1 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 09:40:33.38
ID:wB7Z8A+90 ~娯楽部~
京子「あれれー、もうこんな時間かー」
結衣「そろそろ帰ろっか」
ちなつ「名残惜しいですぅ、結衣せんぱぁい」
結衣「そ、そう、ありがと」
京子「ちなつちゃん!」
京子「その寂しさはわたしが埋め・・・」
ちなつ「いりませんっ」きっぱり
京子「うぅぅ」がっくぅ
2 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 09:46:57.85
ID:wB7Z8A+90 あかり「うーんっ」
あかり「今日も一日、終わったねぇ」
京子「・・・・・・」
結衣「・・・・・・」
ちなつ「・・・・・・」
京子・結衣・ちなつ「いたんだ?」
あかり「いたよぉ!」がーんっ 3 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 09:53:28.24
ID:wB7Z8A+90 ~生徒会~
向日葵「手伝って頂いて、助かりましたわ」
あかり「こんなので良かったら、いつでも呼んでよぉ」
向日葵「誰かさんより、よっぽど頼りになりますわ」
櫻子「言いたいことあったら、はっきり言えー」がるる 5 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 09:57:22.13
ID:wB7Z8A+90 櫻子「でも、あかりちゃん」
櫻子「あの仕事、いつの間に終わらせたんだろー」
千歳「確かに分からんかったわぁ」
綾乃「気付いたら終わってた感じよね」
櫻子「あかりちゃんの透明パワーとか!」
あかり「そんな、照れるよぉ」てへへ
向日葵「ほ、誉めてないと思いますけど」 7 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 09:59:32.03
ID:wB7Z8A+90 ~校門~
京子「おー、生徒会もいま帰りー?」
結衣「遅くまで大変だね」
綾乃「と、歳納京子ーっ!」
千歳「娯楽部も、お疲れさまぁ」
千歳「そや、赤座さん借りちゃって申し訳なかったわぁ」
千歳「そっちの赤座さんも、ごめんなぁ」 9 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 10:01:06.72
ID:wB7Z8A+90 京子「いやいや、あかりでいいなら、いつでも貸すってー」
京子「なあ、こっちのあかり」
結衣「・・・・・・」
ちなつ「・・・・・・」
綾乃「・・・・・・」
千歳「・・・・・・」
向日葵「・・・・・・」
櫻子「・・・・・・」
京子「あ、あれ?」 11 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 10:05:29.95
ID:wB7Z8A+90 結衣「あかりが2人いるっ!?」がーんっ
向日葵「どういうことですの!?」
櫻子「透明になるどころか、分裂したー!」
ちなつ「い、いいい」
京子「い?」
ちなつ「いやぁぁぁぁぁ!!!」どぎゅーんっ
結衣「ちなつちゃん!?」
あかり「あ、あかり、心配だから追いかけるね」
京子・結衣「やめろー!!!」
あかり「あ、あぅ」 13 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 10:10:39.46
ID:wB7Z8A+90 綾乃「ど、どういうことなのよ」
千歳「どっちが本物なん?」
あかり「あ、あのですねぇ」
あかり「言い忘れてたんですけどぉ」
京子「な、なんだっ」
あかり「あかり、生き霊を自由に出せるようになったよぉ」 14 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 10:15:46.72
ID:wB7Z8A+90 結衣「なんだそれー!」がーんっ
綾乃「ちょっと待って、どっちが生き霊なの!?」
あかり「あ、安心してください」
あかり「娯楽部にいた方が生き霊だから」
京子「こっちかー!?」がーんっ
あかり霊「えへへ」てれてれ
京子「いや、照れられても」
結衣「で、でもこれって大丈夫なのか?」
あかり霊「ひどいよぉ!呪ったりしないもん!」ぷんぷん
結衣「い、いや、そんな心配してないけど」 15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/07(土) 10:16:40.51 ID:wddsZ/AhO
あか霊か…影が薄くなるな… 16 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 10:21:54.65
ID:wB7Z8A+90 京子「もしかして」
京子「今日は特に存在感薄かったの、これが理由かー?」
千歳「え、でも本人も薄かったで?」
綾乃「気付かないんじゃなくて、見えてなかったのね」
櫻子「ちゃんと透明になってたんだー」
あかり「みんな、ひどいこと言ってるよねぇ!?」 17 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 10:23:09.17
ID:wB7Z8A+90 x -- 、/: >: ´:-ミ \ }丿
. { (__): }/: : : : : : : : : : ::  ̄:ヽ
/乂_)ノ/: : : : :,: : : : : : : : ヾ}: :.
/ :/ /: /: : :/{: :/ レ'i: : : }: : : : : : :ト、
\ /: :{/!: /__V \::{: : :/ハ: :}: : : :|ハ
./::{:/|: : |/ ̄`ヾ ヽノ__ / i : : :|_丿
{ : i: :|: :/} ヽヽ x=ミ } } :/: |
レ{: : :|: { ヽヽ /ノ:/_:_j
V|八|\ /⌒/ / : :/
>- - 丶 ゝ ノ 丿: /j} 主役なのに、ひどいよぉ!
