赤城「最近加賀さんを誑かす五航戦がいるみたいなの」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 12:42:02.68 ID:FHi0ubkyO


パロネタ
イベント完走の決意表明SS



2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 12:43:45.07 ID:FHi0ubkyO



翔鶴「えっ」

赤城「翔鶴さん、なにか知らないかしら?」ニコニコ

翔鶴「……えーっと」

翔鶴「知らない、です……」

赤城「ほんとに?」ズイッ

翔鶴「は、は、はい……っ!」

翔鶴(赤城さん、近い近い近い近いっ……!)

赤城「……そう」

翔鶴「えぇ……」ホッ

赤城「加賀さん、いつも瑞鶴さんがどうって話してるから……」

翔鶴「!?」ビクッ





3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 12:44:55.51 ID:FHi0ubkyO





瑞鶴「翔鶴姉ぇ、話ってなに?」

翔鶴「いいからそこに座って!」バンッ

瑞鶴「は、はいっ!」

翔鶴「ねえ瑞鶴……、お願い。まじめに、正直に話してね」

瑞鶴「う、うん……」

翔鶴「加賀さんとは、どういう関係?」

瑞鶴「……」

瑞鶴「……///」カァァ

翔鶴「」



4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 12:45:52.01 ID:FHi0ubkyO



翔鶴(なにその反応っ、どういう関係なの!?)

瑞鶴「ど、どういう関係もなにも、そんなやましいこととか……!」

翔鶴「やましいっ!?」

瑞鶴「やましくないっ、絶対やましくなんかないってば!」

翔鶴「そ、そう……」

瑞鶴「そんな悪いことなんてしてないし、ど、同意の上で……」

翔鶴(同意の上で!?)

翔鶴(なにをしてるの、同意の上でなにをしてるっていうの……!?)

瑞鶴「そ、それよりなんなの突然そんなこと!」



5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 12:46:52.27 ID:FHi0ubkyO



翔鶴「えっ」

瑞鶴「なんで翔鶴姉が加賀さんの話なんか気にするの!」

瑞鶴「もしかして翔鶴姉ぇ、加賀さんのこと好きになっちゃったわけ!?」

翔鶴「えぇっ!?」ガタッ

瑞鶴「いくら翔鶴姉ぇでも、加賀さんは渡さないんだから!」

翔鶴「ちち違うのよ瑞鶴、お願い聞いて……!」

翔鶴「私が欲しいのは加賀さんじゃなくってあか……」

翔鶴「え?」

瑞鶴「ん?」



6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 12:47:30.57 ID:FHi0ubkyO



翔鶴「瑞鶴待って。今、加賀さんは渡さないって……」

瑞鶴「言ってない言ってない!」カァッ

瑞鶴「てゆーか、そういう翔鶴姉だって私が欲しいのは赤城さんって……」

翔鶴「違う違うのよ!」カァッ

瑞鶴「……」

翔鶴「……」

瑞鶴「わ、私そろそろ寝るね!」

翔鶴「えぇ、おやすみ瑞鶴」

瑞鶴「おやすみ、翔鶴姉」

バタン



7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 12:48:18.93 ID:FHi0ubkyO



翔鶴「……」

翔鶴「……」フルフル

翔鶴(ちょっと待って、なんで姉妹そろって一航戦の先輩方なの!?)

翔鶴(なんてこと……ああもうっ、ほんとどうしたらいいの瑞鶴…!?)

翔鶴(だめよそんなの……だって、だってっ!)

翔鶴(だってこのままじゃ私達……)




翔鶴(先輩方に『姉妹丼』を強いることに…ッ!!)シクシク


翔鶴「!」ハッ

赤城『瑞鶴さんと加賀さんがどういう関係なのか、調べておいてくれないかしら』

翔鶴(赤城さんにはなんて報告すればいいの……!)



