!)

ルビィ「うゆゆ……おねいちゃ……」

ダイヤ「……」

ダイヤ「はぁ……繋ぎますわよ、手」

ルビィ「……うん、うんっ!」ニギッ

ダイヤ(今は夢なんかよりかわいい妹、ですわよね)



37 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/15(木) 23:18:00.27 ID:DRr9Kiz30.net


ダイヤ(そう、妹がかわいい。かわいすぎるのです)

ルビィ「お姉ちゃん、ご飯たべよ!」ギュッ

ダイヤ「ちょっ、引っ張らないで……///」

ダイヤ(朝の夢のせいか)

ルビィ「お姉ちゃん、一緒にアイドルの本読もう!」

ダイヤ「え、ええ」

ルビィ「よいしょっと」

ダイヤ「ちょっ、なんで私の膝の上っ///」

ダイヤ(ただてさえ可愛い私の妹が)

ルビィ「うーんアイス美味しい!」

ダイヤ「それ私のですわよね」

ルビィ「ピギィ!ご、ごめんなさぁい……グスッ……おねいちゃぁ……」

ダイヤ「っ!///いいですわよ、もうっ」

ダイヤ(十倍増くらい可愛く見えるッ!)



39 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/15(木) 23:20:45.63 ID:DRr9Kiz30.net


ダイヤ「なんだか、今日は非常に疲れましたわね……」

ダイヤ「……もう寝ましょう」

ルビィ「……お姉ちゃん」

ダイヤ「る、ルビィ?どうかしましたの?」

ルビィ「あのね……お姉ちゃん……」

ルビィ「一緒に寝たいの」

ダイヤ「!!!?///」



43 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/15(木) 23:27:10.29 ID:DRr9Kiz30.net


ルビィ「お姉ちゃん温かい……すりすり……」

ダイヤ(そして押しに弱すぎですわよ私……)

ダイヤ「……今日は、えらく私にべったりでしたけど……何かありましたの?」

ダイヤ(いや本当朝私を起こす前にに何かあったんですの)

ルビィ「……こうやってお姉ちゃんと一緒にいられるの、嬉しいなって」

ルビィ「ケンカしてた訳じゃないけど、お姉ちゃんAqurosに入るまで難しい顔ばっかりで、ちょっと気まずくて……」

ルビィ「今はもういっぱい一緒にいられるから、もっとお姉ちゃんとなかよくしたいなって」

ダイヤ「っっ~~!!///」

ダイヤ(もうやめて!そういうこと恥ずかしげもなく言うのやめて!)



45 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/15(木) 23:32:25.02 ID:DRr9Kiz30.net


ルビィ「だからもっとお姉ちゃんと仲良くするのにどうしたらいいかって、花丸ちゃんと善子ちゃんに相談して」

ルビィ「『アタックあるのみ!』って言われたから……」

ルビィ「お姉ちゃん……大好きっ……」

ダイヤ「わ、私も大好き、ですわよ」

ダイヤ(あああああっ!あああああっっっ!!!)

~~~~~~

ルビィ「すぅ……すぅ……」

ダイヤ(あんなこと言われて寝れる訳ありませんわ……)

ダイヤ(寝顔も……可愛い)

ダイヤ(まつ毛、長い……)

ダイヤ(唇、ぷりぷりしてる……)

ダイヤ(この唇に、キスされたかもしれない……なんて)

ダイヤ(……なんか唇見てると、吸い込まれそう)

ダイヤ「……」

安価下コンマ偶数で耐える
奇数で我慢できない



46 :名無しで叶える物語(らっかせい)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7a0-eXu6) 2016/09/15(木) 23:33:13.04 ID:aF2WolmU0.net


硬度10


51 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/15(木) 23:40:50.89 ID:DRr9Kiz30.net


ダイヤ(な、何考えてるんですの私はああ!)

ダイヤ(寝ましょう!今すぐに寝ましょう!)

ダイヤ(ルビィが一匹……ルビィが二匹……)

ダイヤ(ああああああ!!!)

──────

チュン(・8・)チュン

ダイヤ「……うう……ルビィ……ルビィ……」

ルビィ「お姉ちゃん、もう朝なのに寝ながら私の名前呼んでる……」

ルビィ「うれしい……」

ダイヤ「……ルビィ……」

ルビィ「お姉ちゃん……大好き……」

チュッ



52 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/15(木) 23:47:34.36 ID:DRr9Kiz30.net


──────

ダイヤ(朝……?)

ダイヤ(眠いはずなのに……眠りが浅いというか……)

ダイヤ(なんか、頭の中ルビィばっかりで、うなされて眠りきれないというか……)

ダイヤ「……うう……ルビィ……」

「お姉ちゃん……私の名前……」

ダイヤ(ルビィ……?)

ダイヤ(頭……重い……)

「お姉ちゃん……大好き……」

チュッ

ダイヤ(っ!?えっ!!?)

ダイヤ(やっぱり本当に……ルビィは……)



56 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/15(木) 23:54:23.82 ID:DRr9Kiz30.net


ダイヤ「っ!?」ガバッ

ルビィ「ピギィ!お姉ちゃん!?」

ルビィ「……起きて、たの?」

ダイヤ「……こ、これは……ルビィ?」

ルビィ「……あ……あ」

ルビィ「……ごめんなさいっ!」グスッ

ダイヤ「……説明、してもらえます?」

ルビィ「……ぐすっ、ひっく……うん」



57 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/15(木) 23:59:59.79 ID:DRr9Kiz30.net


~~~~~~

ダイヤ「……やっぱり、ルビィは私のことが……」

ルビィ「……ごっ、ごめんなさいっ、ぐずっ……姉妹なのに……好きになって……キスとか、そんなのっ……許されないよね」

ダイヤ(……確かに、黒澤家として、こんなこと許されないでしょうね)

ダイヤ(でも、私も……キスしたいと、思ってしまった……)

ダイヤ(実の妹に……許されない相手に)

ダイヤ(だから、私にこの娘を責める資格はない)

ダイヤ「……ルビィ」ギュッ

ルビィ「お姉ちゃん……?」

ダイヤ「大丈夫……大丈夫だから……」ナデナデ

ダイヤ「落ち着きなさい……ね?」



58 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/16(金) 00:06:04.12 ID:hfM8VeVq0.net


ルビィ「で、でもっ……」

ダイヤ「いいから……」

ダイヤ(もう高校生ですし、誰かに恋愛感情を持ってもおかしくはなくて……)

ダイヤ(一度二人の距離が開いて、空いた2年間の間にルビィも少しずつ変わって……)

ダイヤ(距離が元に戻っても、変わっていった心は……)

ダイヤ(ずっと甘えられなかった実の姉に向かった……なんて)

ダイヤ(……私は、私はこのかわいい妹をどうしたらいいのか……どうしたいのか……)

安価下コンマ偶数で耐える
奇数で我慢できない



59 :名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ (ワッチョイ 5bb2-++CR) 2016/09/16(金) 00:09:19.77 ID:g8neZlqo0.net


はい


67 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/16(金) 00:16:25.91 ID:hfM8VeVq0.net


ダイヤ「ね……ルビィ……」

ダイヤ「目つむりなさい」

ルビィ「ピ、ピギィ!ごめんなさい!ごめんなさい!」

ダイヤ「……いいから」

ルビィ「ううう……」ギュゥッ

ダイヤ(涙目になって……やっぱり、かわいい……私の妹……)

チュッ

ルビィ「……えっ」

ダイヤ「これが私の気持ちですわ」

ルビィ「……」ポケー

ダイヤ「もう、仕方のない娘ですわね……もう1回」

チュッ

ダイヤ「ね……?」

ルビィ「……うん」



68 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/16(金) 00:19:37.42 ID:hfM8VeVq0.net


ダイヤ「流石に……これ以上は遅刻してしまいますわ」

ダイヤ「細かいことは帰ってから、ね?」

ルビィ「……うゆ」

ダイヤ「それと、このことは誰にも行話してはいけませんからね」

ルビィ「わかった……」

ルビィ「……」ポケー

ダイヤ「ほら、ボーッとしてると遅刻しますわよ」



69 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/16(金) 00:22:58.59 ID:hfM8VeVq0.net


~~~~~~

ダイヤ(軽い!全然寝てないのに体が軽いですわ!)

ダイヤ(でもこのことは絶対に誰にも話してはいけない……当然ですわ)

ダイヤ(そう、誰にも……)

果南「あっ、ダイヤおはよ……なんかえらい機嫌いいね」

鞠莉「もしかして、昨日のルビィのこと……」

ダイヤ「あっ」



72 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/16(金) 00:29:06.55 ID:hfM8VeVq0.net


果南「なんにせよ……昨日の続きかな」

ダイヤ(何故話した昨日の私)

鞠莉「ねえねえ!ルビィとどうしたの!もしかして……」

ダイヤ(もうキスとか言ってしまいましたし……)

~~~~~~

鞠莉「ダイヤが!?」

果南「ルビィちゃんと!?」

ダイヤ「ちょっ、声大きい!」

鞠莉「へえ~、そっかそっかあ!」

果南「なるほどねえ……」



76 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/16(金) 00:41:55.89 ID:hfM8VeVq0.net