../ \/∧ ` ー、, ≦ノ/
/ ヽ{/∧__|//〉、
{ |\__Vニ}//__}
「三三ニ!/ ニ} {ニヽYi
{/:::::::/人__‐'ノ に ノ,j
¨|::::/:::::::::::::::/ i|人/:::|
. |: :{::::::::::/'/ i|V::::::::::|
八::::::::/ // i i| ヽ::::::}
18 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 10:27:00.32
ID:wB7Z8A+90 ~1週間後 生徒会室~
櫻子「あかりちゃん、今日もありがとー」
向日葵「本当に助かりますわ」
あかり霊「ありがとうなんて、照れるよぉ」てへへ
千歳「今日はこっちが生き霊なんやろ?」
千歳「ほんま見分けつかんなぁ」
綾乃「というか」
綾乃「慣れちゃったわたし達も、どうかと思うわ」 22 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 10:32:30.72
ID:wB7Z8A+90 千歳「うーん」
綾乃「どうしたのよ、千歳?」
千歳「なんか前よりなぁ」
千歳「生き霊さんの存在感が増した気ぃしてな」
向日葵「そう言われてみれば」
櫻子「今日は消えてないねー」
あかり霊「そ、そっかなぁ」 23 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 10:34:30.23
ID:wB7Z8A+90 綾乃「気のせいじゃないの?」
綾乃「元々、仕事もちゃんとやってくれるし」
千歳「まあ、そうなんやけど」
向日葵「なにか気になるんですか?」
あかり霊「えと、あかり、だいぶ慣れたからかもぉ」
櫻子「先輩、気を使い過ぎですよー」
千歳「そやなぁ、ごめんごめん」
りせ「・・・・・・」じーっ 24 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 10:36:04.36
ID:wB7Z8A+90 ~数時間後 校門~
京子「はー、疲れたー」
結衣「疲れるようなこと、一切やってないけどな」
あかり「ていうか、京子ちゃん寝てたじゃん」
ちなつ「よだれまで垂らして、最低でしたぁ」
京子「なんだよ、みんなしてー」ぶーっ
綾乃「歳納京子ーっ!」
向日葵「娯楽部のみなさん、お疲れ様です」
千歳「ごめんなぁ、待たせてもうたかなぁ」 26 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 10:45:17.95
ID:wB7Z8A+90 千歳「赤座さん、生き霊ありがとうなぁ」
綾乃「おかげで、仕事が早く終わったわ」
あかり「いえいえ、お安い御用ですよぉ」
京子「こっちのあかりは、何もしてないけどー」にひひ
あかり「だから、京子ちゃんも寝てただけだよねぇ!?」 27 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 10:47:28.41
ID:wB7Z8A+90 京子「ほら、早く生き霊消して帰ろうぜー」
あかり「わかったよぉ」
しゅおぉぉぉん
あかり「って、あれぇ?」
結衣「どうしたの?」
あかり「い、生き霊が消えないんだけど」
ちなつ「消えないって?」
京子「どゆことだー?」
あかり霊「うふふふっ」
あかり霊「あはははははぁっ」
あかり霊「やっと、この時が来たよぉ!」 31 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 10:49:29.52
ID:wB7Z8A+90 綾乃「な、なによ、この時って」
あかり霊「調子に乗って、わたしを出し過ぎたねっ」
あかり霊「少しずつ、本体の存在感を奪ってたんだよぉ!」
千歳「せやから、存在感増したように見えたん!?」
あかり霊「いまさら気付いても遅いもん!」
あかり霊「わたしは精神世界に逃げて」
あかり霊「完全に存在感を奪うのを待つよぉ!」
結衣「存在感取られたら、あかりはどうなる!?」
あかり霊「消えるに決まってるよねぇ」にやっ
あかり「あかり、消えちゃうのぉ!?」がーんっ 33 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 10:58:03.85
ID:wB7Z8A+90 あかり霊「さらばだよぉ!」
ぐわんっ
京子「なんか、生き霊の後ろがー」
向日葵「歪んでますわ!」
櫻子「生き霊が、そこに入ってくよー!?」
ばっ がしっ
あかり霊「な、なにっ!?」
りせ「・・・・・・!」
綾乃「か、会長ー!?」 34 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 11:02:44.95
ID:wB7Z8A+90 あかり霊「は、離してよぉ!」
りせ「・・・・・・」ふるふる
あかり霊「こうなったら、道連れだよぉ!」
ぎゅんっ
千歳「あかん、会長も連れてく気や!」
結衣「助けるんだ!」 35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/07(土) 11:03:57.89 ID:Fks1bBiu0
SFチックになるとは 37 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 11:04:13.60
ID:wB7Z8A+90 京子「引っ張り出すぞー!」
あかり「あわわ、会長ぉ!」
がしっ
綾乃「赤座さん、その手を離さないで!」
櫻子「あかりちゃんを支えなきゃー!」
向日葵「で、でも、すごい力ですわ」
ちなつ「体が浮いちゃいますぅ」
京子「うわっ、無理だー!」
あかり「ひょえぇぇぇぇぇ!」
ぎゅうんっ 38 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 11:07:44.97
ID:wB7Z8A+90 ~あかりの精神世界~
結衣「ん、んん」
結衣「ここは・・・どこだ?」
京子「むにゃ、いぼいぼー」
結衣「京子!おい、京子!」
京子「んー、あれ、ここは?」
結衣「わかんない」
結衣「変なとこに引きずり込まれたらしい」 39 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 11:09:35.00
ID:wB7Z8A+90 櫻子「ひょえー!?なにここー!?」
向日葵「気付いたようですわね」
綾乃「これで全員起きたわ」
あかり「会長も大丈夫ですかぁ?」
りせ「・・・・・・」
あかり「そうですか、良かったぁ」
ちなつ「あ、あかりちゃん?」
千歳「いつの間に、会長と話せるようになったん?」 40 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 11:15:56.11
ID:wB7Z8A+90 あかり「あ、あれぇ?そういえば」
結衣「ここは、あかりの精神世界みたいだから」
結衣「あかりの力が強くなってるのかも」
綾乃「精神世界って、メルヘンじゃあるまいし」
京子「で、でも、この風景ってさー」
