1 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/07/10(月) 00:26:50.875 ID:FihZrgbG0.net
―ガヴリール家―
サターニャ「いきなりなんなのよ……」
ラフィエル「第2回タコパも終わったことですし、ガールズトークでもしましょう!」ウキウキ
ヴィーネ「面白そうだしいいわね!」ワクワク
ガヴリール「私は面倒くさいからパス」
サターニャ「私も遠慮しておくわ」
3 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/07/10(月) 00:27:53.275 ID:FihZrgbG0.net
ヴィーネ「えー、ガヴもやりましょうよ!」
ラフィエル「あらあら~、サターニャさんやガヴちゃんは気になる人はいないんですか?」
ガヴリール「…………いないよ」
サターニャ「…………いないわよ」
ラフィエル「そうですか。では、私とヴィーネさんとタプちゃんだけで話ましょうか」
ヴィーネ「それもそうね。タプちゃんはいい?」
タプリス「は、はい! 私は構いません!」 6 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/07/10(月) 00:28:55.553 ID:FihZrgbG0.net
ラフィエル「サターニャさんとガヴちゃんは聞いては駄目ですよー」フタリトモコッチヘ!
ゴニョゴニョゴニョ エ、ラフィハ アノヒトガ!? シラハセンパイ ホントウデスカ!
ガヴリール「あ……」ポツン
サターニャ「うぅ……」ポツン
ア! モウチョット、オンリョウサゲマショウ ソウネ、キカレタクナイモンネ ヒソヒソ ヒソヒソ ヒソヒソ
ガヴリール「……」モヤモヤ ソワソワ
サターニャ「……」モヤモヤ ソワソワ 7 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/07/10(月) 00:29:54.785 ID:FihZrgbG0.net
ガヴリール「……分かったよ! 私も話に混ざるよ!」
サターニャ「しょ、しょうがないから話に入ってあげるわ!」
ヴィーネ・ラフィエル「「……」」
ヴィーネ・ラフィエル((計画通り!!))ニヤリ 8 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/07/10(月) 00:30:43.233 ID:FihZrgbG0.net
ラフィエル「それでは、最初は誰から行きましょうか?」
ヴィーネ「うーん……ここはクジを作って順番を決めましょう」カキカキ
ラフィエル「では皆さん! クジを引いてください!」バッ
ヴィーネ「私が最初ね」
サターニャ「私が2番目ね!」フフーン
ラフィエル「私が3番目で次がガヴちゃん、最後がタプちゃんですね」 9 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/07/10(月) 00:31:43.644 ID:FihZrgbG0.net
タプリス「天真先輩、緊張しますね!」
ガヴリール「そうだな(ヴィーネは誰が好きなのかな……)」
ラフィエル「注意事項としては……」
ラフィエル「具体的に好きな人は言わなくてもいいですが、好きな人に関する情報を一つは必ずあげましょう」
ラフィエル「では、ヴィーネさん! お願いします!」 10 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/07/10(月) 00:32:23.426 ID:FihZrgbG0.net
ヴィーネ「分かったわ、まずは私からね」
ラフィエル(まあ、ガヴちゃんでしょうね)
サターニャ(ガヴリールでしょうね)
タプリス(天真先輩ですよね)
ガヴリール(……ヴィーネの好きな人は誰なんだ)ドキドキ 11 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/07/10(月) 00:33:11.319 ID:FihZrgbG0.net
ヴィーネ「私の好きな人は同じクラスにいます! その人は普段はやる気ないけど、ちゃんと周りの人を見て、気を配れる優しい子です!」
ガヴリール「……え、それだけ?」
サターニャ「予想通りというかなんというか……」
タプリス「まあ、分かってましたけど」
ラフィエル「はい、ヴィーネさんオッケーです! 次はサターニャさんです!」
ガヴリール「えっ、皆いまので分かったの!?」 13 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/07/10(月) 00:34:38.144 ID:FihZrgbG0.net
ヴィーネ「ガヴ」
ガヴリール「なんだよ(誰か分からない……)」モヤモヤ
ヴィーネ「私のことをずっと見ていれば分かるわよ」ニコッ
ラフィエル(キャー! ヴィーネさん大胆です!)