ダイヤ「なんで二人とも上機嫌なんですの……」

鞠莉「だって、ねえ?」

果南「親友に恋人が出来たんだもの。嬉しくもなるって」

ダイヤ「驚かないんですの?引いたりとか……」

鞠莉「でもダイヤ、小さい時は『大人になったら淡島ホテルに妹連れてきて結婚する!』って言ってたじゃない」

ダイヤ「よく覚えてますわねそんなこと……私だって覚えてないのに……」

ダイヤ「……わかっていると思いますが、どうか、どうか内密におねがいします……」

果南「ああ、そりゃあそうか……周囲の関係的にも、黒澤家的にも……」

ダイヤ「黒澤家の娘たちは姉妹でありながら恋愛関係を持った、きんしん……なんて知られたら……」

ダイヤ「ルビィと二人でいられなくなったら……」

果南「わかってるよ、そんなこと。私たちが言うわけないでしょ」

鞠莉「もしバレて二人とも勘当!なんてことになったら小原家で可愛がってあげるから!」

鞠莉「そうだ!私が果南と結婚したら、二人とも私たちの娘にしてあげる!」

ダイヤ「け、結婚!?」

果南「ちょっと鞠莉!?」



77 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/16(金) 00:49:24.52 ID:hfM8VeVq0.net


鞠莉「果南、もしかしてイヤとか言わないわよねえ?」

果南「いや、そういう話じゃなくて、初耳なんだけど……」

鞠莉「……したくない?」

果南「そりゃ……したいけど///」

鞠莉「ほら!だからダイヤも安心して!」

ダイヤ「……ふふっ。そうですわね」

ダイヤ「ただ、なるなら娘じゃなくて、口うるさい小姑になってやりますわ」

鞠莉「Oh! こわーい!それならこの秘密は絶対ばらせないわね!」

ダイヤ「ありがとう……二人とも」



80 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/16(金) 00:56:47.42 ID:hfM8VeVq0.net


~~~~~~

ルビィ「ねえ、お姉ちゃん……」

ルビィ「今日も一緒に……寝たい」

ダイヤ「まったく、仕方ないですわね」

ダイヤ「……ほら」ポンポン

ルビィ「お姉ちゃんっ……」ギュッ

ルビィ「好きい……」スリスリ

ダイヤ「ふふっ、私もですわよ」ナデナデ

ルビィ「あのね、お姉ちゃん!ルビィ、ちゃんと『誰にも言わない』って言い付け守ったよ!」

ダイヤ「あっ……え、偉いですわね!流石は我が妹ですわ!」

ルビィ「?」



81 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/16(金) 01:04:57.08 ID:hfM8VeVq0.net


ダイヤ(それから……)

ダイヤ(私たちは朝の続き、二人だけの決まり事を決めました)

ダイヤ(二人の関係は絶対に誰にも言わないこと)

ダイヤ(普段は、絶対に普通の姉妹のフリをすること)

ダイヤ(キスとか、恋人らしいことは二人の部屋でだけにすること)

ダイヤ(私たちは、私たちの部屋でだけ、秘密の恋人になる)

~~~~~~

ルビィ「お姉ちゃんの膝枕……きもちいい……」

ダイヤ「まったく、こんなにうっとりして……外じゃこんな顔見せられませんわよ」

ルビィ「うん、今だけ……この部屋でだけ……」

ルビィ「ねえ、お姉ちゃん、朝の続き……」

ルビィ「あのキスの続き、したい」



98 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/16(金) 22:19:23.41 ID:hfM8VeVq0.net


ルビィ「朝のキスの……続き」

ルビィ「キス、もっと……もっとしたい」

ルビィ「お姉ちゃんとしたいの」

ダイヤ「ルビィ……?」

ダイヤ(顔真っ赤にして、なんだか……)

ルビィ「私ね……あれからずっと我慢してたんだよ?」

ルビィ「練習の時もお姉ちゃんにばっかり目がいって、目があったらドキッてして……」

ダイヤ(私の妹が……色っぽい)



101 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/16(金) 22:41:26.98 ID:hfM8VeVq0.net


ルビィ「もうダメ……我慢できない……」

ダイヤ(私を見つめて……目をウルウルさせて……)

ルビィ「お姉ちゃん、いっぱい……ちょうだい……」

ダイヤ「っ……!」

チュッ

ルビィ「ん……おねえちゃ……」

ダイヤ「ん……んん……」

ダイヤ(舌、入れるの、我慢できない……)

ダイヤ「んっ……ちゅっ、はぁっ……」

ルビィ「んんっ……はぁっ……おねえ、んゆ……」

ダイヤ「ルビィ……舌、もっ……とぉ……」

ルビィ「んゆ……っつ、んん……ちゅっ……」

ダイヤ(ルビィの舌と唾液が、私の舌に絡んで……)



102 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/16(金) 22:47:49.49 ID:hfM8VeVq0.net


ルビィ「はぁっ……はぁっ……」

ダイヤ「はぁ……はぁ……して、しまいましたわね」

ルビィ「はぁ……おねいちゃ、今の……」

ダイヤ「恋人だけの、大人のキス、ですわ」

ダイヤ「……イヤじゃなかった……?」

ルビィ「すっごい……気持ちよくて、頭の中真っ白になって、お姉ちゃんのことばっかりになって……」

ダイヤ「ええ、私も……」

ダイヤ「妹とのキス、こんなに気持ちいいなんて……」

ルビィ「……続き」

ダイヤ「……え」

ルビィ「恋人のキスの、もっと先のことも」

ルビィ「お姉ちゃんと、したい」

ダイヤ「……」



107 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/16(金) 23:02:32.62 ID:hfM8VeVq0.net


ダイヤ「……それは」

ダイヤ(それは……声でも出たら、誰かに聞こえてしまったら……)

ダイヤ(……私たちの関係は、もう絶対に知られてはいけない)

ダイヤ(もう、『家族だから』、『姉妹だから』、そんな言い訳では誤魔化せないところまで来てしまった。そういう関係になってしまった)

ダイヤ(そのことを、忘れてはならない)

ダイヤ(この秘密の恋人との関係を守るために……)

ダイヤ「……それは、また今度にしましょう?」

ルビィ「え……」

ダイヤ「今は、ここまで」ナデナデ

ルビィ「……ぅゅ」

ダイヤ「もう、そんな泣きそうな顔しないで……」

ダイヤ「次の祝日、家に私たちしか居ない日に……いいですわね……?」

ルビィ「……」

ダイヤ「それまでは、この部屋でこうして、抱き合って、キスして……」

ダイヤ「また我慢させてしまうけれど、わかってくれますわよね?」

ルビィ「……うん」



110 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/16(金) 23:12:08.19 ID:hfM8VeVq0.net


~~~~~~

ルビィ「お姉ちゃん、朝だよ」ユサユサ

ダイヤ「……んん……ルビィ……」

ルビィ「お姉ちゃん……起きて……」チュッ

ダイヤ「……んっ……ぷはっ」

ダイヤ「……えらく早起きですわね」

ルビィ「お姉ちゃんをキスで起こしてあげたくて、えへへぇ……///」

ダイヤ「……っ!///」

ダイヤ「……もう、早く支度して学校行きますわよ」

ルビィ「待って、お姉ちゃん」

ダイヤ「?」

ルビィ「お姉ちゃんからも、おはようのキス、して……?」

ダイヤ「なっ……///」

ダイヤ「し、仕方ありませんわね……」

ダイヤ「……」チュッ

ルビィ「んっ……えへへっ……///」

ダイヤ「ほ、ほら支度しますわよっ!」

ルビィ「うんっ!」



113 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/16(金) 23:27:01.58 ID:hfM8VeVq0.net


~~~~~~

キーンコーンカーンコーン

果南「はあ……授業終わったー」

鞠莉「やっと昼休みねー」

ダイヤ「あの、お二人とも……今日の昼食は……」

果南「あれ?一緒に食べないの?」

ダイヤ「ええ、っと……」

ガラッ

ルビィ「お姉ちゃん、一緒に……あっ……」

ルビィ「……ぅゅゅ……おねいちゃ……」

ダイヤ「えっ、ちょっと、ルビィ!?」

鞠莉「……なるほど、姉妹水入らずで、ってことね?」

ダイヤ「……そういう約束をしていまして」

ダイヤ「でもわざわざ3年の教室に来るなんて……」

果南「ルビィちゃんはお姉ちゃんに会いたくて意気揚々と3年の教室に来たのはいいけど……」

果南「教室に入ってから上級生の教室だったこと思いだして固まっちゃってる……と」

ダイヤ「もう……ほら、ルビィ行きますわよ」

ルビィ「ぅゅゅ……」



114 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/16(金) 23:34:30.12 ID:hfM8VeVq0.net


ダイヤ「それではお二人とも、また後で……」

果南「ああうん、いってらっしゃい」

ガラッ

果南「……二人になっちゃったね」

鞠莉「果南、寂しい?」

果南「いや、普段の教室で二人きりってなんか……落ち着かない」

鞠莉「……ねえ果南?今日の私の弁当、自分で作ってきたの」

鞠莉「食べさせあいっこ、しない?」

果南「……えっ、ちょっ、だからここ教室!」

鞠莉「いいでしょ、私たちの関係はダイヤたちと違って秘密にする必要ないんだから♡」

鞠莉「ほら、あーんっ♡」

果南「ちょっと、鞠莉強引すぎ……」

果南「……あ、あーん……///」



115 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/16(金) 23:52:20.50 ID:hfM8VeVq0.net