ちなつ「お花畑に、昔話に出そうな田舎のおうち」
櫻子「なんか、あかりちゃんっぽーい」
向日葵「お、恐ろしくのどかですわね」 42 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 11:18:04.75
ID:wB7Z8A+90 ,∠⌒Vハ __ }} _
/ `V / ミV´ -=-\ ο
。 / / ァ'´ ⌒ \ o
.′ ヽ ⌒丶
。 i / , / W ヽ 0
| ′ / , :{ }i| 、 \ ‘, 。°
| i 〃 / ':! i{ 、 刈\ }i . 刈
| |i {{ /{_/八{‘, }ノ }/V } : . }! っ つ
|l i |{ : : /斗=ミー- Y ノ 公=ミ.ハ : : ∨
川 爪 : ;〈{ fn }iハ '´ {n }i }/ } }ハ} あっかりーん、とか言いたくなるわね
/ リ { | . 八 `弋ー夕 弋汐 爪ノ ′
. / / ゞ!: : . 辷ァ , }i辷ァ
. / / 八 : : : : ァ′/⌒ ー┐ 八ア
/ / . : ハ `T〔ト {_ 丿 /⌒′
. : . : -='リ :リ! ` . ¨´_, <`丶
. : : /{ {{ /:{ :{八 /´ト : . `Y ハ
: : / Vヘ { 人 ヽ \ | `つノ/ }、
43 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 11:20:33.63
ID:wB7Z8A+90 千歳「ここが精神世界ゆうんなら、出口はどこやろ?」
京子「ゲームだと、ボス倒してクリアだけどなー」
結衣「それ、ありうるかも」
京子「へ?」
綾乃「この場合、ボスは生き霊ってことね」
ちなつ「そういえば、生き霊はどこに!?」
櫻子「気を失ってる間に、逃げたかなー」 44 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 11:23:08.86
ID:wB7Z8A+90 向日葵「赤座さんは、なにも感じないんですの?」
向日葵「その、生き霊の息遣いとか」
あかり「うーん、この世界にいる気はするけどぉ」
京子「頼りになんないなー」
あかり「だってぇ」あぅぅ
千歳「・・・会長、さっきからなに見てるん?」
りせ「・・・・・・」
あかり「え?向こうの方ですかぁ?」
ぐるっ
あかり「あ!」 45 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 11:29:43.41
ID:wB7Z8A+90 櫻子「む、向こうの方だけがー」
綾乃「あからさまに空が黒いわね」
ちなつ「あかりちゃん、わかりやす過ぎるよぉ」ふるふる
あかり「あかりがやったんじゃないもん!」
向日葵「生き霊の元は、赤座さんですわよね」
あかり「あ、あぅぅ」
結衣「とりあえず、あっちいってみよう」
京子「こうしてる間にもさー」
京子「存在感奪われてるかもしれないぞー」
あかり「そ、そうだったよぉ!」 47 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 11:40:05.85
ID:wB7Z8A+90 ~5分後~
結衣「うわ、これって」
綾乃「な、なによこの不気味な森みたいなの」
千歳「すごいなぁ、これぇ」
京子「ゆ、結衣、もしかしてこれって」ひそ
結衣「う、うん」
結衣「たぶん生き霊は、あのイメージを借りたんだ」ひそ
京子・結衣「ちなつちゃんの紙芝居のイメージ!」がーんっ 49 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 11:45:48.28
ID:wB7Z8A+90 彡ィ / / / _. -}- |、 ヽ |∨ノ/ノ
/'|| { ∧- : | |: ハ ト、 | | ':ー '⌒ヽ、
、|| |∧'´| ヽ { | :j | / V ヽ |:. || Vハ ヽゝ
ヽ | j : | ヽ! \ |: / j/.ィチ丁ミjハ: ト:l | :, }リ
: :|| | ィチ丁ミヽ \{ヽ/ 〃 ノ ハ: }||l | イ}/
ヽ | |/:/、ノ ハ うーイ }' | j |
| ヽ:{\:ト { うーイ 乂(ノン j/ |
`Tl \ヾ 乂(ノン l''「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|:| {:ハ ::::::: ' | |
|ハ { {: `∧ , | |
| ヽ \: : ヽ `¨ ´ | |
| |、: :\ `: : : : > ,| | 都合により、映像はお見せできません
| | \:} : ヽ: : i ト、: jxィi` _. 彡 " ̄\
ヽ:| ノノV\:トj /::/ハ / ー‐= 、 ヽ
_. ''´:::::::{' } / `¨¨ヽ }ー‐'
/´::::::::::::::::::ヽ / ‐┐ }、_)
50 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 11:47:32.60
ID:wB7Z8A+90 ちなつ「うわー、これすごくグロテスクですねぇ」
あかり「・・・・・・」あぅあぅ
ちなつ「ん?どしたの、あかりちゃん」
あかり「な、なんでもないよぉ」
櫻子「あれー?」
向日葵「どうしたんですの?櫻子」
櫻子「あっちでなんか動いたよーな」 51 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 11:50:21.53
ID:wB7Z8A+90 千歳「なんも動いてへんよぉ?」
綾乃「見間違いじゃないの?」
櫻子「おっかしーなー」
りせ「・・・・・・」
あかり「え?気を付けて?」
ゆらぁ
ちなつ「ぎゃーーーーーっ!!!」
櫻子「やっぱり動いたー!」 53 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 11:55:17.85
ID:wB7Z8A+90 京子「で、でかっ!」
千歳「な、なんやの、この気持ち悪いの!?」
綾乃「誰かモザイクかけなさいよーっ!」
結衣「そんな場合じゃないよ!」
京子「に、逃げるぞー!」
櫻子「なんまんだぶ、なんまんだぶー」
向日葵「ほら、櫻子、早く!」
あかり「会長もいきましょう!」
りせ「・・・・・・!」 54 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 11:57:23.96
ID:wB7Z8A+90 京子「ひー、もう走れねー」
結衣「さすがに、ここまでは追って来ないか」
綾乃「あの森からは出て来れないとか?」
千歳「こっちの、のどかな風景には」
千歳「似合ってへんもんなぁ」
ちなつ「あれって生き霊がイメージしたのかなぁ」
ちなつ「センス悪すぎですぅ」
京子「・・・・・・」あぅあぅ
ちなつ「なにか?」
京子「な、なんでもないー」 55 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 12:00:12.69
