1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 00:01:03.83
ID:whNwJvsb0 (※このひまさくはお互いが好意を寄せ合っていることに気づいていますが、それをお互いが知っているということを知りません)
向日葵「櫻子ー? 早くしないと遅れますわよー。」
櫻子「んーちょっと待ってー!」
向日葵「まったく……」
ガチャ
櫻子「よし、じゃあ行くか!」
向日葵「早くなさいよ。吉川さんの家の場所は櫻子しか……え?」
櫻子「向日葵、大好き!!」ニコッ
向日葵「えっ……ええええええっ!?////」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 00:01:44.17 ID:v6sr9Yia0
エイプリルフールキター 4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 00:03:25.46
ID:whNwJvsb0 櫻子「よし!じゃあ行こう。」
向日葵「いやいやいや、え!? す、すすすす、好きって……」
櫻子「なに?」
向日葵「いやだから何とかじゃなくて、え!? え!?」
櫻子「もう一回言って欲しいの?」
向日葵「ももももう一回とかそういうのじゃなくてだからその」
櫻子「向日葵……だいすき。」ニコッ
向日葵「」ボーン
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 00:06:46.88
ID:whNwJvsb0 向日葵(つつつついに櫻子がデレましたわ!)
櫻子「えーっとちなつちゃんちはここを曲がってー」
向日葵(好きだなんて……櫻子があんな笑顔で私に……/// かつてない破壊力でしたわ……)
向日葵(それにしても直接的すぎ! そんな急に言われたら私だって……心の準備とかそういうのがいろいろ……)
櫻子「あ、ここだ。ついたついた。」
向日葵「はっ! あ、い、意外と早かったですわね。」
向日葵(な、なるべく平静を保ちませんと……! いけない、顔が緩んで……) 7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 00:09:27.85
ID:whNwJvsb0 ピンポーン
ガチャ
ちなつ「あ、櫻子ちゃん向日葵ちゃん! 入って入って♪」
櫻子「わーおじゃましまーす!」
向日葵「お、お邪魔します……」
あかり「あ、櫻子ちゃんたち来たね~」
櫻子「お菓子いっぱいもってきたよーん!」
あかり「わぁいお菓子♪」
ちなつ「はいこれ、クッション。」
向日葵「ありがとうございます。」
ちなつ「じゃ、はじめよっか♪」
あかり「一年生ズの旅行計画会ー!」
ぱちぱちぱち…… 8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 00:14:31.68
ID:whNwJvsb0 あかり「せっかくの春休みだし、普段いけないような所に行きたいよねぇ。」
ちなつ「ごらく部のときみたいに温泉旅館でもいいけどね~」
向日葵「それも楽しそうですわね。」
櫻子「…………」じーっ
向日葵「な、なんですの櫻子……」
櫻子「向日葵、好きだよ。」
向日葵「」ドーン
あかり「え、ええっ!?」
ちなつ「どうしたの櫻子ちゃん……」
櫻子「えへへ♪ 言ってみただけ」
向日葵「あなた……っ……ひ、人前でそんな……///」(超笑顔
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 00:18:53.61
ID:whNwJvsb0 ちなつ「あーそっか! 今日エイプリルフールか!」
向日葵「!?」
櫻子「あーやっと気づいてくれたー」
あかり「そっかぁ。今日4月1日だもんねぇ。」
ちなつ「それでいきなりそんなこと言い出したの?」
櫻子「私毎年この日を楽しみに生きてたようなもんだから!」
ちなつ(なんか京子先輩も同じようなこと言いそう……)
向日葵「…………」
櫻子「ん? 向日葵どした?」
向日葵「……なんでもありませんわ」
向日葵(冗談、ってことなんですのね……) 12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 00:23:06.12
ID:whNwJvsb0 ちなつ「あ、ねえ!この旅館どうかな!?」
あかり「え? どれどれ~」
キャッキャッ……
向日葵(そういえば、毎年エイプリルフールは櫻子にイタズラされてましたわね……)
向日葵(こうなったら……!)
向日葵「櫻子」
櫻子「え?」
向日葵「好きですわ!」
櫻子「ああ、うん。」
向日葵(……りっ、リアクション薄っ!! うん、じゃないでしょうが!)
向日葵(け、結構勇気出して言いましたのに……)
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 00:26:04.61
ID:whNwJvsb0 櫻子「ちょっとトイレ借りない!」
あかり「…………??」
ちなつ「……ああ、借りるってことね。 出てすぐそこね?」
櫻子「ありがとー」
パタン
向日葵「う、うぅ……」とさっ
あかり「ええっ! 向日葵ちゃんどしたの?」
向日葵「なんか……疲れましたわ……」
ちなつ「ま、まだ何もしてないよ……??」 16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 00:29:22.47
ID:whNwJvsb0 ~
ちなつ「こういうとこも良くない?」
向日葵「あ、いいですわね。結構温泉も広そうですし……」
ソーッ……
がしっ!