8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 12:49:23.22 ID:FHi0ubkyO


―――――
―――――
次の日
食堂の一角

赤城「……それで」

翔鶴「は、はぃ……」

赤城「翔鶴さんは、今朝はなにを食べますか?」

翔鶴「へっ!? ぁ、そうですね。とりあえず朝ごはんなので軽めで!」アセアセ

翔鶴「親子丼とカツカレーとステーキハンバーグ定食を、大盛で頂こうかと……」

赤城「あら随分と少食……、でもそうね。私も今朝はそれくらいにしておこうかしら」

翔鶴「ぜひ注文してお持ちします…!」ガタッ

赤城「そう? ありがとう。せっかくだし、じゃあお願いしようかしら」



9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 12:50:19.26 ID:FHi0ubkyO



赤城「なら私は、代わりに飲み物を持ってくるわね」ニコッ

赤城「コーヒー? お茶がいいかしら?」

翔鶴「あ、じゃあ温かいコーヒーを……」

ポチッ
ズーガラガッシャン

赤城「あ、いつもの癖でブラック押しちゃったんだけど、翔鶴さん大丈夫?」

翔鶴「大丈夫です、ありがとうございます」

赤城「ちなみに妹さんは?」ニコニコ

翔鶴「え」

赤城「瑞鶴さん、コーヒーは普段どうやって飲むのかしら?」

翔鶴「ぁ、えっと……あの子はまだ、ブラックでは……」



10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 12:51:28.39 ID:FHi0ubkyO



赤城「ふふっ、そう」ストンッ

赤城「翔鶴さんも隣、座って?」

翔鶴「……えぇ」スト、ン

赤城「加賀さんってね、コーヒーはいつもブラックなのよ?」

赤城「瑞鶴さん、加賀さんとはだいぶ趣味が違うみたいですね」ニコニコ

翔鶴「そ、そうみたい……です」

赤城「そんな二人なのに、最近すごく仲良しみたいで」

翔鶴「え、えぇ……」ビクッ

赤城「私、すごく気になっちゃったんです」

翔鶴「はい……」

赤城「翔鶴さんも、気になりませんか?」ソッ

翔鶴「!」



11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 12:52:04.19 ID:FHi0ubkyO



赤城「それで、ちゃんと聞いてくれたと思うけど……」

翔鶴(ど、どうしてこんなに顔を近付けてくるの赤城さん……!)

翔鶴「は、はぃ、一応……」カァァ

赤城「あら翔鶴さん、顔が赤いわ。大丈夫?」

翔鶴「だいじょうぶです!」

赤城「そう?」キョト




12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 12:52:46.31 ID:FHi0ubkyO



翔鶴「えっと……その、私……」

赤城「えぇ」ニコニコ

翔鶴「瑞鶴と、加賀さんは……」

赤城「きゃっきゃうふふ?」

翔鶴「えっ」

赤城「……ではないわよね?」ニコニコ

翔鶴(ひゃぁぁぁぁぁぁああああ!!!!!!!)

翔鶴(赤城さんの笑顔がこわい……!)

翔鶴(危ないわ。でも駄目よ翔鶴……!ここは堪えて踏ん張るのよ……!)

翔鶴(もし悲鳴なんて上げたら、私の大事な瑞鶴が…!!)



13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 12:53:34.76 ID:FHi0ubkyO



翔鶴「そ、そうではないと、思い……ますけど」

赤城「……そうなの」

翔鶴「えぇ……」

翔鶴(納得……はしてくれてないかしら)

赤城「……それなら翔鶴さん」

翔鶴「えっ、はい」

赤城「今度、日曜日に加賀さんが瑞鶴さんとお出掛けするみたいだから」

翔鶴「は、はい?」

赤城「着いて行ってみましょうか」ニコッ

翔鶴「えっ」



14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 12:54:59.06 ID:FHi0ubkyO



――――― ――

翔鶴「……」ドキドキ

翔鶴「あ、あれってやっぱり……」

翔鶴(憧れの赤城さんと一緒にお出かけできるってこと!?)

翔鶴「やった……やったわ私!」ぴょんっ

トントン、

翔鶴「はい?」

瑞鶴「翔鶴姉ぇ、あのね、もしデートに行くとしたらどっちの服がいいと思う?」ガチャ

翔鶴「え、っと……」

翔鶴「こっち、かしら……」

瑞鶴「やっぱり翔鶴姉もそう思う!?ありがと!」

バタンッ

翔鶴(……目的は瑞鶴たちの尾行だけど)



15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 12:55:53.54 ID:FHi0ubkyO




日曜日

翔鶴「いってらっしゃい、瑞鶴。楽しんできてね」

瑞鶴「ありがとう!!いってきまーす!」

ガチャッ
バタバタ...