サターニャ(ヴィネット攻めるわね……!)
ガヴリール「……ん、考えとく///」プイッ
タプリス(天真先輩かわいい!)キュン 14 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/07/10(月) 00:36:22.224 ID:FihZrgbG0.net
サターニャ「次は私の番ね! 将来の大悪魔になるこの私が、気に入った相手は……」
ガヴリール(ラフィだろうな)
ヴィーネ(多分、ラフィね)
タプリス(白羽先輩でしょうね)
ラフィエル(今回の企画はサターニャさんの好きな人を探るため! その人は誰でしょうか……)ドキドキ
ラフィエル(……私だったらいいですね///)カアア 16 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/07/10(月) 00:38:48.485 ID:FihZrgbG0.net
サターニャ「別のクラスにいるわ!」ドヤッ
ガヴリール「サターニャ、そういうのはいいから」
タプリス「今のはないですね」
ヴィーネ「サターニャ、それは範囲が広くなるから駄目よ」
サターニャ「え……でも相手に関する情報って……」
ラフィエル「サターニャさん、いい加減にしてください」(#^ω^)ピキピキ
サターニャ「すいませんでした」ビクッ 17 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/07/10(月) 00:39:49.976 ID:FihZrgbG0.net
サターニャ「えーと……その人は特徴的な髪飾りをつけています……これでいい?」
ガヴリール「まあ、いいだろう(今ので100%分かった)」
ヴィーネ「そうね、合格よサターニャ」
タプリス「それでいいです(胸が大きいとかは……バレますからね)」
ラフィエル「皆さん分かったんですか!?」
ラフィエル(ん? 特徴的な髪飾り…………)
ラフィエル(まさかタプちゃん!?)ガーン
サターニャ「はい! この話はおしまい! 次に行きましょう///」 18 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/07/10(月) 00:40:54.987 ID:FihZrgbG0.net
ラフィエル「納得いきませんが……分かりました」ゴホン
ラフィエル「私がお慕いしている相手の方は……」
ガヴリール(サターニャだな)
ヴィーネ(サターニャね)
タプリス(胡桃沢先輩ですね)
サターニャ(緊張するわね…一体、誰なんだろう?)ドキドキ 19 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/07/10(月) 00:41:39.763 ID:FihZrgbG0.net
ラフィエル「その方は誰よりも元気があって、周りに流されず、自分の意思を貫いている人です!」
ガヴリール(私達は分かるが、サターニャには分かりづらいかな)チラッ
ヴィーネ(予想通りね)
タプリス(傍から見ると、白羽先輩は胡桃沢先輩のことすごく好きですからね)
サターニャ「ちょっと!? そんなのじゃ分からないわよ! ヒントはないの!」 21 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/07/10(月) 00:43:39.357 ID:FihZrgbG0.net
ラフィエル「ヒントですか……うーん、そうですねぇ…………」
ラフィエル「その人の前で、初めて素の私を見せることができた人ですね」ジッ
サターニャ「……それはどういうことよ」
ラフィエル「私は今まで白羽家の次期当主として、自己よりも“白羽家”を優先してきました」
ラフィエル「周りに好かれるように愛想笑いを浮かべ……他人に気に入られるように自分を押し殺して生きてきました」 22 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/07/10(月) 00:44:55.991 ID:FihZrgbG0.net
ラフィエル「表面上の付き合いだけで……あ、ガヴちゃんは別ですよ? 下界に修行に行っても一生このままだと思っていました」
ラフィエル「でも……下界でその人と出会って……私は初めて素の自分を晒せました」
ラフィエル「最初は嫌われるかと思いましたが、それは杞憂でした」
ラフィエル「その方は本当の私を笑って受け入れてくれたんです」
ラフィエル「純粋に嬉しかった……そして、初めて人を心から好きになりました」
サターニャ「……そうだったのね」 23 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/07/10(月) 00:45:42.048 ID:FihZrgbG0.net
ラフィエル「だから!」テヲギュッ
サターニャ「!」ドキ
ラフィエル「私はその方が大好きです! 愛しています! 世界の誰よりも!」ジッ
サターニャ(も、もしかして……ラフィエルの好きな人って……)ドキドキ
ラフィエル「サターニャさんのお好きな方はどうなんですか……?」ドキドキ