向日葵「わひゃあっ!?」
あかり「えっ!? なに!?」
櫻子「んふふふふ……」
向日葵「ちょ、ちょっとなんなんですの櫻子!?」
櫻子「ひまわりぃ……」ツーっ
向日葵「ちょっ……首はダメ……!」
櫻子「……す・き♪」
向日葵「」あぼーん 17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 00:32:20.74
ID:whNwJvsb0 あかり「ひ、向日葵ちゃん大丈夫……? 真っ赤だよ?」
櫻子「あっはははははは!向日葵おもしれー!」
ちなつ「ちょっと~決まんないよ~」
あかり「え、えーっと……櫻子ちゃんは向日葵ちゃんのことがそんなに好きなの……??」
櫻子「ん? だから今日エイプリルフールでしょ? 冗談だよ冗談。向日葵ったら引っかかりすぎー」ツンツン
向日葵「…………」
あかり「そ、そっかぁそうだよね~」エヘヘ
ちなつ(……ってことは向日葵ちゃんは櫻子ちゃんに好きって言われて凄い嬉しいってことじゃん……)
向日葵「べっ、べつになんともありませんわよっ? あー私も櫻子好きですわー///」
あかり「う、う~ん……」 18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 00:35:31.31
ID:whNwJvsb0 ――――
ちなつ「ちょっといろいろ調べるからノーパソ借りてくるねー」
パタン
あかり「うすしお貰お~っ」
向日葵「調べてみると、結構近所でもいろいろあるんですのね。」
櫻子「ねーねー」チョイチョイ
向日葵「な、なんですの……」
櫻子「好き。」
向日葵「…………そ、そう。」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 00:40:29.30
ID:whNwJvsb0 櫻子「ねえ。」
向日葵「うるさいですわ。エイプリルフールだからって……」
櫻子「好きなの。」
櫻子「こっち見て?」
向日葵「………い、いい加減にしなさいよ……///」
櫻子「……好きって言ってるだけなのに。」
向日葵「…どうせ冗談なんでしょう?」
櫻子「冗談なわけないじゃん」
向日葵「…………え……えええっ!!?///」 21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 00:45:47.95
ID:whNwJvsb0 櫻子「……あ、今のが冗談ね? 冗談なわけないじゃん、が冗談。つまり冗談♪」
向日葵「殴り殺しますわよ……」
櫻子「おー向日葵も冗談上手くなったねー」キャハハ
向日葵「な、なんかもう……休みますわ……」
櫻子「おいそれちなつちゃんのベッドだぞ」
あかり(あかり……喋るタイミングが一生廻って来そうにないよぉ……)
ちなつ「お待たせ~、って、向日葵ちゃんどしたの……??」
向日葵「このベッド……いいにおいですわ……吉川さんのにおい……」
ちなつ「ちょ、ちょっ! やめて! むっちゃ恥ずかしいよ!?//」
櫻子「あはははwwwww向日葵が壊れたwwwww」
あかり「あかり……このまま存在感失って消えちゃわないかなぁ……少し心配……」 22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 00:50:04.37
ID:whNwJvsb0 ――――――
ちなつ「よし! こんなもんかな?」
あかり「わぁい楽しみ~♪」
向日葵「待ち遠しいですわね。」
櫻子「ねえ向日葵、プッキー食べる?」
向日葵「は? ……ええ、まあ。」
櫻子「はい。」んーっ
向日葵「!!?」
ちなつ(プッキーゲーム!?)
あかり(い、いきなり!?) 23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 00:54:48.87
ID:whNwJvsb0 櫻子「……ほら、食べて……??」
向日葵「で、でもっ……///」
櫻子「んっ………」
向日葵(あ……体が……言うことを……!)
向日葵「櫻子………」がしっ
櫻子「ひまわり……///」(ばか……顔、近いよ……)
向日葵「はぁ……はぁ……(櫻子……まつ毛長い………)」
あかり「あっ……あ……あーっ……///」オロオロ
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 00:59:11.74
ID:whNwJvsb0 ちなつ「ちぇすとおおおおおおおお!!!!」バキッ
櫻子「おわっ!!」
向日葵「はっ!」
あかり「で、でたぁ! ちなつちゃんの秘技、チーナカッターだあ!!」
ちなつ「……はぁ……はぁ……っ!」
向日葵「ど、どうしましたの吉川さん……??」
ちなつ「え!? どうしたじゃないでしょ! 今日おかしいよ二人とも!!」
櫻子「そ、そう……??」
ちなつ「自覚無し!? エイプリルフールだからって変わったことしたいのはわかるけど、なんかそういうのを通り越して色々おかしくなっちゃってるよ!最後のプッキーゲームはもはやエイプリルフールとか関係無いからね!?」 25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 01:03:30.17
ID:whNwJvsb0 櫻子「ま、まあ落ち着いてちなつちゃん……」
ちなつ「コレガオチツイテイラレマスカッテノーダイタイアンタヤリカタガタンジュンスギルノヨモウアンタノコンタンハコッチニハミエミエナンダカラソンナニイチャイチャシタイナラカエッテスレバイイジャナイトイウカサッサトツキアッチャイナサイヨアンt(ry
あかり「ちなつちゃんが壊れちゃったよぉ!」
ちなつ「とにかくっ! ウチでの百合行為は禁止よぉーー!!」
櫻子&向日葵「ゆり……って何……??」
ちなつ「」 26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 01:07:49.57
ID:whNwJvsb0 ――――――
〈帰り道〉
櫻子「なんか大変だったねー」
あかり「う、うん……」(あれ!? 誰のせいだっけ!?)