ダイヤ「……」

ルビィ「お姉ちゃん、あの、食べさせあいっことか……///」

ダイヤ(……)

ダイヤ(……『私たちの関係は絶対に知られてはならない』)

ダイヤ「……ダメ」

ルビィ「えっ……」

ダイヤ「『私たちの部屋でだけ』……約束、忘れてないでしょうね?」ボソッ

ルビィ「……」

ダイヤ「それと、私のクラスに無断で入ってきたのも」

ダイヤ「3年の教室に私を呼びながら無断で入ってくるなんて……他のクラスの方が違和感を持ってもおかしくないでしょう?」

ルビィ「……ごめんなさい」

ダイヤ「少々、浮かれすぎですわよ」

ルビィ「……」



116 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/16(金) 23:59:16.21 ID:hfM8VeVq0.net


ダイヤ(私だって、本当はルビィと……)

ダイヤ(部屋の外で、食べさせあいっことか、恋人らしいこと……したいのに)

ダイヤ「……でも、何かお話とか……そうね、クラスのこととか、スクールアイドルのこととか、お話しましょう?」

ルビィ「……うん」

~~~~~~

ダイヤ「……ただいま」

ルビィ「……」

ダイヤ「今日も練習疲れましたわ……」

ルビィ「……」

ダイヤ「……ルビィ?」

ルビィ「……お姉ちゃん、早く、部屋に」 ギュッ

ダイヤ「ちょっと、引っ張らないで……」

ルビィ「……」



117 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/17(土) 00:09:23.97 ID:HQIP5bwG0.net


ルビィ「……」ギュゥッ

ダイヤ「ちょっとルビィ……?」

ダイヤ(ルビィの部屋まで引っ張られて連れていかれたと思ったら……)

ダイヤ(ベッドに押し倒されて、そのまま抱きつかれて……)

ルビィ「……ごめんなさい」

ルビィ「今日のこと、お姉ちゃんに怒られて、ぐすっ……」

ルビィ「ひっく……ごめんなさい……嫌いに、ならないでぇ……っ」

ダイヤ「……なりませんわよ、嫌いになんて。ほら、よしよし」ナデナデ

ダイヤ「私も、言い方が良くなかったですわね。ごめんなさい」

ルビィ「……うん」

ダイヤ「……ただ、私たちがこれからもずっと、二人一緒にいるために必要なこと、わかってくれますわよね?」

ルビィ「……うん」



118 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/17(土) 00:16:34.21 ID:HQIP5bwG0.net


ダイヤ「……さて、もうお夕飯の時間ですわね。食卓に……」

ルビィ「……お姉ちゃん」

チュッ

ダイヤ「んっ……ちょっとルビィ」

チュッ

ルビィ「んんっ、ちゅっ……もっと……」

チュッ

ダイヤ「ぁ……ルビィ、今からは、もう……」

チュッ

ルビィ「ちゅっ……だって、昨日からずっ、とぉ……」

チュッ

ルビィ「……今は、恋人だから……」



123 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/17(土) 00:27:02.05 ID:HQIP5bwG0.net


ルビィ「……お姉ちゃん、して、昨日と同じこと」

ダイヤ「だから、今からなんて……」

ルビィ「……少しで、少しでいいから、欲しいの」

ダイヤ(キスなら、部屋に入ってこられない限り、ばれることはない、けれど……)

ダイヤ(少しでも両親に違和感を感じさせることになる可能性だって……)

ルビィ「お姉ちゃん……っ」


安価下コンマ偶数で耐える
奇数で我慢できない



124 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sa1f-wJFc) 2016/09/17(土) 00:27:36.33 ID:RqsjuDcWa.net


ダイヤですわぁ


128 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/17(土) 00:41:46.11 ID:HQIP5bwG0.net


ダイヤ「……っ」

チュッ

ルビィ「ん、おねいちゃ……ぁ」

ダイヤ(私は、私だって……したい)

ダイヤ(たったの今まで偉そうに説教していたのに……)

ダイヤ「ルビィ……少しだけ、ですわよ」

ルビィ「んっ、あ……ふぁ……おね」

ダイヤ(私こそ我慢しなくてはいけないのに……)

ダイヤ「ん……れろっ、んちゅ、っ……」

ルビィ「おね、えひゃん……」

ダイヤ「ルビィ……すっごい、いやらしい顔してますわ……」

ルビィ「だ、だって、おねいちゃ……ぁんっ……」

ダイヤ(こんな顔で両親に会うことなんで出来ませんわね……)

ダイヤ(親に見つかってしまうかもしれないのに、ルビィにこんな顔させて、自分まで興奮して……)

ダイヤ(これでは、私に、ルビィを責める資格なんて……)



132 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/17(土) 00:51:13.58 ID:HQIP5bwG0.net


ルビィ「もっ、もっと……ちょうだ、いっ……」

ダイヤ(自分じゃ、歯止めが効かなくて、もう……)

ダイヤ「ルビィ……」ギュッ

ダイヤ「胸、触り──」


コンコン

ダイヤ「……!」

ルビィ「……!」

「二人ともー、お夕飯の時間ですわよ」

ダイヤ「……っ」

ダイヤ「……え、ええ、今行きますわ」

ルビィ「……」



133 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/17(土) 00:55:23.84 ID:HQIP5bwG0.net


ダイヤ「……行きますわよ」

ルビィ「……」

ダイヤ「ほら、早く」

ダイヤ(今……私は何をしようと……)

ルビィ「……はい」

ダイヤ(「少しだけ」なんて言っておきながら……)

ダイヤ(「そういうこと」は両親のいない時にと自ら言っておきながら、私は……)

ダイヤ(完全に、欲情していた……)



148 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/17(土) 21:42:55.57 ID:HQIP5bwG0.net


~~~~~~

ダイヤ(あの後、私はあの娘を顔を合わせることができなくて……)

ダイヤ(「一緒に寝たい」って言ってくれたのに……)

ダイヤ(ルビィも、私も……もう、自分を押さえられない)

ダイヤ(あの時、もし違和感を感じられて、部屋のドアを開いていたら……なんて考えてしまう)

ダイヤ(もしそうなっていたら、終わっていた。姉妹としても、恋人としても)

ダイヤ(『秘密の恋人』なんて私から言っておきながら)

ダイヤ(秘密の、許されない関係ということを、甘く考えていた……)

ダイヤ(これ以上先へ進んだら……もう……)



149 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/17(土) 21:55:29.68 ID:HQIP5bwG0.net


~~~~~~

ルビィ「……お姉ちゃん、起こしに来た、よ……」

ダイヤ「ああ、ルビィ……」

ルビィ「お姉ちゃん、もう起きてたんだ」

ルビィ「早起きして起こしに来たのにな……」

ダイヤ「ほら、起きてるのならさっさと学校行く支度をしてしまいなさい」

ルビィ「え……えと、お姉ちゃん……」

ルビィ「おはようのキス……したい」

ダイヤ「っ……」

ダイヤ「……先に行ってるから」スッ

ルビィ「え……?」

ダイヤ(……ごめんなさい)



150 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/17(土) 22:04:48.95 ID:HQIP5bwG0.net


~~~~~~

ダイヤ「……」

鞠莉「ダイヤおはよー」

果南「おはよー」

ダイヤ「……」

鞠莉「ダイヤー?もしもしー?」

ダイヤ「……」

鞠莉「し、死んでる……」

ダイヤ「……」

果南「……いや、ここはつっこんでよ」

ダイヤ「……」

果南「本当に死んでないよねこれ……?」



151 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/17(土) 22:14:38.38 ID:HQIP5bwG0.net