ID:wB7Z8A+90 向日葵「あの、生き霊って」
向日葵「あそこの森の先にいるんですのよね」
櫻子「そっかー、あの化け物なんとかしないとー」
綾乃「先には進めないわね」
結衣「あかりも助けられないか」
あかり「あ、あかりのことはいいよぉ」
あかり「みんなが出れる方法だけ、考えよ?」
ちなつ「でも、あかりちゃん」 57 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 12:09:18.22
ID:wB7Z8A+90 結衣「そ、そんなこと言うなよ」
あかり「みんな死んじゃったら、意味ないよねぇ?」
結衣「・・・あ」
ちなつ「・・・・・・」
綾乃「・・・・・・」
千歳「・・・・・・」
京子「うぅぅぅ」
結衣「京子?」
京子「やだもん!4人で娯楽部だもん!」
京子「一人でもいなくなっちゃ、だめだもん!」
京子「わたし1人でも倒すからなー!」
あかり「きょ、京子ちゃん」 58 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 12:11:42.90
ID:wB7Z8A+90 綾乃「・・・まあ、歳納京子がやるっていうなら」
綾乃「仕方なくつき合ってあげる」
千歳「せやなぁ」
千歳「うちも綾乃ちゃんがやるゆうなら」
千歳「仕方ないなぁ」
向日葵「先輩達だけ、いかせる訳にいきませんわ」
櫻子「てゆーか」
櫻子「向日葵ばっか、いいカッコさせないから!」 59 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 12:14:27.58
ID:wB7Z8A+90 ちなつ「仕方ないから、わたしもいきますぅ」
結衣「・・・はぁ、ほんっと素直じゃないな」
結衣「こういうことだから、みんなでいこう」
京子「よっしゃー、いくぜー!」
京子「悪の生き霊をぶっ倒して」
京子「世界の平和を取り戻すんだー!」
りせ「・・・・・・」
あかり「な、泣いてなんかないですよぉ」 61 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 12:24:50.14
ID:wB7Z8A+90 千歳「せやけど、あの化け物は厄介やで?」
綾乃「なんとか振り切れないかしら」
結衣「さっきは森の外に逃げたからね」
???「困ってるようだな、お前達!」
京子「へ?」
綾乃「西垣先生ーっ!?」
千歳「いったい、どっから入ったん?」
西垣「校門で、変な空間の歪みを見つけてな」
西垣「好奇心を抑えきれなかった、みたいな?」きらーんっ 64 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 12:29:37.01
ID:wB7Z8A+90 千歳「でも、こっちから歪みは見えんかったで?」
西垣「じゃあ一方通行なんだろう」
西垣「どっちにしろ消えかかってたしな」
綾乃「消えかかってるのに、入って来たんですか?」
櫻子「物好きだなー」
西垣「科学には、探究心と爆発が必須だ」はっはっは
綾乃「・・・爆発は、なしにしましょうよ」 65 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 12:33:18.67
ID:wB7Z8A+90 りせ「・・・・・・」
西垣「ほう、森で化け物を見たか」
結衣「たぶん、生き霊のイメージだと思います」
西垣「ふむ」
西垣「生き霊がイメージを実体化出来るとなると」
西垣「赤座!」
あかり「は、はいっ!?」
西垣「お前にも出来るはずだ」
あかり「へ?」 67 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 12:38:41.42
ID:wB7Z8A+90 西垣「しかし、いきなり化け物をイメージするのも」
西垣「難しいかもなぁ」
結衣「あ、あかりが想像したら」
京子「ほわほわな化け物になりそうだー」
ちなつ「そ、想像出来過ぎて、笑っちゃいます」ぷぷっ
あかり「・・・・・・」がーんっ
西垣「うーむ」
京子「それなら、ミラクるんの出番じゃん!」
あかり「ミラクるん?」
京子「みんなを変身させて」
京子「化け物より、強くすればいいじゃん!」きらきら 68 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 12:45:29.82
ID:wB7Z8A+90 , ィ '~~~~''ヽ、
,ィ´ _,,.. ..,,_ ヽ、
,イ. ,x- 、. ,x- 、 ヘ,
,' { ● } ! ●.i ヘ
./. `''‐' `''''´ ',
.i /// /// i
.l. ,.-‐ 、 .l どうも、化け物でーす
.', .r `‐‐'' i l
.ヘ ヽ,,,, r;;i' .,'
ヘ. ゙'''" .;
ヘ /
`ヽ、,, ___,,,ィ'
|| `'''''´ ||
⊂ニノ xニ⊃
70 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 12:48:56.64
ID:wB7Z8A+90 西垣「いい考えかもしれんな」きりっ
綾乃「ほ、本当ですか?」
向日葵「あの、もしかしてまたコスプレを?///」
京子「向日葵ちゃん、大丈夫!」
京子「今度は、ほんとの変身だから!」
向日葵「な、なにが大丈夫なんですの!?」 71 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 12:52:21.94
ID:wB7Z8A+90 西垣「やってみるんだ、赤座」
西垣「変身したところを、イメージするんだ!」
あかり「そうは言ってもぉ」あぅぅ
あかり「・・・あ」
ちなつ「え?なに、あかりちゃん」
あかり「あかり、やってみますよぉ!」 73 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 12:57:03.36
ID:wB7Z8A+90 あかり「うぅぅぅぅぅ」
しゅわぁぁぁ
ちなつ「な、なにこれぇ!?」
京子「ちなつちゃんが、光に包まれたー!」
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
ちなつ「魔女っ娘ミラクるん!華麗に登場♪」
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
千歳「へ、変身したやん」
結衣「セリフも完璧だ!」
ちなつ「あれ?なんでわたし、セリフまで?」
櫻子「なんか、すっごく」
向日葵「あざといですわ」
ちなつ「なっ!?」がーんっ 74 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 12:59:23.18
ID:wB7Z8A+90 -<_ ―- 、 ̄ ̄ '' < ―-- 、 `丶、 |
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|^レ'l トr< // 〈ー ' /\ _|∧ あざとくなんか、ないです!