櫻子「向日葵、好きー」エヘヘ
向日葵「はいどうも……」
櫻子「なんだよ! 人がせっかく好きって言ってるのに!」
向日葵「もうその手は食いませんのよ」ぱしっ
櫻子「うがっ」
向日葵(……まったく…………) 27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 01:11:44.56
ID:whNwJvsb0 あかり「ねぇ……櫻子ちゃんは向日葵ちゃんのこと嫌いなの??」
櫻子「えっ?」
あかり「だって……エイプリルフールだからってそんなにいっぱい言ってるけど……好きの反対は嫌いなんじゃないの?……櫻子ちゃん、今日向日葵ちゃんにずっと嫌いって言ってたの……??」
向日葵(あ、赤座さんナイスですわ!!)
あかり「そんなに嫌いって言ったら……向日葵ちゃんが可哀想だよぉ……」
櫻子(…………)
櫻子「…………あかりちゃん、ちょっと。」
あかり「えっ? 何?」
向日葵(……?)
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 01:13:30.37 ID:SELVCPWYO
さすがあかり 29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 01:14:07.32 ID:tWwnLs0s0
あかりちゃんは天使だなぁ 30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 01:15:41.92
ID:whNwJvsb0 櫻子「…………」ぼそぼそ
あかり「……うん、うん。」
櫻子「…………ってわけ。」
あかり「なぁんだ! それなら良かったよぉ。」
向日葵(い、一体何を吹き込んだの!?)
櫻子「あ、あかりちゃんこっちの道だっけ。じゃあねー。」
あかり「うん! じゃあ当日にねー♪」
向日葵「あっ、はい。また……」
櫻子「ばいばーい」 31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 01:19:30.90
ID:whNwJvsb0 櫻子「っし。いくかー」
向日葵「…………」
向日葵「櫻子。」
櫻子「ん?」
向日葵「……………」
向日葵「好きですわ。」
櫻子「…………」
向日葵「…………」 32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 01:23:11.15
ID:whNwJvsb0 櫻子「………冗談?」
向日葵「…………もちろん。」
櫻子「ふぅ……ん……」
向日葵「な、なんでそんな顔するんですの!? 卑怯ですわよ!」
櫻子「は? なにが?」
向日葵「なにがって……! もう……」
櫻子(……えへへ。) 33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 01:26:13.22
ID:whNwJvsb0 ――――――
向日葵「………はぁ、今日は疲れましたわ……」ごそごそ
向日葵「…………」
向日葵(そうだ、メール……)
向日葵「櫻子、起きてるかしら……」
~
*
12/4/1 23:58
おっぱい
件名なし
――――――――――――
今日の帰り、赤座さんになんて言いましたの?
-END-
* 35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 01:29:58.30
ID:whNwJvsb0 櫻子「…………」
~
ヴーッ ヴーッ
向日葵(きたっ……!)
*
12/4/2 00:00
大室櫻子
Re:
――――――――――――
好きって言っただけで、嫌いなんて一言も言ってないよ、ってだけ。
*
向日葵「…………」
向日葵「…………ん?」 36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 01:34:58.33
ID:whNwJvsb0 *
好きって言っただけで、嫌いなんて一言も言ってないよ、ってだけ。
向日葵だいすき!!
-END-
*
向日葵「…………ふふ。」
向日葵(日付け変わってますのよ……櫻子。)
~fin~ 37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 01:35:08.26 ID:+L4d/Q47P
キマシタワー 40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 01:43:56.05 ID:LFQaSJCCO
乙! 43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 01:47:41.45
ID:whNwJvsb0 冒頭の説明がわかりづらいんですが
設定は
・向日葵は寝言で櫻子が好きだと言ってしまうのを櫻子に聞かれてしまっている
・向日葵が櫻子との関係での悩みを撫子に打ち明けているときの会話を聞かれている
・櫻子は誰にも見せない、渡さないことを前提に秘密でラブレターを書いて、しまって置いたが、それを知らない間に向日葵に見られてしまっている
お互いは「告白してくれるのを待っている」状態です。
その辺の話はまた後で投下すると思います 45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 01:55:22.41 ID:/0jgZDrX0
おつ
なるほど次も楽しみにしてる
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