鞠莉「昨日はあんなにウキウキしてたのに……」

果南「どうしてこうなるのか……」

ダイヤ「……め…………い……」ボソボソ

鞠莉「え?なに?」

ダイヤ「ごめ…………い…………さい……」ボソボソ

果南「ん?」

ダイヤ「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい……」ボソボソボソボソ

鞠莉「What!?」

果南「えっ本当どうしたらこうなるの!」



160 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/18(日) 18:03:10.37 ID:8b2Hrv4I0.net


~~~~~~

鞠莉「昼休みになっても……」

果南「ずっとあの調子だね……」

ダイヤ「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい……」ボソボソ

鞠莉「……ちょっと私お手伝いに」スッ

果南「ああうん、私はダイヤ見てるね」

ガラッ

果南「……とは言ってもなぁ、今度はどうしたらいいのか……」

ダイヤ「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい……」ボソボソ

ガラッ

「お、お姉ちゃん」

ダイヤ「!?」

果南「あっ、反応した」

ダイヤ「ルビィ!どうして?」

鞠莉「うちの教室の前でずっと待ってたみたい。ダイヤが出てこないかって」

ルビィ「お姉ちゃん、一緒に、お昼……」

ダイヤ「っ……!」

ダイヤ「生徒会室行くから、付いてきなさい」

ルビィ「……うん」



161 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/18(日) 18:05:51.94 ID:8b2Hrv4I0.net


ルビィ「お姉ちゃん、朝は──」

ダイヤ「どうしてまた、3年の教室まで来たのです?」

ルビィ「それは……お姉ちゃん昨日から変だったから……」

ルビィ「今朝もお姉ちゃん怖い顔してて、先に学校行っちゃうし……」

ルビィ「少し心配で……」

ダイヤ「本当にそれだけ?」

ルビィ「えっ……?」

ダイヤ「それだけじゃ、ないでしょう?」

ルビィ「……」

ルビィ「やっぱり、我慢できないの。お姉ちゃんのこと」

ルビィ「あれからずっと気まずくて、一緒に寝てもくれなくて」

ルビィ「おはようのキスもしてくれないし……」

ルビィ「何よりあんな、中途半端になんて……」

ダイヤ「……」

ルビィ「……お姉ちゃんだって、今でも我慢してるの、もう押さえられないの、知ってるよ」



162 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/18(日) 18:09:25.22 ID:8b2Hrv4I0.net


ダイヤ「……もう、やめましょう?」

ルビィ「……ぇ」

ダイヤ「姉妹で恋人なんて、秘密の関係なんて、やはり無理があった」

ダイヤ「これ以上続けたら、ダメになる。私も、あなたも」

ルビィ「……なんで」

ダイヤ「そもそも、こんなこと一時の気の迷いじゃない、なんて保証もないでしょう」

ルビィ「……なんで」

ダイヤ「二年間開いていた距離が縮まって、遠慮なく一緒にいれるようになって、だから──」

ルビィ「なんで、そんなこというのっ……!」

ダイヤ「……ルビィ」

ルビィ「気持ちは一緒なのにっ!あんなにキスだってして、秘密の約束もして……」

ルビィ「我慢できないくらい好きなの!私も、お姉ちゃんも……」

ルビィ「だから……」

ルビィ(そんなこと言う口なんか、塞いでじゃえば、好きだってこと、また分かってもらえれば……)

ルビィ(でも、約束……『恋人らしいことは二人の部屋でだけ』って。破ったら、またお姉ちゃんは……)

安価下コンマ偶数で耐える
奇数で我慢できない



163 :名無しで叶える物語(地図に無い島)@\(^o^)/ (アウアウ Sa9f-NmdU) 2016/09/18(日) 18:12:15.25 ID:S8oMkSmxa.net


オラァ!


166 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/18(日) 18:17:34.95 ID:8b2Hrv4I0.net


ルビィ(もう、我慢なんて)

チュッ

ダイヤ「んっ……!?」

ダイヤ「ルビィ、あなたは……っ」

ルビィ(だってお姉ちゃんのこと、こんなに好きなんだもん)

チュッ

ルビィ「ちゅっ……おねいちゃ、あ……っん」

ダイヤ「や、だめ……っ」

チュッ

ルビィ(舌も、入れる……)

ルビィ「れろ、っ……ぷはっ」

ダイヤ「んっ、っ……」



167 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/18(日) 18:20:33.72 ID:8b2Hrv4I0.net


ダイヤ「っ……!離して!」ドンッ

ルビィ「ひゃっ!」

ダイヤ「はぁっ……はぁっ……」

ダイヤ「……やっぱり、こうなってしまうのですわね」

ルビィ「お姉ちゃん……?」

ダイヤ「あなたはもう、自分の欲求を我慢できなくなっている。約束を守れない位に」

ダイヤ「それに私も、自分で約束を決めておきながら、もっとしたい、なんて思ってしまった」

ダイヤ「これ以上先に進めば……恋人としてだけじゃない。家族としても、取り返しのつかないことになる」

ルビィ「そんな……」

ダイヤ「だから……もう、ダメ……」



169 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/18(日) 18:28:58.69 ID:8b2Hrv4I0.net


ルビィ「……お姉ちゃん」

ダイヤ「もういいでしょう。私は教室に戻ります」

ルビィ「……それでも」

ルビィ「それでも、私はお姉ちゃんのこと、諦めたくない」ギュッ

ダイヤ「……離しなさい」

ルビィ「だって、姉妹で、恋人同士なんだもん……」

ダイヤ「……っ」

ダイヤ「嬉しい、けど……っ、ごめんなさい」スッ

ルビィ「待って!お姉ちゃ──」

ダイヤ「……」

ガラッ

ルビィ「……そんな……」

ルビィ「……どうしたら、いいの……?」



170 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/18(日) 18:32:13.61 ID:8b2Hrv4I0.net


ダイヤ(……これで、よかった。これ以上進んではいけなかったのです)

ダイヤ(後はもう、時間が解決するまで待って……そしたら元の姉妹に……)

ダイヤ(……嘘)

ダイヤ(この気持ちは勘違いなんかじゃない。私は本気で、妹のことを……)

ダイヤ(なのに、私はあんな言い方しかできなかった)

ダイヤ(ごめんなさい……)

ダイヤ(ごめんなさい……ルビィ……)

「黒澤さん?どう……の?……顔色悪い……」

ダイヤ(……なんだか、頭痛い)

「だい……ぶ?ほ……しつ……」

ダイヤ(……体が、重い)

「くろ……さん!だい…ょ…!?聞こえ……」

ダイヤ(……)



173 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/18(日) 19:06:45.60 ID:8b2Hrv4I0.net


~~~~~~

ルビィ「お姉ちゃん……私のこと好き?」

ダイヤ「……え」

ルビィ「私はね、好きだったよ」

ルビィ「でもね、勘違いだった。お姉ちゃんの言う通り、一時の気の迷いだったみたい」

ダイヤ「……ルビィ?」

ルビィ「それに私、もう他に好きな人かできたの」

ダイヤ「……そんな」

ルビィ「だから、ね。ごめんなさい、お姉ちゃん」

ルビィ「もう、別れて」

ダイヤ「……待って」

ルビィ「じゃあね」

ダイヤ「待って……行かないで……ルビィっ……!」



174 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/18(日) 19:15:01.92 ID:8b2Hrv4I0.net


~~~~~~

ダイヤ「……っ!?」ガバッ

ダイヤ「……夢、ですわよね、当然」

ダイヤ(そうでした、あの後廊下で倒れて、お母様に学校まで迎えに来てもらって……)

ダイヤ(今日も満足に寝ていなくて、昨日一昨日は尚更……これでは体調を崩して当然ですわね)

ダイヤ(今頃、練習の時間……ルビィは、どうしてるのか)

ダイヤ(一時の気の迷い、なんて言うべきではなかった。あれは最愛の妹を傷つける、最低の言葉だった)

ダイヤ(でも、それなら、どうしたら良かったの……)



175 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/18(日) 19:21:24.54 ID:8b2Hrv4I0.net


ピロピロピロピロ~♪

ダイヤ「……電話、鞠莉さんから?」

ダイヤ「……もしもし」

鞠莉『Helloダイヤ!元気……な訳ないわね、Sorry』

ダイヤ「……今は自室で安静にしていますわ」

鞠莉『そう、周りには誰もいない?』

ダイヤ「?……ええ」

鞠莉『じゃあ、単刀直入に言うけれど』

鞠莉『ルビィとケンカしたでしょ』

ダイヤ「……どうして?」

鞠莉『練習の時に、私と果南がルビィに相談されたのよ。これまでのことも、全部聞いた』

ダイヤ「あの娘ったら、秘密って言ったのに」

鞠莉『ダイヤだって一日で私たちに話したでしょ。ルビィちょっと怒ってたよ』

ダイヤ「……」



176 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/18(日) 19:28:45.22 ID:8b2Hrv4I0.net


鞠莉『それで、「どうしたらお姉ちゃんと恋人としてやっていけるか」って』

ダイヤ(あの娘は、まだ諦めずに……)

鞠莉『話しながらずっと泣いてたよ、ルビィ』

ダイヤ「それは……私が……」

鞠莉『お姉ちゃん、お姉ちゃんって、あんまりかわいいから私の妹にしたくなっちゃった』

ダイヤ「なっ!それはダメです!」

鞠莉『ほら、ダイヤだって妹離れできてないじゃない』

ダイヤ「……くっ///」



177 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/18(日) 19:33:02.69 ID:8b2Hrv4I0.net


鞠莉『ルビィにも断られちゃった。「私のお姉ちゃんは、お姉ちゃんで恋人の、一人だけ」だって』

ダイヤ「……」

鞠莉『あんまり無責任なことは言えないけど……』

鞠莉『気持ちにフタして終わり、なんて一番良くない。それだけは言える』

鞠莉『……って果南が』

果南『えっ、何勝手に言ってるの!///』

ダイヤ「……聞こえてますわよ」



178 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/18(日) 19:33:43.03 ID:8b2Hrv4I0.net


鞠莉『家のこととか、家族関係とか、私たちじゃ考えられない位、難しいことなんだろうけどさ』

鞠莉『気持ちのケリは自分でつけなさい、私たちから言えるのはそれだけ』

ダイヤ「ケリ、ですか……」

鞠莉『そう、ケリ。kickじゃないわよ』

鞠莉『ケジメでもいいや。とにかく、押さえこんで終わりなんて、絶対上手く行かないから』

鞠莉『ダイヤたちが幸せになれるなら、私たちはいくらでも手伝うから』



179 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/18(日) 19:35:07.11 ID:8b2Hrv4I0.net


ダイヤ「……どうして、そこまで」

鞠莉『私と果南がヨリ戻すまで、ダイヤはいっぱい私たちのこと助けてくれたでしょう?』

鞠莉『ダイヤがいてくれたから、私たち二人は今すっごい幸せなの。そのお礼……かな?』

鞠莉『そう、恋人がいるって、すっごい幸せなのよ。昨日あんなウキウキしてたダイヤだったら、わかるでしょ?』

ダイヤ「……はい」

鞠莉『だから、私たちの親友で、最高の恩人のダイヤの力になれたらって』

鞠莉『……』

鞠莉『……どうか、ルビィと、幸せになって』

ダイヤ「……ありがとう、ございます」



180 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/18(日) 19:37:28.46 ID:8b2Hrv4I0.net


鞠莉『……あっ、そうね!自分の家でヤり辛いなら、うちのホテルに泊まればいいのよ!合宿とか口実作って!ダイヤたちのためにいつでも部屋は開けとくから!』

ダイヤ「それはもう違うホテルでは……?」

鞠莉『とにかく、我慢は体に毒よ?したい時はしたいでいいの!』

鞠莉『果南なんて毎週末は必ず私の部屋に来てはいきなり押し倒してキスで口を塞いで服に手を入れ……』

果南『だから言うなぁ!///』

ブチッ ツーツーツー

ダイヤ「……」

ピロピロピロ~♪

ダイヤ「……もしもし」

鞠莉『あっ、あとルビィが相談してるのAqurosのみんなに聞かれちゃったから!メンバーはもう知ってるってことで!じゃっ!』

ダイヤ「……は?」

ブチッ ツーツーツー

ダイヤ「……は?」



188 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/18(日) 22:45:54.64 ID:8b2Hrv4I0.net