|ヒ_‐ぅ、」「 `ーr'|_//__〉
|ハ三|ィ/ 〃 ∧―‐ ヘ
∨ーr〃! |レ' / ', \ , -_┐
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| '´l}/ \ミー- 、 //
/| /|| \ ̄`` ー'Y
75 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 13:05:50.87
ID:wB7Z8A+90 西垣「この調子で、全員変身だ!」
あかり「はいっ!」
しゅわぁぁぁ
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
京子「魔女っ娘ミラクるん!華麗に登場♪」
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
結衣「わ、わたしまでミラクるん!?」
ちなつ「きゃー!」
ちなつ「結衣先輩とお揃いー♪」
結衣「そ、そういう問題じゃなくて」
ちなつ「わたし、嬉しいですー♪」
京子「・・・あ、あの、わたしもなんだけど」
あかり(きょ、京子ちゃん)うるっ 76 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 13:10:27.62
ID:wB7Z8A+90 綾乃「ま、またこの格好ーっ!?///」
向日葵「わ、わたくしもです///」
櫻子「おー、これ、ライバるんだー」
千歳「うちは、初めて着たわぁ」
京子「なるほどー」
京子「娯楽部ミラクるん、生徒会ライバるんかー」 78 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 13:16:18.48
ID:wB7Z8A+90 ちなつ「そうでもないみたいです」
京子「へ?」
結衣「あかりと会長、その格好って」
櫻子・向日葵「天使!?」
あかり「あ、あれぇ?」
あかり「みんなと同じにしたんだけどなぁ」あせあせ
京子「そ、そうか」
結衣「どうした?京子」
京子「目立ちたかったんだな?」しんみりっ
あかり「違うよぉ!」 80 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 13:26:45.07
ID:wB7Z8A+90 櫻子「しかも天使2人で、手を繋いでるー」
千歳「そういえば、ここ入った時からずっとやなぁ」
あかり「え?あ、すいませんっ!」
ぎゅっ
りせ「・・・・・・」
綾乃「会長は、なんて?」
西垣「ほどかないでくれ、だそうだ」
りせ「・・・・・・///」
あかり「あぅ///」
西垣「なるほど、手を繋いでいたからか」ぼそ
千歳「先生、なにかゆうたぁ?」
西垣「いや、なにも」 82 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 13:30:47.10
ID:wB7Z8A+90 綾乃「ってぇ!西垣先生、その格好ーっ!?」
千歳「真っ黒やけど、白衣やねぇ」
向日葵「マッドサイエンティストですの!?」
西垣「うーん、これはなかなか」
結衣「き、気に入ったとか?」
西垣「焦げ目が目立たなくて、いいな」きりっ
ちなつ「そこですかっ!?」 83 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 13:34:25.14
ID:wB7Z8A+90 京子「みんな変身したし、早速いくかー」
綾乃「ちょ、待ちなさいよ」
綾乃「これ、どう戦えばいいわけ?」
千歳「せやなぁ、教えてもらわんと」
京子「いやー、ミラクるんって」
京子「基本的に、杖で殴って戦うんだよねー」あははー
綾乃「魔女っ娘なのに、物理!?」がーんっ 85 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 13:39:25.05
ID:wB7Z8A+90 櫻子「とりあえず、叩いときゃいいのかー」
向日葵「誰かさんには、合ってますわね」
櫻子「そうそう・・・って、なんだとー!?」がるる
京子「あかりー、ハンマーモードの杖出してよー」
あかり「わかったよぉ」
しゅわぁぁぁ
京子「これこれー」
綾乃「こ、これって杖というより」
千歳「ただのハンマーやねぇ」たはは 89 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 14:03:40.35
ID:wB7Z8A+90 ちなつ「あかりちゃん達は、弓なんだね」
あかり「う、うん」
あかり「なんか、こうなっちゃったんだよぉ」
櫻子「確かに天使は弓って感じだよねー」
向日葵「センスあると思いますわ」
あかり「ほ、ほんとは」
あかり「ハンマーしか想像してないんだけどぉ」あせあせ
結衣「大丈夫だよ、あかり」
結衣「ちゃんと、目立ってるから」しんみりっ
あかり「だから、違うよぉ!」 90 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 14:07:56.12
ID:wB7Z8A+90 綾乃「あの、まさか西垣先生のって」
千歳「それって、爆弾やない?」
西垣「うむ、必須だろ?」きりっ
綾乃「近くで爆発とか、やめてくださいよ?」
千歳「気ぃつけてなぁ」
西垣「まあ、任せとけ」はっはっは
綾乃(ほ、ほんのこれっぽっちも)
千歳(信用でけへんなぁ) 91 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 14:11:45.65
ID:wB7Z8A+90 京子「よし、次は飛ぶぞー」
櫻子「へ?」
向日葵「いま、飛ぶって言いました?」
京子「だって、魔女っ娘じゃん!」
ふわっ
ちなつ「京子先輩が、浮いてるぅ!」
京子「ちなつちゃんも、やってみなよー」
ふわっ
ちなつ「や、やりました!」
櫻子「わたしも、わたしもー!」 92 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 14:17:21.15
ID:wB7Z8A+90 ~5分後~
京子「あかりと会長は、天使だから大丈夫だねー」
結衣「みんな、飛べるようになったな」
西垣「なるほど、飛ぶとはこういう感覚か」ふむふむ
向日葵(マ、マッドサイエンティストが)
櫻子(と、飛んでるー)
綾乃「ま、まだ少し不安定だけど」
京子「じゃー綾乃、手を繋いであげるよー」
にぎっ
綾乃「!?」どきーんっ
綾乃「ななな、なにやってんのよーっ!?///」
千歳「はっ!?」
すちゃっ 94 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 14:24:44.43
ID:wB7Z8A+90 *・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
京子『ほら、導いてあげる』
綾乃『まだ、ちょっと怖いの』
京子『大丈夫、わたしに身を任せて?』
綾乃『あ、飛んじゃう、飛んじゃうわーっ』
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