翔鶴(瑞鶴、とうとう行ってしまったのね……)

翔鶴「そして私も……」スーハー、スーハー

翔鶴「待ってて瑞鶴……!あなたのことは、私が必ず守ってみせるわ!」グッ

翔鶴(髪型よし、服装よし……!)

ガチャッ

翔鶴「いってきま……」

赤城「おはよう、翔鶴さん」



16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 12:56:36.19 ID:FHi0ubkyO



翔鶴「……おはようございます」

翔鶴(ど、どうして赤城さんが部屋の前に!?)

赤城「それじゃあ行きましょうか」ニコッ

翔鶴「えぇ……」

翔鶴(ちょっと待って私!これってまるでデートみたいじゃ……!)

翔鶴(舞い上がっちゃだめってわかってるけど……!)

赤城「今日はいい天気でよかったわ」

翔鶴「……そ、そういえば加賀さん達はどこに行くんですか?」

赤城「え?」

翔鶴「え?」



17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 12:57:18.23 ID:FHi0ubkyO



赤城「……えっと」

翔鶴「……もしかして、加賀さんたちがどこへ行くか」

赤城「ああ、そういえば……」

翔鶴「え?」

赤城「いえ。……ごめんなさい、加賀さんにデートコースを聞くのを忘れていました」

赤城「これは、とんだ慢心ね」フフッ

翔鶴「慢心だなんて、そんな……」

赤城「けどまだ出たばかりだもの、そんなに遠くへは行っていないはずよ!」グッ

翔鶴「そ、そうですよね……!」グッ

赤城「えぇ、だからちょっと急ぎましょうか」

翔鶴「えっ、赤城さん――」

赤城「きっと二人とも、鎮守府からの最寄り駅に向かったはずだから」グィッ

翔鶴(手、掴まれて……)カァァ



18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 12:58:16.69 ID:FHi0ubkyO


――――― ――


翔鶴「はあ、はあ……」

赤城「……ふう、間に合ったみたいね」

翔鶴「えぇ……」

翔鶴(瑞鶴の隣に、たしかに加賀さんがいる――)

翔鶴(瑞鶴……いつの間にこんなことに……)

赤城「電車、乗りましょうか」パッ

翔鶴「あ、はい……」

翔鶴(手、離されちゃった……)



19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 12:59:15.75 ID:FHi0ubkyO



スーッ
ガシャン

翔鶴(……はあ、電車に乗ってようやく落ち着いたわ)

翔鶴(瑞鶴たち、どこへ行くのかしら)

ガタンゴトン、
ゴトンガタン、

赤城「うふふっ、電車ってやっぱり乗り慣れないわね」

翔鶴「え」

赤城「実は私、古参のわりにほとんど鎮守府から出たことがなくて」

翔鶴「あ、そういえば……」

翔鶴(一航戦の先輩方が出掛ける姿って見たことなかったわ、いつも食堂か弓道場に居て……)

翔鶴(そもそも艦娘に外出許可なんて、滅多に下りないけど)

翔鶴(けど、それより……)

赤城「うふふ……今日は楽しみねぇ」ニコニコ

翔鶴(……今日の赤城さんは、また一段と素敵です…)



20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 13:00:11.03 ID:FHi0ubkyO



翔鶴(赤城さんは、いつも素敵な笑顔だけど……)

翔鶴(でも、私は知っているんです)

翔鶴(今日赤城さんの逆鱗に触れたが最後、瑞鶴の命が――!)ガタガタ


『次はー、横浜駅、横浜駅です。お出口は――』

ガタタン、ゴトトン、ガタタッ...

翔鶴「あっ」フラッ

赤城「!」ストンッ

翔鶴「……!…」

赤城「……危なかったわね」ニコッ

翔鶴「ご、ごごごごめんなさいっ///」バッ

翔鶴(よろけて赤城さんのほうに倒れこんじゃうなんて……!)