~~~~~~

ダイヤ「……んん……っ」

ダイヤ(また寝ていた……相当に睡眠不足でしたし)

ダイヤ(……胸に温かいものがくっついて、いや抱きついて……?)

ルビィ「……お姉ちゃん、起きた?」

ダイヤ「……やはりあなたでしたか」

ルビィ「うん」

ダイヤ「誰かに気付かれたら……離れ……」

ルビィ「ここはお姉ちゃんの部屋だから、ここでなら、いいでしょ?」

ルビィ「お母さんたちには私が看病するって言っておいたから」

ダイヤ「……」



189 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/18(日) 22:47:17.54 ID:8b2Hrv4I0.net


ダイヤ「……まだ、私のこと、好きですの?」

ルビィ「……何言ってるの。当たり前だよ」

ダイヤ「恋人をやめる、なんて言ったのに?」

ダイヤ「気の迷いだなんて、最低なこと言ってしまったのに?」

ルビィ「……いいよ、もう」

ルビィ「それに、あの時一番辛かったのは、お姉ちゃんだから」

ルビィ「私は、今でも、これからも、お姉ちゃんのことが好き」

ルビィ「……好きだよ、お姉ちゃん」

ダイヤ「……」

ダイヤ「……私も」

ダイヤ「私も、あなたのことが好き……」

ダイヤ「……ぐすっ……」

ルビィ「……胸、使って」ギュッ

ダイヤ「……っ、ぇぐっ……」

ルビィ「大好きだよ」ナデナデ



190 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/18(日) 22:55:58.61 ID:8b2Hrv4I0.net


~~~~~~

ルビィ「リンゴと包丁持ってきたの、切ってあげる」

ダイヤ「……ええ」

ルビィ「あの、あーん、なんて……」

ダイヤ「……この部屋では恋人ですからね」

ルビィ「……うんっ!」

ルビィ「はい!あーんっ」

ダイヤ「あ、あーんっ」

ダイヤ「……おいしい、ですわ」

ダイヤ「かわいい恋人があーんしてくれたから、ですわね」

ルビィ「うんっ!」

ダイヤ(『恋人がいるって、すっごい幸せ』、本当にその通りで。)

ダイヤ(こんなにも可愛くて、優しくて、温かい恋人)

ダイヤ(……絶対に一緒にいたい)

ダイヤ(何があっても……)



192 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/18(日) 23:01:50.77 ID:8b2Hrv4I0.net


ルビィ「……お姉ちゃん、汗かいたでしょ?体拭くから、服、脱がすね」

ダイヤ「なっ!?そ、それは……///」

ルビィ「……だめ?」

ダイヤ「し、仕方ないですわね……」

ルビィ「うん……お姉ちゃん、ばんざい、して」

ダイヤ「は、はい……」

ルビィ「よいしょっと……」スルスル

ダイヤ(下着だけって、恥ずかしい……///)

ルビィ「下着も……」

ダイヤ「えっ!?」

ルビィ「そうしないと背中拭けないよ」

ダイヤ「……そ、そうですわね……どうぞ」

ルビィ「……うん」スルスル

ルビィ「……わぁ」

ルビィ「お姉ちゃんの裸、きれい……」

ダイヤ「そんなまじまじ見ないで……///」



193 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/18(日) 23:07:01.19 ID:8b2Hrv4I0.net


ルビィ「それじゃ、背中、拭いていくね」

ダイヤ「ど、どうぞ」

ルビィ「お姉ちゃん、背中綺麗……」

ダイヤ「恥ずかしいこと言わないでっ……///」

ルビィ「……それじゃあ、いくよ?」

ルビィ「……」フキフキ

ダイヤ「……っ」

ダイヤ(触れられるだけで、こんな……)

ルビィ「けっこう汗かいてたね……」フキフキ

ダイヤ「……ん……」

ダイヤ(体がゾクッてなる……)

ルビィ「お姉ちゃんにこんなことできるの、私だけだって思うと、嬉しいな……」フキフキ

ダイヤ「……ぅ」ピクッ



194 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/18(日) 23:12:21.34 ID:8b2Hrv4I0.net


ルビィ「背中は終わったよ」

ルビィ「……次は前を」

ダイヤ「そっちは自分でするから……」

ルビィ「……こっちに体向けて?」

ルビィ「……ね?」

ダイヤ「も、もう……っ」

ダイヤ「……///」クルッ

ルビィ「……ぁ///」

ダイヤ「な、なんであなたが顔赤くするのです!」

ルビィ「だ、だってこんなの……綺麗だし、なんかすごい……///」

ダイヤ「もうっ、やるのなら早くし──」

ギュッ



195 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/18(日) 23:17:53.96 ID:8b2Hrv4I0.net


ルビィ「お姉ちゃん……っ」

ルビィ「好きぃ……」ギュッ

ダイヤ「だ、抱きつくなんて……裸なのに……///」

ルビィ「好き……好きっ……」スリスリ

ダイヤ「だから……やめっ」

ルビィ「……ね、お姉ちゃん?」

ルビィ「……こんな私でも、秘密の関係、続けてくれる?」

ダイヤ「……え」

ルビィ「我慢もできないくらい好きで、押されられなくて、きっとこのままじゃダメになる」

ルビィ「多分、お姉ちゃんの言う通りだよね」

ルビィ「それでも、好きだから」

ルビィ「お姉ちゃんのこと諦めたくないって、言ったから」

ルビィ「お姉ちゃんと恋人でいられるなら、どんなことでもするよ」

ルビィ「どんなことでも……」

ダイヤ(……そう、このままじゃダメになる。その問題はまだ解決していない)

ルビィ「ね、お姉ちゃん」

ルビィ「……今度こそ、キス」

ルビィ「ここでなら、恋人だから」

ダイヤ(裸で、こんなことして、欲求は溜まりに溜まって……)

ダイヤ(一度タガが外れれば、きっともう……)

ダイヤ(そして、気付かれてしまう可能性だって低くない)

ダイヤ(私は……私たちは……)

安価下コンマ偶数で耐える
奇数で我慢できない



196 :名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ (ワッチョイ 5bb2-++CR) 2016/09/18(日) 23:18:57.23 ID:k/LLQuYe0.net


硬度


202 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/18(日) 23:30:47.73 ID:8b2Hrv4I0.net


プツン

ダイヤ(自分の中の何か、大切なものがプツンって、切れた)

ダイヤ(あ……ダメ、我慢なんて無理)

ガバッ

ルビィ「わっ、おねいちゃ……んっ」

チュッ

ルビィ「おね……やっ……んん、ぷはっ」

ダイヤ「ちゅ……んっ、はぁっ」

ダイヤ(……もうダメみたい)

ルビィ「お姉ちゃん……舌も、ほしいの」

ダイヤ(……ルビィのことしか考えられない)

ダイヤ「あげるから、いくらでも、好きなだけ……んっ」

ルビィ「れろっ……ちゅ、っぱ、んんっ」

ダイヤ(ずっとこうしていたい)



205 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/18(日) 23:36:54.08 ID:8b2Hrv4I0.net


ダイヤ「はーっ、はーっ♡」

ルビィ「はっ、はっ、おねえちゃんのちゅー、すき……」

ダイヤ「じゃあ、もっとしてあげるから」

ダイヤ(首にキスして……)

ダイヤ「ちゅっ……ちゅっ……」

ルビィ「んっ、っ……♡」

ダイヤ(うなじにキスして……)

ルビィ「下にも、もっと……っ♡」

ダイヤ「ルビィも、服脱いで」



206 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/18(日) 23:49:37.38 ID:8b2Hrv4I0.net


ルビィ「うん……」スルスル

ダイヤ「ちっちゃい胸、かわいいですわね……」ムニュ

ルビィ「や、やぁ……触らないで……ぁ♡」

ダイヤ「もっと、もっと……」

ルビィ「んっ、ぁ……っ♡」

ダイヤ「もっと、いっぱい……」チュッ

ルビィ「す、吸わないで、ぇ、やっ……♡」

ダイヤ「気持ちいい、ですか?」チュパッ

ルビィ「んっ……すごく、っ♡きもちいいのっ♡」

ダイヤ(もっと、もっと……もっとこの娘と……)

ダイヤ「……脚開いて、もっと……したいの♡」

ルビィ「おねえちゃ……♡みて、いっぱい、して……♡」

ダイヤ「もっと……いっぱい……もっと──」


「──あなたたち……何を……?」



214 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/19(月) 00:00:08.30 ID:XPMeZaOk0.net