千歳「こんなとこでも、頂きましたぁ」つつーっ
結衣「ちょっと、千歳!?」 95 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 14:28:47.71
ID:wB7Z8A+90
/ / ノ 、 \ \
/ / { 、 \ \
/ / i |:. ハ ` ヽ
/ / | .ハ .: i 、 \
/ ノ | / ヽ {::ノ . __i \ ,\ )
i / ハ_ . -ー ´::.. ::. : ̄ `ー i ヘ ', \
| / ハ/ _\(:::::::::.∨::} // ヽi '., |ヽ ヽ
| / / z===ミx ヽ, /}ノ´_,,.. リ丶 '., } \i
| / / (ん' 入_ハ ソノ -=ミx 》 ',| `
|/ 〈 〈 乂 `Y´ソ ' ん'_人ハ i:| } 精神世界でも
/ i :. ヽ_ ,,..  ̄ . 乂 Yソ ./ /
/ ::.:::.. ::... 、_///// ┃  ̄ ∠ ..: .: / ええもんは、ええなぁ
丿ノ :::::::::::::::. \_ , ┃ ///// ノ::::::: ノ
ル { ..::::::::::::::::::.......ー´ rー、_ .┃ / ..\
i Y .::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ーっ /:::::. ` \
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V \〈 ヽ::::::| Y  ̄ ┃:::::::::::::∧::i Y
` / `く 「  ̄`i v
_,.-' \ 丶 ∧l 〆\
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/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::' ソ ( )::::i ( ソ ̄`
96 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 14:35:01.62
ID:wB7Z8A+90 京子「じゃあ改めて」
京子「化け物退治にレッツゴー!」
どぎゅーんっ
綾乃「ちょおぉぉぉ!待ちなさいよーっ!」
綾乃「・・・・・・!」
綾乃「・・・!」
ちなつ「はやっ!」
千歳「綾乃ちゃん、大丈夫かなぁ」
結衣「わたし達も、いこう」 97 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 14:48:41.53
ID:wB7Z8A+90 櫻子「ばひゅーん!腕がなるー!」
向日葵「あんまり張りきり過ぎないようにしなさい」
櫻子「わかってるよ、うるさいなー」
向日葵「ケガなんかしたら、承知しませんから///」
櫻子「あ、うん・・・ありがと」 98 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 14:55:55.26
ID:wB7Z8A+90 りせ「・・・・・・」
あかり「そうですねぇ」
あかり「羽で飛ぶのは、気持ちいいですよぉ」
りせ「・・・・・・///」
あかり「だ、大丈夫ですよぉ」
あかり「手を繋いでても、上手く飛べますっ///」 100 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 15:06:19.23
ID:wB7Z8A+90 結衣「よし着いた・・・って、あれ?」
ちなつ「もう倒してるみたいですね」
京子「おーい」
櫻子「すごーい」
櫻子「こんな大きかったの倒してるー」
結衣「ほんとすごいな、2人でやったの?」
綾乃「い、いえ、歳納京子が一人で」
千歳「歳納さん、やるやん!」
京子「なんとなく、ハンマー投げたら当たったー」
結衣「適当かよ!」 101 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 15:15:09.46
ID:wB7Z8A+90 向日葵「素晴らしいですわ、一撃でなんて」
京子「へっへっへー」
ぐわぁっ
千歳「歳納さん、綾乃ちゃん、後ろ!」
綾乃「は?」
ちなつ「別のがいます!」
りせ「・・・・・・!」
あかり「え、弓をですか?」
あかり「わかりましたぁ!」
ぎぎぎぎっ ばしゅーんっ
京子・綾乃「!?」
どっしーんっ
櫻子「た、倒したー!」 103 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 15:20:14.46
ID:wB7Z8A+90 京子「い、いま、すごい勢いで」
綾乃「なにか頭の上、飛んでったわよね」へたっ
結衣「2人とも大丈夫!?」
千歳「ケガとかはないみたいやなぁ」
櫻子「あかりちゃん、かっこいー」
櫻子「弓とか、ちょーすごいー」きらきら
あかり「へ?」
りせ「・・・・・・」
あかり「あ、あかりがやったんですかぁ?」
りせ「・・・・・・」こくこく
あかり「そんなぁ」
あかり「会長に言われたからですよぉ」あせあせ 104 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 15:28:56.98
ID:wB7Z8A+90 ~10分後~
向日葵「くらえ!ライバるん☆鈍器!」
どかっ
京子「おー、これで全部片付いたねー」
千歳「なんや、ノリノリやねぇ、古谷さん」
向日葵「!?」ぎくっ
向日葵「そ、そんなことはっ」
ちなつ「ううん、格好よかったよー」
櫻子「ぬぅ」めらめら
櫻子「てゆーか」
櫻子「向日葵なんか、おっぱいで殴ってればいいし!」
向日葵「なっ!?///」
どかっ
櫻子「ハ、ハンマーは、しゃれになんない」ぷしゅぅぅぅ
向日葵「・・・・・・」ふんっ 106 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 15:37:16.45
ID:wB7Z8A+90 . : : :⌒ヾー: :'⌒ : : .
. : :´:/::::::::ヽ:/::::::::\: : :\
/: : : ;斗≦三三三三三≧、: : :ヽ
.: : : : : 厶斗-─¬冖¬─-=ミ 、: : : .
/:/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ハ
{/: : : : : : : : : :{: : : : : : : : : : : : :ヽ: : : : : : :
/: : : : :/: : : /:∧: { : : : : : ト、: : : :ハ: : : : : }
,′: : : : : : ‐/L廴: : :、: : : : !_ ヽ}斗: } : }: : ;′
{: { : : : {: : :/ ≫=ミ、: :ト、:V r==≪∨: : : : ′
{:∧: : 小: :{〃トイ刈 ヽ{ ` トイ刈 》}:/: : {
. :{ {:、: : :ヽ{ 乂 ツ 乂 ツ // : : :}! 自業自得ですわ!