21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 13:00:52.76 ID:FHi0ubkyO



翔鶴「よろけたところを助けて頂いて、ありがとうございます!」

赤城「いいのよ別に、それくらい。気にしないで?」

赤城「ふふっ……」ジィ

翔鶴「え?あ、あの……?」モジッ

赤城「あ、加賀さんたち、ここで降りるみたい」

スーッ
ガシャン

翔鶴「あ、ほんと……」

赤城「私たちも降りましょうか」

翔鶴「えぇ……」ホッ



22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 13:01:43.46 ID:FHi0ubkyO



トトト...

翔鶴「もう改札から駅を出るみたいですね」

赤城「私たちも出ましょうか」ニコッ

ピー、ピー

赤城「!? 敵襲!?」ペチ、ペチ

翔鶴「なんでしょ――って赤城さん!? 私たちは切符です、切符っ!」

赤城「え? でも、みんな台を叩いて通っていますけど……」オロオロ

翔鶴「そっちはICカード専用です! 私たちはこっち!切符を通すんですっ!」

赤城「あ、あらら……そうだったの。知らなかったわ…」タラリ



23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 13:02:26.86 ID:FHi0ubkyO



赤城「凄いわ、街にはこんなに沢山の人がいるのね」キョロキョロ

翔鶴「迷子になっちゃいそうですね……」

翔鶴(さて、瑞鶴たちは……)

翔鶴「!」ハッ

赤城「加賀たちはどこへ行ったのかしら……」

翔鶴(あの二人……手、手なんか繋いじゃって……!)アワアワ



24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 13:03:10.48 ID:FHi0ubkyO



赤城「翔鶴さん?」

翔鶴(とりあえず、あんな光景を赤城さんが見たらどんなことになるかわからないわ……!)

翔鶴(なんとか見せないようにしなきゃ……!)

翔鶴「あああ赤城さん! 加賀さんたち、あのお店入って行ったのが見えました!」

赤城「えっと、どのお店ですか?」

翔鶴「えっとえっと……!」

翔鶴(とりあえず気を逸らして――って、ほんとにそのお店行っちゃうの!?)ガーン!?

赤城「……」ニコニコ

翔鶴「……」チラッ

赤城「二人とも、とても仲がいいみたいね」

翔鶴「え、えぇ……」



25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 13:06:18.54 ID:FHi0ubkyO



赤城「……私たちも行きましょうか」

翔鶴「お、同じお店に?」

赤城「えぇ、もちろん」

トトト...

翔鶴「ぅぅ……お願い瑞鶴、どうか一日無事でいて……」クスン

翔鶴「あの、赤城さん本当に――」クルッ

翔鶴「……って、あら?赤城さん?赤城さんどこですかー!?」ポツーン

>>プリンの露店販売デース/
>>買います買いまーす!/

翔鶴「ちょっと赤城さんっ!?」

翔鶴(もうっ!あの人、本当に瑞鶴たちを追いかける気あるんですか!?)

翔鶴(うぅっ……、瑞鶴も赤城さんも世話の焼ける!)

翔鶴(こうなったらもう、とことん赤城さんと瑞鶴たちを見守るしかないわ……!)

―――――
 ―――――



26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 13:07:04.13 ID:FHi0ubkyO



赤城「見付からないようにしなきゃね」モグモグ

翔鶴「えぇ……」コソッ

翔鶴(瑞鶴たち、服を見てるみたいね……)

翔鶴(瑞鶴ったら、ほんとに楽しそう……。加賀さんに『似合ってる』って言ってもらって、照れちゃってるわ……)

翔鶴(……私の妹ながら本当に可愛い……)フフッ

赤城「翔鶴さん」

翔鶴「えっ、はい!」

赤城「翔鶴さん、この服いいと思わない?」

翔鶴「あ、えっと、赤城さんにですか?」

赤城「じゃなくって、翔鶴さんによ」

翔鶴「私?」ドキッ

赤城「似合うと思ったのだけど」



27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 13:07:43.20 ID:FHi0ubkyO



翔鶴「……そ、そうですか?」

赤城「えぇ、きっと似合うわ」

翔鶴「あ、ありがとうございます……」

翔鶴(私の趣味とは少し違うけど、赤城さんに言われたら欲しくなっちゃう不思議……)