サターニャ「わ、私は……!」 24 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/07/10(月) 00:47:29.688 ID:FihZrgbG0.net
ヴィーネ「あのー、いいところで悪いんだけど……」
タプリス「次に行きませんか?///」
ガヴリール「見ているこっちが恥ずかしい///」
ラフィエル「! そ、そうですね! 次に行きましょう!」バッ
サターニャ「そ、そうね! 次はガヴリールよ! 早くしなさい!」
ガヴリール「この空気では再開しづらいんだけど///」 25 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/07/10(月) 00:51:31.863 ID:FihZrgbG0.net
ガヴリール「気を取り直して……そうだな、私の気になっている人は……」
サターニャ(ヴィネットね)
ラフィエル(ヴィーネさんですね)
タプリス(月乃瀬先輩ですね)
ヴィーネ「……」 26 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/07/10(月) 00:52:32.426 ID:FihZrgbG0.net
ガヴリール「天使のような人だよ」
サターニャ(まあ、無難な回答ね)
ラフィエル(ヴィーネさんは悪魔ですけどねー)ニコニコ
タプリス(確かに月乃瀬先輩は天使のような方ですが……) 27 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/07/10(月) 00:53:48.208 ID:FihZrgbG0.net
ヴィーネ「……ガヴ」
ガヴリール「なんだヴィーネ」
ヴィーネ「ありがとね」ニコッ
ガヴリール「……」
ガヴリール(えっ! もしかして///)カアア
ヴィーネ「最後はタプちゃんね!」
ラフィエル「締めは任しましたよー」 28 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/07/10(月) 00:55:54.409 ID:FihZrgbG0.net
タプリス「は、はい! その、実は……」
ヴィーネ(多分ガヴね……でもガヴは渡さないわよ!)
サターニャ(ガヴリールでしょうね)
ラフィエル(ヴィーネさんとの修羅場が見れそうですね!)キラキラ
ガヴリール(サターニャかな……誰だろうか……?)
タプリス「すでにお付き合いしている方がいるんです///」カアア 29 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/07/10(月) 00:58:56.590 ID:FihZrgbG0.net
ガヴリール「……」
ヴィーネ「……」
サターニャ「……」
ラフィエル「……」
タプリス「……///」
ガヴィーネサタラフィ「「「「ええええぇぇぇぇ!?!?!?!?」」」」 30 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/07/10(月) 01:00:08.076 ID:FihZrgbG0.net
ガヴリール「え、それって誰!?」
ヴィーネ「いつから!? ねえ、いつから!?」
サターニャ「まさか、タプリスがね……やるじゃない!」
ラフィエル「どんな人なんですかー」ニコニコ
タプリス「えーと、ですね……名前は言えないんですけど、高校に入って3ヵ月目で付き合い始めました///」
ヴィーネ「この学校の人!?」
タプリス「いえ……今は大学生です///」 33 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/07/10(月) 01:02:20.221 ID:FihZrgbG0.net
ガヴリール「タプリスはいつの間にか一歩先をいってたんだな」シミジミ
サターニャ「すごく意外だわ……てっきりガヴリールが好きなのかと……」
ラフィエル「私も予想外ですね」
タプリス「~~~///」
タプリス「こ、この話はここで終わりです!」
タプリス「もう暗くなっているので帰らせていただきます!」
ヴィーネ「えー、もっと聞きたいなタプちゃん」
タプリス「いつか言うときが来るのでその時に言います! 失礼しました!」タッタッタッ ガチャッ
――――バタン 36 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/07/10(月) 01:05:22.474 ID:FihZrgbG0.net
ガヴリール「……」
ヴィーネ「……」
サターニャ「……」
ラフィエル「……」
ヴィーネ「今日はお開きにしましょうか」
ラフィエル「そうですね……」
サターニャ「明日、学校あるしね」 37 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/07/10(月) 01:06:36.097 ID:FihZrgbG0.net
ガヴリール「んじゃ、皆で片づけて解散しようか」