~~~~~~

ルビィ「……お姉ちゃん」

ダイヤ「……」

ダイヤ(お母様に気付かれ、情事を見られてしまった後)

ダイヤ(私たちは両親に呼び出されるまで、部屋に待機ということになった)

ルビィ「……お姉ちゃん」

ダイヤ「私は……私たちは……」

ダイヤ「……どうしてこうなるの……なんで……」

ダイヤ「愛してる……恋人同士でただ幸せになりたい……それだけなのに……っ!」

ダイヤ「何がいけないの……こんなに……好き合ってるのに……!」

ダイヤ「姉妹だからダメなんて……そんなのっ!」

ルビィ「……」



215 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/19(月) 00:08:30.78 ID:XPMeZaOk0.net


ダイヤ「……黒澤家だから?いずれ後を継がなくてはならないから?」

ダイヤ「だったらこんな家なんてもういい……親の決まりだって……」

ルビィ「……」

ダイヤ「親、そうです、親……お父様もお母様も最初からいなかったら……!」

ダイヤ「でも……もう……」

ルビィ(親……いなかったら……)

ルビィ「っ!……お姉ちゃん」

ダイヤ「……もう、どうしようも……」

ルビィ「お姉ちゃん……!」

ダイヤ「……ルビィ?」

ルビィ「一つだけ、一つだけだけどね
、あるの……」

ルビィ「ずっと二人でいられて、もう誰にも邪魔されない方法……」

ルビィ「……でも、それは」



218 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/19(月) 00:13:31.63 ID:XPMeZaOk0.net


ルビィ「……これ」

ダイヤ「これ……さっきの、包丁……」

ルビィ「これしか、思いつかない……」

ダイヤ「で、でもそれは、つまり……」

ルビィ「……」コクリ

ルビィ「……お父さんも、お母さんも」

ダイヤ「っ……」

ルビィ「ヘナチョコな私一人じゃどうしようもないけど、お姉ちゃんと二人で、一緒になら……できる、はず……」

ダイヤ「……」



223 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/19(月) 00:19:24.96 ID:XPMeZaOk0.net


ルビィ「こんなこと、なんで思いついたんだろ……」

ダイヤ「……」

ルビィ「 『二人でいるために必要なこと』、その最後がこんな、なんて……」

ルビィ「お姉ちゃんがしたくないなら、こんなこと、忘れる」

ルビィ「……でも、二人で一緒にいるために……」

ルビィ「お姉ちゃんが選ぶのなら、私はお姉ちゃんと……」

ダイヤ「ルビィ……」

ダイヤ「私は……」

ダイヤ「……私は──」



225 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/19(月) 00:29:49.62 ID:XPMeZaOk0.net


~~~~~~

ルビィ「……っ、……っく……」

ルビィ「ごめんなさい、ごめんなさい……」

ルビィ「痛かったよね……ごめんなさい……ごめんなさい……っ」

ダイヤ「……私は……私たちは……」

ダイヤ「……」

ダイヤ「……泣かないのルビィ」

ルビィ「……っ、えっ……ぐ」

ダイヤ「これから、やらないといけないことはいっぱいで、きっと辛い時もあるけれど……」

ダイヤ「二人一緒なら大丈夫だから……」

ダイヤ「二人一緒に、もう邪魔なもの
はないのだから……」

ルビィ「うん、うん……」

ルビィ「これで、ずっと一緒になれるよね……お姉ちゃん」

ダイヤ「ええ。ずっと、ずっと、二人で一緒に……いられますわ」



230 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/19(月) 00:38:53.84 ID:XPMeZaOk0.net


~~~~~~

キーンコーンカーンコーン

鞠莉「ダイヤ……今日も……」

ダイヤ「……ええ、まっすぐ帰りますわ」

ダイヤ「親戚や地元の方への対応など、やることはいっぱいで……」

果南「本当に、なんて言ったらいいのか……」

果南「……私たち、みんな待ってるから、ダイヤとルビィちゃんと、また一緒に練習できるの」

ダイヤ「いつになるかはわからないけれど、必ず」

ダイヤ「……それでは」

鞠莉「ま、待って……ダイヤ」

ダイヤ「……何か?」

鞠莉「両親が行方不明で……ルビィと二人きりになって、辛いなら……私たちだって……」



235 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/19(月) 00:49:33.18 ID:XPMeZaOk0.net


ダイヤ「ありがとうございます。でも、大丈夫」

ダイヤ「私には、最愛の妹で、恋人がいてくれますから」

ダイヤ「あの娘と二人一緒なら、私は大丈夫ですわ」

ガラッ

ルビィ「お姉ちゃん、帰ろ」

ダイヤ「ああルビィ、ええ帰りましょうか」

ダイヤ「それでは、お二人とも」

鞠莉「……う、うん、また明日」

果南「……」

鞠莉「……っ」

果南「……本当どうして、こんなことになっちゃったんだろうね」

鞠莉「きっと、私が焚き付けたから……」

果南「鞠莉は悪くないよ。きっと、誰が悪いってことでもないと思う」

果南「ただ……あの二人の力になるって、決めたのも私たちだから」

果南「私たちはあの二人のこと、目をそらしちゃいけない……よね」

鞠莉「……果南……っ」ギュッ

果南「よしよし、私も鞠莉と二人一緒だから、ね?」



236 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/19(月) 00:58:59.58 ID:XPMeZaOk0.net


~~~~~~

ルビィ「お姉ちゃん、手繋ご」

ダイヤ「ええ、いいですわよ」ギュッ

ルビィ「……お姉ちゃん、好き」

ダイヤ「……私も好き、ですわ」

ルビィ「好きって言うの、我慢しなくてもいいって、嬉しい」

ダイヤ「じゃあ何度でもいってあげますわ。好き、好き、好き……」

ルビィ「えへへぇ……恥ずかしいよ……///」

ルビィ「……これでよかった、よね?」

ダイヤ「……これしかなかった、というのが正しいけれど」

ダイヤ「それでも、離れ離れにならなくて良かった、って思ってしまう」

ダイヤ「……許されないってわかっているのに」



237 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/19(月) 01:12:43.57 ID:XPMeZaOk0.net


ルビィ「……」

ルビィ「……お姉ちゃん、帰ったら何する?」

ダイヤ「とりあえず、一緒にお風呂に入りましょう。それから今日のやらなくてはならないことをしてしまって、一段落したら一緒にお夕飯を作って、それから……」

ルビィ「ふふっ、もう家のどこでも、なんでもできるね」

ダイヤ「ようやく手に入れた自由、ですわね」

ダイヤ「……自分たちの手を汚して」

ルビィ「……そうだね」

ダイヤ「でも、それでも、私たちは一緒にいることを選んだ」

ルビィ「わかってる。お姉ちゃん……ずっと一緒」

ルビィ「……ずっと一緒に、いてね」

ダイヤ「当然ですわ……私たちはずっと二人で一緒……」

ダイヤ「だって、私たちは姉妹で、恋人で、共犯なのだから」

ルビィ「……うん」

ルビィ「お姉ちゃん、大好き……」

ダイヤ「私も、大好きよ……」

ダイヤ「私の、私だけのルビィ……」


おわり



266 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/20(火) 21:34:30.94 ID:K0Z569CB0.net


(>>195より分岐、コンマ偶数)


ダイヤ(私は……私たちは……)

ダイヤ(……)

ポン

ダイヤ「……ルビィ」ナデナデ

ルビィ「お姉……ちゃん?」

ダイヤ「……私の、可愛いルビィ」ナデナデ

ダイヤ(……小さい頃は、いつも二人べったりで、手を繋いで歩いて、どこに行くにも一緒で)

ダイヤ(あんなに小さかった妹が、今は恋人になって)

ダイヤ(『恋人でいられるならどんなことでもする』、なんて言ってくれた)

ダイヤ(愛しい、こんなにも愛しい、私の……)

ダイヤ「……外で、話しましょう」

ルビィ「えっ、でもお姉ちゃん体調は……」

ダイヤ「ぐっすり寝たから大丈夫ですわ。少し、外の風に当たりたいの」

ダイヤ「付いてきて、くれます?」

ルビィ「……うん」



267 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/20(火) 21:37:47.97 ID:K0Z569CB0.net


~~~~~~

ダイヤ「夜の浜辺の風、気持ちいい……」

ルビィ「お姉ちゃん……手、繋いじゃっていいの……?」

ダイヤ「こんな時間、殆ど人通りはないし、姉妹なのだから手を繋ぐ位なら大丈夫ですわ」

ダイヤ「……それに、小さい頃はどこへ行く時も二人で手を繋いでいたし」

ルビィ「……そうだったね」

ダイヤ「……ルビィ、こっち向いて?」

ルビィ「……?うん」

コツン

ダイヤ(おでことおでこ、くっつけて)