赤城「ふふっ、翔鶴さんとのデート、楽しい♪」

翔鶴「で、デート!?」

赤城「しーっ」

翔鶴「あっ……」

翔鶴(きゅ、急に赤城さんがデートって言うから……)ドキドキ



28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 13:08:27.84 ID:FHi0ubkyO



翔鶴「そ、そろそろ違うところへ行くみたいですよ、行きましょう!」

赤城「えぇ~……お洋服もうちょっと見たいです……」シュン

翔鶴「二人のこと見失っちゃうからダメです!」

赤城「私たちのペースで楽しみましょうよー…」

翔鶴「いけません!!」

赤城「追いかけるのももう止めたいです…」

翔鶴「いいから行きますよ!」グイッ

赤城「うぇぇぇん…」ズルズル…



29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 13:09:02.39 ID:FHi0ubkyO



翔鶴(どうしよう、デートなわけじゃないのに)

翔鶴(赤城さんの隣にいるだけで、心臓がうるさい……///)

赤城「あ……また口喧嘩してます。二人は相変わらずねぇ」

翔鶴「えっ」

翔鶴「……そう、ですね…」

翔鶴(色んなお店、冷やかすだけ冷やかして)

翔鶴(瑞鶴はきっと、加賀さんのことが好きなのね)

翔鶴「本当のデートかぁ……」

翔鶴(……瑞鶴が、ちょっと羨ましいかも)



30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 13:10:08.93 ID:FHi0ubkyO



????? ??

赤城「あ、もうお昼みたいですね」

翔鶴「そういえば……」ぐぅ~

赤城「お昼ご飯、お腹いっぱい食べたいですねー」クスッ

翔鶴「あの二人は……ぁ、ファーストフード店に入って行きましたよ?」

赤城「ふぁすとふ-ど?」

翔鶴「えっと……たしか、早く食事が出てくるお店のことです」

赤城「あらっ、いいですね! なんていい心掛けのお店なんでしょう」

赤城「さすが加賀さん、店選びも上々ね」

赤城「私たちも食べに行きましょうか」

翔鶴「はいっ。結構歩いたからお腹減っちゃったかも……」

赤城「ふふっ、そうね」



31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 13:11:06.53 ID:FHi0ubkyO



――――― ――

赤城「私、お金払うの初めてなんです」ウキウキ

赤城「注文は、鎮守府の食堂でやってる感じでいいのかしら?」

翔鶴「あれよりは少し複雑ですけど、だいたい同じですよ」

赤城「そうなのね…。分かったわ」

翔鶴「あ、飲み物どうします?この中から選んでください」

赤城「ドリンク、はー…っと。あら? この、コーラって何かしら?」

赤城「あ…、ポーラさんと似てるから、きっとお酒の名前ね」フフッ

翔鶴「いえ、ソフトドリンクです」

赤城「あらそう?うーん、難しいから翔鶴さんのおすすめで」

翔鶴「私の……ですか?」

赤城「はい、お任せです」

赤城「期待、してますね♪」

翔鶴「ま、任せてくださいっ!」

翔鶴(赤城さんに格好いいとこ見せなきゃ!)グッ



32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 13:11:52.14 ID:FHi0ubkyO



翔鶴「メガマックのセットを百個ください!」

店員「はいビックマックのセットをひゃ……百個ぉぉおっ!?」

赤城「あ」

翔鶴「はい?」

赤城「加賀さんたち、お店で食べるわけじゃないみたいですね」

翔鶴「外で食べるんでしょうか?もう瑞鶴ったら、お行儀の悪い……帰ったら叱らないと……」

赤城「ふふっ、でもテラスでだなんて、素敵なランチタイムね」

翔鶴「赤城さん、私たちはどうしましょう?」

赤城「中で食べましょうか、中からでも加賀さんたちが見えないわけでもないし」

ポスッ

赤城「翔鶴さんはこっち」

翔鶴「あ、はい……」



33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 13:12:35.98 ID:FHi0ubkyO



翔鶴(赤城さんの隣……こういうお店のカウンターって、なんだか距離が近いような気がするのはどうしてかしら……)