|! 从: : : :∧ /////// /イ : : ; 八
〉: :、 : : ヽ ′ /: :// ;ハ
. /: :{: :\ : :个: . ´ ` . イ/ィ : :' :/ ):
ミ 、{\ : \ノ : : 〕 -- 〔:/ : ノイ: ;厶イノ
> ミ:_:´-=人 人: : ´: :イ=≦、
/ __r─<` ミ 辷 彡'^弋:_:_;ノ ',
{ r┴=ミ 、 ヽ /: : :} }
、 r‐=ミ、 ∨、厶 -┐イ:Y ヽ ′
. ハY ⌒ヽ V | ′ Y {
′{ 人 レ ´ ̄´ . : : : : } 八
〈 人: : : : : `ヽ '、: : : : : : : : : : : :ノ 〉
107 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 15:42:37.00
ID:wB7Z8A+90 京子「そういえば、ちなつちゃん」
京子「なんか変な技、使ってなかったー?」
あかり「ミラクるんで見たことなかったねぇ」
ちなつ「エターナル・レインボーのことですかぁ?」
ちなつ「適当にやったら、出ましたっ」てへ
京子「そ、そんなんでいいのかー!?」
あかり「あかりに聞かないでよぉ!」
結衣「適当にハンマー投げたやつが、言うな」 108 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 15:47:49.73
ID:wB7Z8A+90 綾乃「先生は爆弾、気を付けてくださいよーっ!」
千歳「何回か巻き込まれかけたわぁ」
西垣「すまんすまん」はっはっは
結衣「というか、もう森の中心だよね」
京子「そろそろ、ラスボスのおでましかなー?」
りせ「・・・・・・」
あかり「えぇぇぇ?もういる?」
りせ「・・・・・・」
あかり「すぐ・・・そこ?」
ちなつ「あ!」
京子・結衣「いたーっ!」がーんっ 109 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 15:54:00.38
ID:wB7Z8A+90 あかり霊「さ、さっきからいたんだけどなぁ」
綾乃「さすがは赤座さんの生き霊ね」
千歳「存在感、ないわぁ」
あかり霊「えぇぇぇぇぇ!?」
あかり(い、生き霊に同情したくなるよぉ)あぅぅ
あかり霊「それにしても、おかしいなぁ」
あかり霊「とっくに本体の存在感」
あかり霊「なくなっててもいいはずだよねぇ」
西垣「!?」
西垣「そうか、なるほど」
西垣「これでわかったぞ」はっはっは 111 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 16:00:04.48
ID:wB7Z8A+90 綾乃「なにがわかったんです?」
西垣「おそらく、赤座の天使は松本のイメージ」
西垣「赤座を目立たせて、存在感を保ったのだ」
結衣「な、なるほど!」
ちなつ「弓撃った時も、目立ってましたぁ」
あかり霊「えぇぇぇぇぇ!?」
あかり霊「そんなの、ずるいよぉ!」ぷんぷん
京子「・・・お前はもう少し、敵として目立てー」
結衣「なんか調子狂うよな」
あかり霊「ひどいよぉ!」がーんっ 113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/07(土) 16:03:24.94 ID:RThephqo0
さすが、りせ天使長は格が違ったか 114 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 16:07:42.17
ID:wB7Z8A+90 あかり霊「ま、まあいいよぉ」
あかり霊「1人ずつかかってきなよぉ」
あかり霊「わたしに、かないっこないんだからぁ」
京子「え?みんなで攻撃するけど?」きょとん
あかり霊「ミラクるんは、正義の味方だよねぇ!?」がーんっ
京子「勝った方が正しい!」
千歳「勝てば官軍、やねぇ」
綾乃「今回ばかりは」
綾乃「遠慮はノンノン、ノートルダムねっ!」どーんっ
結衣「ぶふぉっ」
結衣「ノ、ノンノン、ノートルダム」ぷくくっ 116 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 16:14:02.34
ID:wB7Z8A+90 ~さらに5分後~
綾乃「くっ、こんなことって」
京子「みんなで攻撃したのにー」
向日葵「つ、強いですわ」
あかり霊「だ、だから言ったじゃん」
あかり霊「かなわないって、言ったよねぇ」どきどき ←ほんとは勝てると思ってなかった 117 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 16:19:45.77
ID:wB7Z8A+90 西垣「爆弾も効かないのは、まずいなぁ」はっはっは
千歳「もう笑ってる場合ちゃうよー」
櫻子「ど、どうしよー!?」
あかり霊「もうお終いだよねぇ」にやっ
結衣「他になんか手はないか?」
ちなつ「でも、この状態じゃあ」
りせ「・・・・・・」
あかり「え、まだ手があるんですかぁ?」 119 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 16:35:24.23
ID:wB7Z8A+90 あかり霊「むだなあがきだよぉ」
あかり霊「これ、言ってみたかったんだよねぇ」ふふん
りせ「・・・・・・」
あかり「そ、それを言うんですかぁ!?」
りせ「・・・・・・」
あかり「わ、わかりましたよぉ」
あかり「え、えんじぇるはんまーっ!///」
京子「・・・・・・」
ちなつ「・・・・・・」
結衣「は?」 120 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 16:38:25.56
ID:wB7Z8A+90 京子「エ、エンジェルハンマー?」
ちなつ「あかりちゃん、それはちょっと痛い」ふるふる
あかり「ひどいこと言ってるよねぇ!?」
ごごごごごっ
京子「な、なにこの音」
綾乃「なんか上から降りてくるけど?」
千歳「ほぇー、なんやえらく大きいなぁ」
櫻子「てゆーかー」
向日葵「大き過ぎですわよね、これ!」 122 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 16:43:20.89
ID:wB7Z8A+90 あかり霊「あの、ちょっと」
あかり霊「反則だよねぇ、これぇ!」がーんっ
ちなつ「さすがに生き霊に同情しますね」
結衣「限度ってものがあるよね」
あかり「あかりを見て言わないでよぉ!」
あかり霊「ま、まさか、それぇ」
あかり霊「振り降ろしたりしないよねぇ」 124 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 16:45:40.04
ID:wB7Z8A+90 / : : : : : : 〃i : : : / l : |l |: : : : : :.|\: : : | ‘; : : : : :∨: : : : : : : : :.