ヴィーネ「そうね……それよりもガヴ」
ガヴリール「なんだ」
ヴィーネ「今日……ガヴの家に泊まってもいいかな///」
ガヴリール「……」
ガヴリール「……いいよ///」コク 40 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/07/10(月) 01:07:41.898 ID:FihZrgbG0.net
ラフィエル「では、私達はお邪魔のようですから帰りましょうか、サターニャさん!」ギュッ
サターニャ「!! そうね、帰りましょうか///」
ヴィーネ「片づけは私達でやっておくからね」
ラフィエル「よろしくお願いします、ヴィーネさん!」ペコッ
サターニャ「頼んだわよ! ヴィネット!」ガチャッ
――バタン
ヴィーネ「さてと……」チラッ
ガヴリール「……///」 42 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/07/10(月) 01:09:02.865 ID:FihZrgbG0.net
タプリス(……)テクテク
タプリス(今日あの人は、私の家に来ているのでしょうか?)テクテク
―タプリスの家―
タプリス「ただいまー」
???「おお、遅かったではないか、タプリス」
タプリス「あ! ただいま戻りました!」
タプリス「ゼルエルさん!」 43 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/07/10(月) 01:10:03.315 ID:FihZrgbG0.net
ゼルエル「おかえり、タプリス。もう、晩御飯の支度はできているぞ」
タプリス「ありがとうございます、ゼルエルさん///」
タプリス「今日はビーフシチューですか?」クンクン
ゼルエル「そうだ、タプリスは好きだろう?」
タプリス「はい/// すみません、わざわざ作ってもらって……」
ゼルエル「私はタプリスの恋人だからな。遠慮はするな」
タプリス「はい! では、頂きましょう!」 44 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/07/10(月) 01:12:50.757 ID:FihZrgbG0.net
タプリス(ゼルエルさんと出会ったのは2か月前です)
タプリス(天使学校を卒業した私は、大好きな天真先輩と同じ学校に通いました)
タプリス(天真先輩は姿形変わっていたけど、本質までは変わっていませんでした……)
タプリス(しかし、天真先輩はすでに好きな人がいました)
タプリス(月乃瀬先輩です) 46 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/07/10(月) 01:14:26.136 ID:FihZrgbG0.net
タプリス(最初は月乃瀬先輩を敵視していましたが、彼女は誰よりも優しく、天真先輩が好きになったのも分かりました)
タプリス(私は月乃瀬先輩に敵わなかった……それは、同時に失恋でもありました)
タプリス(泣いていた私の前に現れたのが、ゼルエルさんでした)
タプリス(ゼルエルさんは私のことが気がかりで、よく話し相手になってくれました)
タプリス(同時に私はゼルエルさんに心惹かれていきました)
タプリス(でもゼルエルさんは“神の右腕”と呼ばれ、誰からも慕われる存在でした)
タプリス(そんな中、玉砕覚悟でゼルエルさんに告白しました)
タプリス(人生は何があるか分かりません。なんとゼルエルさんと恋人の関係になりることができました)
タプリス(今では下界に気軽に来られないゼルエルさんは、3日に一回は来てくれるようになりました) 47 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/07/10(月) 01:15:49.664 ID:FihZrgbG0.net
―食事中―
タプリス「気になったんですけど……」カチャカチャ
ゼルエル「どうした? タプリス」
タプリス「なぜ天真先輩達に、私たちが付き合っていることを秘密にしているんですか?」モグモグ
ゼルエル「それはだな……ガヴリールでも年下の後輩を、義理の姉とまだ呼びたくないだろう?」
タプリス「はい、そうですね…………え!?それって……///」カアア 48 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/07/10(月) 01:18:23.364 ID:FihZrgbG0.net
ゼルエル「タプリス」
タプリス「は、はい……///」
ゼルエル「タプリスが高校卒業したら……私と式を挙げてくれるか?」
タプリス(それって結婚ですよね///……私の心はすでに決まっています!)
タプリス「はい! 喜んで!」
終わり
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すこすこすこすこすこすこすこすこ!!!!!
修羅場にならなくてヨカッタ
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