赤城「いただきます」パンッ

翔鶴「あっ、いただきます」パンッ

翔鶴(外でもきちんと手を合わせるんだぁ……私一人じゃ省いちゃうかも)

翔鶴(って、加賀さんまで……瑞鶴も釣られちゃってる)クスッ

翔鶴(けど、ベンチの距離感がなんとも微妙な……!もうちょっと近付いたっていいんじゃ……!あ、でも赤城さんが見てるから……)

赤城「うふふっ、青春ですねぇ」

翔鶴「そ、そうですねっ」ビクビク



34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 13:13:21.83 ID:FHi0ubkyO



翔鶴(ああ、瑞鶴を応援したいけど……!)

翔鶴(って、なにやってるのあの二人は!?)

翔鶴(あれじゃカップルみたいじゃない……!も、もうそうなのかもしれないけど!)カァァッ

赤城「……」ニコニコ

翔鶴「あ、赤城さん!」ハッ

赤城「え?」

翔鶴「えっとえっと!」アワアワ

ゴトンッ

翔鶴「あっ」



35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 13:13:58.26 ID:FHi0ubkyO



翔鶴(ジュースが!)

ピシャーッ

赤城「だ、大丈夫!?」ガタッ

翔鶴(ああもう、私の不幸艦!なんてベタな……服は濡れなかったけど、手がベタベタに)

赤城「ちょっと待って、拭かなきゃ」ズイッ

翔鶴「え、赤城さん……」キュン

翔鶴(って、私ったらなに考えてるの!はしたないわ……!)



36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 13:14:51.05 ID:FHi0ubkyO



赤城「ハンカチ使って」キュッ

赤城「洗いに行ったほうが早いけど、とりあえず」

翔鶴「あ、ありがとう……ございます」

翔鶴(赤城さんの手が私の手に……!)

赤城「ふふっ、ちゃんと気をつけなきゃね」ナデ

翔鶴「は、はぃ……///」カァァッ



37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 13:15:50.23 ID:FHi0ubkyO





翔鶴(はあ……さっき一瞬恋人繋ぎされたのかと思っちゃったわ……)

翔鶴(……恋人)ポー

赤城「ごめんなさい、お待たせ」

翔鶴「あっ、はい」スタッ

赤城「加賀さんたちは……」

翔鶴「まだ本屋さんにいるみたいですよ」

赤城「そう、よかったわね」

翔鶴「……えぇ」

赤城「……」

赤城「翔鶴さん、どうかした?」

翔鶴「えっ、ど、どうしてですか?」



38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 13:16:23.37 ID:FHi0ubkyO



赤城「なんとなく、かしら」

翔鶴「えっと……」

翔鶴(瑞鶴たちのこととそれから私たちのこと、考えて少しナイーブになってたなんて、言えるわけなんてないし……)

翔鶴(恋人になってくださいなんて……そんなの)シュン

赤城「……ごめんなさい。私に言えないことならいいんだけど」

翔鶴「ご、ごめんなさい……」

赤城「謝ることじゃないわ。私も言い出しづらいこと、あるもの」

翔鶴「そう、ですか……」

赤城「えぇ」



39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 13:16:58.27 ID:FHi0ubkyO



翔鶴(赤城さんのこと、そういうことも含めてなんでも知りたいと思っちゃうのは……)

翔鶴(きっと、私のわがままよね)

翔鶴(……だって、自分の気持ちすらも伝えられないんだもの……)

赤城「あ、加賀さんたち」

翔鶴「へ」

赤城「そろそろ帰るみたいですよ」

翔鶴「そういえば、もう夕方ですね」

赤城「今日は一日、とっても早かった気がするわ」

翔鶴「……私もです」



40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 13:17:34.96 ID:FHi0ubkyO



赤城「なら良かったわ」

翔鶴(……このまま今日が終わらないでほしいな、なんて)

翔鶴(瑞鶴たちには、悪いけど)

翔鶴(だって今日が終わったら、赤城さんとまた二人で遊びに来れるはずなんてないもの)

赤城「私たちも出ましょう」

翔鶴「……」コクリ

―――――
 ―――――



41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 13:18:17.38 ID:FHi0ubkyO




トトト...