. //: : : : : : :″.!: : : ′l : |l |i: : : : : :|-‐ハ: ┼-∨: : : : }: : : : : : : : : :i
′ : : : : : : i| |.:_;斗匕: :|l |i: : : : : :| j: :i| }: : |!: :′: : : : : : : : :i
′: : :|: : : : :i|.才: : :{ ‘; :| 八: : : : リ ィ 二二≧x: :|∨: : : : : : : : : : :i
| |: : |i: : : : :| |二二≧ト{ ゝ- ┘ィ7⌒) ハ^ミV : : : : : : : : : : : :
| |: : |ハ : : : | 〃7⌒)ハミ ト J::::、 } /: : : : : : : : : : : : : ←たぶん、この人が出しました
トミ{八:_:_∧i{ ト J::、 } V(__ ソ /: : : : : : : : : : : : : :
/: ∧ V(_.ソ /////////: : : : : : : :/: : : : : : :
. /: /: ∧ /////, /////// ′: : : : : : /: : : : : : : :
i: /: : : ∧ /// | L:斗 匕/: : i| : : : : :
|/{: : : : :人 _ V: : : : : i| : : : : :
| ヽ:/} : /> . イ }: : : : : || : : : : :
/: /: : : : : ≧=- _ < }: : : : : }ト :_: : :
/: /}: : : : : /ニ三三7´ /: : : : :/三三ニ
厶イ/ : : : : /三三三{ /: : : : :/ 三三三
125 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 16:51:30.96
ID:wB7Z8A+90 あかり「ごめんねぇ」
あかり「あかりが、あなたを出したりしたから」
あかり霊「そ、そうだよぉ」
あかり霊「元は一緒なんだよぉ?」
あかり「あぅぅ」
京子「あ、あかりー!」
ちなつ「あかりちゃん!」 127 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 16:59:09.05
ID:wB7Z8A+90 あかり「でも」
あかり「あかりは消えないで戻るから、あっちの世界」
あかり霊「!?」
あかり「こうして手を繋いでくれたり」
あかり「心配してくれる人がいるんだよぉ!」
京子「あ、あかりー」きらきら
あかり「京子ちゃん」きらきら
京子「あのさ」
あかり「うん」
京子「なんか、主役みたいだぞー」
あかり「あかりは主役だよぉ!」がーんっ
結衣(な、なんかいろいろ)
ちなつ(台無しですね) 128 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 17:05:45.04
ID:wB7Z8A+90 あかり「き、気を取り直してっ」
りせ「・・・・・・」こくっ
あかり霊「あの、ちょっと」
あかり「ぱわー最大の最終奥義ぃ!」
あかり霊「え、ちょっと?」
あかり「天使の投げキッス!!!」
櫻子(て、天使の)
向日葵(投げキッスって言いました?)
ごぉぉぉぉぉ
あかり霊「ちょぉぉぉ!待ぁぁぁぁぁ!」
どっごぉぉぉぉぉん 130 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 17:12:02.76
ID:wB7Z8A+90 綾乃「ももも、森が吹き飛んじゃった」
結衣「て、天使の投げキッスって」
ちなつ「この破壊力に、ぜんぜん似合ってないよ」ふるふる
あかり「だから、あかりに言わないでぇ」わーんっ
綾乃「というか、結局最後も物理なのね」
西垣「当り前だ」
西垣「そして、物理の究極は爆発」
西垣「わたしの正しさが証明された訳だな」はっはっは
千歳「あかん」
千歳「こらまた、西垣先生、調子乗るわぁ」 131 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 17:17:55.49
ID:wB7Z8A+90 櫻子「あー」
櫻子「なんか出口みたいのでたー」
京子「よーし、戻ろうぜー」
あかり「あ、あのっ」
結衣「お礼なんていらないよ、あかり」
ちなつ「けっこう面白い体験でしたぁ」
綾乃「そうよね、普通じゃ出来ない体験よね」
千歳「歳納さんのコスプレ、また見れたしなぁ?」
綾乃「な、なに言ってんのよーっ!」 133 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 17:21:50.17
ID:wB7Z8A+90 向日葵「空を飛べたのは楽しかったですわ」
西垣「ふむ、空を飛ぶ実験も進めないとな」
京子「なによりさー」
京子「ミラクるんになれたなんて、最高じゃん!」きらーんっ
あかり「み、みんなぁ」
櫻子「てゆーか」
櫻子「お腹減ったから帰ろうよー」
結衣「いこっ、戻るよ、あかり」
りせ「・・・・・・」
あかり「う、うん!」
ぎゅんっ 134 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 17:27:21.13
ID:wB7Z8A+90 ~数日後 生徒会室~
綾乃「で、また爆発して理科室使用禁止と」
千歳「やっぱり調子乗ったんやねぇ」
西垣「まったく、校長もわからなくて困る」
千歳「また生徒会室に居座るん?」
西垣「1週間ほど、いる予定だ」きりっ
綾乃「ここは爆発なしですからね?」
西垣「努力はしよう」
綾乃「努力って」
千歳「・・・あんなぁ、西垣先生」
千歳「うち、気になることあるんやけど」 135 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 17:32:06.45
ID:wB7Z8A+90 千歳「正直なとこ、会長って何者なん?」
綾乃「あー、確かに」
綾乃「特にあの時の会長、普通じゃなかったわよね」
西垣「ふむ」
西垣「まあ、1つ言えるのは」
千歳「言えるのは?」
西垣「わたしの爆友?」きりっ
綾乃「そういうことじゃなくてーっ!」 136 :
◆1BrjSSUSHI 2012/04/07(土) 17:39:41.04
ID:wB7Z8A+90 西垣「まあそうだな、あと言えることは」
がらっ
りせ「・・・・・・」
あかり「はいっ、また後で迎えに来ますよぉ」
りせ「・・・・・・///」
あかり「だ、大丈夫ですっ」
あかり「きょきょ、今日のお泊り」
あかり「お母さんの許可とりましたよぉ///」
西垣「恋する女は強いってことじゃないか?」
千歳「なるほどなぁ」
綾乃「ま、今回はそれで納得してあげます」
綾乃「どーせ、誤魔化すんでしょうから」
西垣「わかってるじゃないか」はっはっは
END 137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/07(土) 17:40:13.01 ID:tjhyG6Ez0
乙 139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/07(土) 17:41:30.66 ID:07SmWOxkO
このカプが一番好きだよぉ…
乙でした 142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/07(土) 17:43:42.73 ID:RThephqo0
やはりあかりせは、天使と天使があわさり最強に見えるな
乙でした
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