ルビィ「お、お姉ちゃん、近い……」

ダイヤ「こういうことも、小さい頃はよくやっていた、でしょう?」

ルビィ「そ、そうだけど……」

ダイヤ「嫌?」

ルビィ「ううん、嬉しい……。お姉ちゃん温かい……から」

ルビィ「でも、今は、もっとお姉ちゃんに触りたいし、触られたい……」

ルビィ「……キスしたい、の」

ダイヤ「……」



268 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/20(火) 21:40:40.38 ID:K0Z569CB0.net


ダイヤ(『二人でいるために必要なこと』)

ダイヤ(今の私たちに必要なのは……)

ダイヤ「……」

ダイヤ「ごめんなさい……キスはもう少しだけ、待って」

ルビィ「……え」

ダイヤ「あなたがもう我慢の限界なのはわかってますわ。当然私も……」

ダイヤ「でも、このまましてしまえばやはり、ダメになってしまう。そんな気がする」

ダイヤ「ダメになっては……いけない。私たちは、二人で絶対に一緒にいなくてはならないの」

ダイヤ「これも『二人でいるために必要なこと』だから。お願いだから、わかって……」

ルビィ「……」

ルビィ「……うん、わかった」

ルビィ「お姉ちゃんの言いつけは守る、ってことも、小さい頃に決めてたもん」

ルビィ「だから、我慢する」

ダイヤ「……ありがとう、ルビィ」

ダイヤ「また、あなたには我慢させてしまうけれど……少しだけ、本当に少し、待っていて」

ルビィ「お姉ちゃんだって、私とおんなじ位我慢してるんだから。気持ちもお姉ちゃんと一緒だよ」

ダイヤ「ええ、そうですわね。体も心もずっと一緒、ですわ」



269 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/20(火) 21:41:44.27 ID:K0Z569CB0.net


~~~~~~

ダイヤ「ホテルの部屋を貸して下さい」(土下座)

果南「!?」

鞠莉「……ああ、昨日の電話の話?」

果南「えっ、部屋貸すって冗談じゃなかったの」

ダイヤ「……自分でもこんな頼みをする日が来るとは思いませんでしたわ」

果南「誰もいない部室に呼び出されたと思ったら……そりゃこんなこと人には言えないわ」

鞠莉「つまり……愛しのルビィとそういうこと、しちゃう覚悟が決まったってことね!」

ダイヤ「ええ……私はルビィに、永遠の愛を誓いますわ」

鞠莉「Oh! That´s great!」

果南「鞠莉もノリノリだね……」



270 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/20(火) 21:42:46.34 ID:K0Z569CB0.net


ダイヤ「由緒正しき小原家のホテルで、実の妹と、破廉恥な行為をしたい、なんて」

ダイヤ「無理な頼みのは承知ですが、どうか……どうか……っ」

鞠莉「私は全然OKよ?」

ダイヤ「えっ」

果南「そんなあっさり」

鞠莉「だって言い出したのは私だもの。約束は破らないわよ」

果南「おお、流石金持ち」

鞠莉「ただ、貸すって言っても、他のお客さんには当然言える話じゃないから、部屋は特別な所になるけれど」

ダイヤ「構いませんわ、私たち二人が誰にも知られずに愛を確かめ合えるのならどこだって……」

鞠莉「ふふっ、それじゃ今日、学校が終わり次第ルビィを連れてうちのホテルにgoよ!」

ダイヤ「えっ、今日」

果南「軽すぎだね……」

鞠莉「明日は休みだし、やるというかヤるなら今日が一番でしょ!」



271 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/20(火) 21:43:51.62 ID:K0Z569CB0.net


ダイヤ「……それと、果南さん」

果南「えっ、私にも何かあるの?鞠莉の付き添いとばかり」

ダイヤ「女同士って、どうしたらいいんでしょうか……」

果南「ああ私に聞くのそういう感じなんだ」

ダイヤ「ルビィとの初めて、大切にしたいですし……」

ダイヤ「鞠莉さんを鳴くに鳴かせて続けた果南さんなら詳しいと思って……」

鞠莉「なっ、なあっ///」

果南「ええー……、どうって言っても勢いとしか……」

鞠莉「……果南は体力オバケだから、勢いついたら止めてって言っても何度も何度も強引にし続けるのよっ」

果南「なっ///だったら鞠莉は性欲オバケだよ!何回やっても『かなぁん♡もっとして♡かなぁん♡』って欲しがるじゃん!あと声が大きい!」

鞠莉「そ、そんなことない!///」



272 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/20(火) 21:44:41.57 ID:K0Z569CB0.net


ダイヤ「……勢い、だけでそれ程に進むのでしょうか」

果南「勢いで妹と恋愛関係になった人がいうのそれ?」

ダイヤ「そ、そうじゃなくて///初めてって、どんな風なものなのか……」

果南「そうだなあ……私たちの時は私の家に泊まってて、寝る時に鞠莉が突然私のベッドに入ってきて『かなぁん♡すきぃ♡すきなbフ♡』って顔真っ赤にしておねだりしてそこから……」

鞠莉「だから私のことはいいってば!///」

果南「まあ、私たちの時が勢いばっかりなだけで、ダイヤたち二人もそうなるかはわからないけど」

果南「やっぱり二人の流れっていうのがあるんじゃないかな」

ダイヤ「そう……ですか」



273 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/20(火) 21:45:31.15 ID:K0Z569CB0.net


果南「なんだかあんまり参考にならなくてごめんね」

ダイヤ「いえ、多分大丈夫、な気がしますわ」

ダイヤ「それにお二人が愛し合ってるのはよくわかりましたし」

鞠莉「ダイヤまでからかわないで///」

果南「……うん、愛してるよ

鞠莉「だからもう冗談は──」

果南「冗談じゃないよ。私が鞠莉を愛してる気持ちは、いつだって本気だから」ギュッ

鞠莉「…………かなぁん♡」ギュッ

鞠莉「私もあいしてるぅ♡すきぃ♡」

ダイヤ(ちょろい……のはともかくとして)

ダイヤ(……私たちも、これ位に堂々と愛を伝え合えたなら……)



274 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/20(火) 21:53:20.07 ID:K0Z569CB0.net


~~~~~~

鞠莉「着いたわよ、ここが二人の愛の巣!」

ルビィ「特別な部屋って……」

ダイヤ「これ……」

鞠莉「そう!うちのホテル一番のspecialなsweet roomよ!」

ルビィ「ひ、広い……」

ダイヤ「私たちも流石にこんな部屋に泊まったことなんて……」

鞠莉「さ、入った入った!」

ダイヤ「えっと、あの、料金の程は……」

鞠莉「?、いらないわよそんなの」

ダイヤ「え」

鞠莉「この部屋ならドアの前を通るような人もいないから声を聞かれる心配もないし」

鞠莉「それに、今日使用予定のない部屋で一番安心そうなのがここだったから選んだんだし」

鞠莉「次は流石にこの部屋は使えないと思うけど、まあ今回はluckyね!」

ダイヤ「……本当に、あなたたちには助けられてばかりですわね」

鞠莉「私たちのこと助けてくれたのはダイヤ、あなただったでしょう?だから、これでいいの」

鞠莉「……さ、あとは二人っきりで、ごゆっくり!」

バタン



276 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/20(火) 22:01:34.97 ID:K0Z569CB0.net


ダイヤ「……」

ルビィ「……」

ルビィ「……二人っきり、だね///」

ダイヤ「そう、ですわね///」

ダイヤ(今から、妹と……)ゴクリ

ルビィ「……お姉ちゃぁ……んっ」ギュッ

ダイヤ「ちょっと……ルビィ……」

ルビィ「……やっと、二人きりに」ギュゥッ

ダイヤ(また、顔赤くして……おねだりする表情。恋人にだけ向ける、切ない表情……)

ルビィ「ベッド行こ……ねっ?」

ダイヤ「……」

ダイヤ「……その前に、お風呂に入りません?」

ダイヤ「学校から直接来たのだし、においとか気になるから」

ダイヤ(本当は、それだけじゃない)

ルビィ「えっ、うん……」

ダイヤ「……」ナデナデ

ダイヤ「もうちょっとだけ、待って、ね?」

ルビィ「……ぅゅ」



277 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/20(火) 22:02:50.19 ID:K0Z569CB0.net


ガラガラ

ダイヤ「流石は最高級のスイートルーム、お風呂も浴槽も広いですわね」

ルビィ「……うん」

ダイヤ(……またルビィに我慢させているけれど)

ダイヤ「ねえ、ルビィも一緒にお風呂浸かりません?」

ルビィ「う、うん……」

ダイヤ(鞠莉さんの言っていた『気持ちのケリ』、つけなければならないの)

ダイヤ「ほら、服脱がせてあげるから……」

ルビィ「ひ、一人でできるよぉ……」

ダイヤ「いいから、お姉ちゃんの言う通りにして……?」

ルビィ「……うん///」



278 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/20(火) 22:03:34.97 ID:K0Z569CB0.net


チャポン

ダイヤ「はあ……気持ちいいですわね……」

ルビィ「……うん」

ダイヤ「……ルビィ」

ダイヤ「もっと、こっち来て……」

ルビィ「……ぅ」

ダイヤ(私の両脚の間に座らせて、向かい合うように……)