翔鶴(こうして妹の背中を見て歩くのって初めてかも……)

翔鶴(私たち姉妹はいつだって隣にいたんだもの)

翔鶴(頼れる背中……。瑞鶴も改造を重ねて、だんだん、大人になっていくのよね……)

翔鶴(大人に……って)

赤城「……加賀さん」ピタ

翔鶴「あ、あああの子……!///」

翔鶴(加賀さんを引き寄せてこんな道端でなななななにを……!)

赤城「あらあら加賀さんったら……」ニコニゴゴゴゴッ

翔鶴「!?」



42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 13:19:09.35 ID:FHi0ubkyO



翔鶴(あ、赤城さんの表情が固まってる……!)

翔鶴(やっぱり怒ってるのかしら……)

翔鶴(すごく割って入りたそうにしてる……けど、でも)

翔鶴「あ、あの!赤城さん!」

赤城「……え?」

翔鶴「も、もう二人を追いかけるのはやめましょう」



43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 13:21:06.97 ID:FHi0ubkyO



赤城「……」

翔鶴(うっ)

翔鶴(けど私、怯んじゃだめ……!)

翔鶴「加賀さんも、瑞鶴も、幸せそうですし……」

赤城「えぇ」

翔鶴「私たちは、同じ部隊の仲間として見守るべきじゃないかなって……!」

翔鶴(こうして赤城さんと一緒に居られるのは楽しかった、嬉しかった)

翔鶴(今日が終わってほしくない)

翔鶴(でも……)

翔鶴(妹の逢瀬を追いかけるなんて理由で、一緒にいたくない!)



44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 13:21:52.74 ID:FHi0ubkyO



赤城「……翔鶴さん」

翔鶴「加賀さんは、きっと瑞鶴が幸せにします」

赤城「……」

翔鶴「ですから、瑞鶴を許してあげて、ほしいんです……」

赤城「…………」

赤城「……私も、そこまで我侭じゃないもの」

翔鶴「えっ?」

赤城「加賀さんがあんなに幸せそうだって、ちゃんとわかったから……もう平気」

赤城「言われなくても、安心して瑞鶴さんに加賀さんを任せられるわ」ニコッ

翔鶴「赤城さん……?」



45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 13:23:04.57 ID:FHi0ubkyO



赤城「そもそもね。今日の私の目的は、加賀さんだけじゃなかったから」

翔鶴「へ?」

赤城「普段、翔鶴さんに『私なんかが赤城さんとご一緒するなんて……』って壁を作られていたから……」

赤城「だから私、いつもあなたと仲良くなるきっかけを探してたの……」

赤城「そんな時に、いつも一緒だった加賀さんが、急に私を置いて外出するって聞いて……びっくりしちゃって」

赤城「それで……ズルいって……」

赤城「私も……あなたと、翔鶴さんとお出掛けしてみたいのに、って」

赤城「そう、思ってしまったのよ」フフッ

翔鶴「……///」カァァッ



46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 13:23:43.60 ID:FHi0ubkyO



赤城「普段は、ひたすら食べて、寝て、訓練して過ごすくらいしかない私だけど……」

赤城「今日は、急なお誘いに付き合ってくれてありがとう」

赤城「翔鶴さんと同じ時間を過ごせてよかったわ」

翔鶴「……赤城さん」

赤城「……その、それでね、翔鶴さん」

翔鶴「は、はいっ」

赤城「また、良かったら一緒に、どこかへ、お出掛けしない?」

翔鶴「えっ……」




47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 13:24:24.72 ID:FHi0ubkyO



赤城「もちろん提督の外出許可が下りないと行けない」

赤城「これから始まる秋イベントを、生きて乗り越えないといけないわ」

赤城「とても大変なことだけど、……それでもまた翔鶴さんとお出掛けしたいの」

赤城「あなたとの未来が欲しい……」

赤城「だ、だめかしら……」

翔鶴「そ、そんな、だめなんかじゃないです……!」

翔鶴「……嬉しい、です…」カァァッ

赤城「……」

赤城「良かった」ホッ



48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 13:26:01.51 ID:FHi0ubkyO




翔鶴(―――瑞鶴聞いて、私ね……)

翔鶴(……瑞鶴たちには全然、まだまだ及ばないけど)ドキドキ


赤城「ありがとう、翔鶴さん」

翔鶴「わ、私こそ!」

赤城「……」ギュ

翔鶴「……///」ギュ

赤城「さて、帰りましょうか。みんなが待ってるわ」ニコニコ

翔鶴「はい……!」


翔鶴(深まる理解とともに、親愛がある)

翔鶴(今はただ、深まる先の……未来を信じて―――)




終わり



49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 13:29:07.08 ID:FHi0ubkyO



―――――
 ―――――


赤城の部屋。

赤城「……」ポス

翔鶴『……嬉しい、です…』カァァッ

赤城「……ふふ」

コンコン

加賀「赤城さん、今日も一日お疲れさまです」

赤城「あら、加賀さん。お疲れさまでした」

赤城「あ、加賀さんの場合は……」

赤城「お楽しみでした~~、かしら♪」

加賀「!?」




50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 13:29:42.36 ID:FHi0ubkyO



加賀「……見てらしたんですか?」

赤城「ええ、少しね。少し」

加賀「……」

赤城「ほ、ほんとよ?」アセアセ

加賀「まあ、いいけれど」

加賀「ですが私の心配をする前に、自分の心配をするべきでは?」

赤城「……」



51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 13:30:36.77 ID:FHi0ubkyO



赤城「……実はね、今日は、加賀さんたちをだしに使わせて貰ったのよ?」

加賀「あら……どうりで仲睦まじい二人が、いつまでも後ろから消えなかったわけね」

赤城「バレてましたか」

加賀「かといって、隠れるつもりもなかったのでしょう?」

赤城「まあねぇ……」

赤城『加賀さんを誑かしてる五航戦がいるみたいなの』

赤城「なーんて、ね」

赤城「ふふっ、今から五航戦にアプローチ掛けようとしてる一航戦が、何を言っているのかしらね……」



52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 13:31:35.51 ID:FHi0ubkyO



赤城「……加賀さん」

加賀「はい」

赤城「イベント、必ず勝ち抜きましょうね」

加賀「当然です。一航戦の誇りに掛けて、必ず完走するわ。……赤城さん?どうかしたの?」

赤城「いいえ、ごめんさない。ただ……」

赤城「こんな不純な気持ち、初めてだから……戸惑ってしまって」ウフフッ

加賀「そう……」

赤城「もっともーっと……仲が深まればいいですねぇ……」ギュゥゥ

加賀「……そうね」フフッ


―――――
 ―――――



53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 13:32:58.29 ID:FHi0ubkyO




―――指令室


コンコン

加賀「失礼します、提督」

提督「加賀……?どうした、今日の秘書はお前じゃないだろう」

加賀「ええ、ですがイベントが始まる前に直々にお話しがあります」

提督「なんだ、言ってみろ」

加賀「今回のイベント、必ずや、誰一人轟沈することなく終えましょう」

提督「無論そのつもりだ。……なんだ、それをわざわざ言いに?」

加賀「ええ、大事なことですから」

加賀「そして、その先に見える――」




加賀「暁の水平線に、勝利を刻むのよ」





54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 13:35:34.41 ID:FHi0ubkyO


以上です。
秋イベント頑張りましょう!



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[ 2016/11/18 21:30 ] 艦これSS | コメント(4)

頑張るしかないな
[ 2016/11/18 21:59 ] [ 編集 ]

キュンキュンしました
[ 2016/11/19 01:24 ] [ 編集 ]

幸せそうで素敵です
[ 2016/11/19 15:44 ] [ 編集 ]

この赤城さんほんと素敵

どうか翔鶴と一緒に幸せになってほしい

[ 2016/12/26 16:17 ] [ 編集 ]

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