ルビィ「ち、近いよお姉ちゃん……」

ダイヤ「……いいでしょう、恋人同士なのだから」

ルビィ「……そうだけどぉ///」

ダイヤ「……」

ダイヤ「……あなたの裸を見るの、いつ以来かしらね」

ルビィ「……っ///」

ダイヤ「体型はまだ子供っぽいけれど、すっかり大きくなって」



279 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/20(火) 22:04:26.29 ID:K0Z569CB0.net


ダイヤ「……」ギュッ

ルビィ「ひゃっ……」

ダイヤ「……ルビィ、温かい」

ダイヤ(胸と胸、肌と肌、触れ合わせて)

ルビィ「……お、お姉ちゃんも温かい……ょ」

ダイヤ「……」

ダイヤ「……私は」

ダイヤ「……妹ができて、病院で初めて顔を見て、一緒に少しずつ大きくなって、私のことを好きって言ってくれた」

ダイヤ「……そうね。あなた、幼稚園の時の夢『お姉ちゃんと結婚する』だったの、覚えてます?」

ルビィ「……覚えて、ます///」

ダイヤ「あの頃は恥ずかしくってイヤって言ったけれど、本当はどうしようもなく嬉しかったの。二人で結婚式する夢だって見る位に」

ダイヤ「……今ならわかる、私の初恋はあの時だった。ずっとずっと、あなたのことが好きだった」

ダイヤ「……私のこと、お姉ちゃんのこと、好きになってくれて、ありがとう」

ルビィ「……」



280 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/20(火) 22:05:26.46 ID:K0Z569CB0.net


ルビィ「……ルビィもね、お姉ちゃんのことずっと好きだったみたい」

ルビィ「大きくなって、別々の友達ができて、一緒にいることが減っても……私の中、お姉ちゃんばっかりで」

ルビィ「中学生になってからも、お姉ちゃんが一緒に遊んでくれると、胸がポカポカして……」

ルビィ「ルビィはね、お姉ちゃんでいっぱいなの」

ルビィ「これからもずっと、全部、お姉ちゃんがいい」

ルビィ「……」

ルビィ「……お姉ちゃん」

ルビィ「ルビィと、結婚してください」

ダイヤ「……」



281 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/20(火) 22:07:32.74 ID:K0Z569CB0.net


ダイヤ「ふふっ……妹にプロポーズされる、なんて」

ルビィ「……こんなこと、普通はおかしいかもしれない」

ルビィ「誰かに簡単には言えないし、わかってもらえることも……悲しいけど、少ないよね」

ルビィ「でも、お姉ちゃんと二人なら大丈夫、だよね……?」

ダイヤ「……ええ」

ダイヤ「辛いこともきっとある、それでも、私たちには、絶対に味方でいてくれる友達がいますわ」

ダイヤ「それに、私たちはずっと二人で一緒だから。これまでよりも、これからもずっと」

ルビィ「うん!うんっ……!」

ダイヤ「……今みたいに、二人でどこかに隠れていないと、まだ恋人らしいことはできないけれど」

ダイヤ「二人で一緒にいるのなら、大丈夫、ですわ」

ルビィ「……」

チュッ

ダイヤ「……ぁ」

ルビィ「ずっと一緒、約束だよ、お姉ちゃん」

ダイヤ「……ふふっ、そうね、誓いますわ」

チュッ

ルビィ「……んっ」



282 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/20(火) 22:08:15.58 ID:K0Z569CB0.net


ルビィ「……また、キス、しちゃった」

ルビィ「……」

ルビィ「……ねえ、もう、いいよね……?」

ルビィ「キスしたら、やっぱり我慢……できない」

ダイヤ「……ええ、待たせてしまいましたわね」

ダイヤ「もう我慢しなくていいから……」

ダイヤ「満足するまで、いっぱい……しましょう?」グイッ

ルビィ「……うん、いっぱい、きて……お姉、ちゃ……」ギュッ



285 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/20(火) 22:17:24.34 ID:K0Z569CB0.net


~~~~~~

ダイヤ「喫茶店……やっと入れましたわね」

ルビィ「祝日だし、人多いね……」

ダイヤ「……それでも、一緒に食べたいものがこのお店にあるのでしょう?」

ルビィ「うん!お姉ちゃんとデートするなら、絶対ここに来たいって」

ダイヤ「こら、デートって大きな声で言わないの。それで、一緒に食べたいものって?」

ルビィ「えーっとね……これ!」

『ラブラブカップルのためのとろけるプリン・ア・ラ・モード』

ダイヤ「……」

ルビィ「ね!お姉ちゃんも食べたいでしょ!ねっ?」

ダイヤ「食べたいのはやまやまなのですけれど、名前……これ」

ルビィ「大丈夫、こういうのは女の子同士、友達とか姉妹で頼む人も少なくないって鞠莉さんが」

ダイヤ「……まあ、恋人としての気持ちの発散も大切ですし……ね」

ダイヤ「これならなんとか、仲良し姉妹で通じる範疇……のはず」

ダイヤ「店員さん、注文を──」



286 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/20(火) 22:18:20.70 ID:K0Z569CB0.net


ルビィ「……はい、あーんっ♡」

ダイヤ「あ、あーんっ」

ダイヤ「……っ、美味しい!」

ルビィ「良かった、お姉ちゃん喜んでくれて」

ダイヤ「ほら、ルビィもあーんっ……♡」

ルビィ「んっ、もぐもぐ……おいしいっ!」

ダイヤ「ふふっ……」

ダイヤ(美味しそうにプリンを食べる顔も可愛いですわ……)

ダイヤ「……そういえば、この後はどうします?今回のデートコースはルビィに任せっきりでしたけれど」

ルビィ「えっと、一緒に映画見て、お洋服屋さんに行って、衣装の裁縫に必要な物も、それから……」



288 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/20(火) 22:19:40.83 ID:K0Z569CB0.net


ダイヤ「随分色々な所に行くのですね。てっきり早めに帰って、その……ゴニョゴニョするのかと///」

ルビィ「……最近してなかったから、本当はまっすぐ帰って、すぐにしたい……///んだけど」

ルビィ「今日はせっかくの祝日だから。明日まで家には二人きりだから……少しゆっくりしてもいいかなって」

ルビィ「……それに、あんなに我慢したせいで、焦らされるのも好きに……なっちゃった……から///」ボソッ

ダイヤ「なっ……///そんな破廉恥なっ……!」

ルビィ「お姉ちゃんも声大きいよ……///」



290 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ a7e9-wJFc) 2016/09/20(火) 22:23:17.41 ID:K0Z569CB0.net


ダイヤ「……続き、食べましょうか」

ダイヤ「……あーん……♡」

ルビィ「あ、あーん、っ♡」

ダイヤ(妹とデートして、一緒にプリン食べて、帰ったら体を重ねて……)

ダイヤ(幸せ、ですわね)

ダイヤ(『恋人がいる幸せ』……恋人は私の妹で、このことは誰にも言えなくて)

ダイヤ(両親へ後ろめたい気持ちも、家を継ぐ責任を守れない罪悪感もあるけれど)

ダイヤ(この娘と二人一緒なら、私たちは絶対幸せでい続けられるはずだから)

ダイヤ「ルビィったら、頬にクリーム付いてますわよ……」

ルビィ「えっ、どこに……」

ダイヤ「ここ、ですわよ」

チュッ

ルビィ「……ひゃっ!///」

ダイヤ「……くすくす、可愛い」

ルビィ「もう、そんなことしたら怪しまれるってお姉ちゃんが……」

ダイヤ「……だって、あんまり可愛いんだもの。可愛がりたくなるのは仕方ないですわ」

ルビィ「……っ///」

ルビィ「……やっぱりこの後まっすぐ帰りたい」

ダイヤ「あら、焦らされるのも好きではなかったの?」

ルビィ「そうだけど……やっぱり、我慢したくない……///」

ダイヤ「……そうですわね」

ダイヤ「せっかくの祝日、いっぱい、いっぱい、可愛いがってあげますわね……♡」ボソッ

ルビィ「うん、お父さんとお母さんが帰って来るまで……」

ルビィ「秘密のこと、いっぱい……してね、お姉ちゃん♡」ボソッ


おわり



関連記事

情欲と背徳感のツープラトンちゅっちゅ
これだから姉妹百合はやめられないですわよぞ!
[ 2016/09/21 09:10 ] [ 編集 ]

姉妹百合はいいぞ
[ 2016/09/21 12:00 ] [ 編集 ]

これは良いダイルビ
[ 2016/09/21 15:20 ] [ 編集 ]

姉妹愛
いいですねぇ
[ 2016/09/21 19:40 ] [ 編集 ]

やっぱり姉妹百合は最高だな!
[ 2016/09/22 00:56 ] [ 編集 ]

素晴らしいですわ!
[ 2016/09/23 22:33 ] [ 編集 ]

あぁ、殺っちゃったかぁ…
百合ってだけでも背徳的なのに姉妹百合だからねぇ
でも面白かった
[ 2016/09/30 23:33 ] [ 編集 ]

よかったなあw
[ 2016/10/02 02:42 ] [ 編集 ]

ルビィ可愛すぎる...姉妹百合最高!
素晴らしかったです!
[ 2016/10/17 14:18 ] [ 編集 ]

コメントの投稿




管理者にだけ表示を許可する


トラックバック:

この記事のトラックバック URL
http://lilymate.blog.fc2.com/tb.php/5256-84d330d4


Powered By 画RSS
アクセスランキング ブログパーツ ブログパーツ